ひろがるスカイ!プリキュア2〜ウバウダー星雲の黒き雲とスカイランドの晴れ渡るソラ達!〜ヒーローガールVS【全ての空を覆う者】無空の鳳凰スカイゼロ!!!〜 作:カイトGT
「ここなら大丈夫だ。...しかし、ソラよ。なんだあの不甲斐ない姿は。私はお前に青の護衛隊隊長のマントまで託したのだぞ?」
「うぅ...面目ありません」
「それにその隊長のマントはどうした? キュアスカイの時に装備してなかっただろう?」
「そんなはずは...あっ!」
確かに、今思い返せば私のマントはいつものマントでした。
隊長のマントではありません。
「...もしかして無くしたのか?」
シャララ隊長の視線が痛いです。
「...すみません」
「はぁ...。まあ今は非常事態だ。マントの一つや二つ気にしてはいられないだろう。とにかく状況を整理するぞ」
そう言われて隊長と状況を整理したのですが、とんでもない事になっている事に今になって気がつきました。
「まさか! スカイランドもあんダーク帝国もさっきのウバウダーとか言うのに襲われているのですか!?」
「ああ、と言うかソラ、元々お前はプリズム達の応援に向かっていたはずなんだが...、今までどこで何をしていた?」
「...なんかソラシド市のショッピングモールで眠っていたみたいです」
「...本当に眠っていただけか?」
「はい。それ以前のことは全く覚えてません」
シャララ隊長は「呆れたやつだ」と声には出しませんが言っているような顔をして私のことを見ているのでした。
〜
「とりあえず少し休んでソラが回復したらキュアプリズムを助けに行くぞ」
シャララ隊長の言葉に私は声を上げます。
「プリズムの...ましろさんの居場所を知っているのですか!?」
驚く私に彼女は微笑んでこう呟きました。
「ああ、どこにいるのかは分かっている。ただ私1人では助けられないのでな。先にソラを探していたと言うわけだ。プリンセスがソラの気配をソラシド市から感じるとおっしゃっていたのでな」
「...プリンセス。エルちゃんが」
私はその言葉に胸の中が熱くなるのを感じました。
「それに、この美しい空をいつまでもこのようなどんより雲にされていては気が滅入るとも仰っていたな。私も元青の護衛隊隊長としてその意見に賛同したと言うわけだ」
「はいっ! 早くこの暗雲をプリキュアの力で払い除けてあげましょう!」
私の元気に隊長は笑顔を見せる。
「ふっ、そうだな。ところでソラ。今から向かう場所についてお前に聞いておきたい事がある」
「そう言えばましろさんは何処に捕まっているんですか?」
私の言葉に隊長は静かにこう言いました。
「お前も通っていたと言う学校だ」
「私立ソラシド学園ですか!?」
私は懐かしい学校と言う名前に思わず声を上げるのでした。