ルビコンわくわく傭兵ライフ   作:おーるどあっくす

66 / 112
ベイラム√を行くなら、切っても切り離せないアイツ。
だいぶやりたい放題やっていますので注意

◯前回までのあらすじ
 テスターACを襲撃した621から訓練生を守る為に彼女の前にG8オルクスが立ち塞がり、621の脳が破壊される。
 その後の多重ダム防衛では訓練生…G9シナノがオルクスに後輩呼びされている姿を見て再び脳破壊。「わたしが先に後輩だったのに」と完全にWSKを拗らせてしまう。

 視点は変わりオルクスは多重ダムで情報漏洩をやらかしたシナノを除き、イグアス、ヴォルタと共に「壁越え」に参加。イグアス達と友情を築きながら(これを知れば621の脳は破壊される)、クソみたいな作戦を攻略し単騎で壁の頂上へ到達。しかしオルクスはジャガーノートに轢かれて壁の外へ吹き飛ばされてしまった…
 オルクスの消息不明を知り、ベイラムとシナノとスネイルへの怒りに震える621は、戦闘ログ回収でオルクスの機体残骸を発見。死体を確認しようとした621はあることに気がつく。
 壁から落ちたのにオルクスはなんか無事だった。

ーーーーー
G9の訓練生、シナノくんですが、他の投稿者様の投稿小説と丸被りしていることに今更気がつきました。本当に申し訳ございません。


G8オルクス√3

 「壁」でオルクスを発見したわたしはそのままオルクスを無能なベイラムから攫ってしまおうかとも考えたのだけど、流石にウォルターは許してくれずに彼をレッドガンに帰すことになった。正直帰すという表現も気に入らない。彼は私の先輩なのに…

 

「…ようこそ、独立傭兵。まさか、お前がこんな子供だったとはな…」

 

「あなたにどうじょうされるすじあいはない。それよりもオルクスは?」

 

 ウォッチポイントの襲撃を終えてエアと再会し、ウォルターから休暇を与えられたわたしが何故わたしからオルクスを奪ったG9シナノと対面しているのかといえば、オルクスを救出したことへのお礼としてレッドガンからベイラムの独立傭兵向けイベントに招待されたからだ。

 

「オルクスさんは…その、訳あって今日は出られないんだ。だから、俺が客人であるレイヴンを案内することになった」

 

「…そんなにけが、ひどいの?」

 

 シナノはオルクスについて言いづらそうにしている。あの時のオルクスはどう考えても生存は絶望的な量の出血だった。あの状況で放置されていたことを考えると何か障害が残っているんじゃ…?これも全部彼の捜索を怠ったベイラムのせいだ…許せない…!

 

「いや、医療班に言わせればオルクスさんは気持ち悪いくらい健康だ。俺は医学もコーラルもよく知らないが、体内のコーラルがどうこうで血や細胞の生成が異常に早いらしい」

 

「えぇ…」

 

 …使えば使うほど復元の早まるコーラルジェネレータのような感じなのだろうか?コーラルを浴びたからってそうはならないでしょ…

 

「そういう訳で一応、経過観察と体質調査の為に作戦には出られない状態だ」

 

 …作戦には?まるでこのイベントには参加できるというような言い方だけど…ひとまずシナノの後ろに大人しくついていくと、メインステージの方がやけに騒がしい。これは…歌?

 

 

 

 

 

 ステージの方に目を向けると、やけに露出の多い服装をした女性が豊満な肢体を揺らしながら歌っている。あれは…確か「1周目」でオルクスとこのイベントに参加したときにも見た…

 

《レイヴン、あの女性について調べてみました。大豊核心工業集団のマスコットキャラクター、大豊娘娘。大豊娘娘はイベントごとに抜擢されるキャンペーンガールであり「樹大枝細」の理念に沿う豊満な身体を持つことが応募要件のようです》

 

 

「………次を、案内しよう」

 

 

 大豊娘娘を凝視していたシナノが、わたしを連れてこの場を離れようとする。オルクスもそうだったが、男の人はああいうものが好きなのだろうか?

 

《…レイヴンも負けていないと思いますよ》

 

 …大きいのは仕事の邪魔だけど、オルクスが好きならそれでも良いかな。

 

 

 

 

 

 ベイラム大豊の新型であるガトリングキャノンを見たりしながらシナノと歩き回っていると大豊娘娘がガタイの良い男性と話しているのが見えたが、大豊娘娘の様子がおかしい。

 

「この圧力…あいつを相手にした時以来…いや、比べものにもならないか…!」

 

 男性に尻を触られているようだ。大豊娘娘は困惑しているのか怯えているのか、頬を赤くして黙っている。

 

「痴漢…!止めないと…!」

 

 シナノが男性の前に向かうよりも早く、2人の男が男性に絡み始めた。

 

「よう…木端…うちの系列企業のキャンペーンガールに手を出すとはいい度胸だ」

 

「仕事を増やすんじゃねえ、殺すぞ」

 

「ヴォルタ先輩にイグアス先輩…!」

 

 2人の男はG4ヴォルタとG5イグアスだ。そういえば今回の周では初めて会った。

 

「誰が木端だとッ………!?」

 

 男達の睨み合いは、後ろから来た女性の振り下ろした拳であっさりと終わりを迎えた。大豊娘娘よりもすごい服を着ている…上着がスケスケだ。

 

「相変わらずだね、エロ親父」

 

「シャル…こ、これは…!」

 

「うちの馬鹿が面倒かけたわね、大丈夫だった?お嬢さん?」

 

「あ…はい…大丈夫です」

 

 

 女性は大豊娘娘に声をかけると、男性を引き摺りながら去っていった。

 

 

 

「ケッ…」

 

「良いところを持っていかれちまったな、イグアス」

 

「お二人もありがとうございます…こういう時、どうすれば良いのか分からなくて…」

 

「てめえから新型パーツの話を聞く為に邪魔な奴を退けようとしただけだ、気にすんじゃねえ」

 

「素直じゃねぇな…見た目が好みだったからだろ?」

 

「バッ…!黙れヴォルタ!」

 

 

 

「………それではご説明させて頂きます。DF-GA-09 SHAO-WEIは取り回しの良さを重視した軽量ガトリングキャノンです。G8のオルクスさんが試作品を運用していることでも有名でしょうか」

 

「新商品なのに見覚えがあるとは思ったが、アイツも載せていた奴だったのか」

 

「射撃継続時間はDF-GA-08 HU-BENに劣りますが、少微は冷却性能に秀でており、小刻みに発射し続けることで絶え間無い攻撃が可能となっております。ACS負荷の維持として使うのがよろしいかと」

 

「そうか…俺の機体に合うと思うか?」

 

 大豊娘娘の言葉を真剣に聞いていたイグアスは、大豊娘娘に端末を見せる。大豊娘娘はしばらく考え込むと、再び話を始めた。

 

「ヘッドブリンガーの武装構成であれば、マシンガンのリロード中に少微を使用、マシンガンの発射中に少微の冷却という運用で、途切れることのない弾幕が形成出来ます。誰かとペアを組んでの戦闘を行う場合相方の本命に反応する余裕を奪ったり、本命に気を取られている隙に無視出来ないダメージを与え続けることが出来るはずです」

 

 まさにガトリングキャノンの弾幕のようなセールストークだ。話すに連れて熱が入ってきたのか、顔を赤らめながらイグアスへ距離を近づけている。無意識だとしたら恐ろしい女だ。オルクスを落とす時の参考にしよう。

 

 

 

「お、おう…それじゃ、一つ注文させて貰うぜ」

 

「ありがとうございます!」

 

 満面の笑みでイグアスを席に通す大豊娘娘。ヴォルタは笑いを堪え、シナノはなんともいえない表情を浮かべながらそれを眺めている。

 

 

 

「そ、それで…この後一緒に食事でもしないか?」

 

 勝負に出るイグアス。それに吹き出したヴォルタとなんか目が死んでるシナノ。

 

「え、えっと…そういうのは…私困ります…」

 

 イグアスの言葉に大豊娘娘は困ったような笑みを浮かべ、焦ったように答える。

 

 

 

「もっとお前の話を聞かせてもらいてえんだ、頼…」

 

 大豊娘娘の手を握りながら頼み込もうとするイグアスの肩に手がおかれる。ベイラムのロゴに手足をつけただけのやっつけ仕事なあれは確か…

 

《あのマスコットについて調べました。ベイラム・インダストリーのマスコットキャラクター、ベイ太郎。アーキ坊やに対抗して急遽製作された投げやりなデザインが逆に反響を呼び、それなりの地位を獲得しているようです》

 

 

「あ?うちのクソ雑マスコットかよ…てめえはお呼びじゃねえんだ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「G5!大豊娘娘との交流に余念が無いようだな!!G8の仕事を邪魔をしている暇があったら訓練でもしておけ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …ベイ太郎…いや、ミシガンの怒声が響き静まりかえる会場。

 

 …?????オルクスが大豊娘娘?オルクスって女の子なの?いや、壁で見た時は間違いなく男だったし髪も銀色じゃなかった。

 

「G8は女だったのか!?」

「いや、通信の声は男だったぞ!」

「今の時代声なんていくらでも変えられるだろ」

「うぉっ…樹大枝細…」

「あの身体でレッドガンは無理でしょ…」

「G8にバブみを感じてオギャりたい…」

 

 一気に沸き立つ会場の傭兵達。

 

 

 

 

 

「は…え…?オル…クス…?そこにいるのは…てめえなのか…?」

 

『ソウチョウ…?ナンデオレヲコールサインヨンダノデスカ…?』

 

 燃え尽きた灰のように崩れ落ちるイグアスと同じく消え入りそうな声で呟きながら崩れ落ちるオルクス。それを見てついに爆笑するヴォルタと頭を抱えるシナノ。

 

 

 

「だ、騙しやがったな…!オルクス…!」

 

 耐えきれず逃げ出したイグアスを、ミシガン…ベイ太郎が追いかけていく。

 

『ち、ちが…そんなつもりじゃ…』

 

 

 

 

 

 オルクスにアセン相談をしようと列をなして群がる傭兵達。

 

 

 

 

 

 その先頭に何食わぬ顔で並んでいたわたしは…

 

「きねんさつえいおねがいします!」

 

 …幼い身体を最大限活かしてオルクスとの2ショットを抑えることにした。

 

 

 

 

 




数百年後、某運命ゲーで騎の英霊として召喚される銀髪樹大枝細の美少女オルクスの姿が…!(無辜の怪物)

◯大豊娘娘
ネット流行語100ノミネートの大人気キャラ(幻覚)

◯G8オルクス
掲示板回よりDKPIオルクスママ概念が復活
大豊娘娘をやれる程度には童顔で脚が樹大枝細だし前世の趣味だったカラオケで鍛えた綺麗な裏声が出せる
貧乳派

◯G9シナノ
これまで対抗心を燃やしていた621が幼い女の子だったので同情
自分のミスでオルクスを危険に晒したことを後悔している
巨乳派

◯G5イグアス
野良犬に会っておらず、ヴォルタも生存しているので精神が安定している上にガン盾をしなくなったので強化も入った
その代償として性癖が破壊された
胸も尻もデカければデカいほど良い派…だった

◯G4ヴォルタ
イグアスのストッパーとして機能している
大きさよりも形が大事派

◯G1ミシガン
オルクスが大豊娘娘にアサインされたのもイグアスがそれを知ってしまったのもオルクスの傭兵間イメージが破壊されたのも全部彼のせい
オルクスは銀髪樹大枝細美少女の大豊娘娘だ!伝記にはそう書いておけ!
外見より中身で見てそう

◯独立傭兵K
本当にごめんなさい。
尻派

◯621
オルクスの後輩というポジションを奪ったシナノに嫉妬
オルクスを攫うつもりだったやべー女


































 …G8樹大枝細大豊娘娘事件から数日後、大豊から大幅に色の付けられた報酬と共にまたよろしく頼むという死刑宣告をされた俺の元に、更なる事件が舞い込む。





「レッドガン副長G2ナイル、暗殺」





 俺が大怪我を負って経過観察となっていなければ、彼を救うことが出来たのだろうか?





 俺とシナノ君というイレギュラーがいながらも、ベイラムという泥舟は静かに沈没を開始していた。

オルクスに蔑称を付けたい(他に案があれば活動報告にコメント頂けると助かります)

  • オルクズ
  • オルカス
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。