フラガとか聞いてない   作:もう何も辛くない

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PHASE122 相並ぶ兄妹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ヤキン・ドゥーエ前面の戦闘宙域にて、因縁の二人が衝突する。

 

 ストライク一号機を駆るムウと、プロヴィデンスを操るクルーゼだ。

 

「クルーゼェッ!」

 

 ビームライフルを撃ち掛けながら、ムウは声を張り上げて問いを投げる。

 

「これが望みか、貴様のっ!」

 

 プラントへ向けられた核弾頭、そしてジェネシス、どちらもクルーゼがお膳立てした人類滅亡へのシークエンスだとムウは断じていた。

 

『…私のではない』

 

「なに?」

 

『これは人の夢。人の望み─────人の業!』

 

 僅かな空白にムウは一縷の違和感を覚えるが、それはクルーゼから返って来た叫びと、プロヴィデンスのバックパックから分離されたドラグーンへ向ける意識によって瞬時に流される。

 

 漆黒の宇宙空間に紛れる分離式機動兵装は、それ自体を目視する事すら難しい代物だ。常人であれば、何が起こったか分からない内に撃破されているだろう─────以前のレイダーが正にそうだったように。

 

 しかし全方位から放たれるビームを、ムウは奇妙な直感に突き動かされるようにして、その射線を次々と躱していく。この奇妙な直感力こそムウ達の血統に備わるものであり、父から子へと受け継がれ、クルーゼがコーディネイター達の中でまるで彼らの一員であるかのように振る舞えた、理由の一つであった。

 

 だが、その能力にも限度はある。ナチュラルとは思えない動きでストライクを操るムウだったが、クルーゼの射撃は次第に精度を増していく。そして遂に、ビームの一射を躱し切れず、ストライクの右脚を捉えられてしまう。

 

「チィッ…!」

 

 毒づきながらビームライフルを向けるが直後、ムウの背筋に悪寒が奔る。咄嗟に機体を翻すが、頭上より放たれた光条がストライクのビームライフルを貫いた。

 

 機体を後退させながらシールドを翳し、ライフルの爆発をやり過ごしながらサーベルを抜き放つ。

 

 ドラグーンを一度バックパックへ戻し、同じくビームサーベルを出力して斬り掛かって来るプロヴィデンスへ応戦する。

 

『他者より強く…他者より先へ…他者より上へ!』

 

 ストライクが振り下ろした刃を跳ね退けると、反撃に斬撃を浴びせる。

 

「くっ…!」

 

 辛うじてシールドを割り込ませて防御を間に合わせるが、クルーゼの叫びは止まらない。

 

『競い、妬み、憎んで─────その身を喰い合う!』

 

「貴様の理屈だ!思い通りになど…」

 

 力一杯にストライクの腕を振るい、プロヴィデンスを押し返す。後方へと流れた相手へ再度斬りかかろうとするムウの視界に、再びバックパックよりドラグーンが射出される場面が飛び込む。

 

『すでに遅いさ、ムウ。私という結果はすでに示された…、だから知るのだよ!』

 

 全方位より浴びせられるビームを必死になって躱すムウのストライクへ、プロヴィデンスのビームライフルが向けられる。

 

『自ら育てた闇に喰われて、人は滅ぶとな!』

 

「─────グゥッ!?」

 

 その銃口から放たれたビームが、ストライクの右腕を捥ぎ取る。

 

 更に撃ち抜かれた衝撃で機体が仰け反り、動きが硬直したその隙に周囲を鳥籠のようにドラグーンが囲い込んだ。

 

 まずい─────!

 

 すぐさまこの場から離れようと機体を翻すが、到底間に合うタイミングではない。

 

 一斉に放たれるビームの雨が、ストライクの四肢の悉くを貫き、更にはコックピットをも掠める。

 

「くぁッ…!」

 

 飛び散った破片が腹部に突き刺さり、激しい痛みが奔った。ムウは霞む目を見開いて、スラスターを全開にしてこの場からの離脱を計る。

 

『逃がさんよ』

 

「ッ─────!」

 

 クルーゼの哄笑を含んだ声がムウの耳朶を打つ。

 

 背後でプロヴィデンスがビームライフルを構えている。ムウが離脱を試みると織り込んでいたのか、被弾によるストライクの推力低下も相まって、ドラグーンも引き離し切れず未だ射程から抜け出せていない。

 

 今度こそ、自身の心臓が死神の手に鷲掴みにされる─────そんな冷たい感覚に身を凍らせながら、今この瞬間ムウは死の裁きを待つ罪人となり果てる。

 

 ─────その筈だった。

 

『─────』

 

「なにっ…!?」

 

 突如射撃の構えを解いたプロヴィデンスが回避行動へと移る。その直後、先程までプロヴィデンスがいた空間を、二条のビーム砲が薙ぎ払う。

 

 更にまた直後、ストライクのすぐ脇を高速で通り抜けていく機影があった。

 その影は真っ直ぐにプロヴィデンスへと肉薄し、その身に装備した巨大なアームユニットから出力したビームソードを振り払う。

 

『ムウさんっ、大丈夫ですか!?』

 

「キラ…!それに─────」

 

 傷ついたストライクに寄り添うに停止したのはフリーダム。そして、斬撃を躱して距離を取ろうとするプロヴィデンスに追い縋り、再びビームソードで斬り掛かっていくもう一機─────ハイペリオンがムウの援護に現れたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ムウさんっ、大丈夫ですか!?」

 

 四肢を失い、爆散せずに生存した事が不思議なくらいに傷つき尽くしたストライクへ回線を繋げて呼び掛けるキラ。

 その脇を通り抜けて、カナードが駆るハイペリオンがフリーダムとストライクに近付けまいと、プロヴィデンスへ向けて斬り掛かっていく。

 

『キラ!』

 

「フレイ、ムウさんをアークエンジェルまで連れて行って。私はカナードの援護に行くから」

 

『駄目よ!その機体の状態じゃあ…!』

 

「フレイだって、もうバッテリーが危ないでしょ?大丈夫。操縦系統に問題はなさそうだから」

 

 プロヴィデンスと高速で交錯するハイペリオンを見遣りながら、再会を果たした後にここまでついてきたフレイへとムウとストライクを託す。

 その後に、今一機でプロヴィデンスを相手取っているハイペリオンの援護へ向かおうとしたキラだったが、そこにフレイが喰い下がった。

 

 フリーダムは先程のイーラとの戦闘で左腕を欠損している。その状態で戦闘を続行しようとするキラを心配しての言動だったが、機体の状態としては一見ダメージを受けていない様に見えるリベルタスの方がある意味深刻だろう。

 

 リベルタスはフリーダムと違い、核動力が搭載されていない限りのあるバッテリー機だ。ただでさえヴォワチュール・リュミエールという電力の消費が激しい機能を多用した上、ここまでの長時間の出撃─────PSダウンを起こしていない現状が不思議なくらいだ。

 

 そんな状態で戦闘を行おう等、今のフリーダム以上に無謀だ。だからキラはここは絶対に譲れない。

 

『…分かったわ。補給が終わったらすぐに戻るから、それまで耐えなさいよ!』

 

「うん、待ってるから」

 

 これ以上言い募ってもキラは意志を曲げないと悟ったフレイは、ストライクを受け取り、この場を去って行く。

 

 この宙域からアークエンジェルまではそう離れていない。リベルタスの状態も深刻だが、フレイならば大丈夫…。そう自分に言い聞かせながら、改めてキラはハイペリオンの方へと視線を向けた。

 

「カナード…!」

 

 交戦を始めてそう時間は経っていないが、戦況は良くない。

 

 カナードは早々にミーティアを諦めてすでにパージしている。これによってアルミューレ・リュミエールの使用が解禁された事になるが、それでもプロヴィデンスは容易くハイペリオンを追い詰めていく。

 

 ドラグーンによるオールレンジ攻撃を必死に振り切ろうとするハイペリオンの動きが、的確に誘導されているのが傍から見ればよく分かる。

 躱せない角度、タイミングで撃ち込まれたビームでハイペリオンの動きを止めてアルミューレ・リュミエールの使用を強制させる。その間にドラグーンが瞬く間にハイペリオンの周囲を包囲していく。

 

「させないっ!」

 

 そうはさせじとフリーダムが動く。両肩のバラエーナを展開し、ハイペリオンの周りを飛行するドラグーンへと撃ち放つ。

 

 直後、ドラグーンがパッと散開してフリーダムからの砲撃を躱すと、一部の砲口がフリーダムにも向けられる。

 

「っ─────」

 

 来る─────背筋に奔る言いようのない悪寒に駆られるように、キラは機体を駆った。

 

 放たれる数条のビームが動き出したフリーダムを襲う。

 

『キラ!』

 

「カナード、後ろ!」

 

 フリーダムが手負いという事もあるのか、カナードが鬼気迫る声を発しながらフリーダムのフォローへ機体を動かそうとする。

 

 だがその背後から灰色の影が迫る。

 

 キラの声で辛うじてその存在に気付いたカナードが機体を反転させ、左腕の装置から光波シールドを部分展開して、プロヴィデンスの斬撃を防ぐ。

 

「っ、これは…」

 

『こい、つッ…!』

 

 ハイペリオンとプロヴィデンスの鍔迫り合い─────その光景を見たキラとカナードが、目を見開いたのは同タイミングだった。

 

 プロヴィデンスはビームサーベルの切っ先を突き出す形でハイペリオンを押し込もうとしている。それはサーベルのエネルギーと機体そのものが生み出す運動エネルギーの集約──────それらの一点集中が、ハイペリオンが展開した光波シールドを少しずつ押し込んでいく。

 

 それはかつて、キラが見せたハイペリオンの絶対防御を破った方法の写しだった。

 

「くっ…!」

 

 堪らずビームサーベルを抜いてプロヴィデンスへと向かっていく。そのフリーダムの動きを追ってドラグーンがビームを撃ち掛けてくるが、推力で振り切り機体本体へと疾駆する。

 

 プロヴィデンスはサーベルを振り払い、ハイペリオンの体勢を崩してその胸元に蹴りを入れて距離を押し離す。

 

 そして向かってくるフリーダムへシールドを翳して斬撃を押さえ、今度はフリーダムとの鍔迫り合いを開始する。

 

『…因果なものだな。君達()()が、私の前に立ちはだかるとは』

 

「え─────?」

 

 フリーダムとプロヴィデンスの間で激しく舞い散る火花に紛れて、互いに繋がり合った回線を通して相手の声が聞こえてくる。

 

 記憶に新しい、憎悪に渦巻いた低い声─────ラウ・ル・クルーゼ。彼から発せられた言葉に、キラは一瞬頭の中が真っ白になった。

 

「きょう、だい…?」

 

『ほぉ…?メンデルの話と共に、カナード・パルスの真実も聞いたとばかり思っていたがね。君はとことん、周囲の人々から大切に思われているらしい!』

 

 クルーゼの声量と共に、相手から伝わって来る圧力が膨れ上がる。押し込まれたフリーダムへ、今度はプロヴィデンスが斬撃を振り下ろす。

 

 シールドがない今のフリーダムに防御手段はない。よってとれるのは回避のみ─────距離を取ったフリーダムが次に浴びるのは、ドラグーンから撃ち注がれるビームの雨だった。

 

「っ…!」

 

『キラッ!』

 

 浴びせかけられる砲火をやり過ごしながらも、その激しさに苦悶の表情を零すキラ。そんなキラの危機をカナードが救う。

 

 先程キラがバラエーナを撃ってハイペリオンを取り囲むドラグーンを追い払ったのと同じく、カナードがフォルファントリーを撃ち放ち、フリーダムへ更なる砲撃を撃ち掛けようとするドラグーンを追い払う。

 

『カナード・パルス─────君がキラ・ヤマトを助けに入るとは、驚かせてくれる』

 

『貴様…!』

 

 再びハイペリオンと交錯を始めるプロヴィデンス。割って入ろうにも、ハイペリオンと斬り結びながらクルーゼはフリーダムへの警戒を怠っておらず、数基のドラグーンの砲口が向けられている。

 

 無暗に飛び込めず、様子を見守るしかないキラの耳に、カナードとクルーゼの会話が入り込んでくる。

 

『何を知っている!?貴様は!』

 

『ククッ…、こうして君と言葉を交わすのも久しぶりだ。キラ・ヤマトの事を知った時の憎悪に満ちた君の瞳は、実にいい瞳だと思ったのだがね』

 

『─────貴様、あの時の…!』

 

 幾度目の交錯を経た二機が衝突し、動きを止める。

 

『君の望みを叶える手助けをしてやろうと、ザフトへ入隊する手筈も整えてあげたのだが─────それがこんな結果を迎える事になろうとは、思いもしなかったがな!』

 

『こ、のッ…!』

 

 ドラグーンがプロヴィデンスの背後から頭上へと突如姿を現し、ハイペリオンへ向けて一射撃ち掛ける。

 

 それを後退して躱す事に成功したカナードだったが次の瞬間、ハイペリオンとの距離を詰めて来たプロヴィデンスのビームサーベルの切っ先が、機体の喉元へと突き付けられる。

 

『─────』

 

『一つ聞きたい。何故君は、キラ・ヤマトへの憎しみを捨て去る事ができた?その憎悪を掻き立てた私が言うのも何だが、君が抱いた彼女への憎しみは本物だった筈だ』

 

 一瞬の早業に反応できず、この状況に甘んじて息を呑む事しかできないカナードへ、クルーゼが問いを投げ掛ける。

 

『君の中でどんな気持ちの変化があった?彼女に敗れ、望みを諦めたか?…いや、それならば彼女と並び立つ事に納得がいかない。是非、私にこれまでの経緯を教えてくれると嬉しいのだがね?』

 

 サーベルの切っ先が更に迫る。いつでもハイペリオンの喉元に刃を突き立てられる体勢で、クルーゼは相手の兵装が立ち上がってもすぐに反応できるよう心の準備も怠らず、カナードからの反応を待っていた。

 

 カナードの命の危機にキラが動く。プロヴィデンスの背後へフリーダムを回り込ませて、バラエーナとクスィフィアスを立ち上げて四砲門を向ける。

 

『下手な動きを取らない方がいい』

 

「っ─────!」

 

 キラが引き金に指を掛けた直後、プロヴィデンスは素早くビームライフルをマウントしてハイペリオンの首元を握ると、その陰に隠れるようにしながらフリーダムと向き合う。

 

 ビームサーベルは出力したまま、キラへ見せつけるようにハイペリオンの背中に突きつける。

 

 人質を取られた格好になったキラは、動きを止めるしかなかった。

 

「貴方は…っ!」

 

『大人しくしていたまえ。私の問いへの答えが得られるまでの命は保証するさ』

 

 遅かれ早かれカナードは殺す─────そう言われたのと同義の返答に、キラは歯噛みしながらもやはり動けない。

 

 フリーダムが少しでも不穏な動きを取れば、クルーゼはその言葉通りに今すぐにハイペリオンを貫くだろう。そしてカナードがクルーゼの問いに返答をすれば、その直後にハイペリオンは貫かれる─────この状況ではどの道カナードの命は奪われる。

 

 どうすれば─────キラが苦悶の表情を漏らした時、微かに漏れたクルーゼの哄笑が耳朶を打った。

 

「何が…、何が可笑しいの!?貴方は!」

 

『フハハッ!可笑しいさ…。本来決して交わる事のなかった二人が助け合おうとしているのだから。─────キラ・ヤマト。真実から遠ざけられながらのうのうと生き残り、それを知るべきと思い知りながら尚、目を背け続けるその愚かしさ』

 

「─────」

 

 ()()()()()()、クルーゼが語るそれが一体何なのかキラには分からない。だが、クルーゼが口にした()()()()()()()という一言は、確かにキラの胸を抉った。幾人もの子供達の犠牲の果てにキラ・ヤマトという人間は生み落とされた。他の誰にも咎める権利のない、しかし確かに罪の烙印がキラには刻まれている。─────他でもないキラ自身が、そう感じていた。

 

 クルーゼの弁舌を聞いてからふと、キラは思い至っていたのだ。果たして、あの時のクルーゼは全てを語っていたのか?あの時に自分が聞いた真実は、氷山のほんの一角に過ぎないのでは?

 

 カナード・パルス─────今でこそ自分を思い遣り、何度も助けてくれる掛け替えのない仲間となったが、かつては強烈な憎悪と殺意を向けて来た敵だった。ならば何故、それらの負の感情を自分に向けて来たのか─────本人に聞こうと思えば聞けたはずだ。()()()()()()()()()()

 

 クルーゼの言う通り、キラは真実から目を背け続けていたのだ。真実を知るのが─────真実を知った自分がその先にどうなってしまうのか、恐ろしかったから。

 

『見苦しい─────実に忌々しい─────。やはり、君から殺そうか』

 

 地の底から這い出る様な、憎悪に満ちた低い声に思わず身を震わせたキラは、動き出したドラグーンへの反応がワンテンポ遅れる。

 

「っ、しまっ…!」

 

 気付いた時には取り囲まれていた。それでもまだ回避には間に合う。ドラグーンがビームを放つ前に、機体を翻そうとして─────

 

 それよりも先にハイペリオンの光波発生装置が輝きを放つ。

 

 途端にプロヴィデンスがハイペリオンを解放しその場から後退─────発生した光波が掠めた装甲の一部から煙を発しながらマウントしていたビームライフルを取り出して、ハイペリオンとフリーダムに対して構える。

 

「カナ─────」

 

『キラ、奴の言う事など気にするなよ』

 

 解放されたハイペリオンに寄り添い、中のカナードへ呼び掛けようとするキラ。それを遮る形でカナードはキラへ声を掛け、更に続ける。

 

『お前が知るべき真実─────それが皆無と言うつもりはない。だがな、それを知るその時はお前自身が決めて良いんだ』

 

「…カナード」

 

『お前が覚悟を決めた時、その時は俺に言え。お前が知りたいと思う俺の事を全て話してやる』

 

 クルーゼの言葉を一部同意しながらも、キラにとって致命的だった部分を否定したカナードが優しく言葉を掛ける。

 それは確かに、キラの心に差した陰を晴らしていった。

 

「…ありがとう」

 

『だから今は目の前の敵に集中しろ。…只者ではないぞ、奴は』

 

 ハイペリオンがフォルファントリーを立ち上げ、プロヴィデンスへと向き直る。キラも続いて、再びバラエーナとクスィフィアスを展開してプロヴィデンスと対する。

 

『行くぞ、キラ!』

 

「うん、カナード!」

 

『─────』

 

 互いに声を掛け合い、左右から追い込むようにしてプロヴィデンスへと向かっていくフリーダムとハイペリオン。

 

 その光景を目にしたクルーゼは、その口元に笑みを携えながら二機を迎え撃つのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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