エデンに入港したアークエンジェルは船を停泊させ、クルー達が降りていくと…
「おい…あの船って!ザフトの潜水母艦じゃないか!?」
ダリダがそう言うと、他のクルー達が周りを見渡し驚く。
「一隻、十隻なんてもんじゃない…ザフト艦ばかりだ!!」
「あっちの方!ありゃ地球軍のイージス艦だぜ!?」
ザフトや地球軍の艦艇が一緒になって港に停泊しており、マリューとナタルが顔を青ざめながら、レッドフードに迫って来た。
「これはどういう事っ!!何でザフトと地球軍の艦かこんなに並んでいるの!!?」
「レッドフードッ!!!貴様これはどういうことだ説明しろ!!!」
そう言いながら、レッドフードの両肩を掴み思いっきり揺らしまくっていた。
「おお落ち着けってっ!!!?まままみままままずは話なしをうをを!!!」
するとスノーホワイトが手を振りながらこちらに走ってくる
「皆さ〜〜ん!!遅くなってすみm…って!?ちょっ何やってるですか二人共!!」
「スノーちゃん!!これは一体どういう事なの、説明してちょうだい!?」
「ふぁっ!?レッドフードっ大丈夫ですか!?マリューさん落ち着いて下さい、説明って何のですか〜!?」
スノーホワイトがそれを聞くと、ナタルがザフト艦に向かって指をさす、最初は何を言ってるのかわからなかったがしばらく考えると…
「えっと……あっ、そういう事ですか!分かりました説明しますので、取り敢えず場所を変えましょう」
スノーホワイトがそう言って、振り回されて倒れているレッドフードを担ぎ上げを連れて移動した。
クルー達は艦に待機させて、マリュー、ナタル、ムウの三人はレッドフードとスノーと共に車に乗って移動して行った。
彼らを見送った後、アーノルド達は少しため息を付くと。
「は〜…俺たちは艦でお留守番か〜」
「仕方ないさ、さてと…仕事しますか」
するとそこにアロハシャツを着た二人の男性がゆっくりと こちらへ近づいてきた、アーノルト達は即座に警戒するが、その二人の顔を見て一気に表情が変わった。
「諸君!どうやら無事に着いたようだ〜〜ね〜〜?」
ボロロン♪
「そのようですね、
「「「あっ…貴方達は!!」」」
····························································································
車の中に乗って移動中のレッドフード達は三人にエデンについて軽く 説明をし、自分たちに危害が及ばないことを教えていた。
それを聞いたのか 少し安心しほっと一息をつけていたマリューは、これから会う人にについて聞いていた。
「スノーちゃん、これから会う方についてなのだけれど…」
「大丈夫ですよ、そう心配せずとも皆さんをどうこうするわけではないので、そこは安心して下さい」
「それならよk…」
「ちょっとでも気に触ると笑って殺しに来る程度なので♪」
ビクッ!
「「ぴっ!?」」
「くくっ…あ〜らら、マジかよーぷふふ…」
マリューとナタルが怖がり、ムウは二人を見て笑いを堪えていた、レッドフードもニヤニヤしながら取り敢えずスノーを注意…駄目だ笑いが止まらん!
「やめんかまったく…ふはっ!」
「えへへへごめんなさ〜い♪」
無論カワイイから許す!!
マリューとナタルは三人を見てからかわれていた事に気付き顔を真っ赤にして睨みつけ。
「き〜さ〜ま〜ら〜///!!」
「まったくもうっ!」
「「「あはははは♪」」」
オレたち三人は二人を見て笑っちまった、ほんとこの二人からかいがいがあるから止められん!ムウも口には出さなかったが
『あんがとさん助かったぜ♪』
そう言っているように思えた、ここに来るまで 二人ともかなり 緊張して心配だったからだ。
そしていよいよドロシーのいるビルについたオレらは車から降り三人は身を引き締めた。
「さて…そろそろだな、三人共!念の為言っとくが、これから会う奴はオレ達ゴッデスの頭脳的な奴でな、オレもいるからまず大丈夫だと思うが…ドロシーはどんな感じだ?」
ドロシーの奴…温厚ではあるがたまにいらん事言うからな。
「かなり機嫌良かったので大丈夫だと思うんですけど…」
……なんか良いことでもあったのか?、どうせピナと二人で茶でも飲みながらイチャついてたんだろ?
そしてオレ達は建物に入って行くと出迎えに来たのは…
カツー…ン カツー…ン カツー…ン
白く広いロビーをゆっくりと進み…彼女が歩くたびに静かに音が響き渡る、そして三人の前に立ちゆっくりとお辞儀をし挨拶をした。
「ようこそ御三方、、このエデンの統括責任者をさせて頂いております、ドロシーと申します」
見ただけでわかる、一つ一つの動作がとても美しいのだ、それを見て三人は彼女を見て無惚れていたが。
トントン…おい、見とれてないで お前らも挨拶しろ?
?……はっ!!いけない、私達も挨拶しなくては!!
「お初にお目にかかります!アークエンジェル艦長のマリュー·ラミアスです」
この人がこのエデンの…なんて綺麗な…人形みたい
「な、ナタル·バジルール中尉であります!」
レッドフード達とはまた違う存在感…美しいが…何か見透かされているような…
「ムウ·ラ·フラガ少佐であります!」
あのスカートで見えそうで見えない!!…だと…くっ!
するとドロシーはムウをまじまじと見たあとクスッと笑顔を見せてから…
「なるほど……貴方がかの《エンデュミオンの鷹》ですか?お会い出来て光栄に思います」
「こちらこそ!貴女のような絶世美女に知っていただき光栄に思います!」
……コイツやりやがった!!……鼻の下が伸びてやがんぜ!っていうか隣の二人に気付け、光が失って殺気がダダ漏れだぞっ!!?
「フフッお上手ですこと、ここでは何ですからこちらでお話致しましょう?三人ともどうぞ?」
「「アリガトウゴザイマス……フンッ!!」」
グシャッ!!
「っ〜〜〜〜〜〜!!!??」
「どうかしましたか?」
「「イイエ…ナニモアリマセン」」
「?そうですか…」
移動すると同時にマリューとナタルはムウの足を力一杯踏み抜いて行き…ムウは声に出ぬほどの痛みで悶絶していた…
まぁその後は言うまでもなく、このエデンに暫く停泊する事となるという事と、そして問題なのが砂漠で捉えたイザークとディアッカの事についてだ
「北アフリカではあの〈砂漠の虎〉を退き、強奪されたモビルスーツを取り返した…と報告にありましたが」
「はい、奪われた デュエル、バスターを取り返す事に成功し現在 アークエンジェルにて整備中です」
「無論それに乗っていたザフトの兵士両名も捕らえております!」
「そうですか、それでその捕虜については…どうするおつもりでしょうか?」
「それはまだ…これから考えるつもりですが…」
マリューがそう言うと、ドロシーの目つきは一瞬だけ変わる。
「そうでしたか、それでは…その二人をエデンに引き渡してはいただけないでしょうか?」
「「「なっ!!?」」」
ドロシーはマリューにイザーク達を引き渡すよう言ってきたな、まぁ分かっていたことだ…ジュール家には大恩がある、これ以上こっちで預かるのは無理があるしな。
「……それは…いくら何でも…」
「それなら問題ございません、あの二人をただ引き渡してくれるだけていいのですよ?」
「一つお伺いしますが宜しいか?」
「ええ構いませんよ?ナタル中尉」
「我々か二人をそちらに引き渡して問題ないとおっしゃいますが、それは一体誰の許しでそうおっしゃっているのでしょうか?」
ナタルがドロシーに食いつき言うと
「無論…私のです♪」
「っ!…いくら何でも横暴では!!」
「今貴女達が居るこの場所は、ザフトでも地球軍でもありません…このエデンですよ?、それに地球軍のアホ共に引き渡したら銃殺刑にされるに決まっているでしょう?…現在プラント最高評議会議員エザリア·ジュールから二人を即時引き渡しを要求されております」
「「なっ!?」」
「おいドロシー、それマジか?」
もうアイツの耳に入ってきているのか!?まぁ当たり前っちゃ当たり前だがあんまり長引きさせるとあの母ちゃん来るからな…絶対発狂してるよな〜
「大マジです、しかもかなり発狂していたので聞き取れませんでしたが…」
「通信越しで発狂って…まぁするだろうな、なら早くコロニーに連絡でもしとくか?」
「そうしてくれると助かります、さすがに毎日相手をさせられるのは疲れますので…スノーが」
毎日通信してるのか!? それを聞いてスノーを見ると、苦虫を噛んだような顔になっていた…相手してるのお前かっ!!
「まぁ…えっちゃ…エザリア議員も母親ですので、我が子の心配するのは当然かと…それにこのままだと息子を取り返しに地球に来ないとも限りませんし…」
確かにアイツならやりかねん!絶対 アークエンジェルに乗り込んで鞭振るってくるに違いねぇ…
「わ、分かりました…直ちにそちらへ引き渡ししますのでその後の事は…」
マリューは何かを察したのか、顔が青ざめており、ここで彼女の言うことを聞いておかなければ、きっと大変なことになる…彼女の本能がそれを訴えていたのだ。
「分かっております、後はこちらでやっておきますので心配は無用です」
「お願い致します…」
とりあえずは イザーク達二人はザフトへ 帰還することが決まったようで良かった
「それと話は変わるのですが…レッドフード」
「どうしたドロシー?まだ何かあんのか?」
「えぇ、貴女達が持っているデュエルとバスター についてなのですが、あなたが送った設計データの物が完成したので後で確認しといてくださいね?」
「おおっ!例のあれ完成したのか!?相変わらず良い仕事するなスノー!」
「フフン!当然です♪」
「おいおい、何の話をしているんだ お嬢さん方」
ムウが頭をかしげて聞いてくる、よくぞ聞いてくれました!せっかくあの二機を奪い返したんだからやることは一つだろが
「ふっふっふっ…実はこっちに来る前に エデンにある設計図のデータを送っといたんだ!んでその設計図っていうのが デュエルとバスターの強化装備なんだよ」
「「「強化装備?」」」
「すぐにわかるさ♪」
早速取りに行かなきゃな!!
「まったく…貴女に言いたい事が山ほどありますが、まあ それはまた今度にしましょうか…オーブの方でも受け入れ準備ができ次第 そちらに行ってもらわないといけませんので、その間あなた方は心身ともに安心してお休みください」
「有難う御座います!、それでは 我々はこれにて失礼させていただきます!」
そんじゃあ早速パーツを…ガシッ!!
なんだ?ドルシー めちゃくちゃ笑顔なんだけどなんか…?
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「レッドフード?貴女は此処に残りなさい」
……今なんて?
「貴女にはたっっっぷりとお聞きしたいことがありますので…あぁ、それと客人方はスノーとピナにお任せいたしますが宜しいですよね?」
「はひ!?わっ分かりました!!」
「了解ですっドロシー様!」
ピナ!?オメェどっから現れたんだ!?とゆうかスノーさん!!?そんな…タスケテ!!
骨は拾います…ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!ダダダダダダッ
それでは失礼しまぁぁぁぁぁす♪ダダダダダダッ
クッソ速いな!!マリュー達は…何十字切ってんだよてめぇら!!
「さて…」
「オイオイ!ドロシーさんや?一体何をはn」
すると彼女の懐から取り出した紙を出し見せてきた
請求書❴●●.●●●.●●●❵
その請求書には 食事代 服代 パーツ代 その他諸々に至るまで…ドロシー宛に一千万以上の金額の請求書が来ていた。
キラ達に会う前から此処に至るまでレッドフードは金の支払いをエデンにしてもらっていたがその金額がシャレにならなかったのだ、それを見たドロシーは一瞬にしてブチ切れレッドフードが来るの心待ちにしていたらしい…
〈●〉ω〈●〉ジーーーーーーーーー
オマエ、この請求書について……遺言…いえ言い訳ぐらいは聞いて差し上げますよ?フフフフッアハハハ!
\(^o^)/
「あぁぁのな?ドロシ〜、これにはだな…」
まずいまずいまずいまずいまずいまずい!!!早く何か言わなきゃ…
「三秒だけ時間をあげます、でなければそのドタマぶち抜きます…はいイ〜チ♪」
えちょっま!!
カチャズドォンッ!!
「二と三っ!!?」
「バカですか貴女?一さえあれば二と三なんて必要ありませんのよ?」
んなわけねえだろい!!?( Д ) ゚ ゚
なに、時間はたっぷりとありますので…話しを聞きましょうか?…ふふっふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふっ♪ガチャッ
ふぅ…困ったお嬢様だぜ……( ˘ω˘)ファァァァァァ
ズダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!
ドロシーはレッドフードにライフルを向け笑いながら発砲し続け、エデンにはレッドフードの叫び声と共に銃声が響き渡るのだった……