SEEDに転生、偽レッドフードが行く   作:ぷくぷく麦茶

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彼の者と密会

レッドフードがアークエンジェルに戻り部屋に籠もってしばらくすると、何やら配達係がレッドフード宛に荷物を届けに来ていた。

 

「それじゃあ私はこれにて失礼します!またのご利用お待ちしております!」

 

「ご苦労様です、この荷物はっと…レッドフードに?」

 

「どうした?アーノルド」

 

アーノルド が荷物を受け取るとダリダ達が来てその荷物は何なのかと聞いてきた。

 

「いやそれが…レッドフード宛に荷物が届いていて」

 

「え〜っと…これ高級ブランドの洋服店じゃないか?」

 

「なんでそんなもん届いてんだ?」

 

「とりあえず届けに行ったらどうだ?あの人部屋にこもって全然出てこないし」

 

ロメロがそう言うと

 

「仕方がない、俺ちょっと届に行ってくるよ」

 

「「「うぃ〜す」」」

 

アーノルドはしぶしぶ その大きい荷物を抱えてレッドフードの部屋へと足を運び、部屋の前に着きノックをすると。

 

「レッドフード!何やら荷物が届いていますが?」

 

『お〜、今開けるから』

 

扉を開きレッドフードがその荷物を受け取ったのでアーノルドはその場から立ち去ろうとすると。

 

「アーノルド!ちょっといいか?」

 

「あっはい、何でしょうか?」

 

「実はちょっと用事があるんだが、運転手がいなくてな?悪いんだが頼めないだろうか」

 

レッドフードがアーノルドにそう頼むと心の中で自分が運転すればいいんじゃないのかと思ったが、特に仕事もないし艦長からも休暇をもらっているので暇つぶしに引き受けることにした。

 

「分かりました、それじゃあ準備してきます」

 

「あんがとさん♪…車は表にあるからそれを使ってくれ」

 

そう言って アーノルドに車の鍵を渡した。

 

「あ〜それと!」

 

「何ですか?」

 

「お前も正装してこいな?」

 

………ハイ?

 

 

 

 

 

あれから少し経った後 アーノルドはレッドフード に言われ仕方なく着替えて来ると。

 

「おいアーノルド!なんだお前その格好!?」

 

「デートにでも行くのか!?」

 

「バッカ!ちげぇよ!…レッドフードに正装して来いって言われて着替えたんだよ」

 

「なんでまた?」

 

「知るか!…俺ちょっと車を取りに行ってくるからあとは任せるよ」

 

そう言ってアーノルドは表にあるという車を取りに行くと。

 

「おい何だよ…これ…」

 

そこにはかなりの高級車のリムジンが置いてあり、アーノルドは一体どこに向かう気なのかと考えながらも、車に乗ってアークエンジェルまで走らせるのだった。

 

車を見たダリダ達は驚きを隠せずにいた、一体マジでどこに行く気だとそう話していた。

 

「アーノルド!なんだよこの車は!?」

 

「すげー…最新モデルだぜ?」

 

「しかもこれ …よく見るとレベル8の防弾使用じゃねえか!!」

 

「ととととにかく!…俺もう一度レッドフードのとこに行ってくるよ」

 

アーノルドはダリダ達を後に、レッドフードの部屋に走っていく。

 

「レッドフード!車の準備ができましたが…」

 

すると扉が開くと…

 

「ありがとう♪では行きましょうか…」

 

そこに現れたのは薄い化粧をし、赤いロングドレスに包まれた美しい女性が部屋から出てきた。

 

「…………///」

 

アーノルドはその女性を見てただ放心していた…その妖艶な姿に唾を飲むほど…

 

「?…どうなさいました?」

 

「…えっ!!?あ…あの!貴女は!?…しっ失礼しましたぁっ!自分!アーノルド·ノイマンと申しましゅ!!」

 

アーノルドアはテンパりながら自己紹介をすると、その女性はそんなアーノルドを見てクスクスと笑っており、アーノルドは恥ずかしそうに顔を真っ赤にしていた。

 

「ふふっ♪面白い方ですね?…アーノルド様は♪」

 

「あっ…あははは///…よ…宜しければ貴女のお名前をお聞かせ願えませんか?…」

 

アーノルドは平常心を保ちながら彼女の名前を聞くと…

 

「失礼しました、私は…レッドフード…と言います」

 

「………へ?」

 

今…なんて?

 

「だからレッドフードだって言ってんだろ?大体見りゃ分かんだろ?」

 

「………レ゙…えっ?レッド…フード?」

 

「ほら、時間もしてるからとっとと行くぞ?エスコート よろしく♪」

 

そしてレッドフードは混乱していたアーノルドの腕を掴みそのまま車へと歩いて行った。

 

 

 

その後も他のクルーとすれ違う度に彼女の姿を見た男共は会話を止め、立ち止まって通り過ぎる彼女をただ見入っていた…それはキラ達も同じだった。

 

「でさ〜そんでトールった……ら…」

 

「どうしたの?ミリー……」

 

キラとミリーが廊下を歩いていると、ミリーが途中で会話を止めてキラの後ろを見ていたので、キラもどうしたのかと聞きながら自分の後ろを見ると…アーノルドと露出の高い赤いロングドレスを着た女性が話しかけてきた。

 

「キラ…もう体は良いのか?」

 

「ふぇ!?あっあの!!ぼぼ僕ですか!?」

 

「今日は早く寝とけよ?オレはち〜っと出かけてくっから」

 

オレはキラの頭を撫でた後、再びアーノルドと歩き出しその場を去って行った。

 

一方 キラとミリーは彼女が誰かも分からなかったが、姿が見えなくなるまでキラは見惚れており、ミリーが正気に戻るとキラの首元を掴んであれが誰なのかと問い詰め始めた。

 

「キラ!キラさん!!?あの人と知り合いなの!!?正直に答えなさーいっ!!」

 

「知らない!知らないって!!ミリ ー首閉まってるから!!ぐるじいっ゙!!」

 

何やってんだあいつら?あんなに騒ぎ始めて…まぁ良いか。

 

オレ達二人が車が止めてある場所に着くと、ダリダ達三人がそこに居たのだが、オレ達を見るやコイツらも放心状態だった。

 

そんなに似合ってなかったかな…ちょっと自信あったんだが

 

「三人とも」

 

「「「はっ…ハイッ!!!」」」

 

「行ってくる」

 

「「「…いってらっしゃい…」」」

 

「アーノルド…頼む」

 

「了解しましたっ!!」

 

俺は車に乗り、アーノルドも運転席へ乗って車を走らせて行った。

 

しばらく車で走行していたがアーノルドは相変わらず何も話さなかった、オレは正直心配していた。

 

「…大丈夫か?」

 

「え…えぇ何とか、にしても驚きましたよ、まさかレッドフードがドレス姿で出てくるなんて」

 

「…みんなオレを見るや口を開けて放心状態だったが…もしかしてドレス似合ってなかったか?」

 

するとアーノルドはそれを聞いて動揺していた、まさか彼女の口からそんなことを聞くなんて。

 

「いえっ!!逆です、むしろ似合いすぎて皆貴女に見惚れてただけです!!…無論私も!…///」

 

「そうか?なら良かったよ!他の奴は何も言わねえからさ…ちょっと心配だったんだ」

 

ドレスなんて何年ぶりだろうか…プラントではエザリアに無理やりパーティーに出席させられ渋々ドレスを着せられていたが、そのたんびに男どもが群がってきてクソ面倒くさかったな。

 

転生前は男だったので、いざ女になってみると改めて女の大変さが分かった…やっぱ男どもの視線が胸や尻に向いているのが直ぐに分かっちまって正直キツかった。今回はアイツ(クルーゼ)が送ってきたこの赤いのロングドレスだってチョイスはいいんだが露出がな…

 

「そういえば今から行く場所って…」

 

「ああ…エデンの都市中心部にあるレストランだよ、確か『Stella(ステラ)』…だったか?」

 

それを聞いた瞬間アーノルドはぎょっとした目をして驚きながら鏡越しにレッドフードを見る。

 

「『Stella(ステラ)』!!?もしかしてそれってあの幻の六つ星レストランの!!?」

 

「なんだ知ってんのか?」

 

「知ってるもなにも!…そこは軍の上層部や一部の大富豪ですら取ることができない完全会員制のレストランで、一部からは『幻レストラン』と呼ばれているとこですよ!!?」

 

アーノルドの言う通り、地球やプラントを含めた高級レストランでの中で本来の最高ランクが五つ星なのだが、一つだけそれを超える六つ星(· · ·)が存在していた。

 

 

六つ星レストラン…『Stella(ステラ)

 

 

そこの料理人たちは古今東西、全ての料理において『味』や『技術』あらゆる分野に対し極限に極めた者たちが集う場所、一度それを口にしただけでそれ以上の料理が存在しない究極と世界中の美食屋達に言わしめた高級レストランだ。

 

最初は地球やプラントの大富豪、議員の何人がお忍びでよく来ていたのだが、常に料理人も成長していくためか…フルコースを食べるのはいいが 途中で味についていけず精神が崩壊し泣き出したり、発狂し幻が見えるもの…そして精神的リミッターが外れ、覚醒してしまう人が続出するため止むを得ず完全会員制にしたのだ。

 

その例として…かつては温厚だったはずの現在プラントの議長を務める シーゲル·クラインとその娘、ラクス·クラインも一緒に料理を食べに来たのだが余りの美味しさだったのか、彼らもまた精神のリミッターが外れてしまい、帰ってきた時には親子共々温厚から内なる本能が開放され戦闘狂へと変貌してしまっていた程だった。

 

しかもそれがパトリック、エザリア以外の議員も同じくそれを口にしていたことから、後のプラントファイターが生まれた原因でもあった…

 

「(そりゃあ会員制になるわな…)」

 

「レッドフード?どうかしましたか?」

 

「…いや何もないよ…」

 

「間もなく到着しますので!」

 

「おう…近くに喫茶店があるから 時間潰しにそこにいたらいいよ、帰りもよろしく頼むわ」

 

「分かりましたが…相手は一体誰なんですか?」

 

「なんだ 気になるのか、えぇ?」

 

「それは気になりますって!一体どんな金持ちとなんですか?」

 

「ハッハッハッ…勿論秘密♪」

 

「ですよね〜…」

 

そんな話をしているうちに到着したのか車が止まり、アーノルドがドアを開けオレが車から降りると入口で一人の男が出迎えに来ていた。

 

「少し遅れたか?」

 

「いいや?私もちょうど 来たところだよ、それよりも送ったドレスはお気に召したかな?」

 

出迎えたのは白いスーツを着た ラウル·クルーゼその人だったのだが、マスクを外した状態で来ていたのだ、そしてクルーゼはそっと右手を差し出し、オレはその手を取りそのまま一緒に歩き出した。

 

「お前にしては趣味がいいな…今回はマスク無しか?」

 

「…特別だよ…それにMiss.ラプンツェルの治療のお陰でもう顔を気にする必要はないのでね」

 

「………そうか、ならエスコートはお任せ致します…Mister」

 

「…承知した、では行きましょうか?…My Lady」

 

クルーゼはこういう時に限ってノリがいいんだよな?、だが久しぶりに雰囲気を楽しむ としよう。

 

二人は建物の中へ入っていき、アーノルドは車に乗り、静かにその場を立ち去っていった。

 

 

 

「(相手の男は一体誰だったんだろうか?フラガ少佐に少し似ていたような…まさかな?…にしてもあの二人凄く綺麗だったなぁ…周りにいた従業員達も二人を見て目を輝かせていたし…)俺もナタルさんを食事に誘おうかな?」

 

アーノルドはナタルの事で妄想に浸りながら車を走らせるのであった。

 

 

 

 

 

店に入り、個室案内されたオレ達二人は席に座り軽い軽食メニューを頼む事にした、ここのフルコースを頼むとオレはともかくラウ坊が精神崩壊しかねないからな。

 

「食事の前にお飲み物はいかがでしょうか?」

 

女性ウェイターが食事前の飲み物を聞いてきたので取り得ずオレは…

 

「…いつものを」

 

「私はシャンパンで頼む」

 

「かしこまりました」

 

女性ウェイターが部屋から出て行くとクルーゼはオレを見ており、どうしたと聞くと。

 

「いや…ここの常連だったのかね?」

 

「あのウェイターとはただの顔馴染みなだけだよ、まぁここで飲んでんのはドライシェリーだけどな?」

 

「ふむ…相変わらずの酒好きだな?…よくもそんな強い酒が飲める」

 

「言ってろ…にしてもお前よくここの予約が取れたな?言っとくがここは完全会員制のはずだぜ?…」

 

「そこは…まぁ色々だよ」

 

どうせまたドロシー さんなんだろぅ?アイツとは妙に仲が良かったからな…腹黒揃って仲良しってか?

 

「それにもう一つ…私の部下を救ってもらった礼も兼ねてだからな、これぐらいをさせてもらいたいものだ」

 

「イザークとディアッカの事か…ドロシーから聞いていると思うが機体の改修も終えたし、あの二人自身も今俺が鍛えている最中だ」

 

「ほう!…最初は耳を疑ったがどうやら本当だったらしい、貴女が誰かを鍛えるなんてそうそうなかったことなので、何の冗談かと疑ってはいたが…」

 

「うるせぇやい」

 

オレがそう言いながらクルーゼに言うと、なぜか知らんが二人ともおかしくてつい笑っていた、するとちょうど先ほどの女性ウェイターが酒を持って入ってきたので二人て乾杯した。

 

「そう言えば…そっちの二機はどうした?基地の方にもう着いたか?」

 

「いやまだだ、だが今回の作戦に参加させる予定なので、暫くはそちらの追跡は中止となってしまった」

 

今回の作戦 オペレーション ·スピットブレイクには万全を期す為に相当数のMSが導入されるだろう。

 

「そういえば知っているか?ブルーコスモスのあの噂」

 

「噂?…何のことかね」

 

「最近奴らも新型モビルスーツ開発に成功したらしくてな…かなりの数が今量産されているらしい」

 

「なに?……だが所詮は噂だろ?根拠がなくては…」

 

「それがマジだったら…どうする?」

 

オレは胸の谷間に仕舞っていた一つのメモリーをテーブルに置くと…

 

「…………詳しく聞かせて頂こうか」

 

 

 

 

 

 

っとその前に食事が運ばれてきたので、情報交換する前にオレ達二人は暫く雑談しながら料理を堪能した…が

 

「うおぉぉぉぁ!!ココにある兵器と戦争は地獄だけにしようぜぇ!!!」

 

「おおおお客様!?いかがなさいましたか!!?」

 

騒ぎを聞きつけ入ってきた女性ウェイターが少し慌てた様子で聞いてくるが

 

「大丈夫だすぐ治る、ホレ落ち着けってシリーズ違うから…ホイっと!」

 

ゴスッゴスッ!

 

「ふご!?……貴様は…ムウ·ラ·フラガ!!」

 

「違うそれウェイター…もう一回叩けば直るか?」

 

「お客様?そんな壊れたテレビを直すみたいにおっしゃらないで下さいませ!」

 

その後水を飲ませ放置したら、普通に治ったので良しとしよう…うんっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話を戻そう……オレの持つ情報網は何もエデンやプラントだけではなく、ジャンク屋組合…そして地球連合軍に現在潜ませている一部の共存派によって網を張っていた。その中でオレの知識と情報を照らし合わせ量産型モビルスーツ《ストライクダガー》の情報を手に入れていた、そしてもう一つなのが…《悪の三兵器》だ。

 

オレは量産型と新型のMS…地球連合軍による反撃作戦の情報を渡し、クルーゼも半信半疑であったがそのメモリーに入っていた情報が、現在ザフトで入手している情報と照らし合わせ確信に至った。

 

「成る程…奴ら(地球連合軍)もようやくMSを導入してきたか」

 

「さすがにそこまでの情報はなかったろ?」

 

「あぁ…残念ながら、だがコレのおかげで大規模作戦はかなり有利になることだろう」

 

「さいですか…ゴクッ…ふぅ…やっぱこの店のは他とはレベルが違うな〜」

 

オレは酒を飲みながらそう呟いていると、クルーゼも内ポケットから何かを取り出しテーブルの上に置くと。

 

「そいつは?」

 

「君らが欲しがっていたイージスとブリッツの戦闘データだよ」

 

「……良いのか?」

 

「問題はない…だが私からしてみれば、こんなものが無くても貴女自身が持つ技術力があれば、今以上のMSなどいくらでも作れるだろう?」

 

クルーゼはそう言いながらグラスを口に運び、シャンパンを飲みながら薄笑いをしていた。

 

「…………」

 

「だんまりかね?…なぁレッドフード、いつまで奴らと行動を共にするつもりだ?」

 

「なんだと?」

 

「貴女程のコーディネイターなら分かる筈だ、いつまでも地球軍に加担するなど……いや違うな?もっと別の…そう!例のストライクのパイロットか?」

 

コイツ…回りくどい言い方しながら、僅かな会話で情報盗もうとしてやがるな…だが

 

「…なんだ妬いてんのか?ラウ坊」

 

「私が?ふっ馬鹿らしい…そんな子供みたいな事を…」

 

「レイから聞いた話しだがお前…図星を突かれると耳が動くらしいな?」

 

「くっ!!?」

 

するとクルーゼは両耳をすぐさま手で覆い隠していたが、それを見ていたレッドフードが必死に笑いのこらえてるのを見て直ぐに嘘だと分かり、顔を真っ赤にしながら睨みつけていた。

 

「ぷはっ!冗談だよ〜ん♪顔を真っ赤にしちゃってラウ坊は昔っから変わんねえな?なはははっ♪」

 

クルーゼはレッドフードに遊ばれた事に、顔を真っ赤にしながら彼女を睨み付け我慢が出来きず。

 

「くっ///貴様は!あまり調子に乗っていると痛い目を見るぞ!」

 

「あれ〜?そんなこと言っちゃうんだ〜?…ずいぶん表情豊かになったじゃないかクルーゼさん?」

 

クルーゼは暫くレッドフードを睨みつけてたが…水を飲んだ後徐々に冷静さを取り戻し再び話を続けた。

 

「まぁ良い…だが地球軍に助力する事がどう言う意味か分かるだろ?」

 

クルーゼが言いたいのはアークエンジェルに加勢し、これ以上プラントと敵対するなら容赦はしない…そう言いたいのだろう、確かにここまで来るまで幾度となくザフトと敵対行動をとっていた為に、一部の兵士たちからは不安の声が上がっていたのだろう。

 

「もしこのまま彼らに協力するなら…」

 

「…するなら…なんだ?」

 

ゴゴゴゴゴゴ…

 

「貴女に破壊された、これまでの損害分をエデンに…ひいてはドロシー譲に請求を送りつける…」

 

「よーし一旦落ち着け?あれだ…何が望みだ言ってみ?」

 

 

 

 

今瞬間………クルーゼによって、レッドフードは人生最大の窮地に立たされたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方でアークエンジェルでは…

 

アーノルドとレッドフードが出かけ暫くしてクルー達による憶測が飛び交っていた、赤いドレスの女性が一体誰なのかと言うのとアーノルドがその女性と一緒に夜の街へ消えた事についてだ。

 

「なぁキラ!!その人と知り合いなんだろぅ?お〜し〜え〜ろ〜よ〜?」

 

「だから知らないって!」

 

「ちょっとトール!、キラが困ってるじゃないの!」

 

食堂ではトール達に囲まれキラが質問攻めにされ、もう一方では彼女を目撃したクルー達が話をしていた。

 

「でもビックリだよな?…あのアーノルドがあんな美女とデートなんてさ〜…」

 

「罪な奴だぜ…」

 

「俺も見たかったな〜」

 

「写真ならあるんだが…」

 

どうやら 一人のクルーが写真を撮っていたらしく、皆で集まって その写真を見ていたが、アーノルドそっちのけで全員彼女に見とれていた。

するとそこに マリュー とナタルが通りかかったらしく、あまりにも騒がしかったのでどうしたのかと聞いてみると。

 

「貴方達随分騒がしいようだけど…何かあったのかしら?」

 

「あっ!艦長達も見て下さいよこれ!」

 

「何かしら?………これアーノルドに…あらまぁ!綺麗ねぇ」

 

「アイツ!……いくら休暇とはいえ艦内に女性を連れ込むなど!!……ってコイツは何やっているんだ」

 

何やら二人はこのドレスの女性を知っているらしくダリダがそれを聞こうとすると、同じくムウとマードックが入ってきた。

 

「おうおう!お前ら食堂に集まって何やってんだ!」

 

「おやおや〜?どうしたんだ一体、そんな鳩が豆食らったような顔をして?…この写真…おー!アイツもドレスを着るとこんな美女になるとはなぁ〜」

 

「艦長達!この人知っているんですか!?」

 

「いや知ってるも何も…ねぇ?」

 

「一目でわかるだろが馬鹿者め!」

 

「寧ろなんで分かんないの?これ…レッドフードだろ?」

 

「ぶっはっはっはっ!あの姉ちゃんもやるじゃねえか!」

 

四人はそう話している中周りにいたクルー達はその写真を見て…

 

 

 

「「「「「……おっふ」」」」」

 

 

その言葉しか出なかったという…

 

 

 

 

 

 

 

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