コロニー内ではメビウスゼロとザフトのMSシグーが戦闘を行っていた。彼らは徐々にコロニー内へと戦火を広げ、爆発と共に侵入してきた。
「(ええぃ、ムウ・ラ・フラガ!あまり時間を掛けたくは無いのだが、、、ん?あれは、、、)」
コロニーに入ったザフトのエース、ラウ・ル・クルーゼが視界に捉えたのはストライクの姿だった!
「こんなところにいたとは!早々に破壊させてもらおう!」
キラ達はトラックに入っている装備を付けている途中だった『伏せて!!』その瞬間、シグーの放った弾丸が襲ってくるのだが、すんでの所でキラの乗ったストライクが盾になって難を逃れた。フェイズシフト装甲…通称・PS装甲によって防ぐことができたからだ。
シグーは再び攻撃をするため重斬刀を抜き襲い掛かる!
「ならば…これならどうだ!」
ラウ・ル・クルーゼの乗るシグーはストライクに対して接近戦で切りつける。
ゾッ
「!!!!!?」
クルーゼは体中から一気に汗が吹き出る!自身の本能が必死に訴える!今行けば自分は死ぬ!今、上昇せねば死ぬ!!!
シグーは攻撃を中断し一気に上昇した!!
その瞬間、突如赤い光がシグーを四方八方から襲い、クルーゼは本能と経験で掠りながらも全力で回避した。この光はビーム兵器だと直ぐに気づき頭をフル回転させた。
(危なかった、しかしなんだ今のは!!…いや私は知っている…待て!この攻撃を知っているだと!?)
クルーゼはこのビーム攻撃を知っている事に困惑する、なぜ知っているのか分らずにいた…PPPP
「通信だと?誰だ一体…『よぉラウ坊…久しぶりだなぁ…えぇ?おい』!!!」
そこにはレッドフードの愛機 クシャトリヤ・ルージュが飛んでいた
その声の主で全て悟った。シグーのメインカメラを上に向け、あぁ全て分かった…思い出してしまった、この呼び方…この声…この攻撃…そして赤狼のエンブレム
「なぜ…なぜなのだ…いや、なぜ貴女がここにいるのですか?…」
『なんだ、ようやく思い出したかラウ坊?だいぶ勘が鈍ったんじゃないのかおい!あははは」
「忘れるわけない、かのプラントの英雄なら猶更ですよ、なんせ散々貴女にしごかれてはね?大佐」
それを聞いたレッドフードは少し懐かしさを感じながら再び話はじめた。
『ラウ坊、此処はさ…オレの顔に免じて一回引いちゃくれねぇか?』
「…出来ない・・・といったら?」
『・・・その先、オレに言わせる気か?」
…………ラウ坊………
その瞬間周囲の空気がいっきに凍りつき、周りを飛んでいた【エンデュミオンの鷹】ムウ・ラ・フラガやストライクに乗っていたキラ、マリューたちもが感じ取り心臓を鷲掴みされたかのように、辛うじて息ができる程のプレッシャーに襲われた。
「(おいおい…マジかよ!!なんでアイツがここにいやがんだ!!?)」
ミリアリア、カズイ、サイ、トールはいったい何が起こっているのか分らずにいたが、マリューがあんなにも冷や汗を流し苦しんでおり、何が起こっているか分からずにいた一方、そのキラとマリューはというと……
「(なに!?何が起きてるの!?体が・・・重い…息が!…今動けば確実に!!・・・)」
自分は死ぬ、本能がそう感じていた。
キラは息をするのがやっとで、考えている余裕すらなかった…だがわかる・・・此処にいてはいけないと、何もしてはいけないと!
『「・・・・・・・・・」』
二人の間に数秒間だけ沈黙が続くが、クルーゼが再び口を開き話し出す。
「・・・はぁ・・・わかりました、此処は貴女に免じ一度引かせてもらいます・・・」
その言葉を言うと、周りを襲ったプレッシャーは消え、通信越しに笑い声が聞こえた。
『あっはははは!そうかい、そりゃよかったよ。ラウ坊』
「それでは失礼させてもらおう」
クルーゼがそういうと早々に撤退していった。
「(レッドフードさん…貴女は一体何者何ですか)」
キラは終始そう考えていた。