ルビコンわくわく傭兵ライフ   作:おーるどあっくす

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ベイラムって明確な拠点がほぼ無い…
アーキバスは壁とか燃料基地とか宇宙港とか獲得してるのに…


ランク1オルクス√3

 強制監査妨害からしばらく時が経ち、621が燃料基地を襲撃しているであろう頃、俺の元にオールマインドからの依頼が届いた。

 621を甘く見た結果単騎でウォッチポイントに向かわせたスッラは殺害され、オールマインドはようやく621をリリース計画の障害であると判断した。早速621を排除しようとゴーストを送り込んだが敢えなく撃沈。カーラに情報を抜かれる始末だ。さて、次はどんな手段に出るのやら…

 

 

[登録番号Rb45 オルクス]

[リリース計画の協力者である貴方に

 排除してほしい人がいます]

[目標はベイラムグループ専属AC部隊

 レッドガン副長 G2ナイルの排除]

 

[リリース計画の第1条件はアーキバス

 に整えてもらう必要があります

 レッドガンとベイラム本社との橋渡し役である

 彼を排除することで対抗の力を削いでください]

 

 

 

 なるほど、1周目のG2ナイルの死はオールマインドによるアーキバスへの間接支援の一環だったらしい。ナイルの死によってベイラムとレッドガンは足並みが揃わなくなり、全てが狂い始めるだろう。

 621にイグアスをぶつける為には必要なことだ。彼には621が成長する為の踏み台になって貰う必要がある。

 

 

 

 

 

 G2ナイルのいる拠点に到着し目標を発見。別に暗殺しろとは言われていないし正面突破するか。

 

 取り巻きのMTをアサルトアーマーで消し飛ばす。

 

「奇襲…!独立傭兵か!」

 

「レッドガンの滞在する拠点に単騎で襲撃とは…その蛮勇は認めるが…いや、ランク1か」

 

「ランク1…!?アーキバスに雇われたのか!?」

 

 ディープダウンから発射される多彩なミサイルを振り切り、レーザーダガーとハンドガンで残りの取り巻きを片付けていく。

 

「副長…申し訳も…」

 

 これで最後。

 

 

『後はお前だけだな、G2』

 

 G2が本領を発揮できるのは前衛機と組んだ後方支援。別に今回は遊びに来たわけではないので接近戦に持ち込んでさっさと終わらせるとしよう。

 

 垂直ミサイルはブースト移動だけで躱わせるので問題無し。とはいえ足が止まるバズーカとダガーの使用に注意すべきか。全て躱し切った所を見計らってバズーカを地面に放ち、連鎖爆発で面倒な高誘導ミサイルを撃ち落とす。

 

 敵機が息切れしたところにハンドガンを連射しスタッガーを狙うが、ギリギリの所でパルスアーマーを展開されてしまった。展開していたレーザーダガーをクイックブーストでキャンセルし後退。

 アサルトアーマーは雑魚散らしに使ってしまったので、ここは衝撃力に優れるハンドガンで耐久を削り切る。

 

 素早くパルスアーマーを剥がして衝撃を蓄積し、ある程度溜まった所でバズーカを発射。着弾でスタッガーし直撃補正に長ける連鎖爆発でAPを削る。

 

 

 

「通らんよ、それは」

 

 レーザーダガーで締めに掛かろうとしたその時、アラート音に反応してその場を飛び退いた。

 

『G5イグアス…』

 

「てめえが野良犬に勝ったとかいうランク1か…」

 

 さっきのアラートはチャージされたリニアライフルのようだ。オマちゃんはさぁ…敵機が作戦領域の近くに居るとか接近してるとかそういう調査や報告くらい出来ないのか?

 

 

「てめえを潰して…!野良犬を…!」

 

 …気概は認めるが、後衛機体が2人に増えただけだ。相性の良い組み合わせとは言い難いな。

 

 パルスシールドに向けてバズーカを発射。連鎖爆発でイグアスの視界を奪った後ガードの甘い背後に回りこみ、ハンドガンで衝撃を与える。

 

「ッ…クソが…!」

 

 後退するイグアスに対してアサルトブーストの慣性を乗せたレーザーダガーをチャージし、勢い任せに薙ぎ払う。ヘッドブリンガーの脚部を切り落とした。

 

『…仕事に戻ろう』

 

 今回のターゲットはナイルだ。イグアスを殺す必要はない。

 

「待ちやがれ…!俺は…まだ終わってねぇぞ…!」

 

 崩れ落ちたままマシンガンを放ってくるが既に性能保証射程外だ。放っておいても跳弾することになる。

 

 

 先程までと同様に、ハンドガンとバズーカでナイルからスタッガーを取り、レーザーダガーをコアに突き立てた。

 

「なるほど…ここまでか…撤退しろ、イグアス…」

 

『ミッション完了だ。帰投する』

 

 

 

 

 

「待てって言ってるだろ…!ランク1…!」

 

 崩れ落ちたヘッドブリンガーを一瞥。相手するだけ時間の無駄だが…

 

「またその目だ…!どいつもこいつも…俺を低く見るんじゃねえ!」

 

『遠吠えしてる暇があったら副長殿の指示に従って逃げ帰ったらどうだ?負け犬』

 

「まだ負けてねぇ…!俺は…てめえを潰して、野良犬を越えてやる!」

 

 

 

 

 

 へぇ…?彼の言葉に思わず口角が上がる。

 

 

 

 

 

 ヘッドブリンガーのコアにレーザーダガーを突き立て、コックピットを露出させる。

 

『レイヴンに勝ちたいなら、俺と来るか?』

 

「は…?」

 

『俺に勝つと言った奴はいるが、その先を見てる奴はお前が初めてだ。興味が湧いた』

 

 よく考えればイグアスも621と同類だ。少なくともフロイトよりは楽しめるだろう。

 

「…てめえについていけば野良犬に勝てるんだな?」

 

『それはお前次第だな、ミシガン総長の顔面に1発くらいはくれてやれるんじゃないか?』

 

 なんせ極まった621がどれほど強いのかなんて俺にも分からないんだ。今はまだ、未熟な彼女より俺が上というだけで。

 

 

「…その話、乗ってやるよ」

 

『そうか…楽しませてくれよ?イグアス』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[Rb45オルクス ご協力に感謝します]

[ところでそちらのG5イグアスは?]

 

『拾ってきた』

 

[第4世代…旧型の強化人間…これならば計画も…]

 

 コーラルの声が見える兆候を見せているイグアスを計画に組み込み、お得意のオリチャーでリカバリーをするつもりだな。放っておこう。

 

 

「ケッ、AIがボソボソ喋りやがって…さっさと始めようぜ」

 

『とりあえず新しい機体用意しなよ、シールド禁止ね』

 

「は?」

 

 俺は転生特典として全てのパーツをゲームから引き継いでいるので、その中からMERANDER C3をイグアスに譲る。今すぐブレードを持てとは言わないが、シールドを持ったままでは変われないだろう。俺が近接でしばき続ければいずれ迎撃用に持ち始める筈だ。

 

 

 結局イグアスは地中探査2以降のマインド腕、レーザーオービット、短所が無いジェネに双対ミサイルを追加した構成にしたようだ。

 相変わらず逃げ腰ではあるが…まぁ小さくとも一歩踏み出したのは変わりない。いずれ最終決戦のような苛烈な攻めを見せてくれると期待しよう。

 

 

 今日は軽く機体の試運転といこう。模擬戦相手が出来るのは俺としてもありがたい。

 




◯オルクス
本命は621だが、敗北を知りたいという面が強いのでイグアスに負けるならそれはそれで悪くないと思っている
自分に勝てなくても621の踏み台になってくれるのでお得

◯イグアス
この後血を吐くまで機体の試運転をさせられた

オルクスに蔑称を付けたい(他に案があれば活動報告にコメント頂けると助かります)

  • オルクズ
  • オルカス
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