その頃 プラントでは…
アスランは婚約者であるラクスに会いに行くため花束とプレゼントを持って部屋から出て行くと
「(さて…忘れ物もないな……)…!」
1階へ降りるとそこには母のレノアと父のパトリックがおりパトリックはレノアに膝枕をしてもらっていた、丁度パトリックも久しぶりの休みで家で夫婦水入らずイチャついていた。
するとレノアはアスランが階段から降りてきたことに気付いたのか此方に視線を向け静かに笑った後…
「(し〜〜今彼寝たとこなの…
そう小声で聞くとアスランはそっと頷き
「(はいっ…それでは行ってきますね?、母上)」
アスランもパトリックを起こさぬ様に小声で喋りその場を後にした。
アスランが静かに家から出て行くと目をつむったままパトリックは口を開きレノアに話しかけてきた。
「……アスランは行ったか?…」
「あなた、起きていらしたの?」
「まぁな…お前との時間を邪魔されたくないのでな」
その言葉を聞いたレノアは少し驚きながらも嬉しそうに笑みを浮かべ 膝枕をしていたパトリックの頭をそっと撫でる。
「いつもご苦労様ね、
「全くだ!あいつのせいで今まで何度お前との時間を潰されたことかっ!」
パトリックはラクスが居なくなった後シーゲルが大暴れした事を思い出し苦い顔をしていた。
「ふふっ♪…なら今日はあなたとゆっくりできるわね?」
「いつも苦労をかけるな?レノア…」
「それは言わない約束でしょ?パトリック…んっ」
そしてレノアはパトリックの顔にゆっくりと顔を近づけていったのだった…
家を後にしたアスランは車に乗ってラクスが住んでいる家へと向かい、門番に自分のIDを見せ
中に入って行った。
「いらっしゃいませ、アスラン!」
『『『『ハロ〜!アスラン!アスラン!』』』
出迎えてくれたのは婚約者である ラクスと大量のハロ達であった。
「すみませんっ少し遅れました!」
「あら?そうですか」
そう言いながらラクスは階段から降りて行きアスランの下へ向かう。
「これを…」
アスランが持ってきた花束を渡すと
「まぁっ!ありがとうございます」
「あの〜しかし何ですかこのハロ達は…」
ハロ達の出迎えに少し困惑しながらラクスに聞くと
「お客様を歓迎しているんですわ、さあどうぞ?」
そう言って アスランとラクスは歩きだしハロ達もそれに付いて行くが足元をずっと飛んでいるハロ達が邪魔でとても歩きにくそうにしていた。
「しかし…これでは帰って迷惑では?」
「あなただから余計にはしゃいでいるのでしょう、家にお出でになるのは本当に久しぶりですもの…」
「なっ…すみません」
アスランが謝ると、庭のテラスへ出る
「オカピ〜!」
ラクスが呼ぶと 犬型のロボットが近づき ラクスはもらった花束をオカピの背中の上に置く
「お花を持って行ってアリスさんに渡してね?それからお茶をお願いって」
するとオカピは方向転換し屋敷の中へと戻って行った
「ふふっネイビーちゃんおいで?」
するとラクスの手元にハロが一体近づく
『ヨンダカディアナ!!』
「違います♪」
ラクスはハロを抱えて アスランと共にテラスに用意してやった椅子へと対った
「今日はお髭にしましょうね〜♪」
ラクスはペンを取り出しハロに白ひげをかを書き始めた
「できました!さぁお髭の子が鬼ですよ〜?」
『ソンナニディアナガスキカアアアアアアァ!!』
ラクスは髭を書いたハロぶん投げると他のハロ達はそれを追いかけて行った
「なかなかお休みを取れず申し訳ありません」
「お気になさらなくていいですわ、それに謝るのはこちらの方ですわ!私の父のせいでアスランのお父様にも大変ご迷惑をおかけしました、体調の方は大丈夫でしたか?」
「えぇ、今日も昼間から二人してイチャついてたので」
「相変わらず アスランのご両親はとても仲がよろしいのですね!」
「全くです」
「そういえばキラとレッドフードとはアレからどうなされていますのでしょうね、あの後お会いになりましたか?」
ラクスが楽しそうに アスランに聞くと
アスランは地球へと降下する時の事を思い出していた。
「あの二人は今頃地球に降りていますよ…無事だといいのですが」
「キラから聞きました、小さい頃からのお友達でらしたのですか?」
「えぇ…そうです、4〜5歳の頃から…ずっと 月に居たのですが開戦の兆しが濃くなった頃私達は父に先にプラントに上がって、あいつも後から来ると言っていたのに…」
「ハロの事をお話ししたらあなたの事相変わらずなんだなって嬉しそうに笑っておられましたわ、自分のトリーもあなたに作ってもらったものだと…キラも大事にしておられましたわ」
それを聞いたアスランは
「あいつまだ持って!?」
「え?えぇ何度か肩に乗ってるのを見ましたわ!」
「そう…ですか」
「わたくし…あの方好きですわ…」
「えぇ!?」
その後ラクスのキラ好き宣言されたアスランはショックを受けながらもそれを悟られぬ様に彼女との時間を過ごすのであった…
「残念ですわ…夕食をご一緒くださればよろしいのに」
「すみません…」
「もう少ししたら父も戻ります!あなたにもお会いしたいと言っていましたのよ?」
するとアスラは肩をビクつせラクスの父親の事を思い出す
屋敷にて アスランとラクスの婚約についてザラ家とクライン家が部屋におりパトリックとシーゲルは向き合って座っていた…だが
『私の愛娘の婚約者になるからにはそれ相応の強者でなければならんっ!!…ん~何だ貴様その貧弱な肉体は!!!そんなことでうちの娘を手に入れられると思ったか!!?』
『いや…あ…あの…』ガタガタガタ
『やめんかジーゲルっ!!この子はまだ子供なんだぞ!!?』
『黙れパトリック!!私が愛娘欲しくば我が屍を越えて行くが良い!!!』
『えぇいっ話の分からん頑固親父が!!!脳みそまで筋肉になったか!!?……筋肉だったわ!!!!』
『そういう貴様はおつむが足りんのじゃ無いのかパトリック?お前とあろう者がそんな貧弱な息子を…』
バキャ゙ッ!!
『死にたいのか貴様は?』
パトリックは椅子の取っ手を握りつぶし、殺気を出しながらゆっくりと席を立つ
『ほぅ?この私と闘う気かパトリック?いいだろう…ならばっ!!!』
するとシーゲルは上着を破り捨て…
『はっ!久しぶりにその余分な筋肉削ぎ落としてしてくれるわ!!!』
パトリックも、腰に差していた愛刀を抜き放ち…
『どちらが勝とうがっ!…』
『敗者は勝者にっ!!』
『『絶対っ!!!!(絶対っ!!!)』』
すると2人は部屋から飛び出し屋敷の裏にある広い庭へ移動すると…
『『
親父同士の戦い…火蓋が切られるっ!!!
『説明しようっ!!
言葉で言っても分からぬならば、ぶん殴ってでも分からせよっ!!!
敗者は勝者に……絶対っ!!!
それが
『(そのルール以降会議室には必ずリングが設置されており、プラント全域で放送され絶大な人気を誇っている。)
『母上!?椅子に座って説明し始めたあの眼帯のおじさん誰!?』
『アスラン、あの人は気にしなくていいのよ?…警備員!!』
『うおおおおおあああああ!!!!!(きええええええいいいいい!!!!!)
パトリックとシーゲルは
『あらあら…二人ともほんと仲がいいわね〜♪ねっアスラン、ラクスちゃん?』
『ホントに、お父様もあんなに楽しそうな顔久し振りに見ますわ!』
『あわわわわわわわ…』
レノアとラクスは二人が戦ってる姿を見て笑っておりアスランはシーゲル達を見て恐怖でしかなかった。
ガタガタガタガタガタガタガタ
「アスラン大丈夫ですの?」
「ふぁっ!?あっはい!大丈夫です!!」
「ふふっおかしなアスラン」
ラクスはアスランが戸惑っている姿を見て笑っていた。
「それでは失礼します!!」
アスランは急ぎその場を後にしたのだった……鬼が来る前に!!!
その頃急に会議の呼び出しがありパトリックも出かける準備をしていた
「ちきしょう!!!折角の休みだというのにまたも邪魔されるとはな!!」
「落ち着いてあなた?大事な会議なのでしょ、また終わったら…ねっ?」
「…分かった、では直ぐ行って速攻で終わらしてこよう!」
そういったパトリックは車に乗りレノアはそれを見送った
「(会議の内容はおそらく…オペレーション·スピットブレイクの事だろうが…)』
議会では現在連合軍に対し、パナマ基地攻略のため、連合軍の拠点に向けて降下させ攻撃·制圧をするという強襲作戦を行おうとしていた。
そして評議会議員が全員集まり席に座って協議が始まる。
「これより最高評議会提出案件について協議始めます、各委員方には十分に存じられた上の裁決を」
取り仕切っているのはニコルの父親ユーリ・アマルフィで彼は最高評議会の一人で国防委員会・武官の一人だ。
「では案件一、オペレーション·スピット ブレイク実行について!」
すると議員たちがざわめき始めパトリックやシーゲルもそれについての協議をするのであった…
日は少しずつ落ち外が暗くなる中ある一室でクルーゼは苦しみながらベッドから落ち、棚の上に置いてあった薬を震えた手で口へと運び飲んでいた。
「…………クソッ」
そう悪態をついていると携帯が鳴りそれに出る…
「クルーゼです」
『私だ…』
「これは ザラ委員長閣下!この時間ではまだ 評議会の最中では?」
『例の作戦の案件が通った、まだニ三あるらしいが終わったら少し時間をもらえるか?君と細かい話をしたい』
「分かりました、お伺いします」
電話を切りクルーゼはテレビをつけると…
『さて 今回の
「……相変わらず肉体言語かあいつらは…」
そこに映っていたのはいたるところでボロッボロになって白目を向いて倒れている他の議員とリングの上で三人が笑いながら戦っている姿があった…
『あーっと!!ここで女帝エザリア·ジュールも重い一撃を受けリタイヤした〜!!今日もこの二人が残ってしまった!!何たる強さ!!この2人を倒せる議員は…おっと此処で二人も膝をついたー!!?これは相打ちで決着か!!!』
「気を見てヤツに連絡でもするか…あの子も治療に連れて行かなくては…」
テレビを消し窓の外を見ながら遠い目をしたクルーゼは今後の事に悩み始めたのだった…
そしてクルーゼは軍服に着替えパトリックと会うために部屋を出て行くとすぐに迎えの車が来てそれに乗って行った。
「では…」
「うむ、真のオペレーション·スピットブレイクは本気で頼んだぞ?」
「まもなくの議長戦クラインの後任は間違いなく閣下でしょうから準備抜かりなく…」
「うむ…ようやくあいつを引きずり降ろせる」
そうして二人の密会は終わりクルーゼを送った後パトリックは急ぎ妻の元へと帰るのだった。