フラガとか聞いてない   作:もう何も辛くない

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~前回のあらすじ~
シン「マユ…空の上で見ていてくれ」(生きてます)
ネオ「助けて…」
サトー「地獄から見ていろ、アスラン・ザラ」(生きてます)

こうして簡潔に並べると2/3が勘違いやらかしてる、一見シリアスを被ったギャグですがちゃんとシリアスです。


PHASE10 不協和音

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何だって!?」

 

 カガリ、アスランに貸し与えられた士官室を訪れたデュランダルとタリアが携えて来た報せに、二人は堪らず絶句した。彼らだけでなく、どんな人間であろうと知れば、恐らく同じ反応をしていただろう。それ程に思いもしなかったニュースを聞かされていた。

 

「本当なのか?()()()()()()()()()()()()()等…、理由は掴んでいるのか!?」

 

 狼狽えながらも疑問を投げ掛けるカガリに対し、デュランダルは頭を横に振ってから答えた。

 

「いいえ、それはまだ…。ですが、動いているのです。かなりの速度で…、それも最も危険な軌道を」

 

「っ…」

 

 デュランダルの返答に、カガリもアスランも同時に息を呑んだ。彼は直接言葉にはしなかったが、最後の一言が表す意味を二人は即座に理解した。最も危険な軌道─────即ち、ユニウスセブンは()()()()()()落下しているのだと。

 

「本艦でも確認しております」

 

「…しかし、あれは百年の単位で安定軌道にあると言われていた筈です!それなのに、一体何故…!?」

 

 何故と聞いても何も変わりはしない。その答えを聞いても、今起きている事実が変わる訳ではない。それでも、アスランは動揺を露に尋ねてしまう。

 

「隕石の衝突か、はたまた他の要因か…。ともかく、今この時も動いているのです。…地球に向かって」

 

 今度はハッキリと、デュランダルはいつもと同様滑らかな口調で、耳を塞ぎたくなる事実を口にした。

 

 直径は十キロにも及ぶ物体が地球に落ちれば─────どうなるか等、専門的な知識がなくとも容易に分かる。何がどうなっているのか…、事態を受け止めきれないカガリへデュランダルが続けて言葉を掛ける。

 

「原因の究明や回避の手段の模索に、今プラントも全力を挙げています」

 

 その言葉を聞き、カガリはハッと我に返る。

 

「またもやのアクシデントで代表には大変申し訳ないが、私は間もなく終わる修理を待って、このミネルバにもユニウスセブンに向かうよう特命を出しました。幸い、位置も近いので。代表にも、どうかそれをご了承頂きたい」

 

「無論だ!むしろこちらこそが真っ先に動くべき立場だというのに─────議長、感謝を申し上げる」

 

 カガリは勢い込んで頷いてから、デュランダルへ向けて頭を下げる。

 

「私も何か出来る事があれば良いのだが…」

 

 何か出来る事─────カガリの頭の中には一つだけ、浮かぶものがあった。だが、恐らくこの艦から()()()へ通信を送り、戦力の投入を命じても()()はそれを認めないだろう。

 今回のアーモリーワンへの訪問は飽くまで秘密裏に、今カガリは()()()()()()()()()()()()()身なのだ。その事を分かっている()()だからこそ、ミネルバにいるカガリをカガリとは認めず、命令を決して受け入れまい。…まず、カガリからの命令を命令として耳に入れてくれるかどうかすら怪しいのだが。

 それはそれとして、()()自身で判断し、動く事を決めてくれれば─────出来過ぎる部下を持つというのも、上に立つ者としてはある意味大変なのだ。…部下なんて口にしたのを耳にされたら、怒りの余りに離反しかねないじゃじゃ馬だが。

 

「お力をお借りしたい事があれば、こちらからも申し上げます」

 

「難しくはありますが、お国元とも直接連絡の取れるよう、試みます。出迎えの船とも早急に合流できるよう計らいますので」

 

「あぁ…、すまない」

 

 衝撃的なニュースを伴った国家元首同士の会話はそこそこに、もうすぐ出航するという事でデュランダルとタリアの二人は部屋を去る。

 

「…アスラン。()()は動くと思うか?」

 

 扉が閉まって暫し、不意に口を開いたのはカガリだった。カガリの問い掛けに、アスランは難しい表情になりながら答える。

 

「微妙だな…。まずこの情報をどのタイミングで掴んでいるかだ。それによっては動く動かない以前に間に合わない可能性もある」

 

 アスランから返って来た答えに、カガリは苦々しく表情を歪める。

 

 ()()()()()()()()()()─────カガリとアスランがこの事態にどう対応していくのか気掛かりな人物だ。オーブが所有する軍事用宇宙ステーション、()()()()()()()の管理者であり、五大氏族の一つサハク家の現当主だ。カガリが代表へ就任した際には、他首長達から宰相のポストへの推薦を受けたがそれを断り、首長の立場でありながら殆ど本国にはいないという、カガリからすれば最早問題児である。

 しかし立場に縛られない自由な働きはオーブへ多くの利を生み出した。アメノミハシラがまさにそれだ。彼女が首長の立場を優先してそこに留まる事を選ばなければ、今頃どうなってきたか─────戦後、()()()()()()()()()から攻撃を受けた時にアメノミハシラを守ったのは彼女だった。まあ、そこで戦ったのは()()()()()()()()()()が、その話はいずれでいいだろう。

 

 今、カガリとアスランが気にしているのはユニウスセブン落下の事態に対してミナが動くかどうか。すでに対応に動いている可能性もあれば、アメノミハシラの防衛を優先して静観している可能性だってある。情報を掴んでいるのならすでにプラントが動き出している事も知り得ているだろうし─────。

 

「…なんで私が奴の動向にここまで掻き乱されなくちゃならないんだ!?」

 

 そこまで考えて、カガリはふと我に返り両手で頭を抱えた。何だって自分の部下の行動にこうも振り回されなくてはならないのか。優秀な奴なのは間違いないか、立ち振る舞いは唯我独尊─────首長として初めてカガリと言葉を交わした時には、『私を部下とは思わない事だな。立場上ではそうでも、貴様が私の上に立つ人間とは思わん。精々都合よく利用させてもらう』なんて言い放ってみせた。その後は売り言葉に買い言葉、カガリとミナの言葉の応酬─────といっても、殆どカガリがミナに言い負かされるだけだったが。今となって本当に心の底からカガリは思う。ミナが宰相にならなくて、本っっっっっっっ当に良かったと。

 

「おいカガリ?どこに行くんだ?」

 

「あいつの事を考えてたら腹が立ってきた。落ち着く為に少し歩いて来る」

 

「いや、ここ他国の戦艦なんだが…」

 

「議長本人がモビルスーツデッキまで見せてくれたんだぞ。居住区の散歩くらいどうって事ないだろ」

 

 ピシャリとアスランに言い返せば彼からの返答は止まる。その代わりに背後からはついてくるアスランの足音が聞こえて来た。

 

 カガリは後ろにアスランを伴い士官室を出る。どこに行くとも知れず歩き出したカガリは、気紛れに足を進めていく。アークエンジェルやクサナギとは雰囲気の違う、どちらかといえばエターナルの艦内に似た雰囲気の通路を進んでいく。エターナルもミネルバもどちらもザフト製の戦艦なのだから、当然といえば当然なのだが。

 

「嘘だろ!?ユニウスセブンが…、なんで!?」

 

 そんな声が聞こえて来たのは、カガリとアスランが廊下のT字路に差し掛かった所だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ユニウスセブンが地球へ向けて落下を始めた─────その情報はクルー達にも知れ渡り、レクルームに集まったシン達も騒然としていた。

 

「嘘だろ!?ユニウスセブンが…、なんで!?」

 

「隕石でも当たったか、何かの影響で軌道がずれたか…」

 

 ヴィーノが素っ頓狂な声を出し、ヨウランが最もらしい仮説を立てる。この艦で最初にユニウスセブンの軌道異常に気付いたのは、当直で艦橋にいた索敵担当のバートだった。それと前後して評議会からデュランダルへと報せが入り、一気にニュースが知れ渡る事となった。

 

「アーモリーワンでは強奪騒ぎ、次はユニウスセブン─────どうなっちゃってんの!?」

 

 ルナマリアが髪をかき上げながら溜息を吐いた。事実、妙な雲行きであるのはシンに限らず皆が感じていた。アーモリーワン、ユニウスセブン、この二つに関連はなくとも、こうも短期間で立て続けに起きた大きな事件─────どこか知らない所で、何か計り知れない事が進んでいるのではないか。シンが周囲の知らぬ内心で息を呑んでいると、ルナマリアが再び口を開いた。

 

「で、今度はそのユニウスセブンをどうすればいいの?」

 

 ルナマリアがそう聞くと、皆が一瞬考え込む。余りに衝撃的なニュースであり、どうにかしなければという思いは誰もが共有するものだが、では一体何をすればいいのか。その答えは出せず、しかしそれまで黙って話を聞いているだけだったレイがさらりと答えた。

 

「砕くしかない」

 

 たった一言。聞くだけなら余りにも簡単そうな響き。しかしそれがどれだけ困難な事なのか、皆がすぐに理解し、顔を見合わせた。

 

「砕くって…、デカいぜ、あれ!?ほぼ半分に割れてるっていっても─────」

 

「あの質量ですでに地球の引力にも引かれているというのなら、もう軌道変更は不可能だ。ならば、砕くしかないだろう」

 

 淡々としたレイの返答に一同静まり返る。直後、波が止んだ水面に石を投げ込むように、またもレイが淡々と言葉を紡いだ。

 

「衝突すれば地球は壊滅する。そうなれば何も残らない。何もかも─────そこに生きている者達は」

 

 シンはつい息を呑み、何かを言おうと口を開いたヴィーノも何も言い出せず黙り込んでしまう。

 

「地球、めつぼー…?」

 

「…だな」

 

 そうして冷えた空気の中でようやくヴィーノが呆けた声を漏らし、それにヨウランがおどけた様子で肩を竦める。しかしヨウランが見せた所作とは反して、彼の表情は微かに引き攣っていた。

 

 何も残らない、地球滅亡─────仮にユニウスセブンが地球に衝突すれば、そうなるのは自明の理だ。ならば、そうなったのなら、あの国も─────シンの故郷もまた全て燃やし尽くされるのか。あのきらめく海も、心地よい風の匂いも、何もかもが─────

 

「でも、ま、それもしょうがないっちゃしょうがないかぁ?不可抗力」

 

「─────」

 

 その時、ヨウランがサバサバした口調で言い放った。瞬間、シンの中で()()が心を詰まらせ、息が出来なくなる。

 

 しょうが、ない─────?不可抗力─────?

 

 今、そう言ったのか。聞き間違えではなく?未だ表情を引き攣らせたままのヨウランの顔を見ながら祈るシンの願いも通じず、彼は何かを振り切るようにまたも言い切ってしまった。

 

「けど、変なゴタゴタも綺麗になくなって、案外楽かもな」

 

 今度こそ、シンの中に満ちた()()が熱く、赤く変貌する。まだ言葉を続けようとするヨウランに視線が集中する中、誰とも知れずシンは無意識に足を踏み出していた。

 

「そしたら俺達プラントには─────」

 

 そして、ヨウランがその言葉を言い切る事はなかった。代わりにレクルームに鳴り響くのは連続した衝突音。次に遅れてメイリンが小さく悲鳴を漏らした。

 

 彼女の声でシンは我に返る。今、彼の目の前に左頬を押さえながら座り込むヨウランの姿があるのを見て、ようやく自分が彼を殴ったのだと自覚した。

 

「な…、何しやがる!?」

 

「なに、だって?」

 

 殴られた事への衝撃から立ち直ったヨウランが、座り込んだままシンを睨みつけて喚く。対してシンは冷たくヨウランへ言い返した。

 

「今自分で言った事をもう一回言ってみろよ、ヨウラン。地球滅亡が、何だって?プラントにとって…、どうだって?」

 

 一瞬怒りに燃えていたように見えたヨウランの瞳は、シンと視線を交わした途端に弱々しくなる。代わりに浮かぶのは、シンに対する恐れと、遅すぎた自覚。

 

「べ、別に本気で言ったわけじゃ…」

 

「関係ないだろ。本気であろうがなかろうが─────言っちゃいけない事とそうでない事があるだろ」

 

 シンもヨウランが本気で言った訳ではない事くらい理解していた。ユニウスセブン落下のニュースで冷え込んだクルー達の空気を少しでも明るくしようと、努めて惚けて言った事も─────だが、駄目だろう。仕方ない、不可抗力…本気でなくとも、冗談のつもりでも、不謹慎にも程がある。

 

「…」

 

 ふとシンは周囲から目を向けられている事に気付く。別に注目を集めているのは一向に構わない。それだけの事をした自覚はある。だが、向けられる視線には多かれ少なかれ、確かな恐れが込められていた。例外は何故か心配そうな目をしているルナマリアと、いつもの様に何を考えているか分からない無表情を貫いているレイくらいだ。

 

 居心地の悪さを感じてシンは足向きを翻してレクルームを早足で出て行く。

 

「─────」

 

「あ…」

 

 廊下へ出て曲がろうとした所で、シンはまさかの人物と出くわし思わず足を止めた。驚いた様にシンを見るのは、何故こんな場所に居るのか─────カガリ・ユラ・アスハとアスラン・ザラだった。

 まさか今の会話を聞かれていた?だとしたら期せずして自分はヨウランを救っていたらしい。あの台詞を聞いていたのなら、もしヨウランを殴り飛ばしていなかったら、下手したら国際問題に発展していた恐れだってある。それくらい重い発言だった。

 

 内心悪寒を感じながらシンは敬礼をしてからその場を立ち去る。二人の横を通り過ぎる際、視線が追い掛けて来るのに気付いたが、声を掛けてくる事はなかった。ほんの少しホッと安心しながらシンはどことも知れず歩いていく。

 勢いでレクルームを出てしまい、その上出た所で一国の代表と随員と出くわし、とにかく場から離れたいが為に歩いてしまった。やや回り道で自室の前へと戻って来たシンだったが、果たして何故、自室の前に()()()()()が立っている。驚き立ち尽くすシンと、それに気付いた()()()()()が振り向く。

 

「…なに?」

 

 気まずさの余り不愛想な言い方になってしまう。申し訳なさを覚えながらも、今更引っ込みがつかずシンはそのまま流れに身を任せる事にした。

 

「えっと…、大丈夫?」

 

「なにが?」

 

 身を向き直したルナマリアが問い掛けて来る。主語がない曖昧な質問だったが、彼女が何を考え、何を指してそれを口にしたのかシンは分かっていながら惚ける。自分は何も悪い事はしていない─────まるでそう示したいかの様な子供らしい言動に表情へ出さないように心の中で自嘲の笑みを耐える。

 

 惚けて問い返せば、ルナマリアはそっと視線をシンから外す。先程様子が可笑しかった自分を心配して来ただろうに、だが正直の所、今は平常心のままルナマリアと接する事ができる自信がない。

 先程のヨウランへの怒りは本物で、未だ胸の奥で炎が燻っているのを感じるからこそ、この醜い感情を彼女にぶつけたくなかった。

 

「何もないなら俺は休むから」

 

「っ…、ヨウランはきっと、私達を元気づけようとしたんだと思う!」

 

 何も言い出せないルナマリアの横に立って自室の扉を開けて中へ入ろうとした時、ようやく彼女は口を開いた。そこから出て来たのは、先程のヨウランを庇う言葉。

 

 ─────優しいな。

 

 ルナマリアやレイ程でなくとも、アカデミー時代から付き合いが長いヨウランと自分の仲を仲裁したいのだろう。しかし、シンは自分の望む未来の為にも、自身の意見を曲げる訳にはいかなかった。

 

「だから?だから、さっきのヨウランの発言を認めろって言いたいのか?」

 

「違う、けど…」

 

「…なぁ、ハッキリ言えよ。まさか、ルナはあいつの言ってる事に賛同してるって訳じゃないよな?」

 

 いけない。先程の事を思い出して、鎮火しつつあった怒りがまた再燃し始めている。こんな事を言いたい訳じゃないのに、これではただの八つ当たりだ。ルナマリアは何も悪くないのに。ルナマリアがそんな事を思っている筈もないのに─────。

 

「そんな訳ないでしょっ!」

 

 ほら、やっぱり。間髪置かずに即答してくれたルナマリアの勢いに少し怯みながら、シンは内心の嬉しさに耐え切れず、無を貫いていた表情に微かに色づけた。

 

「…そっか。ありがとう、ルナ」

 

「え?」

 

「ヨウランにはやり過ぎたとは思ってるよ。ユニウスセブンの事が片付いたら、あいつには一言謝って来るよ」

 

 何度も言うが、ヨウランが本気であんな事を言ったとは思っていない。言った内容が内容なだけに思わず手が出てしまったが、それでも今ルナマリアへ言ったように悪いとは感じている。だからルナマリアに言われるまでもなく、後で謝りに行こうと考えてはいたのだ。

 

 …本当だぞ?

 

「だから今は目の前の事に集中しよう。もうすぐ戦闘配備が掛かるだろうし、ルナも少しでも休んでおけよ」

 

「あ─────」

 

 扉が閉まり、外と中の空間が遮断される。外からの声も音も、もうシンの耳には届かない。

 

 …嬉しかった。ルナマリアがヨウランが言ったような事を思う様な、そんな奴じゃなくて。そうではないと分かってはいても、ああして実際に気持ちに触れたからこそ、一つルナマリアという少女を知れた気がする。

 

 そう、知れるのだ。こんな自分でも誰かと分かり合える。それなのに人は、どうしてこんなにも─────

 

「─────人?」

 

 何の脈絡もなくシンの頭に浮かんだ一つの単語が、様々な可能性を結び付けていく。

 

 百年単位で安定軌道にある筈だったユニウスセブン。それが突如コースを変え、地球へと落下を始めた。原因は不明─────隕石の衝突か、他の自然的要因か。

 誰もが一つの可能性を考えていなかった。或いは分かっていても、それはあり得ないと信じたかったのか─────いや、だが、そんなまさか、とシンは必死にたった今浮かんできた一つの可能性を否定しようとする。

 

()が…落とそうとしてる?」

 

 あり得ない。あり得てはならない。理由がないじゃないか、そんな事をする理由が─────

 

『積み重なった憎悪と殺意は人の命を奪い、そして大切な誰かの命を奪われた人は、また新たな憎しみを募らせる』

 

 必死に自身の考えを打ち消そうとするシンの脳裏に、かつて()()が語った憎しみの連鎖の話が過るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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