イグニハイドの陽キャ弟   作:kai75

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イグニにケイトが居たら面白そう。
そんな発想から生まれた話です。


プロローグ

「ふぅ~。学式も終わったし、拙者はゲームでも・・・」

 

ナイトレイブンカレッジの入学式。

一大イベントが終わったとき、イグニハイド寮長:イデア・シュラウドはネトゲを始めようとした。

ドンドンドン!

強めにドアをノックする音。

イデアは一体何事だ、と扉を開けた。

 

「大変です寮長!わ、我が寮に、」

 

酷く慌てている寮生。

 

「拙者これからネトゲするんで時短よろ」

「わ、我が寮に・・・、陽キャ(ケイト・ダイヤモンド)の弟が入ってきました!!」

 

ケイト・ダイヤモンド、陽キャの代名詞。

そんな男の弟がイグニハイド寮(陰キャ寮)に入ってきた?

・・・・・。

 

「は?」

 

・・・・・。

 

「え、マジ?」

 

一瞬の思考停止。

動揺したイデアは夢であることを願い、寮生に問う。

 

「マジです。残念ながら。」

 

現実を突きつける寮生。

 

「えぇぇぇ~?!闇の鏡間違ってない?!」

 

イグニハイド寮に入っている生徒は例外なく、全員が陰キャ。

闇の鏡のミスを疑うイデア。

 

「お願いです、ケイト・ダイヤモンドの弟(陽キャ)と同室になった友人を助けてください!」

 

寮生はイデアに対策を求めた。

 

「ムリムリムリ~~!ひとまず今夜は我慢して~!」

「そんなぁ~」

 

バタンッ!

全力で拒否したイデアは勢いよく扉を締めた。

 

「で、でも我が寮に陽キャが居るのは耐えられない!なんとしてでも対策を考えなければ・・・。」

 

~数時間後~

 

「ただいま兄さん。ゲームしすぎだよ・・・って!?」

 

購買でお菓子(食料)の調達を終えたオルト。

ゲームをしていると思い、扉を開けるとそこにはゲームのしていない兄。

予想外の出来事だった。

 

「あ、おかえり」

「兄さんが深夜にゲームをしていない・・・?!」

「それは・・・」

 

事情を説明するイデア。

 

「・・・つまりその人に会いに行ったら良いんだね?」

「なんでそんな思考になるのぉ~?!」

「ケイト・ダイヤモンドさんが陽キャってだけで弟さんまで陽キャだとは限らないよ?それに話も聞かずに追い出すなんて酷いよ兄さん!」

 

圧倒的正論。

オルトの意見には同意できる。

が、イデアには実行不可能なのである。

 

「会話が苦手な僕が会話しに行く?陽キャじゃなくても高難易度なんだが?!」

 

いかに自分が会話下手かを力説するイデア。

 

「わかった、僕が行ってくるよ。」

「流石オルト!頼りになる~」

 

善は急げというように部屋を出ていくオルト。

 

「拙者が話さなくて済みましたわ~。良かった~。」

 

やる予定だったネトゲをしようとパソコンを立ち上げるイデア。

ふと、右下に表示された時間を見る。

 

「午前3時42分・・・。」

 

深夜である。

イデアにとってはいつも起きている時間。

だが、普通の人が起きている時間ではない。

熟睡している時間帯だ。

 

「オルト・・・。」

 

ケイトの弟に話に行ったオルト。

きっと時間に気がついていなかったのだろう。

 

「お詫びの品、考えよう。」

 

陽キャ(仮)を怒らせたくないイデア。

ネトゲのために開いたパソコンはお詫びの品を調べることに使用されたのであった。




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