オペレーション·スピットブレイク…この作戦は何としても成功させなくてはならない…出なければ…またプラントに核を撃ち込まれかねない!…それだけは…それだけは…
「んっ……ふぅ…いけない…また寝ちゃってたのかしら」
作戦に向けてパトリック議員のサポートの為に寝ずの仕事を何度かしていたが…まったく肌に悪いから余り徹夜はしたくないわね
「失礼します!エザリア議員……えっと…大丈夫ですか?」
「えぇ…問題ないわ、それよりどうかした?」
部下に心配させてはいけないわね…
「今回の作戦に使う物資の書類なのですが、一度此方の方の確認をお願いしたく」
「分かったわ、そこに置いといてちょうだい」
「分かりました…それでは失礼します!」
「さてっ!…(地球で
エザリアは仕事の続きをする為、先ほど秘書持ってきた書類に手を伸ばした時にその一枚が床に落ちてしまいエザリアは拾うため席を立ちそれを拾った。
「あら?…この書類は…極秘の緊急報告?何の…イザーク·ジュールについて…あの子について?一体何の?え〜…と」
エザリアは眼鏡を掛けてその報告書を読んだ…
極秘緊急報告書
地球に降下後、クルーゼ隊所属イザーク·ジュール並びにディアッカ·・エルスマン両名、北アフリカの砂漠にて無事バルトフェルド隊と合流せり
ふふっあの子も無事に合流できたのね!…まぁあの子は私に似て強く賢い子だから当然ね♪…あ!でも他の女性人か話してたけど最近
その後地球軍新型艦アークエンジェルと開戦しバルトフェルド隊壊滅し現在安否不明
壊滅!!?あの砂漠の虎が!!?…ならイザークが襲われることも……
そう考えながら次の文章を読むと…
尚イザーク·ジュールとディアッカ·・エルスマン両名戦闘の際行方不明
ドッ゙……グゥン……
エザリア議員に書類を渡し終え廊下を歩いていた秘書は次の仕事のために書類を見ていると…
「…え〜っと…あっ!この書類について聞くの忘れてた!」
そして その秘書は再び エザリアのいる部屋に急ぎ戻った
コンコン
「エザリア議員、この書類についてなのですが……エザリア議員?……」
その部下の秘書は……最もしてはならない失敗を犯した…パトリック議員がすべての兵や他の人間に決して悟られるなと厳重に注意し、エザリアだけには絶対見せてはならない書類を見せてしまった……
ドッ゙……グゥン!……
「あ…あの、エザリア議員、どうなさいました?何処かお体でも…ん?」
あれ?あの赤い書類 は…………ま………まさか……ぁあああああの書類は!!!?
作戦のために寝ずに仕事をした結果……脳に異常な負担をかけ、さらにはそのストレスから起こる理性の緩み……
ドッ゙……グゥン!!……
そして何より……我が子が行方不明という知らせを受けた母親としての理性が弾け飛び…その結果…
ドッ゙……グゥン!!!……
彼女が暴走する…原因を作ってしまった……
「………………イザーク?」
「ひっ!!?エザリア議員!?一体落ち着いt…!!」
その瞬間……その秘書は宙を待っていた……その後床に叩きつけられ消えゆく意識の中秘書が見た……エザリア議員の目は……
ドス黒い真赤へ染まっていた
あっ…エザリア議員?どうなさっ!!!?
エザリア議員!?一体何を!ぐべっ!!!!
ひ…ひぃ……え…エザリア議…員!?……まっまさガバァ!!!!
警報を鳴らせ!!!エザリア議員がご乱心したぞ!!!
ゥゥゥゥゥウウウウウウ!!!
『緊急警報 !!!緊急警報!!!コンディションZ発令!!!繰り返すコンディションZ発令!!!』
放送で流れているコンディション Z とは……
以前ラクス·クラインが行方不明となりその父親シーゲル·クラインがプラントでクソ大暴れし多くの被害を被った事から、次に議員が暴れた時の為にあらかじめ作っておいた警報である、さらにはそれを鎮圧できるように組織を結成し万が一に備え極秘に対議員用戦闘部隊が作られた。
そして プラント内の全ての基地に警報がなり、それを聞いた兵士たちは戦闘態勢に入った
「コンディションZ ………だと!!?一体なぜ………」
タタタタ…バァン!!!
「パトリ〜〜〜ック!!!!コンディションZってなに!!?初めて聞いたんだけど!!?」
「シーゲルか…それは後で説明する、それより今は……司令部へ向かう!!」
「おい待てっ!話はまだ終わっとらんぞ!?」
そしてパトリックとシーゲルは司令部へと向かい、中へ入るとオペレーター達が 状況確認中で通信が飛び交っていた…
「原因は何だ!報告をしろ!!」
「はっ!!現在エザリア議員が突如暴走し始め現場へ向かった兵士が確認した所……例の極秘の書類がエザリア議員に渡ってしまいそれが原因かと!!」
「あぁぁぁぁちっきしょうっ!!!絶対こうなるって分かっていただろうに!!あれ程絶っっ対にバレないようにって言ったじゃん!!!口酸っぱくして言ったじゃん!!!何やってんの!!?」ドンッ゙ドンッ゙ドンッ゙!!!
パトリックは興奮したから何度も机を叩く!!
「落ち着いて、落ち着いてください!!パトリック議員!テーブルが!?テーブルにヒビがっ!!」
「ふぅ…まったく……エザリアの奴、議員とあろうものが派手に暴れよって…情けない奴め!!」
シーゲル がそう言った瞬間にそれを聞いていたパトリックやその場に居た兵士たちが口を揃えて言った。
お前(貴様)が言うな〜〜〜!!!!!
「ハッハッハッハ!!」
「たくっ…おい被害はどうなってる!!」
「現在第一防衛ラインにて対議員戦闘部隊が集結!!現在も交戦中とのこと!!」
「第一防衛ラインから通信が入ります!!!」
通信を繋げるとノイズが入りあまり聞き取れない状態であったが しばらくしてすぐに回復し聞くと…
『こちら第一防衛ライン!!!捕縛用のチェーンにて捕ば……あっ駄目だ引き千切られた!!!次のやつ持ってきて早くっ!!!』
『第一防衛ライン まもなく突破されます!!!至急援軍を!!』
んな馬鹿な…対モビルスーツ用の鎖だぞ!!?筋肉だるまのシーゲルじゃあるまいし!!!?
ドォォォォ…ン!!!!
「く……今の爆発は何だ!!?」
「第一防衛ライン……このままでは突破されます!!!部隊の通信繋がりませんっ!!続いて第二防衛ラインから戦闘目視で確認、銃火器の使用を求めてきてます!!」
「バカな!相手は仮にもプラント最高評議会の一人だぞ!!?そんな許可出せるわけ…」
それを聞いた他の兵士たちが銃火器を使うなど持っての他だと言い争っている中
「良い…許可する…」
『!!!?』
司令部の兵士達はそれを聞いてどよめき始めた
「正気ですか!!?パトリック議員!!」
「逆に聞くが…あれを素手で止められると思うのか?アイツは鞭て弾丸をはたき落とす事など造作もないのだぞ…」
『……………』
「シーゲル…行けるか?…あれ?アイツは何処行った!!?」
「それなら先ほど『血がたぎって仕方がないわっ!!』……と言いながら笑って出て行きました」
「………まぁいいむしろ好都合だ!第三 防衛ラインに連絡!!筋肉ダルマがそっち行ったと伝えとけ!!間違っても引き止めようと思うなとな!!」
「了解しました!こちら司令室第三防衛ラインへ……」
これで止まるとは思えんが…
ドォォォン!!!…ドガァァン
第一防衛ラインでは対議員戦闘部隊がエザリアを止めるべく奮闘していた。
「負傷兵は直ちに下がらせろ!!何としてもここから先に通すな!!!」
くっ……さすがと言うべきか…よもや数分経たずで半分も 削ぎ落とされるとは!!、まだ死人が出ていないという事は、一応は手心加えて頂いている証拠か…
「隊長もう持ちませんて!!!」
「オレ死んだわーーー」
「鎖引きちぎるとか…あの人ってホント人間ですか!!?」
「すいませんお腹痛くなったんで帰っていいですか?」
「バカが!!貴様らそれでも戦闘コーディネイター部隊か!!?いいから鎖とスタンガンを持って来い!!」
モビルスーツ開発に使われる素材でそれを応用し、議員用に開発された特殊拘束用の鎖でジンですら容易に斬るのが難しい程の強度を誇る、そしてスタンガンと呼ばれるそれは特殊弾で、発射されると十字型に展開する金属製の弾丸である。
「撃て!!撃て!!撃ちまくれ〜〜!!」
ドゥン!!ドゥン!!ドゥン!!ドゥン!!
「イザーク…」
フォン!フフォン!!
ドギィィン!ドァァガン!!ゴギィィン!!
その瞬間目にも止まらぬ速さでムチを振るい 次々とスタンガンの弾丸を叩きを落としていった…
「「「えぇっ!!?」」」
「捕縛用チェーン発射!!」
ドヒュゥン!ドヒュゥン!
「ムッ?」
射出した鎖がエザリアに巻き付き動きを止めた………
「よしっ!そのまま拘束し…「ベギン!!」へ?」
「ゥゥゥゥゥウガァアアアアア」
バッ゙ギィィィィン!!
が……雄叫びとともに彼女を拘束していた鎖が引き千切られバラバラになってしまった…
そして鎖を引き千切ったエザリアは…目の前にいる防衛部隊に対し怒りの目を向け再び鞭を振るい襲いかかった……
UGAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!
「「「「\(^o^)/オワタ」」」」
『ドォォォォォォォ……ン!!』
ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ………フヅ……ン
ノイズが暫く続いた後…通信が切れ、司令室にいるオペレーター達は言葉に詰まり静まり返っていた……。
「何をしている…報告をしなさい」
パトリックが報告をしろと言うとオペレーターの一人がハッとなり報告した。
「第一防衛ライン沈黙……完全に…突破されました!……」
「そうか…………ふぅ~………」
パトリックはそれを聞いてか…珍しくも背もたれに寄りかかって一息入れた後に声を上げた。
だめだこりゃあ!!!
それとは別に………そこへ向かう一人の男がいた。
ダッ゙ダッ゙ダッ゙ダッ゙ダッ゙ダッ゙ダッ゙!!
フハッハッハッハッハッ!!!!
「血が!…血がたぎって仕方がないわっ!!!待っていろ、すぐに私がそっちへ行ってやるからなぁ…フハハハハハハ!!」