給食部特製弁当はいかが? 添加物いっぱいで腐らないよ〜! 作:ヘイロー壊れたんじゃないの~?
「全ては――ヒナ委員長の安らかな休息のために!」
「休んでヒナ!」
「そう思ってるなら問題を起こすな!*1」
ゲヘナでも特に治安のいい*2ところにあるビーチで何かイベント*3があるって聞いたから弁当持って駆け付けたんだけど、そこで風紀委員会のみんなと遭遇した。
訊けば働きすぎでいよいよおかしくなってきたヒナを訓練って名目で連れてきて、そのままホテルに押し込んで無理やり休息させようって行政官のアイディアらしい。
そりゃ手伝うしかない! ってことで打ち合わせに参加してたらスケバンやヘルメット団が武装して押し寄せてるって報告が来た。今日もゲヘナ!
というわけで、どうにかヒナにバレないように事態を収めるべく飛び出した。
ちなみにイオリはなぜか既に水着だったけど、俺はこの間のマイクロビキニは着てない。
あの後、先生に……
”生徒のやりたいことを止める気はないんだけど……”
”あれは本当に、コクがどうしても着たい水着なの?”
って真顔で言われちゃったからね。相当心配かけたみたい。
ヒフミにもらったTシャツ? ゲヘナで着て歩いたら半日で穴だらけになっちゃうから……
「全面抗争って聞いてたけど……」
「仲良く焼きとうもろこし食べてますね……」
「さぁ~、じゃんじゃん焼くよぉ! ちゃんと全員分あるから押さないでね~!」
「戦闘準備も終わらないうちに飛び出してったと思ったら……一緒になって何やってんの」
「あ、イオリとチナツもどう? ちょうどハルナ達がとうもろこし売りに来ててさぁ、スケバンたちに暴れるのはやめてみんなで食べない? って説得したら頷いてくれたんだよ~*4」
ちなみに頷いてくれた時の会話はこう。
「実は今、ヒナが休暇中でさぁ」
「へえ、いいことを聞いたぜ。お前ら! 今日は暴れ放題……」
「すぐそこのホテルで、今まで見たことないくらい楽しそうな顔で寛いでるんだけど*5」
「作戦中止!!!!*6」
「「「ウス!*7」」」
で、せっかくだからあとで合流する予定だったコ達にも前倒しで来てもらって焼きとうもろこしパーティが開催された。弁当もあるよ! 騒ぎといえば騒ぎなんだけど、これくらいなら止める必要もないよね。
「……まあ、今の戦力でコレ全部相手するのはキツそうだし」
「あとちょっとしたらもっと来るよ」
「あ、完全にヒナ委員長がいないと無理だ」
「では、どうにかこのまま穏便に帰ってもらいましょう」
戦う意思はないよ~、と示すためにイオリたちも焼きとうもろこしを手に持ちつつ、他に問題が起きてないか見て回っている。
と、イオリのスマホから着信音が。
「ん? 先生からだ。何だろ……げ、ヒナ委員長がこっちに来てるって!」
「隠れ……いえ、この人数では」
「別にいいんじゃない? 2時間くらいは経ってるし、休憩中ってことで」
「うーん、合宿なら24時間以上ぶっ通しで訓練とか普通にあるからそれはちょっと苦しい」
「えぇ……」
このままじゃヒナの休日が……どうすれば……って思ったけど、この状況になった経緯を正直に話せばいいだけなんじゃ?
「……確かに、そうですね。抗争があるというSNSの書き込みは本物ですし、その対応に来たのも事実ですから」
「本当だったら訓練やってる場合じゃないよね。ハルナたちもそれ読んで来たわけだからね~」
「ええ、まさか風紀委員会の皆さんともこうして共に美食を味わうことになるとは思いませんでしたが」
「何が起こるかわからないのも、夏ですね☆」
「いや、夏関係ないじゃない……」
「おいしい~!」
この後到着したヒナと先生にも焼きとうもろこしを渡してみんなで食べた。
諸々ごまかすのは先生のおかげでバッチリ。大人ってすごいなぁ……あれ? 俺も体感年齢は……いや、16歳だ! うん!
”おいしいね!”
「そうね……ふふっ」
「マジでニッコニコじゃん、風紀委員長……逆に怖え」
「暴れなくてよかったぁ……」
「なんだあのスク水……」
「? 何か言った?」
「
風紀委員会の海合宿2日目。
呼ばれたので行ってみるとものすごくイライラした様子*8の行政官が待ち構えてた。なんでも万魔殿からちゃんと訓練してるのかって探りが入ったらしい。
この合宿も半分くらいは議長の嫌がらせでやってることなんだとか。
相変わらず仲悪いなぁ……
「呼び出した理由はもう察しているでしょうが、とある訓練に参加していただきたく思いまして」
「任せてよ行政官~!」
「ええ、お願いしますね。ところで、以前から気になっていたのですが……私の名前を言ってみてくれますか?*9」
「ギョウ・セイカン?*10」
「それは役職名ですね。行政官の誰なのか、覚えてますよね?」
「……痴女?」
脳天に衝撃を受けて仰向けに倒れたあと、慌てて起き上がると満面の笑みの行政官が拳銃片手にこっちを見下ろしてた。
きれいなヘッドショットだ……実動部隊もいけるんじゃないかな?
”アコ! 落ち着いて!”
「これが落ち着いていられますか! 言うに事欠いて痴女ですって!?」
「……」
「……」
「イオリ? チナツ? 何故目を逸らしたんですか?」
「いや、なんでも……?」
「ええ、なんでも」
2人の反応が全てだよ。まあ、この間マイクロビキニでドン引きされた俺が言えたことじゃないのはそう。
怒り心頭って感じの行政官をなんとか宥めようと3人であれこれしてみるけど結果は芳しくない。
困ったなぁ、と思ったところで先生がスッと行政官の目の前まで歩み寄ってきて手をパンと叩きながら口を開いた。
”アコ! おすわり!”
「わn……張り倒しますよ!?」
今、わんって言いかけた……?
そういう関係?
あ、でも収まった。先生すごい。
「気を取り直して……ヒナ委員長不在時の実戦を想定した訓練を開始します!」
先生とヒナをホテルに残してビーチへ。
そこで痴女改め、アコ*11が高らかに宣言する。
なんでもヒナが強すぎて他の風紀委員は甘く見られがちなのが悩みのタネなんだとか。
実際昨日のスケバンもヒナが休暇中って聞いた直後は暴れ放題って言おうとしてたし。
アル達レベルならともかく、大抵のコはイオリが来ただけでキツイと思うけどなぁ。
ところで、もしかして俺が協力することって……
「というわけで、あなたにはテロリスト役をお願いします*12」
「あ、やっぱり?」
「ええ。実戦を想定してのものですので、
「……え、アコちゃん待って。ソレはマズい」
「大丈夫です。給食部の活動に影響が出るレベルの負傷はさせません」
「
「わかった! よし、頑張るぞ〜!」
「だから……」
「では……始め!」
「あぁ、もう! 救護班用意! 急げ!*13」
「カワサキホットスペシャル!」
「ぜ、全滅? 5分足らずで?」
「だから言ったのに……」
「ウヒャヒャヒャ!」
いっぱい燃やしたなぁ!*14
流石に数が多くて何発か当たっちゃったし、イオリの銃弾で意識が飛びかけたけど、なんとか勝てた!
「うう、髪がチリチリするよぉ……この前美容室行ったばかりなのに」
「銃弾避ける人、初めて見た……」
「あの人を毎度あっさり制圧する委員長、すごい」
「これが、かの「
なんか黒歴史*16の名前が聞こえたような……いや気のせいだな! うん!
「? ゼ……なに?」
「ああ、いえ。ところでイオリ、あなた何度もヒナ委員長抜きで彼女を捕えてますよね? いったいどうやって?」
「当てさえすれば耐久は普通だから……それと悪いことしてる自覚がある時はろくに抵抗しないんだよ……反省もろくにしないけど*17」
「奇っ怪、もといイカれ、もとい変わった思考回路ですね……いえ、ある意味
アコとイオリが何か話してる。早速作戦会議かな?
この後、対処方法の模範解答として合流したヒナにぶっ飛ばされた*18。
まあ、少しでもみんなの参考になったんならいいかな……痛い。
ネタ方面のCV:飛■■■といえば精神崩壊カミーユ……フフフ、S■X!
コクのかつての固有武器はロングレンジライフルだったとか。
続・次の配達(という名の乱入)先は?
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アビドス編2章
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エデン編2章
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ヒナ夏、ウィッシュリスト
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喰積の前にいささか
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バレンタイン
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不忍ノ心
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