『…単刀直入に言おう。ハンドラー・ウォルターおよびG13の救出に我々レッドガンを雇うつもりはないか、シンダー・カーラ』
なんとかウォッチポイントから脱出した俺たちはグリッド086へ訪問。カーラとの対談の機会を得た。
[RaDのチャティ・スティックだ。ボスはお前の姿を見て爆笑している為代わりに応対させて貰う…どういう風の吹き回しだ?]
五花海…!地獄で会ったら顔面が変形するまで殴ってやるから覚えてろよ…!
『総長も副長も失いレッドガンは事実上の壊滅状態。元々総長のカリスマで成り立っていた組織だ。今からベイラムに戻って使い捨てられるくらいならば、G13の陣営に下った方が良いと判断した』
[ビジターと俺達の間には依頼人と雇われ以上の関係はないはずだが]
あまりスマートなやり方ではないが…今更手段は選んでられない。ここは原作知識を切らせてもらう。
『…観測者たちの結社「オーバーシアー」。目的はコーラルの増殖傾向を測り「破綻」が訪れる前に焼き払うこと。そうだな?』
「…あんた、どこでそれを知った」
うわぁ!さっきまで腹を抱えて笑ってた癖に急に落ち着くな!
『オールマインドからだ。アーキバスの優勢を保つ為にベイラムの妨害工作をしていたあいつの動向を探る為に潜入していた所で把握した』
こういうのはあのクソAIに押し付けておくに限る。
「…分かったよ。このままあんたを野放しにしておくよりも味方に引き入れた方が安全だ。せいぜい使わせて貰おうか」
『頼む。俺の仲間を使い捨てるような真似だけはしないで欲しい』
「あぁ、約束しよう」
…強引な手段故に完全に信頼はしてもらえてはいないだろうが、ひとまず交渉は成功だ。恒星間入植船であるザイレムなら脱出艇くらいはあるだろう。今生き残っている部隊員は、なんとしてでも星外へ送り届けてみせる。
「…オルクス先輩は、オールマインド相手にスパイをやっていたんですよね」
『…あぁ』
とはいえ、これで俺がオールマインドと繋がっていたことと、レッドガンの置かれた状況を把握していたことは露呈してしまった訳だ。
「こうなった原因を…知っていたんですよね」
『あぁ』
「…だったら…なんで総長達に相談しなかったんですか」
『…オールマインドの所有する戦力は強大だ。皆を危険に晒したくなかった。ナイル副長のような目に合わせたくなかったんだ』
「やっぱり、それも知ってたんですね。全部…1人で背負いこんで…!」
『俺がやってきたことはレッドガンへの裏切りも同然だ。結局、何も出来なかったけれど…皆のことは守りたいと思っている。殴ってくれて良いし、罵ってくれて良い。だけど…この惑星から脱出するまでは…信じてくれ…』
土下座してでも、今だけはついて来て貰う必要がある。取りこぼさずに済んだ彼らだけは、どんな手を使ってでも生還させたい。
「まぁ…隠し事はしてても嘘はついて無さそうだよな」
「俺たちのことを思って、か…」
「おかげで今は補給も受けられてるしな…」
『皆…』
「G8…これ以上、1人で背負うのはやめろ。仲間を守りたいのは俺たちも同じだ」
「…先輩の気持ちは分かりました」
『…ありがとう、レッド、シナノく…』
「にしてもケツでっか…」
「これ天然モノってマジかよ…」
「この身体で成人男性は嘘だろ…」
「ケッ…男の尻に興奮してんじゃねえよ」
『皆さん!?』
クソっ!今からでもパイロットスーツ取り戻せねぇのか!どこに隠しやがった五花海ィ!
『これよりレッドガン、RaD合同でのG13レイヴン奪還作戦を開始!くれぐれも無理はするなよ!』
ひっそりと技研都市に突入した俺たちは、早速作戦行動を開始する。
今回の奪還作戦にあたり、作戦の現場指揮は俺がとることになった。まぁ1番番号の若いイグアスは正直向いていないし、レッドは現場よりも後方支援向きだ。作戦を立案した俺がやるのは妥当な編成だろうな。
「こちらG9隊、監視部隊との交戦開始!」
「G6隊も交戦を開始する!」
やることは単純。レッドとシナノくん率いるMT部隊で技研都市を占領する再教育センターの監視部隊を混乱させて、その隙に俺とイグアスが621とウォルターを救出する。
『G8隊、突入経路は把握しているな?俺たちも突入するぞ!』
「「「「おう!!!」」」」
「ケッ…付き合ってやるよ」
俺のACは地底探査で武装の大半をパージしてきた為、RaDのパーツと621のパーツを拝借して補っている。メリニットの軽バズーカにRaDの重機関銃、そして至近距離でしか当たらん文鎮こと拡散バズーカ2つだ。自爆を恐れないバカとは俺のことだな!後はブースターも12345にしている。
再教育センターへ繋がる下水道を目指して一直線に突き進む。今のアーキバスはヴェスパーがスネイルとオキーフのみとはいえ、HCやLCを抱えている。とにかくスピード勝負だ。
「なっ!?この機体構成はベイラムの…!?」
「地下で全滅したはずでは!?」
『消しっ飛べ!』
「邪魔すんじゃねえ!」
下水道に到着。狭所ではバズーカが参加を発揮する為、迅速に4脚MTを仕留めて[脱出]のスタート地点まで駆け抜ける。
『ACで進めるのはここまでだ。MT2機はここで見張りを頼む』
「「了解!」」
『残りは俺とイグアスについて目標の救出だ』
「ああ、任せておきやがれ」
「「白兵戦、いけます!」」
レッドガン部隊にアル◯リア・キャ◯ターが2人居るんだが。俺がA◯ts全体宝具なら再教育センター3ターン周回も出来るんだがねぇ…なんだその悍ましい周回。
それにしてもAC、MTばかりの世界で白兵戦がこうも役立つとは思わなかった…わざわざ叩き込んでくれたミシガン総長には感謝だな…
再教育センターの職員をしばき回しながら進んでいた所、レイヴンの友人を名乗る人物…要するにエアから621とウォルターの居場所が送られてきた。虜囚になってから俺たちがここに来るまでまだそれほど時間は経っていないため、ウォルターもファクトリー行きになって居ないらしい。イグアスにウォルターの居場所を転送しておく。
「この情報、本当に信用出来るのかよ?」
『ああ。彼女はレイヴンの不利益になることはしないだろう』
「…ならこっちは任せとけ、オルクス」
「ありがとう、イグアス」
大豊娘娘詐欺事件以来ぎこちなくなっていた俺たちの関係も、ようやく回復の兆しが見えて壁越えの時に戻りつつあるような気がする。ヴォルタの代わりにされてるとかじゃないと良いんだが…
621が収容された独房の扉を蹴破る。
『助けに来たぞ、G13』
「オルクス…!?」
それなりに傷はあるが、まだ本格的な再教育はされていないらしい。ひとまず大丈夫そうか。
『こちらG8隊、G13を奪還した。これより帰投する』
「G5、目標を奪還した。さっさとずらかるぞ!」
621をおぶって来た道を戻り、ウォルターを背負ったイグアスと合流。そのままACに乗り込み、下水道からの脱出を開始する。
「なんで…たすけにきてくれたの?」
『君も…レッドガン隊員だからな』
「…ありがとう」
下水道を抜けた俺たちはシナノくんとレッドと合流。
〔ヴェスパー第2隊長スネイルです。警備部隊各員に通達、再教育中の駄犬…独立傭兵レイヴンとハンドラー・ウォルターがベイラム部隊に脱走させられたとの報告が入りました。発見次第拘束しベイラム共々今度は「ファクトリー」に収監しなさい…!〕
流石に情報がスネイルのところまで回ったか…
『RaDが迎えを寄越してくれている、合流地点まで急ぐぞ!』
「了解!」
「ベイラム部隊を発見!包囲する!」
合流地点まではたどり着いたが…間に合わなかったか。まぁ、所詮はMT。AC4機で負ける余地はない。
〔無能な部下に鬱陶しいベイラム…どいつもこいつも…この私を苛立たせる…!抵抗が激しい場合は殺害も許容します、対処しなさい…!〕
既に企業モード入ってるねえ…まぁ、相手にもならなかったけど。
『片付いたか…遠足はここまでだ。帰投するぞ』
『助けに来たぞ、G13』
やっぱり、オルクスがエンフォーサーごときに殺されているわけが無かった。一瞬でもアーキバスからの情報を信じてしまったわたしが腹立たしい。
それどころか、彼はまた囚われたわたしを助けてくれた。ウォルターのことも助けてくれた…!
シナノに後輩の席を奪われた時はどうなることかと思ったけれど、今回の世界がわたしにとって都合の良い方向に進んでいる以上そんなことは些事だ。既にレッドガンという後ろ盾はなくなったも同然。
…今度こそ、ウォルター達を生かしてオルクスを手に入れてみせる。
………ところで、なんでまだ大豊娘娘なの?
◯オルクス
基本何もしないから手遅れになるし、何かする時は1人で背負い込むせいで失敗する
かといって本気で目的を果たしにかかると今度は目的の為に手段を選ばないし平気で人を使い捨てる
どう足掻いてもクソ野郎
◯レッドガン部隊の皆さん
土下座の文化がない人たちはいきなりオルクスが尻を強調するポーズしたようにしか見えない説
◯V.IXオルクス
俺はこのタイミングで621助けられなくて大惨事(オブラートな表現)になったのにお前だけずるくね?
オルクスに蔑称を付けたい(他に案があれば活動報告にコメント頂けると助かります)
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オルクズ
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オルカス