無貌の少年は何を想う   作:月ノ蛇

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ユメ先輩はユメ先輩なんだ!!だから地の文でもユメ先輩って言うんだ!!

アビドス3章を読みたいのにプレナパテスのせいでエデン条約編が終わらず読めない現状。
まじで!ヒエロムニスが!倒せない!!熟練先生の皆さん。どうすればいい?


幸せな世界

「さて、ホシノちゃん!ウルカくん!!ラーメン食べに行こう!!」

 

とある日の午後。ユメ先輩はそう高々に宣言した。

ウルカは手元の基盤とハンダゴテを持ったままポカンとした表情で、ホシノは銃の手入れの手を止め呆れた様子でユメ先輩を見つめる。

 

「…ユメ先輩、お金はあるんですか?」

 

「もちろん!!ついさっき、今月の利子分を渡して余った分があるんだよ!!」

 

と、ユメ先輩は手元の千円札数枚を前へ突き出す。

今日は借金の回収日。毎月かかる利子しか返すことができないが、それすらも返せなければこの学校もろとも奪われるので重要な日。

9億9234万円。それが返さないといけない金額。自分たち3人ではその利子しか返すことができない。

 

「それって、次の返済に充てなくていいんですか?」

 

「大丈夫!!普段頑張ってる二人には少しくらいお礼しないとね」

 

明るい表情で言ってのけるユメ先輩。

 

「はぁ、いいですよ。この銃の手入れが終わるまで待っててくれますか?」

 

「ホシノが言うなら僕も行きます」

 

そんなユメ先輩の気持ちを汲んだのか、ホシノは了承する。

ウルカも手元の基盤を置き、ハンダゴテの電源を落とす。

 

「本当!?ありがとう!!」

 

2人が準備し終わるまでユメ先輩は2人の周りをピョンピョンを跳ねていた。

 

 

 

 

柴関ラーメン。

 

アビドス地区に店を置き、生徒にもリーズナブルな値段で提供してくれる店。

本編でもアビドス生徒や便利屋の行きつけになっている。

 

「みんな、何食べる?私は柴関ラーメンかな」

 

「私もそれで。ウルカは何にする?」

 

「それなら僕も柴関ラーメンで」

 

「あいよ。柴関ラーメン3つだな」

 

犬の大将が注文を受け取る。

ウルカたちは待っている間、手持ち無沙汰に当たりを見渡す。

 

「初めて来たけど、人多いんですね」

 

「ウルカくん。それは、此処らにはこの店しか食べられるところがないからなんだよね」

 

「いや〜、借金がなかった時はもっとお店があったらしいんですけどね〜。ユメ先輩」

 

「そうだね、お恥ずかしい限りだよ〜」

 

たはは〜、としながら二人は答える。

アビドスの周辺の土地は砂漠化でまともに店が構えられないのでこう言った店屋はレアとなっている。

実際はカイザー社が買い取っており、退去命令なども出ているのだが…それはまた今度の話としよう。

 

「柴関ラーメン、3つおまち」

 

湯気が漂う熱々のラーメン。

ウルカたちはレンゲを持ちラーメンを啜る。

 

「ん〜、美味しいね。2人とも」

 

「はい、そうですね〜」

 

「初めて食べたけど、美味しいです」

 

会話をしながらも着々とそれぞれのラーメンの量は減っていく。

 

「美味しかった〜」

 

「ですね」

 

「うん。美味しかったよ」

 

「それじゃあ会計してくるね」

 

ユメ先輩が会計をしているうちにウルカたちは身支度をし、店の外へと出る。

そしてユメ先輩も会計を済ませ、少し後に店を出てくる。

ユメ先輩は店の外で待っていてくれた2人の前へと行き、振り向く。

 

「さて、お腹いっぱいになったし帰ろう!!」

 

ユメ先輩を先頭に3人は学校へと帰る。

また来ようかなと考えながら。

 

 

 

 

 

「あ、スマホ忘れた」

 

学校へと半分になった頃、ウルカが言う。

彼はポケットを上から触って探すも、スマホ特有の硬い感触がない。

どうしようか少し悩み、ユメ先輩とホシノに提案する。

 

「ちょっとスマホ取ってくるので、先に帰っていてください」

 

「わかった」

 

「いいけど、大丈夫〜?ウルカくん、自衛手段ないから〜」

 

「大丈夫ですよ」

 

ウルカはそう言うと2人と別れ元来た道を戻る。

唯一の持ち物のスマホは無くせない。そもそも何故肌身離さず持っていた物のはずなのに忘れてきたのかウルカは今は考えていなかった。

 

先程昼食を摂った柴関ラーメンが視界に入った頃、近くの誰も使わなくなった家の影から声をかけられる。

それは黒いスーツを身に纏い顔は黒塗りの目の部分がひび割れを起こし白い光を放っている異形の姿。

普段であれば無視をするのだが、それが手に持っていたのはウルカのスマホだった。それ故に無視できなかった。

 

「初めまして、宵闇ウルカさん。こちら貴方のスマホです」

 

「…貴方は誰なんですか?」

 

スマホを受け取るも警戒心MAXのウルカを見てそれは恭しく自己紹介を始めた。

 

「私のことは『黒服』とでも呼んでください」

 

「では、黒服さん。なんのようですか?」

 

「クックック、少し貴方に勧誘をと」

 

「勧誘、ですか?」

 

「はい。貴方のその神秘の量と質が凄まじいのでね。率直に言います。私たちに協力してくれませんか?」

 

黒服は右手をウルカへと差し出す。

ウルカはその手を取ることなく肩をすくめる。

 

「協力ですか?」

 

「はい。貴方の神秘はとても素晴らしいのです。あの暁のホルスと匹敵するかそれ以上に。ですので、貴方には私たちの実験に参加してほしいのです」

 

「実験ですか…」

 

それが安全な保証はどこにもない。それ故に、内容を聞く。

 

「そうですね。貴方の神秘を知るためですので腕か足の一本は貰います」

 

黒服は四肢の1つが奪われることを平然と言ってのける。

ウルカにはメリットが1つもなく、神秘と言われても人より硬いとしか考えていなかった。

 

「すみませんが、それはできないですね」

 

「ふむ、報酬として貴方の高校の借金の半分を肩代わりすると言ってもですか?」

 

黒服はさも名案のように言ってのける。

しかし、それはウルカの高校の事情を関係のない奴が知っていることのためさらにウルカの警戒度が上がる。

 

「はぁ、脅しですか?」

 

「いいえ、そう言うわけでは」

 

「それならさらに承諾できません。見ず知らずの人に僕たちの事情に関わってほしくないので」

 

「クックック、そうですか。では、電話番号を渡しておきますね。気が変わったら電話してください」

 

黒服はポケットから1枚の紙を取り出すと、ウルカの右手に握らせる。

ウルカはその紙を自らのポケットに押し込み黒服の言葉に答える。

 

「気が変わることがあったらしますよ」

 

「そうですか。それでいいです。我々ゲマトリアは貴方のことをいつでも歓迎しますよ」

 

そう言うと黒服は虚空へと消えていった。

 

「はぁ、気が変わったら…か」

 

ウルカのその一言は誰もいない砂漠に消えていった。

────────────────────────────

 

「ウルカくん!!銃、買ってきたよ!!」

 

ある日の午後、ウルカの3人で暮らして半月が経った頃。ユメ先輩はたった一丁の拳銃を差し出した。

デザートイーグル。.357マグナム弾を入れるmark.Ⅰ。評判は芳しくなく、後継機もいくつも出ているそれは。

無骨である決してオンリーワンじゃない。ただの量産型の拳銃。

ショットガンのように一発一発が高威力でもない、アサルトライフルのように連射ができるわけじゃない。

しかし彼女が少なくない出費をして買ってくれたものだった。

 

「ごめんね。できればもっといい銃を買いたかったんだけど……弾薬も1マガジンしか買えなかったよ」

 

目の前にいる彼女が悲しそうに語る。その目は手元のデザートイーグルに向けられる。

 

「大丈夫ですよ。ユメ先輩に買ってもらったものなんですから。どんなものより大切です」

 

「えへへ、ホシノちゃんと選んだ甲斐があったよ。ホシノちゃんが普段は言わないような早口でウルカくんに似合うって言ってたんだよね〜」

 

「ユメ先輩!それは言わないでください」

 

「ホシノもありがとう」

 

ウルカはホシノに向き直り、満面の笑みで感謝を述べる。

ホシノは彼から顔を逸らす。頬が少し赤くなっているがウルカは気付かない。

ユメ先輩は気付いたのかあらあらと口元に手を添える。

 

彼は生まれて初めてプレゼントを貰った子供のようにはしゃいでいた。

 

 

 

 

 

 

 

そんな日々の幸せもそう長くは続かなかった。




幸せな時間をもっと書きたかった。
文才がなく、さっさとオリ主くんを苦しめたいと思ってしまい1話になってしまった………
オリ主の武器はデザートイーグルになりました。マリーとお揃いだね。


ここから起こるは性癖の開示。それにより、何かが起きる。知らんけど。

曇らせはいい。何よりもいい。今は病気に効かないがこれから効くはず。オリ主くんを傷付けたい。先生でもなければ生徒でもない。だからいくらでも傷付けられる。簡単に四肢を吹っ飛ばしたい。再生するから大丈夫と言いつつ痛みはあるんだよね。ホシノとかが心配するんだけど大丈夫って言って返すんだ。そして陰で痛みを思い出して吐くんだ。胃の中の食べ物が全部出るんだ。誰にも心配を掛けたくないから誰にも見られないようにしてると尚いい。だんだんだんだん笑顔が引き攣ってみんなにバレて仕舞えばいい。再生しない場合は片腕片足片目片耳を潰したい。失ったところは全部義手とか義足で補うんだ。それでも生身よりも動かしにくいし、片目がないからない方から来た人のことはギリギリまで気付けないんだ。しかも片耳がないから近くで大きな声を出しても気付かないんだ。少しも驚かずに少し経ってからこっちを向くから耳がなことを再認識して曇るんだよね。腕だって触ると義手で冷たいから腕がないことを嫌でも理解させられるんだよ。
先生も曇らせたい。オリ主とは違う性別にしたい。生徒のことを必ず守るとか言いつつ目の前でオリ主くんが死んでほしい。それも先生を攻撃から庇って死んでほしい。動かなくなって冷たくなったオリ主を抱えて泣いてほしい。一生癒えない心の傷になってほしい。先生はそれからオリ主と同じ髪色をした人や同じ髪型に人を見るたびに目の前で死んだオリ主を思い出して曇ってほしい。オリ主が死ぬ直前に「先生、生きて」とか言ってずっと引きずってほしい。自分の命は1人のオリ主のおかげで存在するから自殺したくてもできずに、包丁を首に当てたり縄を首に巻いたりするとオリ主の「生きて」がリフレインして泣き出してほしい。自分が死のうとしても自分のせいで死んだ人がいるから生きてなきゃいけないって思ってさらに生徒を強く守ろうとするんだ。守れなかった生徒がいるのにね。自分のせいで死んだ生徒がいるのにね。
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