アビドスユメモドキの口調がわかんない。おじさんって言うのはわかるけどちゃん付けするっけ?
ちゃんとアビドス編第1章読んでるから問題ないと思うけど……
ストーリーと全く同じってのは味気ないし、少しずつ改変を加えないといけなんだろうけど…如何せん他の二次創作の作者みたいに文才があるわけでもないんだよな……
これからも頑張りますので応援お願いします
先生がアビドスの手伝いをすると言って数日。
無貌はアビドスへと赴いていた。
「この辺か」
太陽が沈む頃無貌は無人の住宅街から少し離れた何もない砂地の上にいた、
無貌はその場に左脚をグッと突き刺す。
そのまま数分。ゴゴゴゴッという地響きと共に地面から大きな機械が出現する。
機械は電柱のような細長い形の先に円盤のようなものがついている。
光沢感のあるその機械に無貌は右手をつける。
右手のついた部分から光の線が走り機械全体に光の線が現れる。
「よし、問題ないか」
無貌が手を離すと1人でに機械は地中へと沈んでいった。
「これでこの辺りは終わったな。一旦帰るか」
無貌がそういいその場を立ち去ろうとした時。
無貌のポケットのスマホが鳴り響く。
「はい。なんだ?先生」
電話の相手は先生。切羽詰まった声で無貌に要件を言う。
「私の大切な生徒が誘拐された!!助けて!!」
「はぁ?そのご自慢のタブレットでも使えばいいんじゃないか?」
無貌はぶっきらぼうに言う。
「やろうとしたけど地図が古すぎてわかんないし!」
「探したんだけどこのアビドスの現在の地図が見つからなかったの!!」
アビドスの地図は数十年前のまだ砂漠化が始まる前のものしか残っていない。
なぜなら砂漠化によってすぐに地図が変わってしまうから。
そして人口が減った今、作らなくても何も問題なくなっているからだ。
「はぁ、俺がやった地図を使えばいいじゃないか」
「あ。確かに」
「それじゃあ切るぞ」
「待って、私のこの話を聞いてしまった以上手伝ってもらうよ!」
「はぁ?なんで?」
先生は口籠りながら理由を話す。
「いや、ほら、だって人数多い方が良いじゃん」
「……はぁ、いいぞ」
「やった、ありがとう」
「ただし、俺は行かない。俺が作った機械を送るからそれで手伝ってやる」
「ふぇ?………それでも全然いいよ」
電話を切る。
「誘拐か…面倒だな」
無貌の言葉が暗くなった空に響き渡った。
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先生たちの元へ一羽の鴉が飛んでくる。
濡ているかのような滑らかな漆黒の翼、傷一つない嘴、その鴉はもはや芸術品の域に達している。
鴉は先生の肩に止まると鴉らしからぬ声を出した。
「あ、あー。聞こえるか?」
鴉が口を開くたびに聞こえるのは鳴き声ではなく1人の機械音声。
男性にも女性にも聞こえる声で鴉は話した。
先生やホシノたちは面を食らったようにその鴉をみた。
「聞こえたら返事をしてくれ。そうじゃないとわからない」
「あ、うん。聞こえるよ。てかすごいね。無貌がこれ作ったの?」
先生が何気なく無貌という。
その単語にアヤネが食いつく。
「っ!?先生っ!!無貌と知り合いなんですか!?やばいですよ、その人。ありとあらゆるネットワークを無視して情報を抜き取る犯罪者なんですよ!?」
先生は初めて聞くことに目を白黒させる。
数秒のフリーズの後、先生は鴉へと質問をする。
「ほんと?」
「ん、ああそうだが、何か問題でも?というよりも誘拐の方が重要なんじゃあないか?」
「そうだよ〜。今はセリカちゃんの方が大事だよ」
「そういうことだ」
鴉の眼球が光ると壁に画像を映し出す。
それはこのアビドスを俯瞰した地図であった。
その地図の一箇所には赤く光る点がついている。
「ここが黒見セリカのいるところだ。ヘルメット団のアジトだな」
地図ではその赤い点のところが拡大される。
建物だろう所の中には赤い点とその周りを囲うように黄色い点が30弱ある。
「赤いのが黒見セリカ。その周りがヘルメット団だ。ここから大体車で数十分」
鴉は淡々と説明する。
「いこう」
先生がいう。
「うん」
「はい!」
「ん、わかった」
「行きましょう☆」
─────────────────────
先生が運転する車の中。
ホシノたちはそれぞれ自らの武器を眺めながら座っている。
アヤネはアビドスの校舎で留守番をしている。
鴉は車の屋根に止まっている。
「見えたよ」
先生は車の画面に写っている地図と車の位置を見る。
そして、前方を見るとアジトとされる建物が見える。
ホシノたちはその言葉を聞いて気を引き締める。
車はアジトの近くの物陰に留まる。
生徒たちは車から降りて武器の残弾といった最後の点検をする。
「いくよ」
先生の号令と共に生徒たちはアジトへと向かう。
射程距離に入るとノノミが先制攻撃としてミニガンを打ち込む。
ガガガガガと建物の削れる音とヘルメット団の見張り3人にぶつかる音が響き渡る。
ヘルメット団の見張りは2人倒れるも最後の1人は遮蔽物に隠れ銃撃を避ける。
ヘルメット団の面々も襲撃に気付いたのかワラワラと建物内から出てくる。
ノノミの攻撃に合わせて遮蔽物から少しだけ頭を出すなどの対策をしている。
またいくつか大型の銃火器が稼働し始める。
「これじゃあ、当たりませんね☆」
ノノミが一度攻撃をやめて後ろへと下がる。
「大丈夫。ちゃんと指揮するから問題ないよ。ホシノは前に出て威嚇。シロコはそれで出てきた敵を倒して。アヤネ、ドローンで援護お願い。ノノミは一旦後ろにいてね」
先生が一人一人に指揮をする。
ホシノたちはそれに合わせて攻撃をする。
「あー、無貌はどうしよう。何できる?」
「ん、ああ。こっちで適当にやるので問題ない」
「そう、お願い」
「わかってる」
鴉は先生の肩から飛び立つと戦線に向かう。
空から戦場を俯瞰する。
ヘルメット団数十人に対してアビドスは4人。
アビドスは戦闘に慣れており全体の能力が高いが如何せん人数で不利になっている。
そのせいか少しずつだが押されている。
「ふむ。手伝うといった手前、何かしら戦果を上げないと」
鴉は翼を広げる。
ヘルメット団は1羽鴉には目もくれず戦闘を継続している。
「そもそも、銃にBluetoothをつけるとは。是非ハッキングしてくださいと言ってるもんじゃないか」
翼の内側からいくつもの羽が舞う。
その羽は戦場を全て覆うほどの量だ。
「なんだ?羽か?」
「隊長!!銃が動きません!!」
「は!?何を言っている?さっきまで使えたではないか!」
「それがどれも引き金を引いても弾が出ないんです」
ヘルメット団で混乱が生じる。
それを見逃すホシノたちではない。
チャンスと言わんばかりにヘルメット団を倒していく。
ものの数分で制圧を完了した。
「先生、これでいいか?」
先生の肩には鴉が戻ってきていた。
先生は不思議そうに質問する。
「なにしたの?」
「簡単だ。Bluetoothを介して銃の内部をちょっと弄った」
「え?何それ。ハッキングってそういうもんじゃないと思うんだけど」
「これは俺だけができるんだ。静かにしておいてくれないか?」
「生徒の頼みなら聞くしかないけど………」
「それより、黒見セリカを助けに行かなくていいのか?」
「あっ!!みんなセリカを迎えに行こう!!」
先生たちはアジトへと足を踏み入れる。
内部はヘルメット団が使っていたであろう物で一杯だった。
普段から使っているだろうコスメから食料品、銃火器などが乱雑に置かれている。
「ん、この銃、製造場所が書かれていない。というか消されている?」
「非合法に手に入れてるかもね〜」
アジトをくまなく調べると地下に繋がる階段を発見する。
ホシノを戦闘に慎重に入っていく。
「この中には黒見セリカ以外いないと思うんだが?」
鴉が不思議そうに問いかける。
「いや、慎重になって悪いことはないから」
先生は至極真っ当そうに答える。
先生という銃弾が当たるだけで死んでしまう人からすれば慎重にならざるをえない。
それが、敵がいないとわかっていてもだ。
案の定地下にはヘルメット団はいなかった。
地下は牢屋になっておりその一つにセリカはいた。
セリカを見ると頬には涙の跡があり泣いていたと推測される。
「いたいた!!大丈夫だった?セリカちゃん。泣いちゃって、ママが抱きしめてあげる」
「ん、怪我もなさそう」
「それはよかったです☆」
「いや、泣いてないから!てか抱きしめないで!!」
セリカは外傷もなくヘルメット団には何も危険なことをされていなかった。
「みんな、ありがとう。先生も、助けてくれて、ありがと」
セリカは俯きながら先生にお礼を言う。
「それじゃあ、おじさんたちの学校に帰ろう」
帰りは何もなく安全に学校に帰ることができた。
いつのまにか鴉は消えていた。
先生が後から無貌に連絡を取ると「先生からの手伝いは終わったと思ったから」とだけ返ってきた。
「礼ならいらない。…………あぁ、あいつらに一つだけ言っておいてくれ。黒見セリカを助けた礼として俺の言うことを一つだけ聞いてくれ。と。危険なことはさせないから安心してくれ」
「うう、言っておくよ。それじゃあ元気でね」
「ああ。あと平日の昼間は電話しないでくれ。俺にもすることがあるから」
電話は切れた。
「いつか、ちゃんと面と向かって話したいな」
そのいつかはすぐに訪れることになる。
神を導いた八咫烏。
オーディンの使いである渡鴉。
太陽に存在する金烏。
鴉は不吉の象徴。
鴉の羽を見ると不幸になる。
鴉は魔女の眷属。
鴉は悪魔の使い。
正と負の面両方を持つ鴉。
それは一種の神秘と言えるのではないか。
神秘と恐怖の両方を持つ存在。
それは彼にとっては身近なそして同種の存在。
彼は一体なんなのだろうか。
味方か敵か。
賽はすでに投げられている。
果たして聖なる神は、邪なる神はどちらに微笑むのだろうか。