感想欄にて同じ質問がされていたのでここで回答します。
今、カナードが乗っているハイペリオンは、ユーラシアから持ち込んだハイペリオンを参考としてザフトが作り上げた二号機(すでに二号機は存在していますが)です。
搭載されている兵器、システムはある程度そのままになっていますが、核動力が備わるにあたって変更されてる部分もあります。
その主が推進装置であり、大気圏内でも飛行可能のものが取り付けられました。
という設定です。まあ核動力が付いたから大気圏でも飛べるのかー程度に考えて大丈夫です、はい。
時は、キラとカナードが再び戦場で邂逅する瞬間から少し遡る─────。
まだフリーダムが単身でレイダー、フォビドゥンを相手にしていた頃、ユウとスピリットもまた厳しい戦いを強いられていた。
対峙するは深紅の機体ジャスティス。幾度目かの交錯、その後敵機へと向き直ったスピリットへ向けて赤い物体が迫る。
スピリットと交錯した直後にジャスティスがリフターを分離させ、スピリットに対して放ったのだ。
機体を翻してリフターの突進を回避するも、その陰に潜んでジャスティスが接近。
アンビデクストラス・ハルバートの刃が、スピリットへと振り下ろされる。
「っ─────!」
シールドを割り込ませ、ジャスティスの斬撃を防ぐ。が、搭載されている動力の差が、ジャスティスの馬力に押されて吹き飛ばされるスピリットという光景によって表される。
「くっそ…!」
後方へと押し遣られる機体の体勢を整えながら、正面からビームライフルとフォルティスビーム砲の計三門の砲門からビームが撃ち掛けられる。
空中、それも未だ不安定な体勢で受け止められないと判断したユウはスラスターを吹かせる。
辛うじてジャスティスの射線上から機体の位置をずらす事に成功したスピリットは、そのまま陸地へと着地。
お返しとばかりにスピリットからも全五門の砲火をジャスティスへ浴びせる。
しかしスピリットとは違い、空中で自由に飛び回れる推力を持つジャスティスはそれらの砲撃を容易く躱していく。
それだけに留まらず、スピリットの頭上から再び三門の砲門に火を噴かす。
後方へと跳び退いて回避するスピリット。目の前で噴き上がる炎には目もくれず、尚も三つの砲門を向けながら上空から降り来るジャスティスを見上げる。
三度撃ち注がれるビームをシールドを掲げてやり過ごし、直後、上空より迫るジャスティスの斬撃をスラスターを吹かして飛び上がり躱す。
その直後、コックピット内で警告音が鳴り響いた。
「なっ─────!?」
その正体は、先程ジャスティスが放ったリフターだった。
上空へ飛び上がったスピリットの背後から、ファトゥム-OOが迫る。
ユウの反応は間に合わず、スピリットは背部にファトゥムの突進を受ける。空中で体勢が崩れたスピリットに、今度は地上からジャスティスがアンビデクストラス・ハルバードを煌めかせながら迫る。
次の瞬間、スピリットの左腕が斬り落とされる─────左手に握っていたシールドも失い、しかし刃を振り抜いたジャスティスの背後へ回り込んで反撃の砲撃を至近距離から撃ち込む。
ジャスティスの反応も速い。振り返り掲げたシールドでスピリットからのビームを受け止める。
実体弾こそその身に受けたジャスティスだが、PS装甲の上に無限の電力を得ている機体にとっては大してダメージにはなり得ない。
「くそっ、分かってはいたが─────!」
ユウとスピリットは必死の攻防を繰り広げていた。それでも尚、アスランとジャスティスに圧倒されている。
その主な原因は分かりきっている。スピリットとジャスティス─────この二機の間にある圧倒的な性能差だ。
スピリットも従来の機体と比べれば破格の性能を誇っている。しかし、ジャスティスは更にその上をいく。
NJCの恩恵を受け、核動力という無限の動力源を得た機体の火力、馬力、推力は凄まじく、損傷こそ受けているが寧ろユウは良く戦っている方だ。
これがユウ以外の誰かが乗っていたならば、今頃その命は失われているか、或いは機体を達磨にされて地面に叩きつけられている頃だろう。
とはいえいよいよ限界だった。性能差に物を言わすごり押し、ユウも必死にジャスティスの猛攻を凌ぎつつ反撃の一手を打ち続けてはいるが、先程も左腕を斬り落とされ、ジャスティスに押し込まれる事も増えて来た。
反撃すべく隙を見つけようと神経を尖らせるも、防戦一方になりつつある状況。
しかし元々、この戦闘はジャスティスの足を留める為のもの。片腕を失いはしたが、回避のみに集中すればもう少しだけ耐えられるか─────
「な─────」
ユウが頭の中の意識を切り替えようとした時だった。
地上に降りたスピリットのカメラ映像、その端にちらりと映った人影─────軍人ではない。へたり込みながら、地面に降り立ったスピリットを見上げている
「っ─────!」
ジャスティスが迫り来るが、ユウの意識はそちらを向かない。上空でグゥルに乗ったジンが、地上から放たれたストライクダガーのビームによって貫かれ、爆散─────操り主を失ったグゥルが爆発の衝撃で飛行の軌道がずれ、ふらふらと少女の方へと落ちていくではないか。
「間に合え─────!」
無我夢中でスピリットを落ちていくグゥルへと向けて走らせる。スラスターを吹かし、地面から飛び上がり、グゥルが地面へ落下する前に蹴り飛ばす事で辛うじて軌道を逸らす。
地面に着地してから、ジャスティスの方へと再び意識を向ける─────が、何故かスピリットへの追撃を途中で止め、周囲のストライクダガー、アストレイとの交戦を始めていた。
ユウ側としては助かったが─────という疑問は捨て置き、外部へのスピーカーを入れて、未だ地面に座り込んだままの少女に語りかける。
「おいっ!早くここから離れろ!」
どうして一人なのか、親はどうしたのか─────そんなものは分かりきった事だった。
ユウの呼び掛けを受けて尚、少女は体を震わせたまま動こうとしない。
否、立ち上がろうとはしているが、どうやら腰が抜けてしまったらしい。
─────自ら助けに行くべきか…?
そんな考えが過り、シートのベルトを外そうと腕を動かしたその時、一人のオーブ軍人が周囲の状況にも躊躇いなく少女を助けに駆け寄っていった。
その様子を見て安堵したのと同時に、横合いからストライクダガーの銃口がこちらに向けられたのが見えた。
すぐに振り返り、放たれたビームをサーベルで斬り払ってから、肩部のレール砲を展開して二発を同時撃ち。
ストライクダガーの両腕を撃ち抜いてから、再びユウが口を開く。
「敵機は押さえます!その子を早く安全な所へっ!」
少女を横抱きに抱えたオーブ軍人へ呼び掛けてから、こちらへ迫るジンへ向かってスラスターを吹かす。
レール砲を展開したままに、その上で単装砲を展開して四門を連射。周囲の敵機を薙ぎ払いながら、砲撃を逃れてこちらへ迫るストライクダガーはビームサーベルで対応。
しかし、機体の片腕とシールドを失った状態─────即ち防御手段を失い、相手からの攻撃に対してとれる選択が回避のみというこの状況で、余りにも多勢に無勢だった。
地上ではストライクダガー、上空からはジン、シグー、ディンといったザフト機。これらに加えてジャスティスまで来れば最早絶望を通り越すような状況なのだが、周囲にその姿は見当たらなかった。
しかしそれでも、地球連合側は勿論、スピリットによる被害を大きく受けたザフト側は特に、息を巻いて仇敵を討つべくユウへと襲い掛かる。
それに、ユウにとって危機なのはそれだけではなかった。
特筆すべきは先程までの対ジャスティス戦─────バッテリー残量を考慮する余裕などなく、スピリットの全性能を以て対峙したあの戦いで、機体のエネルギーは大きく削られていた。
その中での一対多の戦闘は、更に著しくスピリットのバッテリーを削っていく。
このままでは嬲り殺しにされる─────迫るストライクダガーのメインカメラをサーベルで斬り落とし、上空から銃口を向けるザフト機へと意識を向ける。
「っ!?」
その直後、どこからか放たれた砲撃によって上空のジン、シグーが貫かれる。ディンが散開し、ビームが放たれた方へと意識を向け、そしてユウもまた同じくそちらに視線を向ける。
「あれは─────!?」
そこで見た
特徴的な両舷蹄部と上部に突き出した艦橋。色こそ暗いグレーではあったが、その形はアークエンジェルと寸分違わない。
ドミニオン─────ムルタ・アズラエルを初めとしたアズラエル財団の主要メンバーが主導となって、地球軍内部で建造されたアークエンジェルの二番艦。
アラスカでの一件以降、アズラエルが管理していた多くの兵器、データが奪われる中で守る事が出来た数少ない物の一つである。
『あー、ユウ君。聞こえますか?アズラエルです』
ドミニオンがゴットフリートで上空の機体を一蹴し、それによってストライクダガーがスピリットから完全にドミニオンへと意識が逸れる中、スピリットに映像通信が流れる。
画面にムルタの顔が映され、ユウもまた彼側の映像を送り返す。
「はい」
『お待たせしましたかね。すぐにドミニオンに機体を収容してください。─────あそこに、貴方の新しい機体を準備してあります』
「─────はい」
時間は短く映像は途切れ、ユウはスラスターを吹かして機体をドミニオンへと向かわせる。
ドミニオン側もスピリットが辿り着けるように高度を低くしつつ、周囲の敵機を近付かせまいと艦の主砲とイーゲルシュテルンを撃ち放つ。
スピリットが接近すると左舷のハッチが開かれ、まだ開き切っていない段階にも関わらずユウは機体を滑り込ませるように艦内に侵入させ着艦する。
背後で再びハッチが閉められていく音を聞きながら、機体を格納庫へと置き、逸る気持ちを抑えながらコックピットを降りたユウは、スピリットの隣にあるもう一機の機体の方へと走るのだった。
『ザラ隊長!ハイペリオンが─────』
アスランの元にその報告が入って来たのは、スピリットへの追撃を止めて周囲の敵機の数を減らしていた時だった。
突如スピリットが明後日の方へと走り出し、地面に落下していくグゥルを蹴り飛ばした時は目を疑ったが、その下の地面に民間人が居るのを見たアスランは、一旦スピリットへの追撃の矛を収めた。
それでも、その後にオーブ軍人に保護された民間人が遠く離れてからスピリットへの攻撃を再開しようと考えていたのだが─────
「カナードッ!」
ジャスティスを移動させてからそう時間は経たず、報告通りフリーダムを援護して連合の新型機と交戦するハイペリオンの姿が見えて来た。
すぐさまハイペリオンとの通信を繋げ、搭乗しているカナードへと呼び掛ける。
『アスラン・ザラかっ!』
カナードからはすぐに声が返って来た。突如乱入してきた新しい機体に、ハイペリオンだけでなくフリーダム、レイダーとフォビドゥンも意識を取られ一瞬動きが鈍る。
「何のつもりだ!俺達に課せられた任務を忘れたか!?」
『忘れたつもりはない。が、その任務に準ずると言った覚えもないな!』
「お前は─────!」
無責任なカナードの言動に灼けるような熱い感覚を覚えたアスランは、ハイペリオンへ向けて銃口を向ける。
「裏切るつもりか!?お前までもが!」
『元々貴様らの仲間になったつもりはないっ!俺は俺の目的の為にザフトに入っただけだ!今回も─────俺の目的の為に、俺はキラ・ヤマトと共に戦うと決めたっ!』
「キラ─────だと?」
カナードの裏切り行為に怒り心頭だったアスランの心中は、耳に入って来たその名前によって一気に冷静さを取り戻した。
考えてみれば、今のこの状況は明らかに可笑しい事にアスランはようやく気が付く。
ホワイトシンフォニーでシーゲルが言った言葉を信じるならば、今、フリーダムには
しかし先程まで交戦していたスピリット─────幾度となく対峙してきたアスランだからこそ分かる。アレに乗っていたのは間違いなく、
ならば今、フリーダムに乗っているのは?カナードが駆るハイペリオンの動きについていき、連携をとって連合の最新鋭機を相手取ったパイロットは一体誰なのか?
その答えは、先程カナードが口にした名前だった。
「お前なのか、キラ…?フリーダムに乗っているのは─────」
呆然と呟くアスラン。
アラスカでのサイクロプス事件、アークエンジェルが居る以上あれから逃れていたのはほぼ間違いなかったし、それについて心の底から安堵したのも本音だった。
『─────アスラン』
返って来たのは鈴のような声。聞き間違い様のない、かつての友の声だった。
「キラ…」
アスランに課せられた任務はフリーダムの奪還、或いは破壊。並びにフリーダムに関わった全ての人物の抹殺と、施設の破壊─────それら全てを馬鹿正直に熟すつもりも更々なかったが、問題の機体に直接乗っている以上、最早戦いは避けられなかった。
「っ─────!」
想い人を殺し掛け、その果てに本気の憎悪を向け、その果てに決別と殺し合いを繰り広げた相手に何と声を掛けようとしたのか─────口を開きかけたアスランは、コックピットに鳴り響いた警告音にハッと我に返り、すぐさま機体を駆る。
ジャスティスとハイペリオンが別方向へと散開する。
地上から三機目の機体、カラミティが上空へ向けて砲撃を放ったのだ。
カラミティだけではなく、レイダーとフォビドゥンも再び動き出す。連合軍機三機がフリーダム、ハイペリオン、そして新たに現れたジャスティスを壊すべく襲い掛かる。
ハイペリオンがレイダーとフォビドゥンへ向けてフォルファントリーを放ち、フリーダムも地上から跳躍してくるカラミティに対応する。
今度は眼下から砲撃を撃ち掛けるカラミティを交えて、五機による戦闘が繰り広げられる。
その光景をアスランは、少しの間呆然と見つめていた。
拳を握る。
カナードによる裏切りと、フリーダムにキラが乗っていたという衝撃。
それでも尚、アスランの心は折れる事はなかった。
フリーダムとハイペリオン─────どうあっても、連合の手に渡してはならない。二機の回収、或いは破壊は急務だ。
例えそれに乗っているのが、かつての友と同僚だったとしても─────それでもプラントを守る為に戦うと定めた意志を、アスラン・ザラは貫く。
「キラっ!」
『っ、アスラン!?』
『なっ…!?』
二本のサーベルを連結させ、アンビデクストラス・ハルバードでフリーダムに斬り掛かる。
ジャスティスの斬撃にギリギリの所で反応したキラが、シールドを掲げて辛うじてのタイミングで防御に成功する。
『アスラン、どうして!?』
「その機体─────どうあっても連合の手に渡す訳にはいかない!キラ、最後の忠告だ!」
心のどこかで、間違いなく断られると分かっていながらも、アスランはこれで最後と自分に言い聞かせながらキラへと呼び掛けた。
「俺と来い!カナードもだ!今なら裏切り行為を不問に出来る様に働きかける!」
『アスラン…』
『…』
ジャスティスとフリーダムは距離を取り合う。
ハイペリオンがレイダー、フォビドゥンに対してフォルファントリーを連射して近付けさせまいとする中、残された少ない時間の中で、かつての友同士が言葉を交わす。
「それに搭載されている物が万が一、連合に漏れればどうなるか二人ならば分っている筈だ!」
『それでも私は、託された物を投げ出す訳にはいかないの』
返って来た答えに、アスランは失望しなかった。何故なら、こう答えられるのは分かりきっていた事で、覚悟していた事だったから。
それでもキラに呼び掛けてしまったのは─────自分の弱さだ。しかしそれも、もう終わり。
「…ならば、俺ももう迷わない」
『アスラン、私はもう貴方と─────』
「そうだな。…俺も、お前と交わす言葉はない。キラ。カナードと共に、ここで沈めっ!』
『違うよ、アスラン!私は、ただ─────』
フリーダムとの通信を切る。これ以上キラの声を聞いていたら、固めた筈の決意が揺らいでしまいそうだったから。
再びアンビデクストラス・ハルバードでフリーダムに斬り掛かる。フリーダムは今度もシールドを掲げ、ジャスティスの斬撃を受ける。
二機の押し合いが繰り広げられる中、しかしこの場に居るのはジャスティスとフリーダムの二機だけではない。
ハイペリオンがフォルファントリーで押さえていたレイダーとフォビドゥンが、砲撃を振り切りながらハイペリオンへ、そして押し込み合う二機へと迫る。
眼下では航行不能となったオーブ軍艦に着地したカラミティが、上空へと砲口を向ける。
ザフト、オーブ、地球連合─────三陣営に属する最新鋭機が一箇所に集い、三つ巴で激しく交錯を始めた。
「CPC設定完了。ニューラルリンゲージ。イオン濃度正常。メタ運動野パラメータ更新。
キーボードを打ちながら、
搭載兵器にはビームサーベルが両腰に二本、背下部にはビームライフルが二丁マウントされている。機体の腹部には複列位ビーム砲スキュラが備わり、機体に取り付けられた一対二枚の翼を思わせるウィングユニットは偶然であろうが、数こそ違えどフリーダムと似た印象を受ける。
そして何より、このゼノスには原子炉─────NJCが搭載されていた。地球軍側─────というよりはアズラエル財団が独自で開発に成功した、というのが正しいのだろうが、流石にこれには驚かされた。
だけど、ムルタさんが前に言っていた『もう、なりふり構っていられない─────という事ですか』というあの台詞は、もしかしたらこれの事だったのかもしれない。
本当はもう二度と、核の力なんて使うつもりはなかった。だけど、向こうがそれを振り翳すのならば、対抗でき得る唯一の力をこちらも出すしかなかった─────のかもしれない。
ゼノスのPS装甲に色が灯っていく。
装甲の色はスピリットに似ており、黒を基調とした機体の細部には金の塗装が施されており、ウィングユニットも同じく金色に染められていた。
機体のツインアイに光が灯る。
『GAT-X140Aゼノス、スタンバイ』
ゼノス─────この機体がロールアウトされた時点では未だ設定されていなかった名称を、起動シークエンス中に俺が名付けた。
人が滅ぶのが
『ゼノス、発進どうぞ』
機体がカタパルトまで運ばれ、やがて目の前のハッチが開かれ青空が覗く。
「ユウ・ラ・フラガ!ゼノス、発進する!」
艦から飛び出した機体は青空に投げ出されてから、スラスターを吹かして宙を飛ぶ。
あっという間にドミニオンから離れていく機体─────体に掛かる重力の感覚と合わせて、どこか懐かしさすら覚える。
ヘリオポリスで初めて乗った機体─────もう二度と戻っては来ない、
ゼノスが誇る機動力は、かつての相棒を思わせる程だった。
「─────頼むぞ」
懐かしさに緩みそうになる頬を引き締めながら、ゼノスの進路を妨害すべく二機のジンとシグーが立ちはだかる。
腰のビームサーベルを抜き放ち、バレルロール─────間を通り抜けながらメインカメラを切り裂き、二機を置き去りにオノゴロ島上空へと急ぐ。
ゼノスの索敵範囲内にすでに入っている、フリーダム─────キラの元へと、機体を最大速度で飛ばした。
GAT-X140Aゼノス
武装
・ビームサーベル×2
・ビームライフル×2
・腹列位相砲スキュラ
・対ビームガントレット(左腕)
・頭部バルカンイーゲルシュテルン×2
レイダー、フォビドゥン、カラミティと合わせて開発された第二期GATシリーズの最後の一機。第一期にも関わらず生体CPUにしか扱えないと判断されたスピリットの後継機であり、宇宙でアークエンジェルが第八艦隊と合流した際、ユウ・ラ・フラガの戦闘データがムルタ・アズラエルの元へ送られ機体の原型が完成した。その後、I.W.S.P.を取り付けたスピリットの戦闘データの一部を見た開発者が脳を焼かれ、ゼノスに更なる武装を搭載しようと画策したが、ゼノスの機動力を殺すデッドウェイトになりかねないという事で断念。ザフトがNJCを搭載した機体を生み出した事を知ったムルタが、核動力搭載を決意し、本当の意味でゼノスが完成し、ユウの元へと届けられる事となった。
機体の設定とか載せちゃいましたがいります?スピリットの時は載せなかったし、もしいらなかったら、次のオリジナル機体が出た時には載せない事にします。