水曜日にやるって言って金は投稿した。次は日曜かと思っていたら忘れた。
修正ポイント。
『無貌』の『』を外したよ。
見やすくなったかな?
「さぁ、無貌さん!一緒に限定ペロロ様を買いに行きますよ!!」
「行かないが?」
晴天の空と相反する様子のブラックマーケット。
その一室に声は響いていた。
「なぜですか?ペロロ様の限定グッズを見つけてくれたからには一緒に行かないと!!」
「1人で行けよ」
片方はトリニティの制服を身につけペロロと呼ばれるキャラクターのリュックを背負った少女。
もう片方はスフィンクスの仮面をつけ草臥れた白衣を身につけた人物。
その人物は無貌と呼ばれた。
少女は部屋のソファに座り、無貌はディスプレイの前の椅子に座っている。
「そもそも、俺の仕事はそのペロロのグッズのありかを見つけるまでだろう?何故ここまで来た?」
「いやぁ、ホズキさんを誘おうとしたら自主休講らしくて見つからなかったんですよ。それで1人でブラックマーケットの深部に行くなんて怖くて」
「十分ここも深部なんだがなぁ」
「あと、ペロロ様です。ちゃんと敬称をつけてください」
「……」
普段であれば会話のリードを持つ無貌ですら、今は受け身の姿勢で会話をしている。
トリニティで屈指のペロロ狂い阿慈谷ヒフミ。ペロロ様のためならばブラックマーケットだろうとゲヘナの中心部だろうと向かう彼女は無貌にとっては苦手な相手の1人だった。
「行きましょう!ねぇ、行きましょうよ!!」
「やめろ。引っ張るな。ほんとに、まじで。やめて」
ヒフミは座っている無貌の左腕を引っ張る。
無貌はヒフミの力に耐えられないのか椅子から転げ落ちそうになりながら懇願する。
「それじゃあ、行きましょう!!」
ヒフミは腕を掴みながら扉へと向かう。
無貌は抵抗が無意味だと感じたのか渋々とついていく。
「あ、まって。鍵閉めさせて」
「いいですけど。そもそも、ブラックマーケット鍵とか大丈夫なんですか?」
「普通に電子ロックだけど?それもこの建物全部にかけてるし、この建物自体クッソ硬いから大丈夫だと思うよ」
「そうなんですね!」
─────────────────────────
タタタタタタタ
銃声が鳴り響く。
ヒフミと無貌はブラックマーケットにいるチンピラに追われていた。
「なんで私たちが追われているんですか〜!?」
「そんなの、お前のトリニティの制服に決まっているだろ。…あっぶな!!」
「待てぇー!!そこのトリニティの女と仮面の野郎ぉ!!」
「ほら、あなたも狙われてるじゃないですか!!」
「そんなわけないだろ!この格好が目立つからに決まってるだろ!!」
「仮面の野郎ぉ!お前無貌だろ!!テメェのせいでうちの大事な資金が消えたじゃねぇか!!」
「ほらぁ!!無貌さんを狙ってるじゃないですかぁ!!」
「うるせぇ、俺はチンピラどもが奪った金を元の持ち主に返しただけだ!!」
2人は軽口を叩き合いながら走る。
しかし、チンピラとの距離は一定で振り切れてはいない。
「無貌さん!なんかないんですか?こう、足止めできるようなの!!」
「そう言われても、何も持たずに連れてこられたからなぁ」
無貌の持ち物は財布やスマホといった必要最低限のもの。
ヒフミの引っ張られて準備する時間もなかった。
「うう、今日は無断で来たから早めにトリニティに帰らないといけないのに」
「はあ?お前、自主休講すらしてないのか?」
「情報が入って即来たので…」
「あ、そこ右に曲がれ」
突き当たりのT字路。無貌は躊躇いもなく右を選択する。
ヒフミはその言葉通りに速度を下げずに曲がる。
「うわぁ!?」
ヒフミが曲がったすぐ後に悲鳴が聞こえる。
無貌が後を追って曲がるとヒフミは狼耳の少女とぶつかって転んでいた。
(は?なんでアビドスのみんながここにいるんだ?)
無貌の疑問の答えは数時間前に戻る。
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無貌がヒフミに連れられてペロロ様を入手しに行ったすぐ後。
アビドスでは……
「ヘルメット団が持っていた武器を調べたところ、ブラックマーケットからきていることがわかりました」
「へぇ〜、だから刻印とかがなかったんだ」
「武器ロンダリングですかね☆」
「ん、凸る」
「うへ〜、だめだよシロコちゃん。それで先生、どうする〜?」
「そんなの決まってるよ。行こう!!」
「ここがブラックマーケット……」
「人がいっぱいですね☆賑わっていますね」
「うへ〜、みんなは来たことがないもんね」
初めて都会に来た田舎民のような雰囲気のアビドス組。
先生は大人なのか堂々としている。
「ん、アビドスからあんまり出ない」
「そうなんだ。先生はいろんなところを飛び回っているから色々教えられるかも」
「皆さん、ここは違法なものがいっぱい売り買いされてるところなんですよ。気をつけてください」
スマホの画面からアヤネのホログラムが出現し、苦言を呈する。
アビドスの面々が気を引き締めて探索をしようとした時、銃声が鳴り響く。
「ん、戦闘の雰囲気」
「うへ〜、ここから逃げた方がいいかもね〜」
アビドスの面々は銃声に敏感に反応するも、ブラックマーケットにいる人々は普段と同じようにしている。
それはここではよく銃撃戦があることを示している。
ドンッとシロコが誰かとぶつかる。
2人とも不意のことだったようで2人して転んでしまっている。
シロコが立ち上がりぶつかった人に手を差し出す。
「大丈夫?」
「いたた……ありがとうございます」
「そんなに急いで何かに追われてるの?」
「それは………」
ヒフミは走ってきた曲がり道を見る。
そこには1人の青年が立っていた。
スフィンクスの仮面を被り草臥れた白衣を羽織った人物。
表情はわからないものの、何かを見つめて呆然としている。
シロコたちはヒフミの前に出て青年と向かい合う。
「ん、この人だね。追っているのは」
「いたいけな少女を追うなんて成敗してあげます☆」
「うへ〜、初めて会った子だけど、守ってあげないとね」
「ちょっと!!何でみんなそんなに好戦的なの?」
「先生としても見過ごせないな」
シロコが先制として銃を撃とうとした時ヒフミが声を荒らげ、アビドス組と青年の間に立つ。
「違います違います!!無貌さんじゃないです!!その後ろから来てる……」
「おらぁ!見つけたぞ!!さっさと私たちの金策になりなぁ!!」
「無貌、テメェは捕まえてボコしてやるからな!!」
曲がり角から数人のチンピラがやってくる。
チンピラはアビドス組を見ると怪訝そうな表情でみる。
「おい、そいつは私たちが先に見つけた獲物だ。勝手に奪ってもらっちゃあ困るな」
「田舎クセェ皆さんは、さっさと自分たちの学校に帰りな」
「ん、田舎くさくない。砂漠がたくさんあるだけ」
「シロコちゃん、それを田舎臭いって言うんだよ……」
「この人たちが敵みたいですね☆」
ヒフミはそんな中、無貌に命令する。
「ほら、やっちゃってください!!無貌さんならイチコロでしょ!!」
「だ、か、ら。何も武器になるもの持ってないんだよ」
「そこは、ほら。なんか不思議な力で」
「そんな力、あるにはあるが。こんなところじゃ使えないんだよ」
2人でわちゃわちゃと口論する様子に腹を立てたチンピラが他のチンピラに向かって大声を出す。
「あいつら、無視しやがって!!お前らやっちまうぞ!!」
チンピラは一斉に持っている銃火器をヒフミと無貌に向かって撃つ。
急な銃撃に驚いた2人はその弾幕を避けながらチンピラに文句を言う。
「あっぶねぇな。そんな急に撃つなよ」
「ほんとですよ。もっと周り見てやってくださいよ」
「うるせぇ!!さっさとやられろ!」
「それはだめだよ」
2人とチンピラに間にホシノは立つ。
盾を構えて銃撃を受け止め、ショットガンをチンピラに打ち込む。
「ん、助けないとね」
他の面々もチンピラに向けて銃撃し一気に戦況はヒフミたちが有利になる。
そして数分も経たずにチンピラを全員戦闘不能にした。
「ありがとうございます!!」
ヒフミは深々と頭を下げて感謝を述べた。
アビドスの面々は照れくさそうに頬をかく。
「そういえば、名前は?」
先生が質問をする。
「阿慈谷ヒフミです。トリニティ総合学園に所属しています。そして、こっちが」
ヒフミは無貌の方を指差す。
「あー、無貌だ。この姿では初めましてか。先生」
「え、え〜〜!?」
ここでウルカくんが登場。
当たり前だよね。そうしないと話が進まないからね。
ヒフミと無貌は仕事相手以上友達未満の関係。
殆どがヒフミが無貌を引っ張ってペロロ様グッズを買いに行く。
無貌はキヴォトス人には力で勝てないか弱い生物だからね、仕方ないね。
ウルカくんのヘイローにツッコミがありました。
図形を色々組み合わせたものなので今度ちゃんと描きます。
待っててください。いつかやります。
ヘイローにツッコミを入れたやつ。元ネタわかってないといえないツッコミなので素晴らしい。拍手を送ろう。
ヒフミは可愛い。最推しじゃないけど可愛いよね。持ってないけど。
ヒフミのペロロ様推しが徐々にオリ主くんに向くのは良さそう。
いずれヒフミはペロロ様と同じくらいオリ主くんを愛すると思う。
そしたら準備は完了。オリ主くんを殺そう。目の前でもいいし、ヒフミが買い物に行っている最中に何かしらの事故で死ぬのもいい。ヒフミはそのせいで引き篭もるんだよ。ペロロ様への愛情も忘れてずっとオリ主くんを考え続ける。もし自分が間に合えばとか、1人で行かずにオリ主くんを連れてけばよかったとか、そもそもペロロ様グッズを買いに行かずにオリ主くんと一緒にいればよかったとか、ずっと頭の中を反芻し続けるんだよ。
そんな中、ナギサとか補習授業部の子達が見にくる。ペロロ様とかのグッズを持ってくる。
頑張ってペロロ様の名前を覚えたナギサとかから貰うんだけどグッズを見るたびにオリ主くんのことを思い出してしまって拒絶する。部屋にいっぱい飾ってあったグッズも日に日に少なくなっていく。
そしてグッズも何もかもなくなって綺麗になった部屋でヒフミは1人呟く。
「ごめんね。次は〇〇だけを見るよ」って。その手にはオリ主くんと撮ったツーショット写真が握られている。
そして自殺でもする。
次なんてないのにね。来世も何も存在しないのにそんなものに縋るしかないんだよ。
自殺しきれなくて目が覚めたら病院とかでも最高。