PHASE01の投稿します。
PHASE01
遥か数万年先となる未来の地球、そこでは有機生命体はおろか、草の根が一本も生えていない機械だけの世界。
人類は事実上、死に絶えた。
自らが生み出したウィルスによって、総ての有機生命体と共に
だが、事実上というのはあくまで肉体的な意味である。
総ての有機生命体はウィルスに侵された肉の身体を捨て、意識と人格を機械の器へと移した。
最も、人間と云う生命体が滅んだ事実は決して揺るがないのだから。
人間の由縁は、その不完全性かつ、可能性を秘めた在り方故に人間たらしめている。
機械生命として新生した新人類、MR(モビルロイド)は地球再生の為に、数多の太陽系惑星を移動しては、技術を格段に発展させ、より高度な文明へと発展した。
だが、何処まで進歩しようと人の由縁たる争いの連鎖は機械であろうと、しがみついていた。
地球国家と宇宙国家との摩擦、宇宙金属生命体の襲来、どれだけ挙げてもキリがなかった。
MRはそれぞれ、ガンダムとスペーシアン(ジオニック、ジュピトリアン、OZ、レボリアン、ムーンレイス、ZAFT等)との種に別れている。
前者のガンダムは、機体の全身がガンダリウム系金属とサイコフレームで構築されている完全機会仕掛けの身体。
更にGNドライヴというGN粒子を放出する、高性能な半永久機関を基本的に搭載したMRであり、たった一体で、戦局をひっくり返す戦闘力を持っている。
勿論、それだけがガンダムの強さではない。
ガンダムは意志や人格を経験によって成長させればさせるほど進化する。
だが、ガンダムはその特性上、精製する金属や機関や身体の製造にも限りがある為個体数が100体はおろか、
50にも満たない。
一方、ガンダムと比べて差が圧倒的に歴然しているが、金属、機関、機体の製造コストは三分で百体の製造が可能で、その上倒しても倒しても、インテリジェントコアが残っている限り、すぐに復活してしまう。
極めつけが、ナノマシンによる、増殖・分裂を行い、数を増やし続ける性質の悪い連中である。
中にはガンダムに次ぐ戦闘力を持つ個体がいることから、なおのこと。
総合的に言わせれば、質のMRガンダムと量のMRスペーシアンの戦力はほぼ互角といった所だ。
ガンダムとは、灰の世界において、明確な意志と人格を持つ適合者を差す。
通常、MRの身体に意識を移す時に弊害が起こる。
それは、感情と記憶の喪失という致命的な欠点。
本来、意志と人格とは本人の感情が感じるままに得た経験、つまり記憶を取り込み、成長する事で、人格を形成し、意志が確立される。
たが例外的にもファイター型のMRという感情を残した変種が極稀に存在する。
元々MRは未知の部分が多い為、MRの基となったMSの生みの親である藤原華秋が亡くなっている為、真相は闇の中である。
Other Side end
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????Side
RPGゲームで云うレベルアップの原理と一緒に考えてもいい。
とは云え、所詮記憶は過程でしかなく、大して重要な事ではない。
今をどうするべきかに決まる。
どういたしまして、俺はこの灰の世界の観測者、【閲覧禁止】というものだ。
まあ、伏線のようなものは気にするな。
語り手ではない俺が此処にいるのは野暮用でね、ある奴を向かいに来たのさ、本来んならこうしてあんたらと話しをするのはタブーなんだけど、この世界が生まれた原因が何なのか知ってるだろう?
そう、あの911事件の歴史を変えた男がこの世界で転生してるって聞いて、【星の意志】が俺を派遣させたんだよ。
あの巫女どもが驚いた顔を見て愉快だったぜ。
最初、奴の顔を見て全身汗びっしょりだったからな~・・・・・・。
ありゃ化けモンだな、何処ぞの黄■の■やら、■銀の■なんか目じゃねえよ。
あの魂は、単純な強度だけでウンコマンを凌駕してるって、洒落になってねえよ。
コズミック変態のセリフを借りるなら、魂だけで流出位階に辿り着いているってな。
今は、魂に刻まれた業【■■■■】を封じて落ち着いてるがな。
流石は観測世界の元住人だな、つくづくあの世界の奴らは、一人残らず化け物だと思い知らされる。
その中でも、コイツは特別な化け物の中の化け物、怪物【モンスター】だ。
コイツはまだ不安要素が多く、拒絶反応を起こして精神崩壊させる危険性を含んでいた、最初期のMRのサイボーグ体を何の問題なく適合しやがった。
奴を始めとして5つの世界に関わる、あの13人の奴らが適合したなんて、これは何かの因果かねえ…。
おっと話が過ぎたな、そんじゃあ観客の皆さん、此度の舞台を御観覧あれってね、ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!
Side end
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主人公Side
「こちらエクシア、ヴェーダの奪還に成功した。
後は藤原華秋博士と息子の刹那の救助に移る。」
人としての肉体、記憶、感情を失い、鋼の器を纏う俺達ガンダムは、ある目的でジェネレーションシステム【ヴェーダ】の奪還及び、平行世界から来た二人の人間の救出を行うため、スペースシアンの基地を強襲していた。
2年前、この世界にやって来た彼等を誘拐・監禁し、あのガンダムを完成させてこの世界と向こう側を、自分達の都合のいい世界に造り変えようとしている。
悪いが、俺達の問題をあの世界に押し付ける訳には行かない。
そもそもこの世界は既に終わっている。
間違ってもあの世界を、この終わってしまった可能性に導いてはならない。
ふと後ろにいた仲間の一人である重装甲タイプのガンダム、ヴァーチェ話しかけてきた。
「エクシア、もう間もなく実験区画に入る。
俺はこのままハッキングを行い、最短ルートを割り出す。
中央区画に入るまでのその間に、塞いである邪魔な壁を破壊しろ!
」
俺達の参謀であるヴァーチェはヴェーダを経由してこの施設の最深部に潜る為の最短ルートを探している。
「分かった。俺とシャイニング、ドラゴン、アルトロン、エピオンは前衛を、バンシィ、ユニコーン、、フリーダム、は中衛、デュナメスとゼロ後衛をZとZZ、クロスボーンはヴァーチェのバックアップだ。」
エクシアは全員に指示を出し、腰部に固定していたGNブレイドとGNショートソードを取り出し、独楽を描きながら交叉して構える。
「分かったでぇエクシアはん!最短で一気につっこむわあ!!俺のこの手が光って唸るぅ!!お前を倒せと輝き叫ぶぅ!!」
シャイニングは、精神エネルギーを燃焼して右腕に込めた、必殺の一撃を構える。
「任してくれ、最初に俺達が突破口を開く!」
「行くぞ、ドラゴン!」
「おう!超級!!」
「覇王!!!」
「「電・影・だぁぁああああああん!!!!!」」
ドラゴンとアルトロンは互いの背を合わせ、物理法則を超えた、二重螺旋状の超高速回転を始める。
「今だ!!」
「やってください、シャイニングさん!!!」
「おう!やったるわぁ!!!ひぃいいっさぁつ!!!シャァアアアイニングゥ!!フィンガァアアアアアアー!!!!!」
ドラゴンとアルトロンの合図に応じたシャイニングは、右腕に込められたエネルギーの奔流、シャイニングフィンガーを螺旋の大砲玉を描いたアルトロンとドラゴンの超級覇王電影弾を押し飛ばすようにぶつける。
シャイニングフィンガーのエネルギーを加えた超級覇王電影弾は、総て打ち砕く破城槌ならぬ破天槌となる。
前方にいるMRの群壁を消し飛ばし、閉ざされた鋼の門を完膚なきまでに破壊した。
「二重奏!!大!!!爆!!!!発!!!!!!」
破壊された門の入口を守ろうとスペーシアンの敵MR達が群がる様に集まる。
「流石に数千万も相手をするのは骨が折れるが、あくまでも俺達のやるべき事はただ一つ!!」
「周りの敵は任せて!ゼロシステム起動!!」
エクシアは迫り来る敵を苦もなく切り裂きながら駆け抜けると、エピオンが縦横無尽に襲い掛かる敵MRを、左腕に携えたヒートロッドを鞭の如く、進軍を妨げる障害を振り払う。
「ミサイルの取りこぼしやファンネルタイプは私達が潰すから」
「私達を信じて進んで、エクシア!」
「「トランザム!始動!!!」」
バンシィとユニコーンは機体を赤色に発光させる。
迫り来る誘導兵器ファンネル、ビット、ドラグーン、ファングをマシンガンの様にビームマグナムで撃ちまくり、総て正確に撃ち墜としてゆく。
「この戦い、勝ちましょうエクシアさん」
フリーダムはGNウイング内蔵型バラエーナビームキャノン二門、腰部クスフィアスレールガン二門、GNルプス・ビームライフルを構え、上空から飛来する数百単位のミサイルを撃ち砕いてゆく。
「どいつもこいつも、狙い撃ってあげるから覚悟しなよ!!」
「御武運をエクシアお兄様。」
「「トランザム!始動!!」」
デュナメスとゼロは、上空を囲む新たに現れた敵MRをGNスナイパーライフルとGNツインバスターライフルで凪払い、また現れる敵を迎え撃つ。
「最短ルートは割り出した!俺が指定した道を行け!!」
「残りのメンバーはこのままのヴァーチェの護衛を続けて進む!」
「「「了解!」」」
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それから、10分が経ち、漸く俺達は目的の部屋に到達すると、クロスボーンがマニピュレーターからケーブルを取り出す。
五メートル厚もある扉に取り付けられた開閉端末の差し込み口に挿し入れると、端末が火花を散らして爆発した。
端末が掛けたロックが外れ、扉をあけると、
――首から上を除いて上半身の皮膚をはがされた――ボロボロの状態で倒れていた藤原刹那を発見した。
直ぐに救助して、GNアーマーサイドパックに積まれていた、生態再生用ナノマシンスプレーを彼の身体掛けると、皮を剥がされてた身体がみるみるうちに修復され、本来の姿にもどった。
「安心しろ、もう大丈夫だ。」
様態を確認する溜めに近づき、肉体のスキャニングを始める。
仲間がもう一人を探すが、肝心の華秋博士が居なかったようだ。
「Z、彼にまた生態治療ナノマシンを打ってくれ、ヴァーチェとZZ,クロスボーンは他の部屋に華秋博士が居ないか探してくれ。」
「了解した。
此方は三手に別れて探すぞ。」
「うん、任せて!ZZはこっちに行くから!!」
「ならば、此方はこの道を探す」
ヴァーチェ、ZZ、クロスボーンの三人は華秋博士の捜索の為、まだ通っていない通路へとそれぞれの道に向かった。
「エクシアさん、今彼が目を覚ましました。」
「そうか、今は引き続き治療を頼む。」
絶対に死ぬなよ藤原刹那、嘗ての■よ。
エクシアSidd out
刹那Side out
俺は幼い頃、7つ年下の双子の弟と妹を産んだすぐに母を亡くし、俺と父の二人で弟達を育てた。
父は研究者であったが故、よく仕事を見せては資料の整理を手伝ったりもした。
五歳の年になると、父さんは俺にある人を紹介してくれた。
後に俺の師となり、多くの出会い与える事になるその人こそ、あらゆる武術の頂点に立つ、彼に並び立つ者はいないと、世間を云わしめた男、その名を。
《東!方!!不!!!敗!!!!マスターアジア!!!!!》
父さんと師父は、幼い頃からの親友であり、共に武を競い合った仲だった。
たが父は雪山での修行の途中、師父に襲いかかった大雪崩を自分の身で守ったが、その後左腕と両脚、内臓の一部を失った為、義肢を移植をするが神経のダメージが大きかったの災いとなり、二度と戦えない身体とになってしまったため、武の道を閉ざされる事になった。
その後 父は研究者としての道に入り、若干十八歳でハーバード大学に留学し、工業系、マシーン工学、生体工学、サイボーグ工学関係の博士号を五年で取得する。
父は元々頭が良く、色々な分野に博識を持っていた。
それから十五年が経って、父は当時22にとなる、後の妻となった藤原清羅(ふじわら せいら)と結婚した。〔旧性:松平〕
二人は、お互いの何かに惹かれ合った故か、出逢って僅か半年で結婚した。
その二年後に俺は生まれた。
俺も父親の血を持っているが故か、身体能力が異常に高く、物覚えが良かった。
モノ造りが上手く、応用が利く便利なものを作っていた。
マスターアジアの修行と勉強を兼任してからしばらく、高校生時代を迎えると俺と父は、ある新しい分野の開発に検討していた。
安心かつ安全な工事業ができる、低価格の汎用型パワードスーツの基礎理論を立ち上げる為に。
試行錯誤を繰り返しながら、数多くの失敗や挫折をしてきた。
だがそれをよく癒してくれたのが、弟の和鷹や妹の阿須那の存在が大きかったからでもある。
環境に依って動力の取り換えや、稼働時間が長く、整備性が非常に高く、パーツの交換が直ぐに出来て尚且つ、超低価格のコストパフォーマンスに優れたマシーンの開発に着手した。
それが新世代型汎用パワードスーツ、後に”MS”と呼ばれるマシーン開発の始まりだった。
俺と父さんはMSと呼ばれる、主に宇宙開発、救助活動、資材運搬、資源採掘、建築工業用を主眼としたパワードスーツの開発に着手していた。
平均全長24メートルもの大型の巨体を誇るマシーン。
ここまで大型になったのは、災害や事故に置けるパイロットの安全を考慮した結果、このサイズに採用された。
最初に開発されたMS、ガンダムと量産目的で開発されたプロトタイプザクの実働試験、及び、低価格のコストパフォーマンスよるコンペの成功に依って、世界中から多くのスポンサーが寄せられた。
この時、サプライズとして弟達を連れて見せた時に驚いていた顔は面白かった。
特許が認められ、MSの名は瞬く間に広まり、集まってゆく資金はどんどん増えていった。
MSは極めて発展性が高く、各国からの受注が殺到していた。
経営の軌道は順調に乗り、父が幼い頃に実現したいと願っていた夢を叶えたいと言っていた。
それは、自然豊かな地球の再生。
父は文明の進歩に依って失われる自然を憂いていた。
そのことをよく、師父に愚痴を零していたのは懐かしい話だと笑っていた。
資金と資材は集め、漸く実現出来る軌道に差し掛かったその時だった。
突如、空から現れた謎の黒点が口を開き、其処から謎の機械で構築されたロボットが現れた。
和鷹と阿須那は幸いにも、学校の修学旅行に行った為に無事だった。
俺と父さんは抵抗したが増え続ける数の暴力に敗北し、奴らに黒点の中へ連れ去られ、其処から現れた見たことの無い施設に収容された。
その後、父は連中にあのMSの開発を強要されたが、拒否した。
見せしめに俺を拷問し、造るよう脅したのだ。
俺はソレを作るのを止めるよう、父に叫んだ。
だが、奴らは総ての世界の悪意とも云える方法で俺をダシにして、父にこう言った。
お前が完成させない限り、息子を死んだ方がマシな拷問を一生を受け続けると。
俺と父は離れ離れになり、俺は拷問室に入れられる。
そう・・・これが俺と父が、寝る事も気絶することも、死ぬことすら出来ない、地獄の二年間の始まりとは知る由もなかった。
「ぐがぁ!?ぐふあ!!ぶぉっ!!?うぅお!!!?ぎげぇっ!?あがぁああああああああああああ!!!!あぁ・・・あ・・・・。」
幾度も拷問を受け、鋼の拳を受け続け、切り刻まれ、骨を砕かれ、薬を打たれ続け、電流を流され、心臓が止まろうと強制的に蘇生させられ、寝る暇を与えず、気絶しようと鳩尾を杭に打たれて無理やり覚醒される、そんな二年間が続いていた。
当然、正気を何度も失い、何度発狂し続けたかも忘れ、地獄以上の地獄と云える苦悶の日々を過ごしていた。
とうとう二年が経過し、最早これまでかと思ったその時、頑丈に閉まっていた扉が開き、其処から奴らとは何処か違う、温かい光を放つ、蒼き鋼の戦士が俺の目の前に立っていた。
「ぐぅ!?俺は…一体?」
「安心しろ、もう大丈夫だ。」
その声を聴いて睡魔に襲われ、二年振りに眠りに着こうとした。
ん?何か身体の調子が軽い、今まで拷問されてたのが嘘のようだ。
あれだけのダメージがそう簡単に回復出来るはずがないのに、どうやって?
ふと、青い鋼のMSに似たマシーンが持っているスプレーを見た。
こいつらが、コレで俺の身体を元に戻して助けたのか?
「助けてくれた事には…礼を云う、だがお前達を信じた訳じゃない。」
「けれど、この逝かれた場所にはもう一秒も居たくない。そうだな?」
「ああ、そうだ。
話が分かる奴で助かったよ…っ!」
「もう喋っちゃ駄目だよ!
怪我が治ってもまだ体力が戻ってないの。」
「此処から…、地下十階下に、格納庫がある。
其処に…、父さんが…ぅっ…」
「気絶しただけみたいね…。」
「この程度でクタバル男ではないさ…、華秋博士は十階下に…か。」
再び眠りについた藤原刹那はぐったりと疲れ切ったように静かな寝息を奏でていた。
突然、左肩部装甲内部に取り付けていた量子通信端末から暗号化メールが入るの確認すると、ZZからの連絡だった。 今すぐ来て欲しいとの事、華秋博士ではないがそれを探す手掛かりを見つけたのだろう。
俺とZは、藤原刹那を運びながら合流場所へ向かうとウェイブライダー飛行形態へと変形し、藤原刹那をその上に乗せて向かった。
――――――――
着いた先は、地下十階下にある厳重なロックで施された、縦幅80メートル、横幅35メートル、厚さ18メートルもある巨大な格納ゲートが聳え立っていた。
俺はゲートの前に立っていたZZに近づいて、確認する事にした。
「ここに華秋博士が居るのか?」
「うん、バイオセンサーが生態反応を検知したから間違いないよ。」
「他のみんなも、すぐ落ち合うそうだよ、エクシアさん。」
Zは左腕に取り付けていた端末を操作して地上と地下内部に仲間と連絡していた。
「Z、この人がエクシアの…」
「その先は何も云うな。それよりも良くやったZZ。」
「うん、ありがとうエクシア。」
俺は二周り背の低いZZの頭を撫でる。
俺達MRは、味覚、嗅覚、触覚が存在しない。
俺がこうしているのは、俺の偽りない意志がそうしたいと云っているからだ。
そうしている内に漸く他の皆と合流すると、シャイニングが肩で息を吐いてぜえぜえとしながら、此方に話し掛けて来た。
「はぁ~…、すんまへん、エクシアはん…!
俺ら、ちょいとはしゃぎ過ぎて、GNドライヴのエネルギーがギリギリになって、余り残ってないねん。」
「「はあっ、はあっ、以下同文!」」
二人も一緒の様だ。
「こっちもゼロシステムの過剰使用で、稼働率が大分落ちてるから復帰には時間が掛かるわね。」
エピオンはゼロシステムの過剰使用の影響か頭を押さえたまま、座り込む。
「私とユニコーンも…、残ってる弾が…」
「ごめんなさい、HWSも使い切っちゃって、残ってるのはビームマグナムとサーベル、専用カートリッジが4つだけ。」
バンシィとユニコーンは武器、弾薬、エネルギーの残量を確認していると、かなり消耗しているのか首を振ってうなだれた。
「無理もないと思います。
あの規模は明らかにスペーシアン全軍の一割に匹敵する程でしたから、疲弊するのは仕方ないです。」
「わりぃ…、エネルギーも予備のコンデンサも空っぽになったから、回復には時間掛かるな。」
デュナメスは、背中に担いでいたトランザムを10分以上維持させる、GNランドセルコンデンサを降ろすと、GNスナイパーライフルを右肩に抱いて転がるように腰を落とした。
ゼロが何やらゲートを見て考える様に、顎に手を置いて、思い出す風に声を出す。
「確か、このゲートの先は格納庫がありますよね?
なら補給出来そうなものが有るかもしれません。」
確かにこの扉の奥には、あのガンダムを此処で造っている以上、補給線はある筈だ。
すると、フリーダムが近くの端末から何かを見つけたのか、俺に話し掛けてきた。
「エクシアさん、このゲートの先にあるすぐ手前の部屋に補給コンテナが置いてあるようです。
ここを突破したら、先に向かって下さい。
私達も後で追いますから。」
他の皆を見てみると、誰もが同じように頷き、さっさと行けと云わんばかりに視線を此方に集中させる。
「わかった、残り消耗のない俺達でこのゲートを破壊して華秋博士を救出する。」
俺、ヴァーチェ、Z、ZZ、クロスボーンは横一列に並び、持てる火力を一点に集中して穴を作り出す。
「GNアームズ起動!全兵装解放(オールウェポンロックオフ)!!発射(フルファイヤ)!!!」
「圧縮粒子、解放。
GNバズーカ、フルバースト!!」
「ハイメガランチャー、ファイナルチャージ!いってぇ!!」
「いっちゃえええ!!ハイメガキャノン!!!」
「GNカートリッジ、フルスロットル…、GNメガランチャー、シュート!!」
俺達5人の生み出しだ破壊の奔流が視界を妨げ、ゲートを飲み込んだ。
視界が戻ると、ゲートに穴が空いたの確認する。
穴の幅は七人が通れる程にポッカリ空いていた。