ルビコンわくわく傭兵ライフ   作:おーるどあっくす

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邪神像アセン、死す───!(迫真)
元々高くはなかった供給ですが一気に動き辛くなりましたね…正直軽2も中2も重2もナンニデモ大豊コアになるくらいならこれで良いと思います

あと個性が薄かったのでユーザー名変えました
ご迷惑おかけします…


強化人間C4-622√6

《あなたたちは…?》

 

 真っ暗になった視界の先で、紅い光が瞬いている。つまり…

 

《第4世代、旧型の強化人間…あなたたちには、私の「交信」が届いているのですね》

 

 せ、セーフ…!何とか生きてる…!

 

《私は、ルビコニアンのエア》

 

 ひとまず俺も、エアとは交信が出来た。

 

《目覚めてください。あなたの自己意識が…コーラルの流れに散逸する、その前に》

 

 後はバルテウスと戦って、生き残るだけだ。そう考えながら、エアがその光を増す中で再び意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[強化人間 C4-622 生体反応を確認]

[オートパイロットを解除 ハンドラーへの通信を接…]

 

 システム音声で俺は目を覚ます。きっと621も同じだろう。気分は…正直あまり良くない。頭はくらくら、身体はふわふわとしていまいち覚束無い。それでも…

 

《レイヴン、ルクス、敵性機体の接近を確認しました》

 

 俺達の目の前にフラフープのような輪っかを持つ機体…バルテウスが飛来。ガシャリと音を立てながら背部ユニットを展開する。

 

《あなたたちの脳波と同期し…「交信」でサポートします》

 

 やるべき事ははっきりしている。生きて、ウォルターの元に帰るのだ。

 

 

 

《メインシステム 戦闘モード 再起動》

 

 戦闘開始と同時に621がアサルトブーストで突撃。ミサイル発射のため無防備な構えを取っていたバルテウスへショットガン斉射からのアサルトアーマー展開で怒涛の連撃を叩き込んでいく。

 

《敵機について調べました。惑星封鎖機構の無人機体バルテウス。ダメージを与えるには、展開しているパルスアーマーを剥がす必要があります》

 

「わかった、エアはそのままルクスをたすけてあげて」

 

 完全に要介護ヒロイン扱い…いやヒロインすら烏滸がましいか。まぁ周回してるならエアの言う事は分かってる筈だしクソ雑魚な俺を介護させるのは正しいか。

 

 アサルトアーマーによって掻き消されずに済んだバルテウスのミサイルが俺と621の両方に迫るが、本来の半分以下の量ならば回避は容易だ。通常ブーストで振り切ってからレーザーハンドガンで反撃を仕掛ける。

 …分かってたけどアーマー削りおっそ。そっちは621に任せるしかないか。

 

《パルスアーマー消失。今です、ルクス》

『了解…!』

 

 パルスアーマーさえ無くなればレーザーの本領発揮だ。150ジェネレーターによって出力の引き上げられたレーザーハンドガンのチャージ射撃がバルテウスの装甲を貫いていく。マッハでハチの巣にしてやんよ!

 

《通信回線は一時的に切断しています。あなたたちは致死量に近いコーラルを浴びた直後。今は、戦うことだけに集中してください》

 

 当然、スタッガーに陥ったバルテウスを追い詰めるのは俺だけではない。621のパイルバンカーがその胴体を突き上げ、アサルトアーマー対策として即座に離脱。

 

《この波形は…!?危険です、距離を!》

 

 なんとかチャージパイルを耐え切ってパルスアーマーを再展開したバルテウスはブーストを吹かして急速離脱。それを逃すまいと621が追いかけていく。

 

《大量の熱源反応…ルクス、回避を》

 

 バルテウスは俺がミサイルの回避に集中している隙に621を対処するつもりのようだがガトリング、ショットガン、グレネードという構成では621を振り払い切れないだろう。

 

 通常ブーストとクイックブーストで弾幕を切り抜け、振り切れなかったミサイルは無理せずシールドで受け止める。

 621の対処に夢中なバルテウスの背後へ回り込んで安全にじわじわとアーマーを削らせて貰おう。

 

《パルスアーマー再度消失。敵機、ダメージ限界に向かっています》

 

 エアの声と同時に飛び出した621のパイルが、バルテウスを貫く。

 

《…敵機システムダウン、完全停止です》

 

 戦闘終了…今回もこれといって621の役に立っては居ないが、足手纏いにもなってはいないだろう。及第点くらいは欲しいところだ。

 

 

 

《…レイヴン、ルクス。あなたたちには休息が必要です》

 

 でもエアちゃん休ませてくれないじゃん…この後RaDにカチコミでしょ?

 

《それから…》

 

 視界の向こうで爆発が起こる。この一瞬でベイエリアが消し飛んだ。

 

《あなたが巻き込まれたコーラルの逆流。あれは…予兆に過ぎません》

 

 爆風によって雨雲が吹き飛ばされた空から夜明けが見える。

 

《ルビコンを焼き払う・・・ この炎と嵐の》

 

 まるで、物語の始まりを告げるかのように…*1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 帰還後ウォルターから心配されながらもゆっくり休むこと数日。すっかり回復した俺たちはウォルターに呼び出された。ウォッチポイント襲撃の成果が出たようだ。

 

「…これは ある友人から提供された観測映像だ」

 

「見ろ、621、622。逆流から引き起こされたコーラルの局所爆発、その拡散には一定の指向性がある。向かう先は…アーレア海を越え対岸に位置する「中央氷原」」

 

「コーラルには、鳥や魚の群知能にも似た集まろうとする特性がある。分かるか…?中央氷原のどこかに、大量のコーラルが眠っているということだ」

 

「頭の中で妙な声が聞こえる、ということだったな。その手の症状は、旧世代型強化人間にはよくあることだ。先の逆流に巻き込まれた影響もあるだろう…気にするな」

 

 とは言われてもなぁ…ここでエアの事を伝えておかないと結局原作通りの展開になってしまいそうだ。俺には物語の展開をぶち壊せるほどの強さがないし。とはいえ俺がエアの正体を知る要素はないし…

 

《…レイヴン、ルクス。今回のコーラル局所爆発により、ベリウス地方北西ベイエリアが消失しています》

 

《…ですが、それすらもかつての「アイビスの火」とは比較にならないほど小規模なものです》

 

《あなたたちにお願いがあります。集積コーラルに到達するまで、あなたたちとの交信を続けさせてほしいのです》

 

《コーラルを巡るこの戦いがどこに向かうのか、私は見届けなければならない。ひとりのルビコニアンとして》

 

 …今から始めればウォルターとエアが話し合える機会だってあるかもしれない、よな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…ウォルター、聞きたいことがあるんだけど』

 

 恐らく野暮用の為にデータを整理しているのであろうウォルターに声をかける。パパに脳内彼女を紹介するRTA、はっじまっるよー!もちろんチャートなんてものはないです。

 

「どうした、622?」

『…幻聴って、封鎖機構の特務機体について調べたりACのシステムに干渉して通信を切断出来るものなの?』

「それは…」

『俺と621が2人とも同じ幻聴が聞こえているなんておかしいと思うんだけど…』

 

 とりあえず素朴な疑問でペースを握ろう。ウォルターを困らせた後はノリでなんとかする。

 

「…お前たちが聞いている声は、同じものなのか?」

『うん。ルビコニアンのエアって名乗ってた。621が俺を手伝うように指示したらそれに反応して助けてくれたよ』

 

 今更だけど621呼べば良かったな!課題レポートとか後回しにするのがクセになってるせいでいざ動き出すと全部ノープランで突っ走るのなんとかしなきゃ!

 

「それは…確かに幻聴として片付けるには…」

『声はコーラルを浴びて聞こえるようになったから…コーラルの意志、なんじゃないかと思う』

「Cパルス変異波形…本当に生じていたのか…?」

 

 よし…なんとかCパルス変異波形の話題は引き摺り出せたな…!

 

「…その声は、お前たちに危害を与えるものではないんだな?」

『うん、俺たちのことを助けてもらったよ』

「…そうか」

 

 さて、問題はこの後どう来るのかだが…

 

「622、俺はこれからしばらく野暮用で外す。中央氷原に向かう件については企業に情報を売ってパトロンが付いてからだ。戻るまでの指示を出す」

『………』

「グリッド086に居る俺の友人…カーラの元へ向かえ。エアといったか…その声について俺達も、お前たちももっと知るべきだ」

『…ありがとう、ウォルター』

 

 ウォルターも整理する時間が必要なのだろう。少なくとも、対話の機会に一歩近づいた筈だ。

 

 

 

 

 

 所で、めちゃくちゃ独断で話進めたけど621とエアにどう説明しよう…少なくとも周回してるのがほぼ確実な621からしたら怪し過ぎないか…?

 

*1
ドヤ顔モノローグ




投稿者は曇らせが好きですが、ウォルターとエアを両立したご都合主義なハッピーエンドが書きたい、そんな日もあります

今後文字色とか使う可能性があるかもなので聞きたいのですが、ハーメルンは

  • 白背景で利用している
  • 黒背景(夜間モード)で利用している
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