「よし、準備できた!」
財布よし!スマホよし!ICカードよし!モバイルバッテリーよし!完璧な装備だ!!
<ピンポーン>
「おっ、ちょうどきた」
ショルダーバックを持って玄関に向かいドアを開けると燈がいた。
「ゆーくん、おはよう」
「おはよう。じゃあ行こうか」
「う、うん・・・・・・・・・」
今日は燈と一緒に遊びに行くことになっている。お互いバンド練習もバイトもないというちょうどいい休みの日なのである。
「どこ行く?」
「えっと・・・・・・じゃあ水族館」
「わかった。じゃあ池袋へ行くか」
水族館は年パス持ってるか入場料とかは払わなくていい。ちなみにプラネタリウムの方もある。
「いや~燈と一緒に遊びに行くの久しぶりだな~」
「そうだね、楽しみ・・・・・・・」
「俺も。今日は楽しむぞ~」
「う、うん・・・・・・!」
燈の嬉しそうな顔を見ながら水族館へと向かった。
「わぁ~」
「これは綺麗ですな・・・・・・・・・・・」
水族館に来てでかい水槽の中で泳いでいる小魚たちやエイなどを見る俺と燈。
「やっぱ映像や写真で見るより生で見た方が迫力あるな」
「うん、そうだね」
あと美味しそうだな~刺身とか食べたくなってきた。
「ゆーくん、次クラゲエリア行こ・・・・・!」
「はいはい」
久しぶりにこれて少しはしゃいでいるな燈のやつ。
ここ最近バンド練習とかあって忙しくて来れなかったしそうなるか。
「クラゲいっぱい・・・・・・・・・・・!」
「いつ見てもここはいいな・・・・・・・・・」
クラゲがたくさん泳いでいるエリアはどこか幻想的で俺はここで一番好きなところである。
「燈、どれが何クラゲかわかるか?」
「え、えっと、あの傘の部分に白く透けた四つ葉のクローバーのような形をした胃があるのがミズクラゲでタコみたいなのがタコクラゲで青いのがタコクラゲに近い種類のブルージェリーで赤い傘と長い触手あるのがアカクラゲで・・・・・・・・・」
おおぅ、めっちゃ詳しく解説してくれる。さすが燈博士だ。
「えっと、これぐらいかな」
「すげぇな燈。ここにいるの全部言えるなんて」
「そ、そうかな?えへへ・・・・・・・・・」
照れてる我が幼なじみ可愛いな~
「次は燈の好きなペンギンエリアに行くか!」
「うん!」
次はペンギンたちがいるペンギンエリアに向かう。
「わ、わぁ~!」
ペンギンエリアは幅広く解放感のある大きくオーバーハングした水槽になっていてペンギンたちが泳ぐ姿はまるで空を飛んでいるように見る。
「ゆ、ゆーくん!すごいね!」
「ああ、そうだな。本当に空飛んでるみたいだ」
「うん!」
別に初めて来たわけじゃないけどこの見せ方はいつ見てもすごいな。
「ゆーくん!次ケープペンギンのいる草原の方行こ!」
「はいよ」
ペンギンのところに行くと他よりもテンション上がる燈。普段は見れないからなこんな燈は。
「はぁ~楽しかったな~」
「うん」
水族館を出て外に出る俺たち。多分1時間半近くは中にいたと思う。
「次はどこ行きたい燈?」
「え、えっと・・・・・・次はゆーくんが行きたいところ行こう」
「俺が行きたいところ?」
「う、うん。私の好きなところばっかり行ってたらゆーくんに悪いと思って・・・・・・・・・・」
「燈・・・・・・・・・・・・・」
あ~優しいな燈は~天使ですか?
「そうだな・・・・・・・・・・・・えっとじゃあさ、プラモ屋行きたいんだけどいいかな?」
「プラモ屋・・・・・・・?」
「ああ、新しいガンプラ買いたくて」
「いいよ。私も久しぶりにプラモ作りたい!」
「よし!じゃあ行くか!」
次の目的地であるプラモ屋はここから少し歩いたところにあり歩いたら数分で着いた。
「さて、何買おうか・・・・・・・・・・・・・・・・」
店の中に入り何のガンプラを買おうか考えていると
「おっ、これは・・・・・・・・・・・・・・」
お店の一番目立つところにHGのライジングフリーダムガンダムとイモータルジャスティスガンダムのプラモがたくさん陳列されていた。
「再入荷されてたのか」
映画やっててあちこちで売り切れててまだ買えてなかったしこれは買ったほうがいいかもな。
「両方欲しいと言いたいところだが二つ買えるほど所持金がない・・・・・・・・」
こちとら学生のアルバイトなんでいくつも買えるほどの財力はないんだよ。
「ゆーくん、どっちにする?」
「うーん・・・・・・・・・・・よし!決めた!」
俺はライジングフリーダムガンダムの箱を一つ手に取った!やはり主人公の機体はかっこいいからこっちだな!
「俺はライフリにした。燈は何買うんだ?」
「え、えっと・・・・・・・・・・・・」
燈は昔SDのやつを俺と一緒に組んだことあるからやはりSDシリーズかな?
「じゃ、じゃあ私はこれにする・・・・・・・・・・・」
燈が手に取ったのはライフリの隣に陳列されているイモータルジャスティスの箱だった。
「燈、それSDじゃなくてHGだぞ?それでいいのか?」
「う、うん。このガンダムかっこいいし・・・・・それにゆーくんの選んだガンダムと一緒に並んでるから・・・・・・・・・」
「そうか・・・・・・・・・・・・・・」
まぁ、イモータルはシール数少ないから俺が教えながらやれば燈でも組立てられそうだな。
「やり方とかまた俺が教えるし道具とかは俺のやつ貸してやるから今度一緒に組立てようか」
「うん!」
こうして俺と燈はライフリとイモジャをレジまで持っていき購入した。
「ふぅ~」
時刻は夕方。そろそろ家に帰るため電車に乗り座席に座る。
「今日は楽しかったな燈」
「う、うん・・・・・・そう・・・・・だ・・・・・・ね・・・・・」
「燈、眠いか?」
「ちょ、ちょっと・・・・・・・・・・・・・・・・」
あちこち歩いたし疲れたんだろうな・・・・・・・・・・・
「寝てていいぞ。近くなった起こしてやるから」
「いいの・・・・・・・・・?じゃ、じゃあ・・・・・・・・・・・・・・・・」
少しして燈は寝息をたてて寝てしまった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
喋る相手がいないため黙って窓の外の景色でも見てようかな。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・むにゃむにゃ・・・・・・・・・・・・」
「!!?」
燈の頭が俺の肩に乗っかった!?か、顔が近い!!なんかいい匂いするし髪もサラサラしてるしまつ毛も整ってるしほっぺも柔らかいしくぉgむaaooolokvふぃんkbbmkmgkrん、ぁ;lp;x。ぁsmんvうるんrんrんrjんれrrgひぃっくぁxm!!!!
「起こさないようにじっとしてなきゃな・・・・・・・・・・・」
降りる駅が近くなるまで俺は石のように動けず燈の寝顔をずっと見続けていた。
羊宮さん新人声優賞おめでとう!!