ルビコンわくわく傭兵ライフ   作:おーるどあっくす

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ハーメルン運営はなにを思って多機能フォームに喘ぎ声ジェネレータを…!?
もうよくわかりません、ありがとうございました


G8オルクス√8

『あぁクソっ!弾切れか…』

 

 オルクス先輩が左手に装備していたバズーカを投げ捨て、素手でMTに殴りかかる。

 

「先輩!包囲が緩まりました!」

 

 チャージされたパルスブレードで敵機を薙ぎ払って脱出する為の道を切り開き、オルクス先輩へ声をかける。先輩は纏わりつくMTを脚部を回転させて吹き飛ばし、こちらに強行突破してきた。

 

『助かったよ、シナノくん…!』

 

 俺に話しかける先輩は一見いつもの余裕を保っているように見えるが、その声には疲労と苛立ちが浮かんでいる。

 

 …現在地はウォッチポイント・アルファ深度2。地上まではまだ遠い。いったい…どうしてこんなことに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これよりレッドガン先遣部隊によるウォッチポイント・アルファの探査を開始します。先遣部隊の指揮を取るG3五花海です」

 

 五花海が私…俺たちの正面に立ち、作戦を説明していく。

 

「おい待て詐欺師野郎…なんでオルクスが女装してやがる…!?」

 

 …そう、今回の作戦も俺は大豊娘娘のえちえちパイロットスーツを着せられている…その理由は…

 

「その方が士気が上がって効率的でしょう?」

 

「「「うおぉぉぉ!大豊娘娘オルクスゥ!」」」

 

 まぁ、こういうことである。レッドガンにはオールバニーとか女性もいるはずなのに男の偽乳で士気が上がるのおかしいだろ。

 

 最近は男装…じゃなくて!男の姿で居られる時間の方が少ないせいで、朝起きて息苦しいと思ったら胸つきっぱなしとか生活が侵食されてるんだが!?

 

「チッふざけてんのか…!」

 

『大丈夫?おっぱい揉む?イライラしてると身体に悪いよ』

 

「だっ誰がてめえの偽乳なんか…!」

 

 ガン見で草。女装のストレスはイグアスにぶつけるに限るな。

 

「俺を嗤ってんじゃねぇ!」

 

『ん゛ぉ゛っ゛!?』

 

 イグアスの腹パンが俺に突き刺さる。

 

ひゅー…ひゅー…お前…俺だから良いけど女の子にそれやったら洒落にならんぞ…』

 

「てめえ…俺が女を殴るやつだと思ってやがるのか…!」

 

『いや、イグアスはヘタレだからそういうことはしない゛っ゛!?』

 

「いい加減にしろよ…!」

 

『2回もぶった!ミシガン総長にも殴られたことないのに!』

 

「…そろそろ本題に戻っても良いですか?」

 

「『元を辿ればてめえのせいだろ詐欺師野郎!』」

 

 

 

 

 

 さて、随分とグダついてしまったがイグアスがここまでイラついているのも納得は出来る。今回の作戦にはヴォルタがアサインされていないのだ。

 

 今回の作戦にアサインされた番号付きは、G3、G5、G6、G8、G9。脅威の5人出撃である。先遣部隊などと言ってはいるが、恐らくベイラム上層部は5人投入すれば封鎖機構の兵器を鹵獲したアーキバスよりも早くコーラル集積地に辿り着けるとでも思っているのだろう。

 

 フロイトの喪失によって鹵獲出来た数が減ったとはいえ、封鎖機構の兵器が脅威であることに変わりはない。焦っているのは分かるが、余りにも人選が雑過ぎる。イグアスとヴォルタを引き剥がしてまでレッドを選ぶ意味がわからないし、俺とシナノくんのスイッチ戦法は2人で完結しているから数が多過ぎると成立しない。

 

 当然なんとかならないかとミシガンには進言したのだが、俺が考える程度のことは既にやっていた。ナイル無しでは上層部に殆ど話が通じないらしい。

 

 ここに来てナイルを救えなかったことが響いている。いくら原作知識があったところで、権力には無力だ…

 

 

 

 

 

「作戦開始です。手筈通りに…」

 

『G3、お前も分かっていると思うが…物量をぶつけた所で封鎖兵器が相手では無駄死にする奴が増えるだけだ。俺に先行させてくれ』

 

「なっ…先輩!?」

 

 ネペンテス相手の立ち回りなら原作知識のある俺が出るべきだ。本当ならネペンテスを破壊したい所だが、アーキバスを足止めさせる為に残しておけというクソみたいな指示が出ている。1枚目の隔壁を作動させてから部隊が降下すれば、原作のように半壊まではいかないだろう。損得にシビアで、案外仲間思いな五花海なら分かってくれるはずだ。

 

「…では、貴方に任せるとしましょう。期待していますよ…大豊娘娘?」

 

『降りたら覚悟しろよ?』

 

「そんなプロ意識の高い機体に乗っておいて言うことですか?大豊製のパーツが増えているではありませんか」

 

 

【挿絵表示】

 

 

『弾数とAPを重視しただけだよ!』

 

 にしても調子が狂うな…!コイツと居る時間を減らす為にもさっさと突入するぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 さて、ミッション開始だ。普段ならリフトなんて使わずに直接降下するところだが、今回は自律兵器を仕留めておく必要があるためリフトにアクセスして降下を開始する。

 

 

[脅威度未測定の侵入者を検出

 防衛フェーズ1.0 対象を排除します]

 

 

 防衛システムによってリフトがロック。飛来してくる自律兵器をマシンガンで撃ち落とす…やはり数が多いな。レッドガンが夥しい量の特攻兵器を身体で受け止めてくれたお陰で、ゲームでは楽に降下出来たのだろう。早速マシンガンとガトリングキャノンの連射性が活きているな。

 

 

 

 

 

[侵入者を隔離 対象を排除します]

 

 

 自律兵器を仕留め終えたため足場を渡ってレーザーの射線を切りながら降下していくと隔壁が作動し、無人兵器が12機出現。ゲームの時の3倍か…

 

 

[侵入者の脅威度を計測 脅威レベル4…6…]

 

 

 とはいえ、脅威となるのはパルスブレードのみ。ホバリングモードで空中から弾幕とバズーカをお見舞いしてやれば、敵は豆鉄砲で攻撃することしか出来ない。数が多いだけだったな。

 

 

[レベル6 排除困難と判定 防衛フェーズ1.5 移行準備]

 

 

『こちらG8、隔壁の作動によりネペンテスの射線が遮られた。降下の指示を出してくれ』

 

「手際が良いですね…これもまた吉兆か」

 

 

 

 

 

「G8!見事な活躍だ!」

 

「ケッ…」

 

「オルクス先輩…手探りとは思えませんね…」

 

 部隊が降下し、再びみんなと合流。ネペンテスを破壊出来ない以上、ここから先は被害0とはいかないだろうが…まぁ、少しでも被害を減らす策は用意してある。

 

『引き続き俺が先行する。ネペンテスに関しては、1つ秘策を用意してあるのでもう少し待っていて欲しい』

 

 

 

 

 

 策について伝えると、アクセスポイントへ干渉を開始して隔壁を開錠。

 

 

[不正アクセスを検出 フェーズ1.5 移行]

 

 

 ここから先は狙撃型無人機が配備されている上に、ネペンテスがプラズマミサイルの発射を開始する。とはいえプラズマミサイルの火力に関しては、俺の機体のAPとパルスシールドがあれば十分受け切れる筈だ。

 

 先程同様に足場を渡って狙撃型無人機を撃破しつつ降下し、危なげなく底に辿りついた。

 

 

 

 

 

『こちらG8、仕込みを開始する。号令と同時に総員で飛び込んでくれ』

 

 ネペンテスの頸部関節に杭を差し込んで、マシンガンでその杭に狙いを定める。

 

『3…2…1…降下開始!』

 

 杭に向けてマシンガンの弾が命中したことで放電機構が作動。ネペンテスの動作不良を引き起こす。

 

 そう、俺が策として用意したのはスタンニードルランチャーの弾丸である、帯電大型ニードル。621と取引して手に入れた代物だ。アイスワームのプライマルシールドにすら通用する電気干渉ならば、ネペンテスも撃破せずに一時停止に追い込める。

 

『ネペンテス、稼働再開!パルスプロテクションで時間を稼ぐ!降下急げ!』

 

 だが、この策もそう長くは持たない。ネペンテスの真上まで移動し、パルスプロテクションを展開。コア拡張機能は地底でも換装出来るのがありがたい。

 

『…パルスプロテクション、まもなく耐久限界!』

 

 やれるだけのことはやった。あとは上手く降りて来られることを祈るだけだ。

 

 

 

 

 

「全員とはいきませんでしたが…かなり損耗は抑えることが出来ました。これも吉兆…!」

 

 部隊の損耗は1割程度…本来なら半数があれに消される以上、遥かによくなってはいるんだが…ここまでやってこのザマか。

 

 

 

 

 

 ネペンテスに狙われた緊張感や仲間たちの死で隊員たちの精神も疲弊している。安全地帯を確保したい所だな。俺、シナノくん、イグアスが先行し、五花海とレッドが後方を警戒しつつ進行。

 

 無人兵器はシナノくんとイグアスが仕留めてくれるので、案外サクサク進行だ。制御盤にアクセスして隔壁を開錠。五花海の提案でMT部隊を伏兵として制御盤の前に配備し、アーキバスの足止めをさせることになった。

 

 

 

 

 

 熱交換室に突入し、少なくない犠牲を払いつつも配備されていた無人機を撃破して安全を確保。補給シェルパを呼び出して一時的に休息を取る。

 

 

「チッ…地下に降りてから耳鳴りが収まらねぇ…」

 

 コーラル集積地に近づいているからか、イグアスは体調が悪そうだ。俺とシナノくんもいるし、無理はさせないで帰すのも良いかもしれないが…それを提案したら怒るんだろうなぁ。ひとまずメンタルケアでも…

 

『イグアス、大丈夫?おっぱい揉んどく?』

 

「馬鹿にしてんのか!」

 

『イグアス坊やは初心だねぇ…男の偽乳を揉むのも恥ずかしいか…?』

 

「あぁ!?じゃあ揉んでや………柔らけぇ…」

 

 流石は大豊脅威の謎技術力。狂犬が一瞬で大人しく…

 

「…揉んでんだから黙ってねぇでなんか気の利いた声出せよ」

 

 こいつ正気か?それで良いのか?まぁ、それで精神が落ち着くなら付き合ってやるか…

 

『ん♡んっっ♡!イィッ!グ!ア゛スウッ゛ウ゛゛ッに触゛゛ら゛れっぇるの♡お…っ!気…!持゛゛っちいいい゛っっ!い゛っ♡』

 

「てってめえ!?なんて声出してやがる!?0か100かしかねぇのか!?」

 

 

 

 

 

 …ゲーム中で先行したベイラム部隊の通信ログはこの付近で途切れていたはずだ。恐らくこの先のエンフォーサーにやられたのだろう。

 

 ゲームより無人機も多くいるはずだが、どう切り抜けたものか…




◯イグアス

【挿絵表示】

オルクスの顔面は殴れない拗らせ坊や
大豊娘娘オルクスに小微を買わされたことで何かが吹っ切れ、パルスブレードを使うようになった
マシンガン、ガトリング、実弾オービットによる弾幕展開のスペシャリスト

少微×ルドローのアセンすき

オルクスに蔑称を付けたい(他に案があれば活動報告にコメント頂けると助かります)

  • オルクズ
  • オルカス
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