壁越えをまとめて終わらせたいという考えもあります
ACfAは土日で買われてて悲しい…
ハードを全クリして立派なリンクスになってから他の店を探します
〔アクス、壁街区にアーキバスの部隊を確認しました。敵戦力はMT部隊とアーキバスが雇用した独立傭兵…レイヴンです〕
ついにこの時が来たか。出撃の準備を…
〔物量重視のベイラムと比べてもMT部隊はそこまで多くないみたいだけど…いつも通り、独立傭兵をぶつけて消耗させるアーキバスの方針かな?ヴェスパーはまだ来ないと思うけれど気をつけてね〕
ちゃんと企業の特徴と方針を覚えてて偉い!と言いたい所だけど見通しは甘すぎかな。スネイルはそのほうが有用だと判断すれば平気で番号付きも使い捨てるからな…メーテルリンクとか。原作知識のある俺が言っても説得力はないが、不測の事態を予測していこう。
『了解した、出撃する』
さぁ、壁越えの主役である621との交戦だ。気張っていくぞ…!
壁内部の隔壁が開き、そこから街区へ出撃する。マップを見るに621も作戦領域に到着したばかりといった所か。
「これよりアーキバスMT部隊及び独立傭兵レイヴンの迎撃を開始します。同志の4脚MT3機と連携して片付けていきましょう」
ゲームと同じ展開ならば、アーキバスMT部隊は621がガトリング砲台と4脚MTを片付けるまで攻めては来ない…というよりも攻め込む前にほぼ壊滅する。壁の防衛戦力強すぎだろ。
ガトリング砲台近くのビルの陰に姿を隠して621を待ち構えていれば、あっという間に彼女はこちらまでやってきた。機体は無傷、壁上からの攻撃も彼女相手には意味をなさなかったようだな。
〔独立傭兵レイヴンを確認、あなたと同じヴォルタに勝利している相手だから気をつけて!〕
同じヴォルタに勝利でも、実力で勝ってる621と数で嬲り殺した俺じゃ話は変わるよな…厳しい戦いになるのは確実だ。砲台を破壊するため背後に回り込んだ621の背中にバズーカを撃ち込んで先制攻撃を仕掛ける。
「…!?オルクス…!」
『アクスです…とりあえずこれで背中に傷を付け合った仲だな、独立傭兵レイヴン』
「おそろい…じゃなくて、あれはじこだから…!」
『しつこく追い回しておいて事故はないだろう…まぁ、今回は逃げたりするつもりはない。始めようか』
「ッ…!どうしてこうなっちゃうの…!」
まずはナパームを発射して621から足場を奪い、武器を持ち替えてライフルでの射撃戦を開始。621はガトリング砲台、壁上からの砲撃、俺に包囲されてかなり動き辛そうにしている。
621の機体は重ショットガン2丁に芭蕉パルブレ、スタンニードルランチャーという余りにも殺意が高過ぎる誉を捨てた(本人にその気はないのだろうが)武装構成。近づかれれば終わりにも関わらず、腕以外はC-2000に加えてALULAという構成も相まって俺の機体はブースト速度ですら劣っている。
だからこそ、味方の力も借りて自由を奪いながらやられる前にやるしかない。
包囲される状況は避けたいとジャガーノートと反対側の市街地へ駆け込む621を追って、退路を塞ぐようにナパームを発射。
「「灰かぶりて 我らあり」!死ね!独立傭兵!」
路地に入った621へ出会い頭に九連バズーカが撃ち込まれてスタッガー。すかさず俺もバズーカで追い討ちを仕掛ける。
〔独立傭兵レイヴンの包囲を確認!チャンスです!〕
市街地に配置された4脚MTは本編同様中央奥に1機、市街地右側に1機、市街地左側に1機…つまりどこへ逃げても4脚MTと俺に挟まれる構図になる訳だ。
621は先に4脚MTから片付けるつもりらしい。張り付いてショットガンを撃ち込んだことで瞬く間に4脚MTのAPが削られていく。とんでもない火力だ…
『今残りの4脚MT2機も向かっている!なんとか持ち堪えてくれ!』
「ああ…ここで終わる訳にはいかない!」
俺たちが唯一勝っている数の有利だけは失う訳にはいかない。誤射しないように丁寧に狙って両腕のライフルで横槍を入れ、4脚MTを621から庇う。こういう時にブーストキックが使えれば攻撃を中断させられるのに…!
〔街区防衛部隊に報告します!裏手にもACが…!〕
「チッ…もう一匹も来たか…!」
〔速い…!敵機、凄まじい速度で防衛部隊を撃破していきます…裏手の方は戦力が足りていません!この特徴は確か…スティールヘイズ?だっけ?〕
ラスティも動き出したか…!こんなことを言ってる場合じゃないのは分かってるが、そこでスティールヘイズがちゃんと出てくるのは成長を感じるな…偉いぞソフィー。
「アクス!俺は大丈夫だ!街区の方に向かってくれ!」
『2人がかりでこのザマだぞ…大丈夫な訳無いだろ…!』
ただでさえ彼は消耗しているんだ。囲んで叩かない限り勝ち目はない。621は引き撃ちしか出来ない俺には目もくれず、4脚MTを仕留めにかかる。これ以上の被弾は…!
「…やらせない!」
「ッ…!」
横からの狙撃により621の機体が攻撃を強制中断、展開されていたパルスブレードの刀身が消失する。
「来てくれたか…!」
横槍を入れたのはレーザーブレード装備4脚MTのスナイパーキャノン。もう1機の9連バズーカ装備型も到着してくれたようだ。
「ここは私達が引き受ける!アクスは裏手を任せた!」
…彼らが621に勝てるとは思えない。とはいえ4脚MT3機の中に俺が混じった所で邪魔なだけだ。
『…分かったよ』
「「「「ルビコンよ コーラルと共にあれ」!」」」
『…「ルビコンよ コーラルと共にあれ」』
…ここは彼らに任せ、アサルトブーストでこの場を離れる。彼らの献身に報いる為にも、ラスティをここで食い止めなくてはならない。
「企業の…狗め…!」
俺が到着した時、ラスティはちょうどレーザースライサーでMTを切り伏せた所だった。
「…解放戦線のACか」
〔V.IVラスティ…ACスティールヘイズ、来るよ!速度による撹乱と手数に優れる実弾兵器には注意して!〕
ソフィー…本当に頑張ったんだな。
〔半年に満たない短期でヴェスパー上位に抜擢された第8世代強化人間…凄まじい経歴だね…〕
『…そこまで言わなくていいよ』
さっきソフィーが言ってくれたように、スティールヘイズの武装は手数に優れた回避の難しい武装が揃っている。芭蕉はEN防御に欠けるため、レーザースライサーの直撃だけは避けなければならないのだが、壁の裏手には建物も砲台も手薄だ。これまでのように地形を利用しての戦闘が出来ない以上、厳しい戦いになるだろう。
レーザースライサーをランセツRFに持ち替えたラスティは一直線にこちらへ接近。ランセツRFを装備しているのはこちらも同じだ。バーストハンドガンの間合いに入らないように引き撃ちを仕掛けて確実にAPを削っていくが…
〔速い…!しかも射撃が読まれてる…!?〕
流石というべきか、ラスティはBAWS製品のクセを知り尽くしているようだ。発射レートに難がある俺の両手武器では速さについていけていない。また、追いつかれたら終わる以上足が止まるバズーカは軽率に使えず、空戦特化のナハトライアーにナパームランチャーも有効とは言い難い。それなら…
「…ッ!見せてくれる…!」
ランセツRFのチャージを開始してから、チャージされていない弾丸を発射。ゲームではチャージが短過ぎて出来ないランセツの半チャージ運用だが、俺自身が機体を直接操縦するならばその辺りも融通が効く。ARは引き続きフルオートで垂れ流しつつ、時々トリガーを離して感覚を狂わせていこう。地形を利用出来ないならば小手先の技術で出し抜くまでだ。
「聞こえるか、こちらV.IVラスティ。速いな…どうやら話に聞くよりできるらしい。こちらもスピードを上げていく」
〔…街区4脚MT全滅、独立傭兵レイヴンが壁内部に侵入しました〕
そうか…621は皆を退けたのか…
…彼らについて考えるのは後だ。621が壁内部に突入した以上もはや壁の防衛は絶望的、今の俺に出来るのは1人でも多く生かす為にラスティを食い止めること…!
〔アクス、もう一機のジャガーノートの整備が終わったって!こっちに来てくれるみたい!〕
増援か…!これなら防戦一方の現状は打破出来そうだな…!
「手強いな…解放戦線にこれほどのAC乗りがいたとは…」
そうは言いつつも余裕そうな姿勢を崩さないラスティは、先程俺が見せた半チャージランセツRFを交えてくる…分かっていたことだが容赦ないな…!フェイントを交えた射撃戦を逃げ回ることで対処し、増援を待ちながら攻勢を凌ぐ。
「増援部隊到着した!これよりヴェスパーの番号付きを排除する!」
「レイヴン、敵の増援がこちらの敵ACと合流した。悪いが…壁上のジャガーノートは君に任せるぞ!」
ジャガーノート率いるMT部隊が到着。反転攻勢といこう。
ジャガーノートの背面に回り込んでレーザースライサーを展開したラスティへバズーカを放って妨害。回避はされたが、すかさずランセツで追い討ちをかける。
「何を考えているんだ…!俺は…俺は見たんだ!」
そういえば「映像記録:敵機との通信試行」はジャガーノートから獲得出来るんだったか。彼の気持ちは分からないこともないが不用意にラスティの身分が露呈するような真似をすると…!
「帥叔のファイルを俺は…」
明確にジャガーノートへ狙いを絞ったラスティを食い止めるため、なんとか彼の機体の背を追いかけていく。
『…届けッ!』
バズーカをウェポンハンガーから持ち替えて構え、FCS任せに狙って放つ。間に合うか…!?
「なぜこんなことを…!」
〔そんな…ジャガーノートがこんなに早く…!?〕
あぁクソ…俺は結局何も守れていないし…何も変えられていない…!レーザースライサーは装甲の手薄な部分を的確に斬り刻み、その一手でジャガーノートを撃破する。
…リスクを少しでも減らすため、恐らくラスティはここにいる部隊を生かすつもりはないのだろう。それでも…!
『これ以上…お前に仲間をやらせてたまるか…!』
レーザースライサーを振り抜いた所に遅れて着弾したバズーカで動きを止めたスティールヘイズへナパームを投射し、ライフルを構えながら突っ込む。
「気配が変わったが…まだ軽い。背負っていない…いや、背負えていないと言うべきか」
いくらスティールヘイズが素早くとも至近距離なら外しはしない。ハンドガンの弾はランセツARで受け止め、攻撃を続ける。
〔…アクス、壁は落ちました〕
『そうか…』
空になったランセツを投げ捨て、拳を構える。こうなるんだったら腕はマインドαに変えないで芭蕉のままにしておくべきだったか…?いや、ラスティを殺す訳にはいかないしこれでちょうど良い。
『ここは俺が殿を引き受ける、総員撤退してくれ』
まぁ良い。当初の目的通り、1人でも多く生かしてみせる。俺という異物がいるのだから、それぐらいの仕事はしないとな。
〔ジャガーノートの撃破を確認。「壁越え」 は成功だ、621〕
煙を上げて動きを止めたジャガーノートの前で、わたしは立ち尽くす。
「単騎でのジャガーノート撃破、見せてもらった。残党の掃除はこちらでやっておく。縁があれば、今度は機体を並べられることを祈ろう」
ラスティの通信からして、オルクスはまだラスティと戦っているのだと思う。本当は今すぐ助けに行きたいのに、それは許されない。
オルクスがルビコン解放戦線として汚染都市に現れてから、全てがおかしくなった。
いつもわたしを助けてくれたオルクスが、今回はわたしに敵意を向けてくる。
…大丈夫、これからはルビコン解放戦線からの仕事も回ってくる。それをこなしていけば、またオルクスとは仲良くなれるはず…
まずは、捕虜の救出だ。
◯アクス
この後味方を逃したあとラスティがスタッガーした隙に離脱した
「声と袂を分かちし者よ…」
(次回より抜粋)
オルクスに蔑称を付けたい(他に案があれば活動報告にコメント頂けると助かります)
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オルクズ
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オルカス