ルビコンわくわく傭兵ライフ   作:おーるどあっくす

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622としてTS転生して621と共にハウンズ入りした世界線

最近621がオルクスと引き離されがちなのでたまには彼女にも勝ち組になって貰いました


(TS注意)強化人間 C4-622√

「622…」

 

 

「お前に意味を与えてやる」

 

 

「仕事の時間だ」

 

 

 

 

 

 目が覚めるとそこは知らない天井だった。見回すとどうやら手術台に寝かされているらしい。よく分からない機械やチューブが見えた。

 もう少し広い範囲へ目を向ける。医者のような雰囲気の男、杖をついた壮年の男、車椅子に乗った少女が見える。

 

 

「気分はどうだ、622」

 

 622…俺の名前か?気分は…良くないな。頭が回らない。

 

『あな…た…は…?』

 

 俺の声掠れてるな…結構長く寝てたのか?

 

「俺はハンドラー・ウォルターだ」

 

 

 へぇーハンドラー・ウォルター…ハンドラー・ウォルター!?ごす!?

 俺が622ってことは…そっちの少女は621…?

 

 

「お前には621と共にハウンズとして行動して貰う」

 

 

 なるほど…俺はAC6に強化人間として転生した訳か。ウォルターに購入して貰えたのは幸運だったな…キツいミッションはあれど待遇は確約されている。何よりこのまま購入されていなかったら俺は「廃棄処分」されていただろう。

 

 ウォルターのためにもこれから頑張ろう。

 

 

「621はお前よりも身体機能の喪失が大きい。ルビコンへ向かう支度を手伝ってやれ」

 

 車椅子に乗っているように、621は体が不自由で感情も希薄なようだ。対する俺は流石に前世と比べると栄養が足りていないようだが、肉体的には万全といえる。

 

 621がパイロットスーツに着替えるのを手伝うのか…幼女の体を見るのは前世の記憶が咎めるが…とりあえず先に自分の着替えを……?

 

 

 

 

 

 鏡を見ると、そこには灰色の髪に澱んだ黒い瞳の幼女の姿が…

 

 

 

 

 

 …俺も女じゃねえか!?まさかのTS転生だった!

 声は掠れていたし、虚乳だったせいで気がつくのが遅れた。

 そりゃウォルターも躊躇いなく俺に任せるよな!

 

 

 意味が分からないが、とりあえず外見的には621の着替えを担当しても犯罪的な絵面にはならないな。先に自分の着替えを済ませ、621にもパイロットスーツを着せる。うぉ…でっか…ふっと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  [脳深部コーラル管理デバイスを起動]

  [強化人間 C4-621 C4-622 覚醒しました]

 

 

 ロケットに乗り込み、休眠状態に入った俺たちの意識が覚醒。ついに密航が始まるようだ。

 

〔ハウンズ 仕事の時間だ〕

 

〔突入カプセルの電源を落とす あとは合図を待て〕

 

 降下していくカプセルの中で指示を待つ。

 

〔今だ 起動しろ〕

 

 ウォルターの指示と共に逆噴射を開始、衛星砲からの狙撃で破損したカプセルから2機のAC…LOADER 4が飛び出す。俺の頭上でカプセルが爆散した。

 

 俺と621との距離が少しずつ離れていく。

 

 

  [ISB2262 惑星ルビコン3に着陸]

 

 

〔座標は…汚染市街とグリッド135〕

 

 俺は汚染市街に着陸。621とは狙撃の影響で逸れてしまったようだ。

 

〔621の方は誤差があるが許容範囲だ

 この先のカタパルトを使え それで帳尻が合う〕

 

〔621の到着予定座標を送る

 622は周辺の安全を確保しろ〕

 

『了解』

 

  

  [メインシステム 戦闘モード起動]

 

 

 指定された座標は崖の上。アサルトブーストで登ると2脚MTが4機待ち構えていた。

 

「AC!?一体どこから…」

「所属不明 独立傭兵!?応戦しろ!」

 

〔解放戦線の武装ゲリラか

 排除しろ 機体の動作確認にもなる〕

 

 マルチロックはせず、段差の上のMTに4連装ミサイルを発射、1番手前のMTをチャージしたブレードで一閃。ミサイルで倒しきれなかったMTをアサルトライフルで射撃。

 

 これで残りは2機。アサルトライフルで1機、冷却の終わったブレードで最後の1機を仕留めた。

 

 

〔手際が良いな 621が到着するまで待機しておけ〕

 

 アサルトライフルをリロードし、リペアキットで着陸時のダメージを修復しておく。

 

 

 

〔見えるか 621

 お前にはあの汚染市街に降下してもらう

 カタパルトにアクセスしろ〕

 

 621がカタパルト前に到着したようだ。もうすぐ合流できるだろう。

 

 

〔行くぞ 621〕

 

 遠くから光が近づいてくる。燃焼型ジェネレータの噴射炎だ。

 

 

〔この惑星でコーラルを手にすれば

 お前たちのような 脳を焼かれた独立傭兵でも

 人生を買い戻すだけの大金を得られるはずだ〕

 

 ウォルターが俺たちの今後について語りかける。

 

 程なくして621が俺の前に到着した。

 

 

〔仕事を続けるぞ

 ACの残骸を漁り 生きている傭兵ライセンスを探せ

 密航者には身分証が必要だ〕

 

 この汚染市街ウォルターの要件を満たすライセンスは「レイヴン」だけだ。俺はモンキー・ゴードになるのか?

 

〔ACの残骸反応をいくつか検出した

 マーカー地点を巡れ〕 

 

『了解 行こうか、621』

 

 

 

 621と共にMTを退けながらライセンスを巡る。

 盾持ちMTの近くには失効済みのトーマス・カーク、ルビコプターの攻撃を受けた道には企業所属のG7ハークラー。

 

 汎用兵器やMT達に囲まれた場所にはモンキー・ゴードが…?

 

 これ、モンキー・ゴードの機体じゃないな。シュナイダーとエルカノのフレームで構成されたAC…?

 

 イレギュラーな展開の為、一応621を下がらせて俺が1人でアクセスする。

 

〔このライセンスはどうだ〕

 

〔登録番号 Rb45 傭兵ランク圏内 識別名は…〕

 

 

ーーーーーーーーーー

ライセンスコード:ルクス

-----------

登録番号:Rb23

識別名:ルクス

ランク:--/F

 

所属:独立

 

・ライセンス失効まであと6日

ーーーーーーーーーー

 

 

〔「ルクス」これで1つ目だ〕

 

 知らない傭兵だ。まるで俺の為に用意されたようだな。

 

〔もうひとつ反応を検出した

 マーカー情報を送る 当たってみろ〕

 

 

 

 垂直射出式カタパルトを使い、目的地まで移動。

 

〔あれだ あの残骸にアクセスしろ〕

 

 621がナイトフォールの残骸にアクセスを開始。俺はルビコプターが飛来してくる方角を向いて迎撃準備。

 

 

〔登録番号 Rb23 傭兵ランク圏内 識別名は…むっ!?〕

 

 ヘリのライトによって俺たちが照らされる。

 

〔やはり目を付けられていたか

 封鎖機構とやり合うのは本意ではないが

 構わん 迎撃しろ

 今ならお前たちが特定されることはない〕

 

『了解』

 

 機関銃を回避しながらミサイルと共にアサルトブーストで接近し、ブレードで2連撃。621も俺の真似をするかのようにブレードで攻撃。

 

〔効いているぞ 畳みかけていけ〕

 

 ウォルターの指示通り、アサルトライフルとミサイルで追撃。

 ブレードでスタッガーを取った場合、再び動き出すまでにブレードのクールタイムは間に合う。動き出そうとするヘリを621とブレードで追撃した。

 

 近接ブーストでENを使い果たしてしまったため、一度地上に降りて回復。ヘリも距離を取ったため仕切り直しだ。

 

 

〔爆撃は上昇で回避しろ 地上では巻き込まれるぞ〕

 

 初期ブースターは地味ながらアサルトブーストの推力と燃費に優れている。ロケットポットを回避するなら普通に上昇するよりもアサルトブーストで間合いを詰めながらの回避が有効…!?

 

 EN管理をしくじり、アサルトブーストが中断。空中で棒立ちになった俺に、ミサイルと機関銃が放たれ、スタッガーしてしまった。

 

 更なる追撃は621がヘリをスタッガーさせたことで避けられたが、彼女が居なければ危なかっただろう。ゲームのようにはいかないな…

 

『悪い…助かった』

 

 

 621に感謝しつつリペアキットを使用し、戦闘を再開。ブレードを軸に、冷却中は無理せずミサイルとアサルトライフルで衝撃を維持していく。ヘリの真下に陣取ればほとんどの攻撃は当たらない。

 

 

〔目当てのものはすでに手に入った

 ハウンズ あとはそいつを落とせ〕

 

 621のブレードでスタッガーしたため、俺も追撃を加える。冷却の終わった621のブレードが、武装ヘリにトドメを刺した。

 

 

〔惑星封鎖機構SG 大型武装ヘリの撃墜を確認した

 ハウンズ 今日の仕事は終わりだ〕

 

〔手に入れたライセンスの識別名を伝える〕

 

〔「レイヴン」〕

 

〔どちらのライセンスを使うかは話し合っておけ〕

 

 

「ほしいほう、あげるね」

 

 好きな方を選ばせてくれるようだが、レイヴンの名は俺には重い。

 

『ありがとう、じゃあルクスにしておくよ』

 

 なんとなくしっくりくるようで、どこか物足りない名前だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[登録番号Rb23 識別名レイヴンによる認証を確認]

[安否不明状態を解除 ユーザー権限を復旧します]

[傭兵支援システム「オールマインド」へようこそ]

[レイヴン 貴方の帰還を歓迎します]

 

 

 見慣れたガレージで前回の記憶を取り戻したわたしは、今回と前回までの密航に大きな違いがあることに気が付く。

 

 オルクスの不在とC4-622の存在だ。

 

 622の戦闘能力はオルクスには到底及ばないけれど、立ち回りには近いものを感じる。

 わたしを導こうとする態度や1つ1つの発言が妙に重なる。

 

 決定的な情報は何もないけれど、わたしは彼女がオルクスであると確信している。

 

 

「2人とも 認証は通ったようだな

 621 お前には十分な経験がある

 この惑星にもすぐ適応するだろう」

 

「622はまだ未熟だ 手助けしてやってくれ」

 

 

 何故彼があんな姿になっているのかは分からないが、彼女がオルクスである以上わたしの意志は変わらない。

 

 今度こそ彼女()を守ってみせる。




◯C4-622/ルクス(オルクス)
オスじゃないオルクスなのでルクス、3秒で考えた
灰髪マグロ目つるぺた美少女
俺っ娘は別に性癖という訳ではないが1人称変えたらそれはもう別人な気がしたので続投
本編のオルクスどころか同じ4世代のイグアスより弱い要介護系ヒロイン

◯C4-621
未熟なオルクスを助ける…ううっ…素晴らしい響きだ…
なんで分かるんだよ…嗅覚でも備わったか?
例え姿が変わっても君を見つけだして愛する系主人公
同じハウンズならずっと一緒に居られるね


このままじゃイケメンな621にオルクスくんもといルクスちゃんがメスにされてしまう…

今後文字色とか使う可能性があるかもなので聞きたいのですが、ハーメルンは

  • 白背景で利用している
  • 黒背景(夜間モード)で利用している
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