日が上り突如ブリッジに短距離通信が入りそれに出るとレッドフードからの通信であったため、休んでいたキラ達が起こされクルー達が外に出てみるとそこにはベアッガイ達とザフトのMSや戦闘ヘリを引き連れたレッドフードが来ていた。
「「「レッドフード(さん)!!?」」」
死んだと思っていた彼女に喜びの声が響き渡り、キラ達も涙を流しながらレッドフードに抱きついてくる。マリュー達も近づいてきて…
「お前!あんな如何にもオレ死にますみたいな雰囲気出しやがってっ!!」
「良く無事に帰って来てくれたわね…」
「おうっ!心配掛けたな…キラ達も良く頑張ったな!」
「僕…信じていましたから!貴女が生きてる事!」
ミリー達は泣きながら抱きしめてきており
「フ〜ざんっ、グズッ゙…生きててよがっだよ〜、グスッ…」
「ミリー達も心配掛けたな!…そう言えばナタルの姿が見えねえけど、どこ行った?」
するとマリューとムウの2人は指を指してきたので、それを見ると胸に顔を埋めているナタルが居た…お前、其処にいたのか!?
「ところで話は変わるのだけれど…貴女、このMS等を一体どこから持ってきたの?コレ全部ザフトの物なのだけれど…」
「あー これか?昨夜アークエンジェルに夜襲を仕掛けようとしていた奴が居たから逆にそいつら襲って堂々と奪ってやった!」
「
格納庫でムウとマードックがスカイグラスパーの調整をしていたが、何時も居るはずのベアッガイが1体もいなかった事に違和感があったらしい。
そう言ってナダルを慰めながら答えているレッドフード。
だが皆がザフトが来ていた事を聞き、当然驚いていた。
「夜襲って一体どこの部隊なんだ?」
「お前らも知っていると思うがここいらじゃちと有名なやつでな。《砂漠の虎》と言えば分かるんじゃないか?」
「砂漠の虎…アンドリュー·バルトフェルド!!?」
「奴が来てたのか!じゃあもしかしてこの物資って…いやいや堂々と奪ってやったってお前、何やってんの!?」
「何ってそりゃあいつら全員、首から下を埋めた後、虎の顔を虎フェイスにしてやったが?」
するとそれを聞いた全員が不意を付かれたが如く笑い、噴いていた。
「ところでそろそろコレ、剥がしてくんね?」
話している間、ナタルはずっと胸に顔をうずめており、一向に離れようとしない。
「暫くはそのままにしといてやれ!」
「…ふ〜…ふ〜…ふ〜…///」
「おい、これ大丈夫なのかよっ!?なぁ!?」
その後30分ほど撫で回し、漸く離れるナタルであった。
取り敢えず説明を終えたレッドフード達はザフトとの戦闘に備えすぐに移動できるよう準備をしている。そんな中、キラ達は格納庫へと集まっていた。
「レッドフードさん、このモビルスーツって人型じゃないんですね?」
キラ達がバクゥを見ており、トール達もコックピットに乗って見ていた。
「これ俺でも乗れるのかな?」
「ちょっとトール!アンタが乗っても操縦なんて出来る訳ないでしょ?」
「え〜。やってみないと分からないじゃないか、なぁキラっ?」
「でもミリーの言う通り、流石にトールでも難しいと思うよ?」
「でも本当にすごいよねぇ!こんなモビルスーツもあるんだ〜」
トール達がそんな話をしていると整備班の人達が帰ってきて来た。
「おら、坊主共!仕事の邪魔だからとっとと降りろ!」
「「「はーい!」」」
そう言ってトール達はブリッジへと戻り、キラはストライクを艦の外へと運んでいった。
「にしても本当よくこんなもん手に入れてきたな!こういっちゃあなんだが、あの砂漠の虎もとんだ災難だったな!!」
マードックがそう言って笑っていた。
「早速俺はこいつらをちょいと改造してみようかな。しばらく場所借りるぜ?」
「別に良いが…変なもん作るなよ?」
「は〜い!」
そう言ってレッドフードはべアッカイ達と一緒に作業へと取り掛かったのだった。
暫くすると警報が鳴り響き艦の中が慌ただしくなっていた。何でもレジスタンスらしき集団が接触を図ってきたらしい。
マリュー達が武装しており、レッドフードにも来て欲しいと言われ作業中止して一緒に外に出るのであった。
「地球連合軍・第8艦隊のマリュー·ラミアスです」
「あれ〜?第8艦隊っていうのは全滅したんじゃなかったっけ?…」
マリューはそれを聞き、少し睨みつけると、リーダーらしき男が止めに入る。
「俺達は明けの砂漠ってもんだ!俺はサイーブ・アシュマン。俺達はお前等と争いに来た訳じゃあ無い…俺達の敵はザフトなんでねぇ」
「砂漠の虎相手に戦っていたのか?」
「アンタの顔はどっかで見た事あるな?」
「ムウ·ラ·フラガだ。この辺に知り合いは居ないがね?」
「エンデュミオンの鷹とこんな所で会えるとはよ」
それを聞くと2人はそこまで知っているのかと驚きながら更に警戒を強めた。
「情報も色々とお持ちのようね…私達の事も?」
「ふっ…地球軍の新型特装艦アークエンジェルだろ?クルーゼ隊に追われ地球へ逃げて来た…そんでアレが…」
「X-105ストライクと呼ばれる地球軍の新型機動兵器のプロトタイプだ」
突然後ろから金髪の少女が出てきてサイーブに説明をし始めた。
「……さてとっ!お互い何者だか分かってめでたしってとこだがな…コッチとしちゃあそんな災いの種に降って来られてびっくりしてんだ!こんなとこに降りちまって事故なんだろうが、アンタ達がこれからどうするつもりなのか、そいつを聞きたいと思ってね?」
2人は一度向き合い再びサイーブの方へ向き直す。
「力になっていただけるのかしら?」
「はっ!…話そうってんなら先ずは銃を下ろしてくれよ」
すると隠れていたクルー達はそれを聞き驚いた。
「アレのパイロットも!」
サイーブはストライクにも降りろと言ってきた。
「はぁ…分かりました、ヤマト少尉降りてきて?」
そしてキラはゆっくりと降りてきて、ヘルメットを取ると明けの砂漠の兵士達はまだ子供じゃないかと驚き、金髪の少女はキラの顔を見て一気に近づいてきた。
「お前…」
2人は暫く見つめ合っているとサイーブが再びマリュー達の方へ向くと…
「そう言えば話は変わるが昨夜この近くで砂漠の虎を襲っている奴がいたらしいがそれもアンタらなのか?」
するとレッドフードが横から入り…
「正確には俺が襲ったんだ。何せ夜襲を仕掛けようとしてきたから、逆にこっちから襲ってやった!」
「お前は?」
「オレはレッドフード。今はアークエンジェルと一緒に行動している」
するとサイーブがその名を聞いて動揺し始めた。
「アンタがあの赤狼か!?こいつは驚いた!ザフトの英雄がこんな所に居るとはな!」
すると後ろのレジスタンスは銃を向けてきた。アークエンジェルのクルーも出てこようとするがレッドフードが腕を横に出し、待ての指示を出してきた。
「確かにオレは元ザフトの人間だったがそれがどうした?お前さんが聞きたいのは、それじゃないだろ?」
「ははっ!確かにそうだ。昨夜こっちに妙な通信が入ってな、何でも砂漠の虎を捕まえたとか何とかの連絡が入ってきたんだが…あれはもしかしてお前さんか?」
サイーブがレッドフードに聞くと…
「確かに通信を入れたのはオレだな。あいつらを襲って埋めてやった時にな」
それを聞いたサイーブは…
「ほぅ!じゃああの妙な通信はお前さんだったんだな!なら何でそのまま俺達に引き渡さなかった?」
「砂漠の虎とは昔の戦友でな。助ける代わりに物資をもらっただけだしな!何よりお前達に引き渡す理由がない」
すると明けの砂漠はふざけるなと怒り始める。サイーブも落ち着けと仲間に言って抑えた。
「それで聞くがお前達…まさかMSをよこせと言うんじゃないだろうな?」
サイーブとレッドフードは暫く睨み合うと…
「まぁ待ちな!そちらの艦長さんにも言った通り俺達はお前らと争う気はさらさら無い!まずは話し合いといこうじゃないか!」
そう言ってアークエンジェルと明けの砂漠は休戦協定を結んだ。
一方、ザフト軍・ジブラルタル基地では…
「両名とも無事にジブラルタルに入ったと聞き安堵している。先の戦闘ではご苦労だったな?」
そこにいたのはクルーゼ隊のディアッカとイザークが居た
「ふっ…死にそうになりましたけど」
そうディアッカが言うと…
「残念ながら、足つきとストライクを仕留める事が出来なかったが、君らが不本意とは言え、共に降りたのは幸いかもしれん。足つきは今後地球駐留部隊の標的になるだろうが、君達も暫くはジブラルタルに留まり共に奴らを追ってくれ」
するとクルーゼは少し笑いながらも2人の方を向き…
「無論、機会があれば討ってくれても構わんよ?」
そう言い残して通信が切れる。
「宇宙には戻ってくるなって事?俺達に駐留軍と一緒に足つきを探して地べたを這いずり回れって言うのかよ…」
するとイザークはゆっくりと席を立ち、ディアッカは慌ててイザークを支える。
「おい、イザーク!?お前、まだ尻がっ!」
「機会があれば…だと?」
そう言ったイザークの目が血走っており、ディアッカがそれを見て驚きながらも…
「討ってやるさ、次こそ必ず…このわたs…俺がな!!」
「イザーク…(今わたしって言いかけてたよな…)」
ディアッカはオカマに成りかけたイザークに対し、少し危機感を覚えながら彼から一歩離れたのであった。
一方アークエンジェルはその後サイーブ達と一緒に移動し彼らのキャンプ地へと赴いていた。
キラとレッドフードはアークエンジェルにカモフラージュネットを被せていた。
「キラっ、もう少しそっちを引っ張れ!」
「分かりました!」
2人で作業を終わらせ、一息ついていた。
「ご苦労さんだったな、キラ!水分補給はしておけ」
「ありがとうございますっ…ゴクッ…ゴクッ…ゴクッ…ぷはぁ!」
するとレジスタンスの少女がこちらに来た。
「さっきは悪かったな、お前を殴るつもりはなかった…訳でもないがあれは弾みだ…許せ…」
キラとレッドフードはそれを聞くとおかしくなったのか笑ってしまい、彼女も何がおかしいと聞いてしまう。
「いやだってさ!」
「ずっと気になっていた…あの後お前はどうしたのだと…なのにこんなものに乗って現れようとはな…おまけにお前は地球軍だ」
「君こそ何でここにいるんだ?オーブの子じゃなかったの?」
そう言うと 彼女は少し困惑し始める。
「さて、俺はそろそろ席を外すぜ?後はお若い二人でごゆっくり〜」
「ちょっ、レッドフードさん!?」
そう言ってレッドフードはキラとその少女をその場に残してアークエンジェルに戻って行った。
格納庫へ行くと、奪ったバクゥの改造の続きをしていたベアッガイ達がソレスタル·ビーイングから持ってきたジャンクパーツを利用して新しく組み直していた。
「いやー まさかバクゥを手に入れるなんて思ってもみなかった。せっかくだから色も変えてみるか…」
すると一仕事終わらせたマードックが来て…
「ご苦労さん!まさかレジスタンスの基地に来る事になるとは…にしても、こりゃ一体何作ってんだ?」
マードックがレッドフードに聞くと…
「これか?コイツをちょっと重装備にさせようと思ってな!前にオレの基地から持ってきたジャンクパーツを利用し改造中だ。もうほぼ終わりだが走らせるのが楽しみだ」
そう言ってレッドフードは不気味な笑顔をしながら話す。マードックはそれを見て少し引いていた。
「それでこいつはタンクか?バクゥは分かるが…」
「あん?こいつはその両方を合体させたMS…
バクゥタンク」