SEEDに転生、偽レッドフードが行く   作:ぷくぷく麦茶

40 / 42
その頃アークエンジェルでは……

カガリとアスランが島にいる中、アークエンジェルでは突如ロストしたカガリを探すべく無線やレーダーを使い捜索していた。

 

「ロストしたのは何処なの!無線は!?」

 

マリューは勿論の事他のクルー達も必死に捜索していたが─

 

「駄目です…応答ありません!」

 

「レーダーも撹乱酷く戦闘区域を離脱したとこまでは…」

 

「ッ……………」

 

マリューは険しい顔をし、彼女を襲った奴が何者なのか分からずにいた、だが今最優先なのはカガリが生きているかどうか──するとナタルが口を開きマリューに聞いてきた。

 

「──艦長…MIAと認定なさいますか?」

 

「何です?それ…」

 

サイが小声で聞くとジャッキーもまた小声で答えてくれた

 

「〈Missing in Action〉…戦闘中に行方不明、まぁ確認してないけど戦死でしょ?──ってことだな…」

 

するとそれを聞いたミリーとサイは驚きを隠せずにいると。

 

「それは早計ねナタル中尉、撃墜されたとは限らないのよ?…日没までの時間は?」

 

「えっと…約一時間です!」

 

「……無事に見つかると良いのですが…ここは仮にもザフトの勢力圏、何かあっては!」

 

ナタルの言うとうり、今現在アークエンジェルが航行している場所は現在ザフトの勢力圏内、いつ何処から襲われるか分からないでいた。もしも水中用のMSで襲われればアークエンジェルでは迎撃出来ない、ストライクも水中での戦闘も困難だ…。

 

「それでもあの娘を放っておく事は出来ないわ!それに…」

 

「それに…何ですか?」

 

「もしも…このまま見つけられなかった場合…」

 

マリューがモニターをつけると、そこに映し出されたのは格納庫なのだが…何やら整備の連中と一部のベアッガイが集まって何かしていた…

 

 

『やめましょうよ!!!もうやめましょうよ!!!』

 

 

「「「「っ!!!?」」」」

 

そこに映っていたのは現在逆さ吊りにされているレッドフードと怒り狂い血走った整備班組がまさに彼女を袋叩きにしようとしていた。

 

『こんな事して……命がもったいなぁぁぁぁぁぁい!!!!』

 

『じゃかぁしい!!!だいたい俺言ったよな?墜落でもされたらってよぉ!!?…プラグ立っちまったじゃねえか!!お前大丈夫だって言ったよなぁ?なぁ!!……はぁ……甲板行こうぜ甲板へ、久し振りにキレちまったよ…ブチ切れだよ…』

 

その整備班の先頭に立っていたのはマードックでバカでかいMS用のレンチを肩に乗せ映像越しでも分かるほどのオーラを纏っていた。そんなマードックに対しレッドフードも負けじと今回のは無関係だと訴えていたのだが……。

 

『それオレのせいじゃ無いって!!今回は違うんだって!!今回は(、、、)!!』

 

『今回を強調すんな!!大体俺らがアレの整備にど〜〜〜〜〜んだけ時間かけたと思っとるんじゃい!!』

 

『『『そうだそうだっ!!!(チィーー!!!)』』』

 

他の整備班は常に誇りを持って整備に力を注いでいた、パイロットが死なないように整備不良が起こらぬ様に、何度も何度もパイロットと一緒に確認したりして───だが機体大破させるわ、砂まみれにされるわ、荒く操縦して操縦桿をへし折るわで流石に注意したにも関わらず、笑って誤魔化しをされてストレスが溜まっていた。

 

しかもレッドフードが勝手に改造しまくるせいで余計に時間がかかり、寝る間も惜しんで整備に取り組んでいたのだから更にストレスが溜まっていったのだろう、カガリが行方不明と聞いてか彼女の心配と同時にスカイグラスパーが墜落し悲惨な光景を想像し───爆発した。

 

『班長はなぁ!!あのスカイグラスパーに〈スウちゃん♡〉って気持ち悪い名前付けるくらい愛着湧いていた程なんだぞっ!!!』

 

『『『そうだそうだっ!!!(チィーー!!!)』』』』

 

『スウちゃんって…www』

 

『ネーミングセンスの無さ!www』

 

『チィ〜…(草wwwマジで草www)』

 

『おい…てめぇら…』

 

それはもう──血管が浮き上がり血走った目で睨みつけていた(マードック)がいつの間にか整備員たちの方を向いていた。

 

『『『…………あっ』』』

 

整備員達は思いました、やっちまったと…だが逃げれば確実に終わる──

 

お前らは後で覚えとけ?うぉっほん!!……とにかくだっ!!もし見つからなかったらそんときは……お願いしますっ!!!』

 

マードックがそう言うと突然ミュージックが流れ始め、後ろの整備班が左右に別れていき……そしてそこから1人の男が蒸気を発しながら歩いてきた───そうソイツは…

 

ムエタイ格闘道着を着こなしたキサカさんだった

 

『……フッ』

 

先程まで激しいスパーリングでもしてきたのか、ものすごい汗をかいる上にものすんごい筋肉だった。

 

だがそれ以上に疑問に思ったのは───何故にこいつこんな格好しているんだ?しかもドヤ顔!!!

 

『───いや何やってんだ?えっ?…ちょっとまて?なにする気?ねぇなにする気???』

 

『コォォォォォォォ…』

 

キサカはジリジリと近づいて来た。

 

『な…なぁちょっと待とうぜキサカさん?ほらアレだ…あの…待っ』

 

『シュシュッ!!シュッ!!アッパァァァッ!!!』

 

高い声を出しながら突如ムエタイシャドーを始め問答無用と言わんばかりに拳や蹴りを繰り出した。

 

『ちょっとまっ!!…ひぃ!!…にゃあ!!?…ちょっあたっひぃっ!!!』

 

すると吊るされているレッドフードは手も足も出ない状態、一つ間違えれば大怪我では済まされない、何とか体を捻ってギリギリの所で回避していた。

 

『殺しはしねぇ…このあんちゃんも嬢ちゃんが行方不明になっちまってなぁ?かなり気が立っていたのを見つけて丁度良いかなぁ〜…って呼んだんだ』

 

『………アテテイイカ?』

 

『アヒィ!!!?』

 

『まだだ、殺しはしねぇ……時間やる!2日以内に嬢ちゃんとスウちゃんを見つけろ、出来なきゃ今度はガチのサンドバックだからな!!』

 

『シャァァッ!!!』

 

『分かった分かりましたぁ!!必ず見つけっからぁ!!─』

 

涙目になりながらも猶予を貰い、必ず見つけ出すと宣言させられた─それを聞いたマードックは取り敢えず納得した後……今度は後に集まっていた他の整備班たちの方へ視線を向けた。

 

『──さて……こっちの話はこれで終わりだ──次はお前らの番だ!!!!』

 

マードックがそういった瞬間…

 

『総員ッ!!!!』

 

『『『『散ッ!!!』』』』

 

目にも留まらぬ速さでその場にいた整備班は全員息を合わせたかのように散開し一目散に逃げていった。

 

『なっ!!!?テメェら忍者かっ!!!待てゴラァァァァ!!!』

 

──ブツン!

 

ブリッジに映し出された映像が消えた後、クルー達は何も言わず黙り込む…もうこれが当たり前になったのか慣れちゃったわ。

 

「……あんなに楽しそうなキサカさん見たの初めてかも」

 

「「「ぶっ!!?」」」

 

ダリダがそう言うとそこに居た全員、ノリノリのキサカの格好を見て、口を塞ぎ必死に吹き出すのを抑えていた、ナタルも不意を突かれたのか片手で口を抑え肩を震わせていたが、直ぐにいつも通りの平常運転に戻った。

 

「捜索を続行…ふふッ…よろしいですね艦長?」

 

「えぇお願い………それとナタル」

 

「?……なんでしょうか艦長」

 

マリューは軽く深呼吸をしナタルを見て満面な笑顔を向け、ナタルも顔を傾げ何となく笑い返すと……

 

「全員……アウト〜〜〜♪」

 

テデ〜〜〜ン♪

 

「「「「へ?」」」」

 

その瞬間ブリッジに変なBGMが流れた。

 

バシュッ!

 

するとブリッジの扉が開き、中には入ってきたのは……ベアッガイの仮面を着けたマッスル集団とハエ叩きを持った、むっちむちのキサカさんのご入場☆

 

「「「「マッチョ☆」」」」

 

「…………ムンッ☆」

 

「「「「ひッ!?」」」」

 

 

スパパパパパーーーン!!!!!

 

 

あああああああああああ!!!?

 

 

(⁠づ⁠ ̄⁠ ⁠³⁠ ̄⁠)⁠づ〘しばらくお待ち下さい〙

 

 

「もう…ダメじゃないの皆!カガリさんが行方不明なのに笑ったら!事は深刻なんだから!!……そんな子には私に代わってお仕置きよ☆」

 

「「「「っ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!?」」」」

 

ブリッジ全員……尻を叩かれ痛みで悶絶していた為、ツッコみたくてもまともに喋れなかった……。

 

『おーい悪いけどち〜っとお嬢さま探しってくっから……なんだこりゃッ!!?』

 

「気にしなくて良いわ、それよりも捜索ね?わかったわ気おつけて」

 

『あ、うん……すぐに戻っからキラにも帰還指示出しといてくれ』

 

「了解よ」

 

そして格納庫のハッチが開き、アストレイが出撃していった。

 

「それじゃあ追跡しますかね……ん?」

 

するとカガリに持たせたベアッガイから通信が入った、とっいっても一方的なものだがコレは緊急時に使われるもの……俺はそれを開くと、戦闘の映像が流れ始めた。

 

「コレは……黒いスカイグラスパーだと?もう一つはザフトの輸送機か……おいおいッ!こいつらがカガリを襲ったのか!!」

 

流石にコレは予想外の展開だった、俺はすぐにベアッガイの救難信号を出しているポイントへ急ぎ向かった。俺は一度こいつらに襲われた事があったから分かる、奴らはブルーコスモス所属の部隊〘ファントム·ペイン〙なんでこいつらがいるのか分からんが、奴らは目撃者は必ず始末する……カガリが危ねぇ!

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。