ルビコンわくわく傭兵ライフ   作:おーるどあっくす

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◯前回までのあらすじ
ボサボサ灰髪マグロジト目つるぺたくそざこ俺っ娘ロリ強化人間C4-622(積載超過)に転生したルクスは、大分アレな操縦技術に苦しみながらも原作知識といまいち役に立たない転生特典を駆使してルビコンを生き抜いて…生き抜いていけるかコレ?

要するにウォルターをほどほどに曇らせつつ621に介護されていくお話


強化人間C4-622√4

 さてさて、役立たずどもの安いおまけとしてダムを襲撃した俺は、621の意向でまさかのストライダー護衛に出撃することに。

 この時点で用意出来る爆発武器を買い込んで、ひんひん泣きながら*1ルビコニアンデスパンジャン(ヘリアンサス)から逃げ回り大豊のバズーカを撃ってなんとか勝利。技研のガラクタを片付けた実績を以て、壁越えに参加出来るようになったのであった。

 

 壁越え目前ということで遂に「中等傭兵支援プログラム2:逆関節」が解放。念願のレーザーハンドガンを手に入れ、転生特典の150ジェネレータが真の力を発揮できるようになった。メランダーコアに皿頭のせいで見た目が終わってるけど!

 ありがとうオールマインド!お前こそ完璧で究極の傭兵支援システムだ!それはそうと垂直4連ミサイルは壁越え前に欲しかったな!

 

 という訳で、俺は本格的に621に寄生して実績を得る情けないくそざこロリ猟犬(中身は男子大学生)まで堕ちることになった。

 621の後ろに隠れて逃げ回り、垂直プラミサをばら撒きながらレザハンダブルトリガーでちくちくするだけの簡単なお仕事。

 情けなさすぎて泣きそう。というか泣いた。この身体涙腺までくそざこなのか…

 

 きっとウォルターは俺のことを情緒不安定で手がかかる癖に戦闘では役に立たない駄犬と思っていることだろう…ごすずんはそんなこと言わない!(解釈違い)

 

「…ぶりーふぃんぐ、はじまるよ」

 

『わn…分かった』

 

 犬になってる場合じゃないな。仕事だ、切り替えていこう。

 

 

 

 

 

「アーキバス本社から直々の依頼だ。企業たちが「壁越え」と呼んでいる作戦…その協力要請になる」

 

 

 ─────────

ヴェスパー第2隊長スネイルです

これより作戦内容を伝達します

私が立案した作戦行動に臨めること

光栄に思いなさい

 

ルビコン解放戦線が拠点化した交易上の要衝

通称「壁」を攻略します

敵は多数の砲台とMT部隊により

防衛ラインを形成している

まずはそれを突破し壁上に到達しなさい

そこに配備された重装機動砲台「ジャガーノート」

の撃破が依頼の達成条件です

 

本作戦においては我がヴェスパーの

第4隊長も別ルートで侵攻しますが

先走り壁越えを果たそうとしたベイラム部隊は

ものの見事に壊滅しています

せいぜい犬死にしないように気を付けることです

 ─────────

 

 

 これが生スネイルか…こちらを下に見ているのが見え透いていて中々腹が立つな。いや、俺とスネイルだったら圧倒的にスネイルの方が強いんだが。多分手も足も出ずに再教育センター送りにされてエロ同人みたいな目に遭わされてしまう。やっぱりアーキバスってクソだわ。

 …ウォルターと621の為にも、コーラル集積地到達までにアーキバスへの対処は考えておかないとな。

 

 兎にも角にも今は壁越えだ。今後のことは生き残ってから考えないと。いのちだいじに、困った時の621でいこう。無様だなぁ…

 

 

 

 

 

〔ルビコン解放戦線の防衛拠点、通称「壁」を落とす。621、622、お前の価値を示してこい〕

 

 …ウォルターの期待には応えたい。せっかく武装を新調したのだから、今度こそ活躍してみせる。

 

〔ミッション開始だ、まずは友軍アーキバス部隊の露払いを行う。街区への侵攻を阻むガトリング砲台とその先のBAWS四脚MTを排除しろ。壁上からの砲撃が激しい、遮蔽を上手く使え〕

 

 ジャガーノートからの攻撃を避けるためまずはアサルトブーストで突撃、敵に捕捉されるより早く市街地の壁の前にある溝に隠れて射線を切る。

 

「企業ども…何度来ようともこの「壁」は越えられんぞ…!「コーラルよ ルビコンと共にあれ」!」

 

 621が周囲のMTをショットガンと蹴りで蹴散らし安全確保してくれている内に垂直プラズマミサイルをマルチロックで発射。遮蔽物越しにガトリング砲台を破壊する。やっぱり垂直プラミサ最高!

 

〔ガトリング砲台の破壊を確認、街区の制圧は友軍MT部隊が行う。621、622、目標四脚MTの排除に移れ〕

「こっちからいこう、ついてきて」

『分かった』

 

 はい。621によるバトルログ誘導のお時間です。砲撃を防げる建物の裏という安全なルートへ案内しつつ俺のバトルログを消化とは…完全に介護されているな…

 

「敵襲!街区に侵入されているぞ!」

「たったの2機だと…? アーキバスめ…舐めた真似を!」

 

 621は少なくとも3度周回しているみたいだが、彼女にとって俺はどういう存在なのかは気になる所だ。前回も一緒に猟犬やってたのか、いきなり生えてきた知らん後輩なのか。態度的に嫌われてはいないと思うけど…足手纏いとか思われてたら泣く。いや、普通に俺は足手纏いだったわ。泣いた。

 

〔…大丈夫か、622?バイタルが乱れているが…〕

『…問題ない』

 

 マジでこの身体…!仕事中に泣いてんじゃねーよ!ウォルターに心配かけちゃったじゃん!

 

 4脚MTの残骸が転がる街区でバトルログ持ちMTと交戦。レーザーハンドガンならばMTの撃破もらくらくちん…何でもないです。なんでよりにもよってTS転生なんだ…失った息子を思い出してまた泣きそう。

 ルクスは 心配させまいと なみだを こらえた!

 621の身体が大豊でえっちなのに興奮出来ない自分が虚し…いや、ガチガチのロリに興奮したら普通にアウトだわ。女で良かった…!

 

 …目標の4脚MTへ向かう前にキャノンヘッドの残骸…ヴォルタへ手を合わせておく。俺がチート転生者だったら、彼も助けられたのだろうか。

 

 

 

 

 

「「灰かぶりて 我らあり」!死ね!独立傭兵!」

 

 4脚MTと戦闘開始。前衛でショットガンをぶち込む621がリロードをしているタイミングでレーザーハンドガンを連射して休む隙を与えず追い詰める。こいつの背負ってる大量のバズーカを喰らえばスタッガーはほぼ確定。いつアラートが鳴っても対応できるように警戒は怠らないようにしないと。

 

「企業の…狗め…」

 

 結局バズーカが俺の方を向くことはなく、621のパルスブレードが敵機を貫いて戦闘は終了した。

 

〔BAWS四脚MTの排除を確認、街区における脅威は大きく減少した。次は隔壁内部にアクセスしろ。「壁」内部に侵入する〕

 

 垂直射出カタパルトを使って隔壁まで上昇。621がアクセスしている間の手慰みとして近くの砲台を破壊しておく。

 

 

 

〔内部への侵入を確認した。閉所での戦闘に備えておけ〕

 

 壁内部まで突入されることは想定していないのか、外に比べれば警備は手薄だ。ジャガーノートにはすぐ辿り着けるだろう。

 

「聞こえるか、こちらV.IVラスティ。速いな…どうやら話に聞くよりできるらしい。こちらもスピードを上げていく」

 

 レーザーハンドガンでMTをぺちぺち撃っている所にラスティからの通信が入った。これが生ラスティ(通信)…やっぱり良い声だなぁ…!

 

〔ヴェスパー部隊の番号付きか。だが、ここはベイラム部隊も退けた「壁」だ。当てにはするな〕

 

 隔壁を通って次のエリアに突入。621と共に残りを片付ける。金ならあるとはいえ、報酬が多いにこしたことはないし安全確保も大事だからな。

 

「敵襲!増援は回せるか!?」

「こちらもやられている!」

 

〔周辺にリフトがあるはずだ。目標は近い〕

 

 ウォルターの指示通りリフトに乗って上昇。もうすぐジャガーノート戦だ。この震えは武者震いだと自分に言い聞かせる。

 

〔621、622、補給シェルパを手配した。確認しろ〕

 

ウォルターからのお弁当こと補給シェルパで損傷を誤魔化し、弾薬を補充しておく。621はほぼ無傷か…やっぱりすごいな…

 

 俺の準備が済んだことを確認して621が隔壁にアクセス。隔壁が開くのを待ちながら深呼吸で息を整える。ひっひっふーという奴だ。この身体が妊娠できるかは置いておいて、流石に自分の子供を産む覚悟はまだない。人の子など孕みto night…よし、しょーもないこと考えてたお陰で緊張はほぐれたな!

 

 …開き始めた隔壁の向こう側にACが降り立つ。獣のような曲線を持つ鳥のように細い脚部が印象的な青い機体…スティールヘイズだ。

 

「君達がレイヴンにルクスか…あのハンドラー・ウォルターの子飼いらしいな」

 

 ラスティがこちらに向けていた視線を前に向けると、その方向から爆発と共にジャガーノートが飛び出してきた。

 

「これも巡り合わせだ、ともに壁越えといこうじゃないか」

 

 

 

 

 

 …これ、駄目かもしれない。流石は男もメス堕ちさせる男と呼ばれていたほどのイケメンだ。今の俺には劇薬過ぎる。

 

「来るぞ、轢かれるなよ」

 

 忠告を聞いて我に返り、621とは反対側にクイックブースト。俺はジャガーノートよりラスティに惹かれそうだよ!

 

「重装機動砲台ジャガーノート、正面から攻めるのは得策じゃない。スティールヘイズのスピードで攪乱する、君達は背後から叩いてくれ」

 

 …戦闘に集中しよう。突進後の隙だらけなジャガーノートへ621が物凄い勢いでショットガンと蹴りを叩き込んでスタッガー。近接武器を振り回す621とラスティへの誤射に気を付けながらレーザーハンドガンのチャージによるバースト射撃を繰り返す。

 

「見せてくれる…流石はウォルターの猟犬達だ」

 

 スタッガーから回復し再び突進でこちらの集中放火から逃れようとするジャガーノートへ俺のプラズマミサイルによる追撃が降り注ぐ中、621とラスティが敵機を翻弄。瞬く間に2度目のスタッガーに追い込まれたジャガーノートをレーザースライサーが切り刻んでいく。

 スネイルからの通信が入るまでもなくジャガーノートはその機能を停止した。俺いらなくね?

 

〔ジャガーノートの撃破を確認。621、622、「壁越え」は成功だ 〕

 

「猟犬の戦い、見せてもらった。残党の掃除はこちらでやっておく、縁があればまた会おう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 無事足手纏いにならずに壁越えを完遂し帰投した俺たちの元へ、例のメッセージが届いた。早速聞いてみよう。

 

 

 ─────────

ともに戦った縁だ、ひとつ伝えておこう

「壁越え」でアーキバスは…

 

君達を捨て駒にするつもりだった

独立傭兵には露払いだけさせ

私たちヴェスパー部隊で制圧する計画だったのさ

 

だが…「壁」は落ちた

上の連中も君達の名を覚える気になるだろう

 

…この私と同じようにね

 ─────────

 

 

『…621』

「どうしたの?」

『ラスティ、かっこいいね』

「…は?」

 

*1
この様子が621の庇護欲とウォルターの罪悪感を加速させる




  次回ネタバレ
・ルクス、ラスティに屈する
・ルクス、怪しい宗教にハマる(621視点)
・621、パルブレをパイルに変更
・姉を名乗る不審波形、顕現

今後文字色とか使う可能性があるかもなので聞きたいのですが、ハーメルンは

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