アクスとの坑道探索を終えたわたしはカーラの依頼でブルートゥを排除。レールキャノンを回収し、次の依頼を受けていた。
「621 仕事だ
アーキバスグループから依頼が入っている」
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独立傭兵レイヴン
これは当社系列企業 シュナイダーからの依頼です
ヴェスパー第4隊長と貴下の活躍により陥落し
当社拠点となったバートラム旧宇宙港について
惑星封鎖機構の残存艦隊が
奪還を企図しているとの情報を得ました
作戦内容はその迎撃および当該拠点の防衛
配備されているMT部隊は友軍として
貴下の支援にお役立てください
ブリーフィングは以上です よろしくお願いします
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「封鎖機構は相応の戦力で基地奪還に来るはずだ
621 友軍MT部隊を上手く利用しろ」
今回は「レイヴン」との戦闘になる。気を引き締めていこう。
[メインシステム 戦闘モード起動]
〔ミッション開始…待て 621 様子がおかしい〕
《戦闘が…すでに終わって…!?》
〔状況を確認しろ 621〕
墜落した強襲艦を目指して移動を開始。強襲艦の上では、1回目と同様に「レイヴン」が背を向けて待ち構えている。
〔「レイヴン」通信は聞こえてる…?
目標を確認したわ あれがあなたを騙る傭兵…〕
「レイヴン」が振り向き、こちらを見据える。
〔「レイヴン」…!そこを離れて!〕
…?突然「レイヴン」のオペレーターが焦ったような声を上げる。
〔この反応は…構えろ621!〕
《前方から…来ます!》
超巨大なエネルギー刃がレイヴンの立っていた強襲艦を両断。翼のような大型ブースターを展開したHCが旧宇宙港に舞い降りる。
『独立傭兵「レイヴン」を確認 排除執行する 』
全体的に重装化されているがオルクスのHCだ。
〔HEAVY CAVALRY-SERAPH…完成していたのね〕
《ヘビーキャバルリーセラフ…執行部隊の編成にあったHC-Sとはこれの事だったのですね》
〔撒ける相手ではない…来るぞ 621〕
ソニックブームを発生させるほどの速度で6本の光の尾を引きながら、HC-Sが「レイヴン」の眼前へ接近。ブレードを振り抜く。「レイヴン」は後方へ連続でクイックブーストをして回避。
『我々の艦隊とアーキバスのMT部隊…単騎で全てを片付けるとは…』
回避した「レイヴン」にレーザーライフルによるバースト射撃が放たれる。回避直後の隙を狙われた「レイヴン」には避けられない。
『やはり貴様は我々の秩序を焼き払う火種…混沌をもたらす火種にはここで消えて貰う』
後退した「レイヴン」がわたしの隣に並び立ち、「レイヴン」のオペレーターがこちらへ話しかけてきた。
〔強化人間 C4-621…HC-Sは強力な機体です
ここは共闘といきましょう
この戦いの中であなたに資格があるか
見極めさせてもらいます〕
あくまで見極めるという姿勢を崩すつもりは無いらしい。上から目線なのが腹立たしいが、乗らない理由はない。
わたし達が同時に放った2連グレネードの後に全員が動き出す。オルクスは上昇して4発のグレネードを回避。そのままわたし達を見下ろしながら「レイヴン」をレーザーライフルで狙撃する。
〔粗末な翼だな…「レイヴン」
より高く飛べるのは俺のようだ〕
〔随分と立派な翼を手に入れたようですが…
使命という鎧に包まれては羽ばたけないでしょう〕
オルクスの煽りに「レイヴン」のオペレーターが反応し、アサルトブーストで突撃を開始する。
ナイトフォールがオルクスに肉薄したと思った矢先、背面のフライトユニットからブーストを開始しレイヴンを引き離した。
オルクスの移動した先へ向けて私も移動を開始。ブレード展開時の近接推力とアサルトブーストを繰り返し攻撃を仕掛けるが、こちらの攻撃も高速移動で躱されてしまった。
オルクスは上空をゆっくりと漂いながら一方的に射撃を続ける。こちらの遠距離攻撃はパルスシールドに阻まれ、近づけば尋常ではない推力で離脱されてしまう。どうすれば…
《レイヴン 敵機のフライトユニットを見て下さい》
エアが何かに気がついたみたい。言われた通りフライトユニットへ目を向けると、3対のブースターのうち2対が赤熱し、煙を上げている。
《高速移動後しばらくの間はブースターが
オーバーヒートするようです
冷却が完了するまでに後1度使わせれば
機動力を削げるかもしれません》
あれほどの推力を発揮する為には相応の代償があるらしい。ならばもう一度アサルトブーストで急接近。パルスブレードを振るう。
『見え透いている…!』
読まれていた…!オルクスはブーストを使わずにブレードを振り下ろして迎撃。先制攻撃に怯んで攻撃が中断したわたしの機体をシールドバッシュで叩き落とした。
〔今です「レイヴン」!〕
わたしの対応に気を取られていたオルクスの背後から「レイヴン」が現れ、2連グレネードを発射。
『ッ…挟撃か…やむを得ない…!』
オルクスは3対目のブースターを起動し高速で離脱。しかしフライトユニットが停止したことで徐々に高度を落としていく。これでこちらの間合いに持ち込んだ…!
《今です!レイヴン!》
〔「レイヴン」反撃を!〕
エアと「レイヴン」のオペレーターが叫ぶと同時にわたし達はオルクスに向けて攻撃。メインブースターが機能を停止して尚中量級AC並みの機動力はあるようだけど、2人がかりでは分が悪い。
わたしの2連グレネードとショットガンでACS負荷限界。すかさずブレードで斬り付ける。
レイヴンもパイルバンカーをオルクスに放つが、パルスシールドによる防御が間に合った。
『ッ…やってくれる…!』
穴の空いたシールドをパージし、パルスキャノンからパルス弾を散布してわたし達を後退させる。
ブースターの冷却が完了してしまったようだ。もう一度飛び立とうとするオルクスを逃すまいと「レイヴン」が追撃。
『秩序を壊す害鳥が…』
突撃した「レイヴン」に対してHC-Sが左腕部を構えるのが見えた瞬間。
『墜ちろ…「レイヴン」!』
エネルギーパイルがナイトフォールのコアを貫いた。
ナイトフォールを突き上げた腕部からエネルギーが霧散し、ナイトフォールが地に墜ちる。
『何もかもを黒く焼き尽くす、死を告げる鳥…だが、それもここまでだ』
[優先執行対象 独立傭兵レイヴンの排除を確認]
HC-Sの横長のカメラがこちらを見据える。
『惑星封鎖機構はISB2262 惑星ルビコンの封鎖レベルを引き上げることを決定した』
唐突にオルクスがわたしに向けて話しかける。
『ハンドラー・ウォルター…貴方の仕事は終わりだ。ルビコンを出て、独立傭兵レイヴンと共に隠居でもすると良い』
そう言い残すとオルクスはフライトユニットを展開して飛び去った。
〔封鎖機構は…計画を把握しているというのか?
ならばどうして621を排除しない…?〕
彼が…オーバーシアーの計画を…?
◯AA22EX: HEAVY CAVALRY-SERAPH
AP:52525 姿勢安定性能:2200
防御性能:実弾△ EN△ 爆発△
・武装
マルチレーザーライフル
パルスシールド
肩部パルスキャノン
腕部レーザーパイル
フレア
EN無限で上空から一方的に攻撃し、ミサイルはフレア、遠距離攻撃はガン盾で対策してくる害悪兵器
背面のフライトユニットの見た目イメージはモンスターハンターシリーズのバルファルクの翼脚
3回連続で噴射時間と推力に長けるクイックブーストが使用可能だが、使い切ると冷却終了まで永続飛行が不可、AC並みの動きになる
◯オルクス
『ハンドラー・ウォルター…貴方の仕事は終わりだ。ルビコンを出て、独立傭兵レイヴンと共に隠居でもすると良い』
↓(要約)
この星は俺たちが燃やすからあとは任せて!
ルビコンに居ると危ないよ!
621と普通の人生送ってね!
次回、二階級特進編
オルクスに蔑称を付けたい(他に案があれば活動報告にコメント頂けると助かります)
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オルクズ
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オルカス