「よう…待ってたぜオルクス…」
LOCステーション31の中央に佇んでいたAC…ヘッドブリンガーがこちらへ振り向き、俺の名を呼ぶ。
『…イグアス…機体越しでも分かる…良い顔になったじゃないか』
「そういうてめえは随分と湿気たツラしてんな…」
『…楽しませてくれよ』
戦闘開始だ。
レーザーランスをキャンセルして間合いを詰め、勢い余って俺を通り越したイグアスは即座に切り返してチャージランス。クイックブーストで回避し、無防備な背中に収束レーザーを叩き込む。
「てめえを倒して、野良犬を超える…!」
イグアスは変わらないな。ただ真っ直ぐに俺の先に立つ621を見据えている。
『…あぁ、やってみろよ』
俺はレーザーショットガンをバーストハンドガンに、イグアスはレーザーランスをブレードに持ち替えた。ブレードキャンセルでこちらに飛び込んでくるイグアスに対して上昇と下降を繰り返していなし、ハンドガンで衝撃を蓄積し、スタッガー。
『やるなら本気で来い…そっちの方が楽しいだろ?』
レーザーダガーからの収束レーザーを叩き込む。
「…楽しんでなんかない癖に良く言うぜ」
レーザーブレードが展開し、爪のような5本のブレードが形成…チャージの構えだ。イグアスの真上に向けて跳躍しクイックブースト。5本の爪が収束したことによる全周囲を薙ぎ払う連撃も、自身の真上には届かない。
上からハンドガンで撃ち下ろす俺をアサルトブーストで追いかけてくるイグアス。ショットガンと爆導索を最低限のダメージに抑えて掻い潜りながらの射撃によって再びヘッドブリンガーがスタッガー。レーザーダガーによる3連撃…
このまま押し切れると判断してアサルトアーマーを発動。さらにレーザーダガーで3連撃して収束レーザー。
『…そんなものか、イグアス』
ヘッドブリンガーは火花を散らしながら崩れ落ちた。
確かに未踏領域で戦った時とは比べものにならないほど圧力を増しているが…それだけだったようだな。
後は621とオールマインド…乗り掛かった船だ。それが終わったらコーラルに火を点けるとしよう。いつの間にか封鎖ステーションのすぐ側まで近づいていたザイレムに戻るため、アサルトブーストを開始。
「待ちやがれ…!」
…アサルトブーストを開始した俺の背後からイグアスの声が聞こえる。咄嗟にアサルトブーストを中断してクイックターン。
『…再起動、だと?』
振り向いた俺の前にはレーザーブレードを展開したイグアス。反射的に後方へのクイックブーストで横薙ぎの一閃を回避する。
「俺は…まだ終わってねぇぞ…!」
レーザーブレードを振り抜いたイグアスがブレードを斬り返し2連撃…!?躱しきれない…!
『そんなのアリかよ…!?イレギュラー…!』
ACでは有り得ない筈の挙動。だが俺は、そのモーションを知っている…ALLMIND第二形態のブレード攻撃、その2撃目だ…!
「まだ負けてねぇ…!俺は…てめえを倒して、野良犬を越えてやる!」
基本的にACは決められた動作しか出来ない。それを逸脱しているということは…完全マニュアル操縦か…!
『…面白い』
…何が“既に俺の実力は頭打ちを迎えている”だ。俺にもまだやれることはあるじゃないか。
戦闘モードをマニュアル操縦に切り替え、バーストハンドガンをパージ。FCSに回していたEN負荷でEN供給効率を向上させる。
強敵か、久しくなかった感覚だ。第三形態のクロー突撃のように、上空からレーザーランスで急襲するイグアスを収束レーザーで迎撃。怯んで中断した所にレーザーダガーでスタンバトンの如く連撃を叩き込み、ブーストキックでイグアスを蹴り飛ばす。
「オルクス…てめえには何度もやられたなあ…「ミシガン総長の顔面に1発くらいはくれてやれる」とか言っておきながらミシガンの野郎を殺しやがって」
『やっぱり気にしてたか…悪いな』
「てめえの顔面に二発ぶち込んで手打ちにしてやるよ」
ショットガンを投げ捨てたイグアスは宣言通り右腕で機体の頭部を殴りつけ、衝撃でカメラの映像が乱れる。
「こいつは安いおまけだ!」
一瞬ではあるが視界を失った俺に対して、チャージされたレーザーランスが突き刺さり、封鎖ステーションの柱を2本ほどぶち抜いて止まった。
ランスをブレードに持ち替えている隙にレーザーショットガンをチャージ。飛び込んできたところを収束レーザーで貫く。
…楽しい。自分がこの機体をモノにしている感覚…思考と視界が透き通っていく。
「透明だ…気分がいい…今は…俺たちだけだ」
『あぁ…決着をつけようか』
レーザーブレードとレーザーダガーを構えて向き合い、同時に飛び出す。
『お前を倒して、レイヴンを超える』
「てめえを倒して、野良犬を超える」
青い軌跡を残してレーザーの刀身が交差。
『…届かな…かった…か………』
レーザーブレードはアンギラスのコアを貫き、コックピット内の俺にまで届いた。
『…悔しい…なぁ…次…こそは………』
…分かっている。俺に次は無い。それでも…!
「…俺もそのうちに消える…てめえは先に地獄で待ってろ…」
『…あぁ』
…暗転。
…
……
………?
目が醒める。
ここは…水の中?
俺は機体を起こす。
青い空に、星のような紅が煌めいている。
…イグアスに切り裂かれた筈の傷は無い。
「…いた」
振り向いた俺の前に立っていたのはデバイスを紅く発光させたローダー4。左背部のウェポンハンガーには、白を基調としたHG-004 DUCKETTが載せてある。
『…なるほど』
…もはや言葉は不要か。足元に転がっていた武装を拾い上げ、装備する。
『「ともに
俺たちの闘いはまだまだこれからだEND
621対オルクスまで書く予定だったがここで終わった方がそれっぽいと没に…上手く書けたらおまけを投稿するかもしれないししないかもしれない
◯オルクス
【挿絵表示】
俺に次はない(あった)
気まぐれに殻を破らせてやるか…と拾ったイグアスのおかげで自分も殻を破ることができた
621と果てなき闘争が出来るので嬉しい
◯621
【挿絵表示】
W(わたしが)S(さきに)T(たおしたかったのに)
イグアスを殴り倒した後に漁夫の利を狙いにきたAMもしばき倒し、リリースのトリガーを引いた
オルクスと果てなき闘争が出来るので嬉しい
◯イグアス
美味しいところだけ掻っ攫っていった
野良犬とオルクスは何処にいきやがった!?
リリース後の新世界で迷子中
◯AM
我々の…計画が…人類と生命の…可能性が…
ランク1にキリがついたので改めてアンケートを…
オルクスに蔑称を付けたい(他に案があれば活動報告にコメント頂けると助かります)
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オルクズ
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オルカス