初めて書くのでうまい表現なんかできませんが、頑張っていこうと思っております
コメントとかあるとうれしいなぁー(チラッ
「だ……返事…し…!」
壊れゆくアルテリア・クラニアム、ボロボロのホワイトグリントの中で彼女の声が聞こえる。
「お願…!帰って来…っ…」
彼女は必死になって呼びかけるが自分にはもう帰ることも呼びかけることもできない。
目の前にはコックピットに風穴の空いたアリーヤベースの機体、ストレイドがある。
ついさっきまで自分はコレとコレを操るリンクス、「首輪付き」と戦っていた。
私を戦場から遠ざけることをずっと望んでいたフィオナはある日、オルカ旅団と密約を交わした。
その内容は、カラードランク1のオッツダルヴァをオルカ旅団長テルミドールへと変える舞台を作る。
その代り私を戦いの表舞台から消えさせるというものだった。
ラインアーク防衛という戦いによってカラードランク1、オッツダルヴァは水中へ消え、また私も彼と相討ちという形で戦いの舞台から幕を引いた。
これで終わり……のはずだった。
それからしばらく静かに暮らしていた私の元にとあるメールが届く。
メールはテルミドールからのもので内容はクローズプランの最終ミッションであるクラニアムを自分たちが落とせなかった場合、落とせてほしいというものだった。
フィオナは、「こんなもの、引き受ける必要なんてないわ!」
と言っていたが私にはそう思えなかった。
彼らが成し遂げようとしているクローズプラン。それは企業連が隠してきたアサルトセルを一掃し、人類を壊死しかけている地上から宇宙へと旅立たせるというものだ。
本来この計画はリンクス戦争で行われるはずだったが、アセルトセルを片付けるための道具であるエーレンベルグと計画の主体であったレイレナードを壊滅させたのは他ならぬ自分なのだ。
もちろん傭兵として任務に私情を挟んではいけない。
しかし、これから生まれてくる罪なき命を死んでいくこの地球に縛り付けることへの罪悪感は拭うことができなかったのだ。
私は自分の気持ちを正直に彼女に話し、彼女はしぶしぶ了承してくれたのだった。
後ろでは施設の崩壊が本格的に始まり、漏れ出したコジマ粒子が爆発を起こしている。
ここもそろそろだろう。
「ねぇ・・聞こえる?」
神のイタズラだろうか。ここにきて通信がはっきりと聞こえる。
あぁ、聞こえているぞ。
「帰ってきたらお父さんとジョシュアにあいさつしようって言ったよね」
あぁ、もちろん言ったさ
「一緒にいろんなところいこうって…言ったよね…」
あぁ…
「無事に帰ってくるって…言った……」
あぁ……
通信機越しでももう彼女が泣き崩れているのがよくわかる。
そうだフィオナ、最後に一言だけいいか?
「…あなたからなんて珍しいじゃない……」
彼は一つ深呼吸する。
『 』
アルテリア・クラニアムは緑の光で包まれた。
今回はとりあえずISの世界に行く前のお話です。
次回からISの世界に入る予定かな?
応援、批評などいろいろ待っております!