頭天槍にしてお楽しみ下さい
同一人物が話す都合上台詞に色をつけてみたのですが、恐ろしく目がチカチカします
どうすれば…
『本編オルクス』器用貧乏
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『V.IXオルクス』頭空力
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『G8オルクス』火薬狂い
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『ルビコン解放戦線アクス』近接狂い
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『C4-622ルクス』不本意ロマンアセン
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『オルクス特務執行尉官』HC乗り
ここは惑星ルビコン3、シュナイダーACレースの聖地。
ルビコン解放を巡るアーキバス・コーポレーションとの戦いを終えてから数年。「レイヴンの灯火」ことコーラル燃焼機関バスキュラープラントにより寒冷化が、オールマインドにより土壌汚染が改善され、シュナイダーレースと天然野菜という名物も得たこの惑星は、半世紀前の活気を取り戻しつつあった。
コーラル破綻についてもオールマインドとオーバーシアー、お姉ちゃ…エアの連携で増殖抑制の目処が立ち、地中支脈へ還す為の用意が整いつつある。これでその場凌ぎで燃やすしかなかったコーラルの犠牲にも報いることが出来るだろう。
そういう訳でバスキュラープラントの警備とオールマインドの補佐を続けていた俺も、そろそろ傭兵稼業とは別に身の振り方を考えなければならないと考え始めた訳だ。本業として傭兵ライフを送っていくには、この惑星は余りにも平和過ぎる。良いことなんだけどね。
このままルビコンでAC乗りを続けるならシュナイダーレースや見世物としてのアリーナがあるし、ACに関わりたいならばオールマインドは雇用を続けてくれるだろう。
ルビコンを巡ったり魂の故郷である地球の旧日本を訪れたりして自分探し?をしてきた俺は…
「お兄さん、こちらの田植え終わりました!」
なんやかんやあって米農家を始めた。
まぁ、日本を訪れたことでホームシックというか、米食いてー漬物食いてーという感じでして。
オールマインドとルビコンの土壌汚染の改善とかで実験的に農業をやっていたという下地と知識も相まってあれよあれよという間に準備が整った。
まだ始めたて故に小規模ではあるが、上手くいったら拡張して行きたいものだ。
ちなみに俺をお兄さんと呼んだ少女はエノメナ。路頭に迷っている所を保護して、仕事の手伝いをしてもらっている。物覚えが良くて頼りになる存在だ。
色々とひと段落つき家で休んでいたところ、来訪者がやって来た。
「やあオルクス。きみの良き好敵手、ラスティだ。畑を見せてもらったが…良いものだな」
皆様ご存知のラスティだ。相変わらずシュナイダーレースの方でルビコンを盛り上げてくれている。
『ありがとう、ラスティ。レースの調子はどうだ?』
「良い選手達が続々と現れて、私も油断できそうにないな。特に目を引くのはAC//イカロスを駆る匿名希望の少女と…」
「!?」
なんかエノメナが反応したな、もしかしてファン?
「AC//ヴァーミリオンレイのオルクス、君だ」
『…俺?』
「昨日飛び入り参加で私を破っておいて「調子はどうだ?」とは中々言ってくれるじゃないか、オルクス。あの機体で飛ぶ君の姿はまさに朱色の光線だったぞ」
『…待ってくれ。昨日のレースの時間帯はルビコンに戻って来たレイヴン先輩と飲んでいたんだが…』
「…?確かに顔も見た筈だが…」
それに、ヴァーミリオンレイなんて機体も組んだ覚えはないし…
[新着メッセージ 3件]
1度に3件も?送り主は…ソフィー、ウォルター、ミシガン?これまた珍しい…内容は…
…ソフィーの所にアクスが来て、エアが少女を誘拐してきて、レッドガンの元に女装した俺が現れた?何言ってんだお前ら…(宇宙猫)
『…ごめんエノメナ、ラスティ。確認してくるよ』
「あぁ…レースに出場した方のオルクスは私が調べておこう」
「…行ってらっしゃい、お兄さん」
まずはソフィーからだな。自称アクスの正体を確かめよう。速度を重視してアンフォラL2に乗り込んだ俺は、ソフィーの生活する拠点を目指して移動を開始した。
「…ひとまずこの部屋に通したけど…気をつけて」
『ありがとう、ソフィー』
ソフィーに案内されて自称アクスの居る部屋へ入る。
『…お前は…俺!?』
…そこに居たのは、俺とほとんど同じ顔をした男だった。ほとんど、というのは…彼の方が少し若く見えるからだ。まぁ、俺もコーラルの影響か加齢が緩慢だから本当に僅かな差だが。
『…お前がアクスだな。俺はオルクス、まぁ…未来のお前とでも言うべきか』
『未来の…確かにルビコンは随分と活気があるようだが…とりあえず、俺はアクス。ルビコン解放戦線でAC乗りをやっている』
『アクスはAC乗りの才能が無いと聞いていたんだが』
『…コーラルの恩恵だ。井戸に落ちた時からこうなった』
そこまで一致するのか…もしかして…
『…お前は、⬛︎⬛︎ ⬛︎か?』
『…その通りだ。まさか…!』
前世の名前が一致するなら、間違いない。
『どうやら俺とお前は、世界線の違う同一人物らしい』
『なるほど、目覚めた後お前はソフィーの為にルビコン解放戦線に残って…』
『お前はソフィーを捨てて雪原で遭難した後真レイヴンに拾われたと…嘘…別世界の俺、クズ過ぎ…?』
『返す言葉もない…お前は偉いよ…』
そう言われると改めて俺のやったこと最低過ぎるな…
『とりあえず…戻り方知らないか?俺は621のリリースを阻止しないといけないんだ』
『えっ…621リリース派なのか…ひとまず理由も分からん以上なんとも言えないが…少なくともこのルビコンにはあと1人オルクスがいる。異変を辿れば何か分かるかもしれない』
『分かった。お前に同行しよう』
なんだか愉快なことになってきたぞ…!?
「来たか…オルクスに…オルクス?」
『アクスです』
『話すと長くなるので気にしないでくれ』
「そ、そうか…それよりも今はエアだ。説得を手伝ってもらうぞ」
破綻を回避するという使命に終わりが見えたウォルターは、621とエアと共にルビコンで平和に暮らしている。
『なぁ、オルクス。これはどういう状況なんだ?エアが騒動の中心なのは分かるんだが…』
『ざっくり説明するとエアは姉を名乗る不審者で、良い妹を見つけたから少女を拉致してきた…んだと思う』
『何言ってんだお前…』
『お待たせ、後輩』
「オルクス…!が、ふたり?」
『アクスです』
『話すと長くなるから気にしないでくれ』
「?????わ、分かった…」
少女を連れて立て籠もっているというエアの部屋の前に立った俺は、意を決して口を開いた。余りこの手は使いたく無かったのだが…!
『ッ………お姉ちゃん!入れt』
〈はい!お姉ちゃんですよ!〉
…俺が言い終わるよりも速く、開かれた扉から部屋に引き摺り込まれた。
「エア………」
『俺の知ってるエアじゃない………』
〈良く来てくれましたねオルクス、真っ先に私の部屋を訪れてくれるなんてお姉ちゃんは嬉しいです。早速紹介します。こちらは私の新しい妹のルクスちゃんです。可愛いと…思いませんか?〉
引き摺り込んだ俺に対してエアは、新しい妹と称して灰色の髪に澱んだ黒い瞳の幼女を見せた。
『…ケテ…タスケテ…』
ルクスと呼ばれた幼女は、エアに抱きしめられ頬擦りをされながら死んだ目で助けを求めている。知らない女性に拉致されて妹扱いされるのはさぞ怖かったことだろう。
彼女の為だ。余りこの手は使いたく無かったのだが…!(2回目)
『お姉ちゃん、なんでも1つ言う事を聞くからルクスちゃんと2人で話をさせてくれ』
〈今なんでもって言いました!?では今後私のことはお姉ちゃんと呼んで下さい!〉
『っ………分かったよ、お姉ちゃん』
…取り返しがつかないことをしたような気がするが、今は考えないことにする。
ひとまずこれでようやくルクスとサシで話せるな。
『怖かったろう?もう大丈夫だからね…』
『おれのしってるえあじゃない…』
…あっ(察し)
『…俺はオルクス。君の事を教えてくれるかな?』
『俺は…C4-622、ルクスです。気がついたら外にいて、ウォルターを知らないかと尋ねた瞬間あの…エア?に拉致されました』
ウォルターの猟犬…
『…君は、⬛︎⬛︎ ⬛︎か?』
『なんで…その名前を…!?』
今度はTS転生した俺だったかぁ…
『なるほど…別世界線の俺…良いなぁ…性別そのままで…!あとあの様子のおかしいエアは何…いったい何があったの…?』
『そりゃ大変だよな…あとエアについては俺にも分からん…』
『とりあえず、621とウォルターの為にも帰らなきゃ…まぁ、彼女には俺なんて要らないだろうけど』
なんかこの俺暗くない?まぁ性別が変わったらそうもなるんだろうな…
『アクスと同じ状況か…ひとまず、一緒に行動しよう』
『このままここにいたらエアに喰われそうだしそうするよ…』
『ごめんエ〈お姉ちゃん〉…お姉ちゃん。ルクスをしばらく連れて行くね』
〈ふふふ…弟と妹がすっかり仲良くなって嬉しいです。行ってらっしゃい!〉
『621、ウォルター、お邪魔しました…』
「オルクス…感謝する…」
「ふーん…またね、オルクス」
『…TS転生…そういうのもあるのか』
アクスにルクスのことを伝えた後、俺たちはすぐにミシガン達の元を目指す。
『そういえば…さっきすごい621に睨まれたような気がするんだけど…』
『気のせいでしょ』『気のせいだろ』
『まぁ…そうだよ…ね?』
「よく来たな!オルクス!」
『あ、どうもミシガン…』
レッドガン部隊はベイラムから独立し警備会社を立ち上げ、ルビコンの治安維持に一役買ってくれている無くてはならない存在だ。
「早速だが本題に入るぞ!昨日貴様は大豊娘娘姿で俺たちの前に現れた!」
もうおかしい。なんでその俺は大豊娘娘コスしてるんだよ…
「貴様はG8を名乗り、泣きながら俺に抱きついて来た!お陰で一張羅が台無しだ!」
何があった大豊娘娘の俺…
「だが、泣き疲れて眠った貴様をうちで寝かした直後貴様から仕事の依頼が届いた!オルクス…あの大豊娘娘は何者だ?」
なるほど…昨日連絡しなかったらもっと事態は混沌としていたかもしれない…
『…とりあえず、その大豊娘娘と合わせてもらって良いか?』
「良いだろう!」
俺が寝かされているという部屋に入室すると、ベッドに腰掛けて俯いている大豊娘娘の姿があった。
『…お前がG8オルクスだな?』
『…お前は…!?』
『俺もオルクスだ。もう3回目だから雑に済ませるが、お前は⬛︎⬛︎ ⬛︎だろう?』
『あ、ああ…』
『とりあえず…お前は本当に男か?』
『こんなナリだが男だよ!当然だろ!』
『いや、幼女に転生した俺がいたから一応ね』
『えぇ…』
にしてもすごい女装技術だな。同じ顔をしている筈の俺でも男には到底見えない。ひとまず情報交換だ。
『という訳でかくかくしかじか』
『まるまるうまうま…なるほど…この世界のレッドガンは…皆、生きてるんだな』
あっちの世界のレッドガンは本編よりマシなだけでほぼ壊滅しているらしい。G8の立場でその状況は…中々に堪えるだろう。
『結局、皆を救うのに俺なんて必要なかったんだな…』
『………』
『でもさ、この世界にはシナノくんが…訓練生が居ないんだよな』
『そうだな…』
『なら、帰らないと。まだ…やれることがあるはずだ』
『それなら、一緒に行こう』
G8のオルクスは、力強く頷いた。
『今度はレッドガンの俺か…ところでなんで大豊娘娘?』
『五花海大豊娘娘商売吉兆、我不本意女装』
『草、五花海元凶理解』
君は彼を笑える立場か?同格かもっと酷いと思うが…
[通信が入っています]
…また連絡?今度は…オールマインドか。
[オルクス…緊急事態です。惑星封鎖機構のHC機体がバスキュラープラントに接近しています]
『なっ…!?もうルビコンの惑星封鎖は解除されたはずじゃ…』
[現在惑星封鎖機構に問い合わせ中です。既にマインド
『…分かった』
[オルクス、対処を!]
『…すまないが、HC撃破に力を貸して貰えるか?敵の目的は分からないが、今バスキュラープラントを破壊される訳にはいかない』
『このアクスには、ルビコンで為すべきことがある』
『流石にここで仲良死は御免かな…』
『まぁ、乗りかかった船だ。最後まで付き合うよ』
『…空は俺の狩場だと役人どもに教えてやる』
『ありがと…待て、誰だお前』
キメ顔でG8の隣に立つ俺と同じ顔の男。
『フッ…俺は元V.IXオルクス。これ以上、言葉を飾ることに意味はない。行こう、ルビコンを救いに!』
『様子のおかしい人です』
なんだか混乱してきたが、ひとまずバスキュラープラントへ到達した俺たちの前に、翼のような大型ブースターを展開したHCが舞い降りた。
『コイツは…!?』
『まだ居たのか…よくもまぁ飽きないものだ…オールマインド』
『ただのHCじゃない…!』
『KRSV両手持ちのクソバカアセンに、無人化されたALLMIND…』
『ド級のHC…ドッ』『ちょっと黙れ』
『次はあまりにも統一感のないAC5機か…』
『困ったな…反論出来ないぞ』
当てづらいチェーンソーしか勝ち筋のない俺のアンフォラL2、二刀流特化なアクスのアングレカム、W月光のロマン全振りなルクスのローダー4、バズーカ3積みなG8のアンフォラH4、軽4の優位性を投げ捨てた近接特化なV.IXのヴァーミリオンレイ…俺たちの機体は…まぁ、満遍なく頭がおかしい。
『ルビコンの負の遺産…コーラルの可能性など、俺は認めない。例え世界が違おうとも…全てを焼き尽くす』
[AA22EX: HEAVY CAVALRY-SERAPH
メインシステム 特務執行モード起動]
『こちらオルクス特務執行尉官。排除執行する』
ヘビーキャバルリーセラフ…どう考えても管理者側の機体って感じだな…省略するならHC-Sか?そして案の定こいつもオルクスだよ!なんか盛大に拗らせてるな…!
ソニックブームを発生させるほどの速度で6本の光の尾を引きながら、HC-Sが接近。両腕のライフルからブレードを形成し、V.IXに斬りかかる。
V.IXはHC-Sを飛び越え、プラズマヨーヨーで反撃。背後に回り込んだV.IXへHC-Sは反転して斬りかかるが、それも難なく回避した。
なんだあの戦況演算能力…あの連携に対応するとかあいつおかしいよ…
『俺はV.IXにして第9世代強化人間…2つの9を持つ俺こそが最強なのさ!』
『9+9は18だろ…』
『…い、今はもうV.IXじゃないから』
『味方に刺されてんじゃねーよ!』
[オールマインドより惑星封鎖機構からの通達を報告します。敵機は拡張型HCにセラフユニットを搭載した機体…セラフ計画は運用に耐えうるパイロットがおらず既に凍結されており、今この場にいるのはありえないとのことです]
拡張型HCだのセラフユニットだのセラフ計画だの固有名詞だけで説明されても分からん!とりあえずこの世界には扱える奴のいないやべー機体ってことだな!
V.IXがコバエのように飛び回ってHC-Sを翻弄し、その背後から俺が両手の射撃武器で攻撃。アクスがルビコニアン縮地によるブレードでヒットアンドアウェイを繰り返し衝撃値を稼いでいく。
一歩引いた間合いで上からバズーカを放つG8が回避を強要し、その背後からルクスはW月光とリニアライフルでダメージを稼ぐ。
即席チームにしては悪くない連携だが…近距離に偏り過ぎだろ!
『近距離に偏った編成か…ならば…』
考えることは同じか…!ブレードの展開を解除したHC-Sは4本の光の尾を引きながら急速離脱。膨大なEN容量と供給でトップアタックに切り替える。
『出力カツカツの150ジェネには無理ー!』
『機体が重すぎる…!』
『アルラはAB消費と上昇周りが…』
『…キカクのEN効率なら喰らいつけるか…?』
『コーラルジェネレータの俺に任せろ!より高く飛ぶのは俺だ!』
アクスとV.IXがHC-Sとドッグファイトを繰り広げる中、ルクスがリニアライフルのチャージを開始。まさか…あの速度で動くHC-Sをマニュアルエイムで狙い撃つつもりか…?
『普段より身体軽いし…根拠はないけどいける気がする…!』
チャージリニアを構えたルクスは狙いを定め…
『…外しはしない!』
電磁気力により加速射出される弾丸はチャージの弾速向上でその火力と射程を底上げされ、的確にHC-Sを狙い撃つ。
だが、その弾道には2本の光の尾が残るのみだった。
しかし、全くの無駄だった訳ではない。フライトユニットがオーバーヒート停止したことでHCは徐々に高度を落としていく。これでこちらの間合いに持ち込んだ…!
どさりと着地したHC-Sに弾丸とバズーカ、光波が集中しスタッガー。コーラルオシレーターがスタッガーを延長した所でチェーンソーが背面ユニットの装甲を抉り取る。
…流石に切断までは至らなかったが、相当のダメージは与えた筈だ。
『認めない…認める訳にはいかない…!この世界を認めたら…俺の選択は…彼らの死は…!』
ブースターのオーバーヒートした敵機は機動力を削がれ、中量AC並の動きしか出来なくなるらしい。弱体化とは…?つくづく出鱈目な性能だが…
…どうにも動きが悪い。フェイントや連携もなく目についた奴へ出鱈目にブレードを振り回してくる。とはいえ出鱈目に振るわれるブレードの範囲は広大で、纏めて薙ぎ払ってくるのが厄介なのは間違いない。気分は縄跳びだ。
『要らないんだよ…この世界に俺たちは…!余計なことをするな…俺も、お前も、イレギュラーは全員死ねば良い…!』
『…お前は、自分が621にとってどんな立ち位置か理解しているか?』
『…?』
『621はループしている、恐らく彼女の軸となっているオルクスは独立傭兵オルクス、彼女にとっては先輩だ』
『…それがどうした』
『分からないか?彼女から見れば、前回までの友人が今度は殺しに来る訳だ』
『………』
『前回で関わった以上、例え自覚がなくても俺たちは他人では居られない』
『…』
HC-Sが、戦闘体勢を解いた。
『要するに…もう俺たちだけの人生じゃないんだ』
言い方よ。
…どうやらこの騒動もひと段落ついたようだな。
『V.IX…お前…急にまともになってどうしたんだ?』
『あぁ…さっきまでは621から解放されたのが嬉しくてキチゲを発散してた』
『は?俺に621の気持ち考えろとか言っておいて621のこと鬱陶しく思ってたのかよ?』
『SMプレイを強要されてるんだから仕方ないだろ!』
『は?』
『621の気持ちを考えないまま接したせいで…彼女はMに目覚めてしまったんだ…』
『さっきまでの演説は失敗談かよ!』
『あー…SMプレイで真に調教されているのはS側ってやつか…』
『キッツイな…俺たち、SかMかで言ったらM寄りだし』
『その見た目でそんなこと自白しないでくれ…』
『まぁ、どうも621は俺たちにご執心らしい。案外中身は俺たちに似てるから、大切にしてやれよ』
そう言うV.IXの姿は透けかかっている…え、そういうファンタジーな帰り方なのか…
『心に留めておくよ。ありがとう、V.IX』
『それはそれとしてレース楽しかったからまだ帰りたくn』
お前さぁ…!
『おかしい奴をなくした…』
『おかしさで言ったらG8も大概では?』
『誠に遺憾なんだが!?』
『シナノくんだっけ?そっちの後輩によろしくな』
『ああ…!』
『まぁ…なんとか621も含めて、グッドエンドくらいは目指したいね』
『応援してるよ、アクス』
『やれるだけ、やってみるよ』
『…まだエア会ってないんだけど既に怖い…』
『…頑張れ♡』
『無責任!?しかも雑!』
『…迷惑をかけたな』
『俺はもっと上手くやれた筈だ。でも君は…やれることはやったんだろう?ならきっと、それで良いんだ』
『…ありがとう』
『…まぁ、俺たちはそういう性格だから抱え込むのは仕方ないけど…ちゃんとストレス発散くらいはしなよ』
『V.IXみたいにか?』
『V.IXの真似をするのは、やめておけ…余り自分を責めすぎるのも…やめておけ…621の為にもな…ンオルクスゥ…』
『スッラかオキーフ、どっちかにしろよ…』
薄らと微笑んで、オルクスは消えた。
これにて一件落着…待って、これ夢じゃないの?じゃあエアのお姉ちゃん呼びも一生続くの?こんなトンチキイベントのせいで!?…まぁいっか。
それよりも今は…621と、ちゃんと話してみよう。
◯ルビコン解放戦線のアクス
唯一ソフィーを捨てなかった偉い奴
V.IXと並んでトップクラスの戦闘力だが、この時点でまだ伸び代がある
今回の出来事は本編の終わっていない彼にとって夢だが、グッドエンドに辿りつけると良いね
◯C4-622ルクス
自分だけ女にされててつらいけど性的消費されてるG8よりマシか…
オルクスにトゥンク…しただけなのになぜか621から殺意を向けられてる
彼女の弱さは転生特典のローダー4に最適化されているというのが大きい
◯G8オルクス
どうしてこの姿で転移させたんですか…?
こんな姿をしているがフィジカル最強
レッドガン全員生存ルートの存在がつらい
◯V.IXオルクス
純粋な実力では現状最強
度重なるSMプレイで悟りを開いた(大嘘)
それはそれとして621のいない世界を満喫
◯オルクス特務執行尉官
殺して、殺して、殺して、殺させて、燃やした。
そんな罪の意識を抱えているところに幸せそうなルビコンを見せられて耐えきれなくなった
ようやく、621やイア達に目を向けられる
◯ランク1オルクス
全部俺がやりました^_^
次はAMオルクス達も呼んでアリーナやろうぜ!
闘争!闘争!
◯独立傭兵オルクス
この後なんやかんやあって621とくっつくのはまた別のお話…
◯エノメナ
独立傭兵オルクスの3周クッキングから参戦
正直書いてて情が湧いたので生きてることにした
4周目
今後文字色とか使う可能性があるかもなので聞きたいのですが、ハーメルンは
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白背景で利用している
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黒背景(夜間モード)で利用している