ルビコンわくわく傭兵ライフ   作:おーるどあっくす

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本日1話目、2話目はG8√2

今回HCはお休みです

執行少尉オルクスの欲しいものリスト
◯ルビコン探索用のAC
◯観測データ:変異波形反応
・文書データ:ドルマヤンの随想録(4)
◯文書データ:ドルマヤンの随想録(5)
・文書データ:ナガイ教授の口述筆記(1)
・文書データ:ナガイ教授の口述筆記(4)
・IA-C01G:AORTA



執行少尉オルクス√3

 いやぁ…流石に621は強いわ…慣れない装備かつ手加減したとはいえあそこまで追い込まれるとは…

 

 というか普通にW重ショットガン持ってたし多分2周目以降だよな…イアが撤退を許してくれて良かった。

 エンゲブレド坑道の襲撃へ増援に向かった執行隊員はシステムから「続行」の指示が出たせいで撤退が出来ず、帰らぬ人になってしまったからな…

 

 …なんで撤退させてくれたんだ?相手はライセンス的には一応優先排除対象のレイヴンだぞ?と、撤退中にイアに聞いてみた所、

 

[システムは続行と判断しましたが

 私が貴方へ指示権限を行使しました

 優先排除対象とは別のレイヴンを相手に試作HCと

 それを扱える執行官を失うことは非合理的です]

 

 とのことだ。イアには監視AIとして監視対象である俺に限ってはシステム以上の命令権限を持っている。それを行使してくれたらしい。

 システムよりも人命を重視してくれるのはデレなのでは?なんて思えたら良かったが…まぁ発言的に俺も備品扱いだろうな。

 

 

 そんな感じでウォッチポイント・デルタで621との戦闘から生き残った俺は休暇を使って洋上都市ザイレムを訪れている。

 

 というのも、中央氷原へ進出した企業に対してついに封鎖機構が本格的に動き出したのだ。

 現在HCはここまでの戦闘データを元に調整、改良中であり、俺は出撃出来ない状態にある。突然任務が入る心配もない為、封鎖機構説得の材料を探すにはちょうど良い。

 

 

 

[霧が濃いですね ECMの影響でしょうか]

 

 と、いう訳でやってきました洋上都市ザイレム。ウォッチポイント・デルタの花火と並んでルビコン屈指のデートスポット(オルクス調べ)だな。当然、俺の監視担当であるイアも居る。

 

[ここを調査する為にACを購入したのですか?]

 

『ああ、気になることがあってな』

 

 

 そう、ついにACが届いたのだ!傭兵ライセンスが無いから揃えるのは大変だった…

 

 

【挿絵表示】

 

 

 この機体を使う時はお忍び旅行のようなものなので、機体名はアンダーカバー1。一推しポイントはスキャン待機時間と距離に優れる頭部だ…ザイレムはスキャン使えないけど。

 

 まぁ、あくまで探査用って感じのACだから戦闘は想定していない。雑魚散らしさえ出来れば十分だ。

 

 今回の目的は軽コーラルジェネレータ。本当ならドルマヤンの随想録4も欲しいが、これはザイレムで拾えるというよりドルマヤンを倒さないといけないんだよな…

 

[ビーコン?

 何者かがここを調査していたのでしょうか?]

 

 ウォルターの友人のドローンが落としていったビーコンがあるようだ。621と鉢合わせる前に撤退しよう。

 

 コーラルジェネレータのあるコンテナの位置は覚えている。爆弾を抱えて特攻してくる兵器をライフルで撃ち落とし、翼のようなレーザーブレードを持つ兵器はブレードで迎撃。楕円形の建物の上に置かれたコンテナから目的の物を回収した。

 

[これは…コーラルによる内燃ジェネレータ…

 この軽さでこれほどの出力を…!?]

 

 イアが動揺するほどのものなのか…まぁどう考えてもヤバいものだからな…この感じなら説得の材料としても使えそうだな。

 

[コーラルが真空で急激に増殖する性質を利用しているようですが…まさかこれほどとは…]

 

 

『回収は出来た、帰投しようか…』

 

[待って下さい 敵性反応]

 

 

 

 霧の向こうから機影が接近。ECMのせいで発見が遅れたか。

 

「「灰かぶりて 我らあり」

 ルビコンの脅威よ ここで朽ちるがいい」

 

 霧をブレードで斬り払いながら現れたのはBAWSの旧型フレームで構成されたAC、アストヒク。

 

[ルビコン解放戦線総司令

 「帥父」サム・ドルマヤンです]

 

 キカクブースターの近接推力を乗せて振りかぶったブレードを跳躍して回避。どうしてドルマヤンがここに!?

 

 

 俺がHCに乗っているならば迎撃して随想録を奪いたい所だが、現在俺が乗っているのは探査用AC。ある程度OSチューニングは施しているが、武装は最低限で、物を拾えるように右腕も開けている。

 

 対するアストヒクはランセツRFに射撃適正を必要としないナパームランチャーとハンドミサイル、パルスブレード装備という芭蕉フレームを最大限に活かしたガチアセン。俺がHCに乗っていてもちゃんと戦いになるだろう相手だ。

 

 

[現在の装備で勝てる相手ではありません…

 ここは撤退を…!]

 

 イアも焦っているらしい。なんか最近感情豊かだな?

 

 

 ナパームで逃走経路を塞ぎ、ブレードによって距離を詰めてくるドルマヤン。ゲリラ戦が得意なドルマヤンにとってフィールドが有利過ぎる…!

 

 逆関節の跳躍力で炎上する地面を飛び越えそのままビルに登る。距離を取れば今度はミサイルか。遮蔽はない…クイックブーストで回避。

 

 

「ルビコンの脅威 封鎖機構の走狗よ

 おそらくお前は…あの声を見るのだろう

 かつて私がそうだったように」

 

 変異波形…エアの声は確かに聞こえていた。恐らくコーラルの井戸に転落したことが原因だろう。ドルマヤンが俺に攻撃を仕掛ける理由はなんだ?裏切り者の排除…あるいはコーラルリリースの火種を未然に阻止するつもりか?

 

 ビルの隙間を縫いながらアサルトブーストで撤退している最中、突然ビルの影からドルマヤンが現れる。

 

[オルクス 回避を!]

 

 間に合わない…!チャージされたブレードによる突撃をターミナルアーマーで受け止める。リペアキットを2つ使用してAPを万全の状態へ。

 生き残りはしたが、状況は変わらない。防戦一方でザイレムの内側へ追い込まれている。

 

 

 

《レイヴン あれが最後の制御装置のようで…

 待って下さい AC2機が戦闘中…!?》

 

 その声は…621まで来たのか!?

 

「…お前もまたルビコンの脅威」

 

 ドルマヤンは俺よりも621を警戒しているのか、ターゲットを切り替える。

 

《「帥父」サム・ドルマヤン!?レイヴン 応戦を!》

 

 

「ルビコンの脅威達よ 我々の警句には続きがある」

 

 

  「コーラルよ ルビコンと共にあれ」

 

  「コーラルよ ルビコンの内にあれ」

 

  「その賽は 投げるべからず」

 

 

「…コーラルを解き放ってはならん

 そこを越えれば 人間世界の悲惨が待つ…」

 

 

 

 621は真の警句を唱えるドルマヤンを相手に渡りあい、追い詰めていく。俺も621に当たらないように気をつけながらランセツRFでドルマヤンを攻撃。

 

「セリア…臆病な私を…許してくれ…」

 

 スタッガーしたアストヒクに対して2人同時にパルスブレードで斬りかかり、ドルマヤンを撃破した。

 

 

 

「あなたは…?」

 

 621に俺の立場を問われる。流石に執行少尉のオルクスだとは言えないよな…ここで敵対したら本当に死ぬ。

 

『ルビコニアンのアクスです

 助けて頂きありがとうございます』

 

『自分は…その、ルビコン解放戦線の脱走兵なので

 帥父は裏切り者を始末しに来たのかと…』

 

 嘘はついてないな、うん。

 

『現在は情報屋的なことをしたり

 技研の遺産を売って食い繋いでいます』

 

 自分の身分(嘘)を伝え、レイヴンがECMを停止する前にその場を立ち去る。

 

 生きてて良かった…




ドルマヤンが暴れ過ぎたのでWデート編は次回に持ち越しです
ごめんなさい

◯イア
オルクスの監視を担当しているが本業はHC試作機搭載のAI
HC試作機を扱える人間が長らくいなかったので、自分の意味を必要とされている今の状況は好ましく思っている
オルクスを助けられたことには感謝しているため、ザイレムの侵入者はドルマヤンのみ、オルクスが排除したとしてルビコプターは帰らせた

◯オルクス
HCの扱いに慣れた結果、イアのサポートを受けられないACでの戦闘能力は大幅に低下
システム以上の命令権も含め、イアに命を握られていると言える

◯オールマインド
最後のECMが稼働中なので通信が出来ない
気がついたら全てが終わっていた

◯621
…その声オルクスだよね?
ケイトマークソンといい雑な身分作り流行ってるの?

オルクスに蔑称を付けたい(他に案があれば活動報告にコメント頂けると助かります)

  • オルクズ
  • オルカス
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