フラガとか聞いてない   作:もう何も辛くない

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間に合ったぁぁぁぁあああああ!!!

という事で、滑り込みで今年最後の投稿です。


PHASE90 解放の女神

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ローエングリン斉射と同時にブースターを全開に。ポジトロニック・インターフィアランスを引き起こし、それで更に加速する事が出来ます』

 

 パイロットシートで、ノイマンがトノムラの補佐で大気圏離脱シークエンスをチェックしている。

 

 その後方では、サイがモルゲンレーテの職員から説明を受けながら、マニュアルを片手にプログラムを指示通りに入力していく。

 

 アークエンジェル内では、いよいよ出立の準備が整おうとしていた。

 

 モビルスーツを乗り込ませたアークエンジェル、ドミニオン、クサナギの三隻は、モルゲンレーテのドックにてその時を待つ─────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 出立の準備が着々と進む中、ドックの中に並ぶ三隻を見上げていた。

 

 アークエンジェルとクサナギ─────この二隻の並びは原作でも見られていたが、そこにドミニオンも並ぶこの光景は、俺にとっては正に圧巻ともいえるもので、感動すら覚えていた。

 

 アークエンジェル、ドミニオン─────マリュー・ラミアス、ナタル・バジルール。

 この二隻と二人が肩を並べて戦う光景を、生前は何度想像した事か。きっと、SEEDファンの中には俺と同じような奴がたくさん居たと思う。

 

「よぉ。こんな所で何を黄昏てんだ?」

 

 感動を抱きながら艦を見上げていた俺に、背後から声が掛けられる。

 

 明るく投げ掛けられた声に振り返った先で、投げ掛けられた声と同様に明るく笑うミゲルがこちらへ歩いて来ていた。

 

「艦長がカンカンで探してたぞ」

 

「げ…」

 

 俺個人の作業は終わったし、折角ならと外に出て来たが、まあ誰かに見つかれば怒られるだろう事は自覚していた。

 だから誰にも言わずにこっそり出て来たのだが、やっぱりそう時間は経たずにバレてしまった。

 

「ほら、艦長には俺も一緒に謝ってやるから。とっとと戻るぞ」

 

「…」

 

 …何か子供扱いされてる気がする。いや、この世界でのユウ・ラ・フラガ()の年齢はミゲルよりも下なのだが、前世を加えればおっさんの域にまで達している身としては、この扱われ方は不本意に思ってしまう。

 

「…ミゲルは、何で残る選択をしたんだ?」

 

 先を歩くミゲルの背中を眺めながら、ふとそんな事を訊いてみた。

 

 前々から気になっていた─────ミゲルがオーブに残り、俺達と一緒に戦う事を選んだ理由。

 

 原作のディアッカと辿った経緯は似ていても、ディアッカとは違って異性に惚れた訳でもない─────いや、まさか俺が知らない所でキラに惚れたか?それともラクスの熱狂的なファンとか?

 

 後者の場合は橋渡しするのも吝かではないが、前者の場合は諦めて貰う他ない。

 それでも諦め悪く喰い下がって来る時には─────心が痛いが、息の根を止めるしか………

 

「いや、違ぇから。てか怖ぇって」

 

 不意にミゲルが立ち止まって振り返る。俺を見るその顔には、苦い笑みが浮かんでいた。

 

「首傾げんな。ぶつぶつ呟いてんの聞こえてたからな」

 

 なんと、ミゲル暗殺計画(笑)は当の本人に聞かれていたらしい。

 別に本気で実行しようとは思ってなかったから構わないが。

 

 ─────本当だよ?

 

「…命令に従って戦ってれば、いつかは戦争が終わるって思ってたんだよ」

 

 苦笑を浮かべていたミゲルの表情が引き締まり、前を向いたかと思えばそんな事を言い出した。

 

「命令通りに敵を討って、勝ち続けてりゃあ、プラントの勝利で戦争は終わる─────そんな事ばかり考えてたよ」

 

 視線を落としたミゲルが、自分の掌を見つめている。

 その目にはそこに何が映っているのか─────それは、彼自身にしか分からない。

 

「でも、それじゃあダメなんだよな。確かに勝ち続けりゃ戦いは終わる。だがその先には…、俺が望む未来はないって気付いたんだよ。お前らのお陰でな」

 

「…」

 

 ミゲルは手をぐっ、と握り締めながら、口元に微かな笑みを携えながらこちらを見た。

 

 そして、またその笑みを更に深くさせながら、明るくおどけた様子で言うのだ。

 

「最後まで付き合わせろよ。俺が欲張りになったのは、お前らの所為なんだからな」

 

「…むしろ、こっちから頼みたいくらいだよ」

 

 言いながら、ミゲルが握った拳をこちらに向けて来た。

 彼が何を求めているのかすぐに察して、俺もまた、笑みと一緒に言葉を返しながら拳を握り、ミゲルの方へと向ける。

 

 こつん、と微かな衝撃。拳が合わさったのはほんの一瞬、だけど、ミゲルから強い気持ちが伝わってくるような気がした。

 

 ─────望む未来を掴みたい。

 

 ミゲルも俺達と同じだ。このままじゃいけないと、強くそう思い、自分と自分が大切に思う誰かの為に戦う事に決めたのだ。

 

「まあ、お前の場合は戦うよりも先に艦長からのお叱りを受けなきゃだがな」

 

「…」

 

 湧き上がる頼もしさが泡沫の如く消えていく。代わりに胸の奥底から滲み出すのは、嫌な心臓の高鳴り。

 それと共に冷や汗がぶわっ、と溢れ出す。脳裏に浮かぶ、艦長の氷点下の表情─────ま、まずい。

 

「み、ミゲル」

 

「あー、分かったから。そんな世の中全てに絶望したみたいな顔をやめろ」

 

 世の中全てに絶望したって、失礼な。誰がそんなクルーゼみたいな顔をしてるってんだ。

 …当たらずとも遠からずではあるが。

 

 なおこの後、ミゲルは本当に一緒に謝ってくれた。艦長に怒りを収めるように説得もしてくれた。その甲斐もあってか、もうすぐ出立という事もあり説教は短時間で終わった。

 俺にはミゲルは最早仰ぎ見るべき対象となり、これからミゲルを兄貴と呼び敬う事に決めた。

 

「兄貴」

 

「気持ち悪い。やめろ」

 

 実際に呼んだら、すげもなく拒絶されてしまった。

 俺の心に傷を負ったのを他所に、ドミニオン、アークエンジェル、クサナギは宇宙へと上がるのだった。

 

 …気持ち悪いは酷いと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 響き渡る砲火は合間なく、空を飛び交う戦闘機、モビルスーツは青い空を埋め尽くす。

 

 オーブ攻略を諦めた地球連合は、すぐさまビクトリア宇宙港の攻略を開始した。

 それに対してザフト側は防衛を半ば諦める形の体制をとりはしたが、ただで敵に主要の基地を明け渡すつもりも更々なかった。

 地球軍勢を少しでも多く道連れにすべく、とある作戦を進行─────それを支援すべく、必死の防衛を繰り広げていた。

 

「第二小隊、前に出過ぎるな!今は防衛に徹するんだ!」

 

「第一防衛線、突破されました!」

 

「くっ…!ナチュラル共め、よくもっ!」

 

 二日目の戦闘が開始されてからほんの一時間足らず、しかし昨日の戦闘によるダメージも相まって、地球軍の数に押される形でザフト側はどんどん追い込まれていく。

 

 量産型モビルスーツのストライクダガーとダガーの配備は着実に配備されていき、その有効性を現在進行形で証明している。

 パイロットの技量で劣ろうとも、数で囲み、確実に一機ずつ仕留めていく。

 

 この場に一騎当千のエースが居れば話が変わっていたのだろうが、ビクトリアの防衛を半ば諦めているザフト上層部は早々にそれらのパイロットを宇宙へと上げてしまった。

 

 結果、この阿鼻叫喚の惨状である。

 

「クソッ…、クソッ!来るな!来るなぁぁぁぁアアアアアアア─────」

 

 また一人、また一人と、断末魔の声を上げて命を刈られていく。

 

 この場に居るザフト兵の大半は、ビクトリアが上層部に放棄された事を知らない。

 何も知らないまま、防衛に配備された軍勢の少なさは、アラスカやパナマ、オーブ戦での消耗によるものだと─────展開された作戦は、襲い掛かる地球軍を追い払うためのものだと信じたまま、決死の戦いを続けていた。

 

「弾薬のありったけを使え!何としても、奴らをマスドライバーに近づけさせるな!」

 

 奪われてはならない。奴らを宇宙へ上げさせてはならない。

 その一心で、圧倒的に数で劣ろうとも力を振り絞るザフト軍。

 

「やれやれ…。無駄な足掻きを」

 

 その光景を嘲笑いながら見ている者が居た。

 

 地球連合軍艦隊旗艦、パウエルのシートに座する男、ロード・ジブリールだ。

 

「最早捨て駒扱いされている事にも気付かず…、哀れなものだ」

 

 モニターに映されたザフト軍の奮闘を、鼻を鳴らしながら眺める。

 

 マスドライバーを奪われれば地球軍は再び宇宙へと上がって来る。それにも関わらず、不自然にも思える程に防衛に配備されたザフト軍勢は少なかった。

 

 軍略に乏しいジブリールですら、分かった。ビクトリアはザフト上層部に捨てられたのだ、と。

 

 オーブ戦以降、地上のザフト軍が次々に宇宙へと上がっていくという情報を得てから、予感はあった。

 そして実際にビクトリアの現状を目の当たりにして、ジブリールのみならず、地球軍はその確信を持ったのだった。

 

「しかし、それにしては余りにもザフト側が必死に思えます。何か、策があるものかと」

 

「そうであろうとも関係ない。…今の我々には、()()()()()がついているのだから」

 

 艦長から発せられた懸念を伝える言葉を、ジブリールは一蹴する。

 

 歴戦の兵がそう感じるのであれば、確かにその通りなのかもしれない。

 だが今の地球軍には、それを歯牙にもかけない力がある。

 

「艦長!」

 

 その時、艦橋の扉が開き、一人の兵が中へと走り込んで来た。

 

 艦長が振り返り、「なんだ」と声を掛けると、入って来た兵は敬礼をとりながら返す。

 

()()()()()の発進準備、整いました!」

 

 艦長がジブリールを見遣り、そのジブリールは口元に笑みを浮かべる。

 

「艦長」

 

「…了解。リベルタスを出撃させろ!」

 

 脇にある受話器を取り、格納庫との通信を繋げて指示が送られる。

 

 その様子をジブリールは満悦そうに眺めていた。

 

 ようやく─────ようやくだ。

 第二期GATシリーズも、それらに搭乗するパイロットの調整も、元はムルタ・アズラエルが監修しながら続けられたものだった。

 しかし、リベルタスは違う。リベルタスはジブリールの発案から始まり、開発、調整、完成に至るまで彼の管轄の中で行われてきた。

 

 ロード・ジブリールは常に、ムルタ・アズラエルの後塵を拝し続けて来た。

 現在、地球軍の主力エースと君臨している第二期GATシリーズも、悪く言えばアズラエルのお下がりを我が物顔でジブリールが利用しているようなものだ。

 

「冥土の底から指をくわえて見ているがいい、アズラエル。この私が見出し導く、解放の女神の姿を─────!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「地球連合軍旗艦より、新たな機影!」

 

「該当する型式は─────ありません!」

 

 突如、()()は姿を現した。

 

 旗艦パウエルより飛び出したモビルスーツは、二対四枚の翼を広げ大空へと飛び立つ。

 

「撃ち落とせ!」

 

 真っ先に敵モビルスーツを見つけた小隊長が、部下達に撃墜を命じる─────しかし。

 

「なんだこいつ、速い!」

 

 凄まじい加速を以て、ザフトの射線を振り切るモビルスーツは、地上、空中から撃ち注がれるビームを次々に潜り抜けていく。

 すると、背部から巨大なビーム砲を取り出して照準を地上へと向ける。

 

 直後、放たれた高威力の砲撃─────初めにそのモビルスーツを見つけた小隊長を含め、一気に地上のモビルスーツが数機貫かれる。

 

「地球軍の新型か!?」

 

「何としてもここで仕留めろ!司令部とマスドライバーに近づけさせるな!」

 

「…遅い」

 

 これ以上の進撃を食い止めるべく動き出すザフト軍の様子を見つめながら、コックピットの中で一人の少女が呟いた。

 

 ビーム砲をマウントさせた後、両腰からビームサーベルを抜き放ったその直後だった。

 

 モビルスーツの背後、展開されたスラスターから光が迸る。

 

「あれは…、なんだ…?」

 

「臆するな!あんなもの、ただの虚仮脅しに決まっている!」

 

「虚仮脅し、ね。なら、試してみる?」

 

 驚愕を露にする者、恐れを知らず、ただの見掛け倒しと侮る者。

 

 反応としてはその二つに別れるが、どちらにしても彼女にとっては関係なかった。

 

 この機体を見てどんな反応をしようとも、辿る末路が変わる事はないのだから─────。

 

 機体が急激な加速を見せる。常人ならば目でも追えない程の加速力、そして最高速度。

 それらを以て、今から始まるのは蹂躙だった。

 

「こ、こいつ!く、くるな─────」

 

「サム!くそっ、このやろっ─────」

 

「こ、こちら第五小隊!援軍を求む!援軍を─────」

 

 飛び回る。目に映る敵を斬り落としながら、光の翼を広げたモビルスーツは優雅に空を飛び回っていた。

 

 ヴォワチュール・リュミエール─────とある民間の企業が立ち上げた計画と、それを可能とするべく産み出された理論に早い段階で目を着けたのがジブリールであった。

 

 惑星間の移動を目的とした機能であったが、それを軍事用に改良してこの機体─────GAT-X155リベルタスに搭載された。

 リベルタスには他の第二期GATシリーズ同様、TPS装甲が採用する事でバッテリーの節約を図り、更にパワーエクステンダーを搭載する事でヴォワチュール・リュミエールの使用に耐えられるバッテリー総量を備えた。

 

 そうして完成されたのが、正に解放の女神の名を冠するに相応しい機体─────リベルタス。

 

「死になさい。皆…、皆─────」

 

 近付こうとする者は、ヴォワチュール・リュミエールによる加速と速度で蹂躙され、距離を離せば射撃と砲撃で薙ぎ払われる。

 

 従来の機体とは一線を画する火力をも備えた、近距離遠距離共に隙のないリベルタスに、ザフト側はただただ成す術がなかった。

 

「コーディネイターなんて皆、死んじゃえばいいのよ─────!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こ、こんな事が…」

 

 リベルタスによる蹂躙劇を、司令本部にて映像を通して目にした基地司令官は、その惨劇に言葉を失うしかなかった。

 

 ナチュラルがあそこまで高性能の機体を開発したのもそうだが、何よりその機体の性能を十全に発揮するパイロット─────夢であるのなら、今すぐにでも覚めて欲しい。そうとすら思ってしまいそうな中で、辛うじて正気を保った司令官はすぐに決断を下した。

 

「脱出だ!今すぐに基地を放棄する!」

 

 ()()()()()()()()()()()()()()のは計算外だったが、あんな化け物を前にした以上、今すぐミッションを発動しなければ全てが遅い。

 マスドライバーは奪われ、そして自身の命さえも─────そう判断した司令官は席を立ち、振り返って駆け出す。

 

 司令部の動きが慌ただしくなる。誰もが席を立ち、前線で戦う兵を配置する任を放棄して、自分の命を掬う為に何もかもに背を向けて逃げ出していく。

 

 それを、()()()()()()()()()()

 

「敵機接近─────!」

 

「なに─────?」

 

 偶然、コンソールの画面に映った動く光点を目にした兵が声を上げる。

 

 全てが遅くなると司令官が断じたその時にはもう、全てが手遅れだった。

 

「終わりよ」

 

 司令部が、リベルタスからの砲撃によって貫かれ、炎に包まれる。

 中にいた兵達は全て灼けていき、断末魔の声を上げる間もなく絶命していく。

 

「…」

 

 司令部が炎を上げる光景に彼女は目も向けず、司令部が墜ちてなお向かってくる敵機へと斬り掛かっていった。

 

 それから、ザフト機の全滅を以て戦闘が終了するまでそう時間は掛からなかった。

 

 戦闘終了後、マスドライバーに設置された()()()を発見したという報告が耳に入ったが、そんなものに興味もなかった。

 

 彼女はコックピットの中で、自分が斬り落としたザフト機をじっと見下ろしていた。

 

 この機体だけじゃない。戦場の中で、彼女は多くのザフト兵を殺した。

 

 自身が殺した命を見下ろすその目は、決して悲哀に染まっていた訳ではなく、殺してなお止まない憎悪に満ちていた。

 

「まだ…、まだよ。アンタ達は皆、死ななきゃいけないの」

 

 それはまるで、幽鬼の呟きの如く、低く冷たい声だった。

 

「パパが味わった痛みと苦しみを、皆に味わってもらわなきゃ」

 

 眼前に迫る死の恐怖、そして全身を炎に灼かれる痛み。それらを味わって、コーディネイター全員は死ぬべきなのだ。

 自分から何もかもを奪っていった、異端者など、皆─────。

 

「─────」

 

 不意に、彼女の脳裏に小さな痛みにも似た感覚が過る。

 

「…また、この感覚」

 

 コーディネイターへの怒り、憎しみを募らせる度に、彼女は先程と同じ感覚に苛まれていた。

 まるで、自分が憎悪に堕ちるのを止めるかのように─────

 

「…ふざけないで」

 

 止める?一体、何を止めるというのか。

 自分はとっくに堕ちている。母が死に、()()自分の傍に居てくれた父が殺され、何もかもを奪われた自分には、何も残っていない。

 

「─────ふぅ」

 

 ヘルメットを脱ぎ、露になる女神の如き美貌。

 ヘアゴムを外せば、()()の長い髪が流れて揺れる。

 

「止められるものなら、止めてみなさいよ。この私を─────」

 

 父が殺され、彼女は地球軍へ志願した。

 軍へ入隊してからの彼女は、来る日も来る日も過酷な訓練に明け暮れた。

 毎日が痛くて、寒くて、苦しくて、それでもそれらに耐えられたのは、父を殺したコーディネイター達への憎しみがあったからだ。

 

 解放の女神と謳われる彼女は、もう誰にも止められない。

 

「─────っ」

 

 ()()()()()、とまるで語り掛けてくるように再び過る感覚を無視して、彼女は─────()()()()()()()()()は、機体を旗艦へと戻すべく飛び上がらせるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




GAT-X155リベルタス
武装
・ビームサーベル×2
・ビームライフル
・高エネルギービーム収束砲『フォティア』
・対ビームシールド
・頭部バルカンイーゲルシュテルン×2

民間組織DSSD.の計画に早期から目を着けたジブリールが、巨額の投資を条件に手に入れたヴォワチュール・リュミエールの設計を軍事用に実現させ、搭載した機体。当初の構想では太陽光を使用したシステムを搭載しようとするも断念。更に、バッテリーの消費量の問題をどうしても解決できず、出力を絞って完成に至らせたが、それでも従来の機体とは一線を画する破格の性能を誇る機体となった。第二期GATシリーズ同様、TPS装甲が採用され、更にパワーエクステンダーの搭載によってバッテリーの増加を実現し、ビームサーベル、ビームライフルの威力が増強した。フォティアには機体とは別のバッテリーが搭載されており、本体のバッテリーが切れない限りは撃ち続ける事が可能となっている。




という事で、新機体リベルタスとパイロットのフレイ・アルスターちゃんでした。
それにしても、フレイ・アルスターちゃんの様子が…?(すっとぼけ)
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