ルビコンわくわく傭兵ライフ   作:おーるどあっくす

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ac4のストーリーをクリアしました
ジョシュアさんの連続多段QB何回見ても笑える


G8オルクス√5

「…!?ごごぼっ ごぼぼぼ!?」

 

「…オルクス先輩が独立傭兵レイヴンに中央氷原まで誘拐された?」

 

「おい、レッド…それはマジなのか?」

 

 食堂でヴォルタ、イグアス、レッドの先輩方(敬称略)と食事をしていた俺、G9シナノは、レッドからオルクス先輩誘拐の知らせを聞くことになった。あまりにも唐突な情報にむせるイグアスとおうむ返しで聞き返す俺、そして冷静に真偽を確かめるヴォルタ。

 

 

 独立傭兵レイヴンの代理人、ハンドラー・ウォルターがベイラムに持ちかけた中央氷原におけるコーラル集積情報。その確証を得るためベイラムはレイヴンに先行調査を依頼した。

 

 それに関連してオルクス先輩は中央氷原への部隊輸送手段の調査というどう考えてもレッドガンの番号付きにやらせるべきではない使い走りのような仕事に駆り出されていたのだが…それがどうしてそんな事態に?

 

 

 確かに以前直接会った独立傭兵レイヴンは無表情かつ無感情でなにを考えているのか分からない少女かと思えば、突然見た目相応の無邪気な振る舞いで大豊娘娘をやらされていたオルクス先輩の元に駆け寄っていったりと行動の読めない奴だったが、まさかこんな奇行に走るとは…

 

 というよりも、いくらG13の番号を貸し出されているとはいえいち独立傭兵が企業部隊のエースを攫うというのは奇行では済まされない問題行為なのでは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「G8!任務を放りだしてG13とデートとは良い身分だな!」

 

 ミシガン総長の怒声が通信機から響き渡る。

 

『申し訳ありません!総長!』

 

 でもデートでは無いです…仕事もちゃんとやってたはずなんです…なんでこんなことに…?

 

「G8!言い訳を聞いてやる!」

 

『話せば長くなるのですが、俺は………』

 

「御託は不要だ!3文で終わらせろ!」

 

 3文でグリッド086侵入、機密情報漏洩阻止、海越えまでを説明!?

 

 話を纏めるため、思考を高速で回してここまで何があったのかを振り返る…

 

 

 

 

 

 経過観察期間を終えた俺は、ベイラム本社から中央氷原への部隊輸送手段の調査というどう考えてもレッドガンの番号付きにやらせるべきではない使い走りのような仕事を言い渡される。

 

 …自惚れかもしれないが、貴重なレッドガンの番号付きという戦力を単体で調査へ駆り出すとか上層部頭大丈夫?戦力的にも調査的にも効率悪くない?

 

 

 海越えの手段として不本意ながら真っ先に思いついてしまったカーゴランチャーの安全性を確かめる為にデータを取ろうと先行調査要員のG13レイヴン…621に協力を求めて同行させてもらうことになった。ちなみにコーラルを浴びたおかげかエアの声は聞こえるが、話がややこしくなるので無視だ。

 

 グリッド086でカーラによる歓迎を切り抜けながらスマートクリーナーの開口部へグレネードを撃ち込み、ジャンカー・コヨーテスから情報漏洩を防ぐためにグレネードを撃ち込み、乱入してきたランク圏外独立傭兵とステルス機にグレネードを撃ち込み…

 

 そういえばイグアスは小遣い稼ぎに来なかった。ヴォルタのお陰で精神が安定しているのだろう。企業所属の身で傭兵のような行動をするのは好ましくないし良いことだ。

 

 カーラの案内で衛星砲の狙撃を潜り抜けて技研の狂った遺産、C兵器シースパイダー型にグレネードを撃ち込んで…グレネード撃ってばっかりだな。シースパイダーは爆発耐性高いから通り悪いんだが…火力と圧倒的な爆発こそが正義だから仕方ないね。ACfAの変形するグレネードキャノンとかも欲しいんだがメリ澤さんなんとかならない?

 

 こんなこと考えてる場合じゃないんだった。問題が起きたのは無事にシースパイダーをしばき終えた後。

 

 俺が今回ここに来たのはカーゴランチャーの安全性検証であって海越えをしに来た訳ではない、のだが…

 

 

 

〔ああ、それからもうひとつ。こいつは、あくまで物資輸送のための代物だ〕

 

『?????』

 

〔有人で打ち出されるのは、あんたらが初めてになるだろうね〕

 

 俺は621に無言で機体を引き摺られ、コンテナの中に押し込まれていた。

 

『まってまってまって下車させて今中央氷原に行くのは困ります!カーラさん!あー!困ります!』

 

〔不運なあんたの、幸運を祈るよ〕

 

 …要するに、カーゴランチャーの安全性は俺の身体で証明されることになった訳だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『1.カーゴランチャーの安全性を試す為にG13に同行。2.G13が俺も中央氷原に行くと勘違いする。3.カーゴランチャーで中央氷原まで飛ばされる。という経緯です…総長』

 

「G8はわるくないんです…わたしがG8をここまでつれてきてしまいました」

 

 俺の隣でミシガンに謝罪している少女が621だった。彼女は…大豊娘娘に扮した俺に写真を頼んできた少女だが、態度を見るにどうやら俺と大豊娘娘が同一人物であることには気がついていないらしい。五花海曰く彼女も俺の写真を購入していたようだし、夢を壊さずに済んで良かった。

 

「報連相は遠足の基本だ!それを怠ったG8に非があるが…G13と先程届いたハンドラー・ウォルターの謝罪に免じ、先行調査の進行で手打ちとする!G13と共にコーラル集積情報をかき集めろ!」

 

『了解です!ミシガン総長!』

 

 なんとか許された…汚名返上の為にも頑張ろう。後は一応の部隊輸送手段の調査員としての責務を全うしておくか。

 

 

『一応、報告をさせて頂きます。カーゴランチャーの安全性は俺とG13共に問題ありませんが、今回惑星封鎖機構の運用するC兵器を退けたことで警備が強化されることが考えられるため、その分手薄になった地点から輸送ヘリを出すのがよろしいかと』

 

「ただデートを楽しんでいた訳ではなかったようだな!よくやった!」

 

 だからデートではないです。

 

「後は…いや、何もありません。これで報告を終わります」

 

 ナイル暗殺の犯人について、今回接敵したステルス機が怪しいと伝えようかとも思ったが、注意した所で隊員たちに見えない敵という無駄な不安を与えるだけだ。まだ確証があるわけではないし、部隊の士気の為にもナイル暗殺はアーキバスということにしておこう。いざとなれば今のようにレッドガンが全員聞ける回線ではなく秘匿回線で総長に伝えればいい。

 

 

 ひとまず、しばらくはハンドラー・ウォルターの元で世話になることになりそうだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

G13レイヴン及びG8オルクスに伝達!

ベイラム同盟企業大豊からの依頼だ

 

作戦地点は中央氷原ヒアルマー採掘場

貴様らにはそこに設営された

アーキバス調査キャンプを襲撃してもらいたい

 

連中は氷原入りを果たして以降

調査ドローンを飛ばして方々の観測を行っている

その中には当然コーラル集積反応に近づく

手がかりも含まれているに違いない

分かるな?それを奪ってくるのが貴様らの仕事だ

 

G13レイヴン及びG8オルクス!

確実な遂行を期待する!

ーーーーーーーーーー

 

 

 まあ、先行調査と言われるとやっぱりこのミッションへ行くことになるよね。

 

 ベイラムが情報の真偽を確かめるとか移動手段だとか足踏みしているうちにさっさと部隊を送りこんだアーキバスは有能だな…擁護するならアーキバスと比べてベイラムは数が多い故に確実な輸送手段が必要になるから仕方ないところもあるけど。

 

 

 

 

 

〔ミッション開始だ。停泊している調査ドローンからアーキバスの観測データを抜き取っていけ〕

 

『ハンドラー・ウォルター、しばらくの間よろしくお願いします』

 

〔ミシガンには以前レイヴンを預けたからな、今度は俺の番という訳だ〕

 

 ウォルターへ挨拶をしておくと帰ってきたのは気遣いに満ちたイケオジの声。あぁ〜お耳が幸せ〜!やる気も出てきたところで早速俺は4脚をホバリングモードに切り替えて移動を開始。

 

 …そう、俺は経過観察が終了したタイミングで機体を重量4脚へ変更している。ジャガーノートに壁から轢き飛ばされたせいで元の機体は使い物にならなくなってしまったし、今後の惑星封鎖機構との交戦を踏まえると地上戦一辺倒のタンクでは厳しいと実感させられたのだ。流石にゲームみたいにブーストキックで上昇する訳にはいかないしね。

 

【挿絵表示】

 

 俺が撃ち下ろしたグレネードで泣きを入れてシナノくんがブレードでもう1発!というレッドガンの流儀に沿ったコンセプトなのだが、重ショで張り付き続ける621の戦闘スタイルとは相性が悪いんだよな…海越えまでの道のりでも危うく爆風に巻き込みかけてしまったし。

 

 

 

「なっ…侵入者か!?」

 

「敵はAC2機、おそらくはベイラムの差し向けた独立傭兵…ではない!?」

 

「G8!?ベイラムはまだ中央氷原に乗り込んでいない筈では…!」

 

 

〔目標はデータ回収だが、障害はお前達の判断で排除していけ〕

 

 さて、サクサク行こうか。

 

 

 

 

 

〔G13及びG8に伝達!貴様らの襲撃を受けアーキバス調査部隊が本部と観測データの受け渡しを開始した。現場に急行し、それを阻止してもらいたい!〕

 

 せっかく2人いるので、621と手分けしてデータを回収していけば、出払っていた部隊が戻ってくるよりも早く4つのデータを集め切ることが出来た。レッドの指示に従って移動し、補給を済ませてから受け渡し現場に突入。

 

「AC! 報告にあったG8と独立傭兵か!?」

 

「観測データが何件か抜かれている、生きて帰すな!」

 

〔殲滅しろ、レイヴン、オルクス〕

 

 

 4脚MTたちをグレネードで消し飛ばし、仕留め損ねた奴は621が対処。封鎖機構が来るまでに全部片付けられたが…

 

 

《レイヴン!上から狙われています!》

 

〔この識別信号は…惑星封鎖機構か!?SGの保有戦力ではない…執行部隊が投入されたか…!?〕

 

 

 上空から対地レーザーが照射され、俺たちの立っている場所を焼き払う。本来よりも素早くミッションを進行出来たとはいえ封鎖機構との戦闘までは避けられなかったか。でもまぁ…

 

 

『はい、どーん』

 

 展開された強襲艦のハッチにグレネードキャノンを発射。2098×2という全てを焼き尽くす比類なき単発火力は、LCを出撃前に消し飛ばした。流石は両肩イヤショ、無限の勝ち筋を俺たちに与えてくれる。

 

《………あっ、LC機体 撃破…?》

 

〔………甲板に取り付いたか、いい判断だ。あとは艦橋を叩け、レイヴン〕

 

 ゲームと違って高度制限は無いので、子機を展開するまでもなく要撃艦は墜ちた。悲しくなるほどの出オチ…いや、LCに至っては出ることすら叶わなかったのだが。

 

《敵艦、動力系統に誘爆!》

 

〔巻き込まれるぞ!離脱しろ!〕

 

 本来よりも近くで撃墜してしまったので、気持ち遠めに距離を取って爆発を見届ける。

 

 

 

 

 

〔…ひとまず脅威は去ったか。強襲艦に執行部隊…封鎖圏内では本来運用されない戦力だが、特例の派遣かあるいは…待て、あれは…!〕

 

 

 俺たちの上を夥しい量の強襲艦隊が飛んでいく。流石に壮観だな…さっきの瞬殺を見るとなんとかなるような気もしてしまうけど。

 

[ルビコンに不法侵入した全ての勢力に告ぐ

 ただちに武装解除し 封鎖圏外へと退去せよ]

 

[これ以上の進駐は 惑星封鎖機構への宣戦布告と見なし

 例外なく排除対象とする

 繰り返す 例外はない]

 

《この…艦隊は…》

 

〔…どうやら派手にやりすぎたようだ。企業も、俺たちもな〕

 

 

 うーん…まだルビコニアン虐める以外何も成し遂げられていないのにG7とG2を失ってるベイラムは悔い改めてくれ。

 




◯621
久々のオルクスとの協働にテンションが上がって一緒に中央氷原に行けると勘違い…なんて可愛らしい理由ではもちろん無い
中央氷原に孤立させればG13である自分と行動することになるのが明白だったため強引に連れてきた

◯ウォルター
621が無断出撃するわ企業所属を連れ去るわで冷や汗が止まらなかった

◯アンフォラH4

【挿絵表示】

イグアスに少微を買わせておいて自分は少微使うの止めるド畜生
ヒットアンドアウェイ主体のシナノとの協働を想定した火力支援型機で、シナノが退いたタイミングでグレネード発射、爆発後の煙に紛れてシナノがブレードで奇襲という連携を想定している
その為、ショットガンで敵機に張り付き続ける621と連携する際の相性は悪い(無慈悲)

オルクスに蔑称を付けたい(他に案があれば活動報告にコメント頂けると助かります)

  • オルクズ
  • オルカス
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