初のライブ楽しみだぜ!!!!
こりゃあ祭りだぜ?それもとんでもねぇ規模のなぁ!さぁ始めようじゃねえか!!
MyGO!!!!!とポピパによるとんでもねぇライブってやつをよぉ!!
「僕は連れて行こう!ああ、ひとしずくを!」
Ringeのライブ会場で演奏し歌うMyGO!!!!!の面々。
今日は結成一周年記念ライブの開催日で会場はファンの人たちでいっぱいで色とりどりのサイリウムの光が会場内を照らしていた。
「はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・・・ひ、『壱雫空』でした・・・・・・・・!」
「みんなー!盛り上がってる!?」
<盛り上がってるよ!!>
<MyGO!!!!!最高!!>
<燈ちゃん素敵ー!!>
<立希ちゃんかっこいいよ!!>
<愛音ちゃんかわいいよ!!>
<楽奈ちゃんこっち向いてー!>
<そよさんは俺のお母さん!!>
「ありがとうみんなー!いやーそれにしてもすごいお客さんだねともりん!」
「う、うん・・・・・・・そうだね」
「私達MyGO!!!!!が結成して一年経つなんて早いよね~」
「そうね」
「うん」
「そうだね」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「ともりん?どうかした?」
「ううん、何でもない・・・・・・・・・」
「そっか、じゃあそろそろ次の曲いこうか!」
「うん・・・・・・・・・」
燈は今この会場にいない大切な幼なじみことを考えていた。
大事なライブの日に用事ができて急遽来れなくなってしまい少し落ち込んでいたのである。
けど他のメンバーやファンの人たちに心配かけないようにすぐに気持ちを切り替えて次の曲を歌う準備をした。
「それでは聞いてください・・・・・・・・・・・・・・・」
次に歌う曲名を言おうとしたその時
<ドゴオオオオオォォォォォォォン!!>
「!?」
「何今の!?」
「爆発!?」
外から爆発音が聞こえライブを一時中断するメンバー。
「何今の!?」
「きゃーーーー!!」
「み、皆さん!落ち着いて避難してください!」
「慌てずゆっくり!!」
パニックになる観客たちを避難させるスタッフたち。
「燈!私達も避難しよ!」
「う、うん!」
MyGOメンバーも会場から避難し外に出た。
「こ、これは・・・・・・・・・・!」
「街が・・・・・・・・・・・・!」
MyGOメンバーが見たのは煙を上げ火が燃え上がる建物や崩れた瓦礫が道に散乱し乗り捨てられた車の数々や逃げ惑う人々、まるでこの世の最後のような光景だった。
「なんでこんなことに・・・・・・・・・・・・」
<ガガガガガ ピィーーーー!>
「えっ、何今の音?」
突如どこからか機械のノイズ音のようなものが聞こえてきた。
<ブゥン!>
「えっ?」
「なにあれ・・・・・・・・・・?」
何もなかった空中に突然映像が浮かび上がった。
『フハハハハハ!!聞こえるか地球人ども!!』
映像からは銀と紫色の異形な姿をした宇宙人の姿が映し出されていた。
『我は遥か遠くの宇宙から来たレギュラン星の王だ!!』
「レギュラン星・・・・・・・・・?」
「あれ、宇宙人なの・・・・・・・・?」
レギュラン星の皇帝と名乗るその人物は間を開けずにこう続けた。
『我々レギュラン星人はこの美しい地球を第二の星にするため邪魔な地球人どもを抹殺し我々の物にする!!』
「な、なんだって!?」
「そんな勝手な!?」
『まずはこの日本を制圧する!いけ!我が手下たち!!』
「あ、あれは・・・・・・!?」
「宇宙船・・・・・・・・・?」
雲の中から巨大な円盤が姿を現しそこから小型の円盤群が出てきた。
「いっぱい出てきた」
「なんかマズくない!?」
「こっちに来る!」
小型の円盤たちは赤いレーザーで地上を攻撃していく。
「きゃあああ!!」
「マズい!逃げるぞ!」
「ともりん逃げよ!」
「う、うん・・・・・・・・・わぁっ!」
瓦礫に躓いて転ぶ燈。
「燈!」
「いたた・・・・・・・・・・・」
「!!ともりん後ろ!!」
「えっ・・・・・・・・・?」
燈は後ろを振り返るとそこには小型円盤が一機上空で静止していた。
「燈ちゃん早く逃げて!」
「燈!!」
「あっ・・・・・・・・・あああ・・・・・・・・・!」
恐怖のあまり体が動かず逃げることができない燈。小型円盤はレーザー砲台を出し狙いを燈に定める。
「ともりん!」
「燈!」
「っ・・・・・・・・・・・!」
燈は目を閉じ死を覚悟しようとしたその時だった。
<バキュウン!!>
「・・・・・・・・・・・・・・えっ?」
謎の音に目を開ける燈。そこには小型円盤が煙を上げ火花を散らして今にも墜落しそうな様子だった。
「な、何が・・・・・・・・?」
『おいおい、俺の大切な幼なじみに手を出すなんてなんて奴らだ』
「こ、この声は・・・・・・・・・・・・・!」
燈は聞き覚えのある声に反応し上空を見上げた。
「あ、あれは・・・・・・・・・・・・・・・・!」
そこには顔が目をキラキラさせた青と白のクマで胴体は青と白の人型のフォルムで背中に黒色の翼のようなパーツが装着されていて広げている状態だった。
「な、なにあれ!?」
「燈!大丈夫!?」
「う、うん・・・・・」
「それよりなにあれ?」
「変なの」
他のメンバーが燈の元に集まり奇抜な人型機体を見つめている。
『みんな、無事か?』
「えっ!?」
「この声・・・・・まさか!」
『そう、そのまさかだ』
空中に映像が映し出され、そこにはMyGoの面々がよく知る人物だった。
「幸人!?」
「幸人君!?」
「ゆっきー!?」
「幸人だ」
「ゆーくん!」
『藤田幸人、ただいま参上!』
映像にはバイザー付きのヘルメットを被りパイロットスーツを着た幸人が操縦席に座りサムズアップをしている。
「ゆっきーなんでそんなのに乗ってるの!?」
『あー質問に答えてやりたいけど今はまずあいつらを片付けなきゃいけないから後でな』
「えっ?」
「いっぱい来た・・・・・・!」
小型の円盤たちが幸人の乗る機体目掛けて向かってきた。
『さて、このミッシェルR(ライジング)C(カスタム)が相手になってやるぜ!!』
幸人は映像を消し小型円盤群の方へ向かって行った。
「もう何が何だかわかんないんだけど・・・・・・・」
「わ、私も・・・・・・・・・・・・・」
「あれは弦巻家と藤田様が共同で開発したMS『ミッシェルRC』でございます」
「誰!?」
いつのまにか現れたサングラスをかけた黒服姿の女性に驚くMyGOメンバー。
「どうも、私は弦巻家に仕える者です。こころ様に藤田様のサポートを任せれこの場に来ました」
「は、はぁ・・・・・・・・・・」
「こころ先輩のところの人だったんだ・・・・・・・・」
「あ、あの!なんでゆっきーはあんなのに乗ってるんですか!?あの宇宙人たちなんなんですか!?」
「順を追ってお答えします。一か月ほど前、弦巻家が所有する人工衛星が火星付近で巨大な円盤を発見しその直後に世界各国の首脳の元にレギュラン星人の王から地球征服の宣戦布告のメッセージ映像が届きました」
「そんなことが・・・・・・・・・・」
「世界各国の首脳はレギュラン星人の侵略を迎え撃つため合同で迎撃用兵器を作ることにして弦巻家もこれに協力することにしました。兵器開発は弦巻家の所有する専用ラボで開発が進められていましたがたまたまラボに遊びにきたこころ様と藤田様がこれに参加し予定より早く完成したのがあの『ミッシェルRC』なのです」
「幸人君、そんなすごいことに関わってたのね・・・・・・・・」
「藤田様は自らパイロットに志願し訓練も難なくこなし今日レギュラン星人が攻撃を仕掛けてくることが判明し出撃したのです」
「だから今日のライブ来れなかったんだ・・・・・・・・」
「こちらのタブレットで藤田様の様子が確認できます」
「あっ、どうも・・・・・・・・・・」
黒服からタブレットを渡され映し出された映像を見る燈たち。
『うおおおおおおっ!!』
幸人の声が聞こえ映像にはミッシェルRCがビームライフルで小型円盤を次々と撃ち落としていく様子が見れた。
「すごい!」
「円盤を次々と撃墜していくわ!」
ミッシェルRC、幸人の活躍を見て希望が湧いてくる一同。
「あっ、囲まれた!」
「マズい!!」
小型円盤群はミッシェルRCを囲み攻撃しようとした。
「心配は無用です」
「えっ?」
『囲めば俺を落とせると?そうはいかないぜ!!』
そう言うとミッシェルRCはビームライフル、腰部分と翼に搭載されているレール砲台、頭部についているバルカン砲台そしてシールドブーメランを飛ばし全火線を小型円盤群に向けて放ち瞬く間に囲んでいた小型円盤群を撃ち落としていく。
『逃がすかよ!!』
残りの小型円盤たちは大型円盤へ逃げようとするがミッシェルRCは装備を換えて両手にビームサーベルを持ちスラスターを出力させ逃げる小型円盤たちを追いかける。
『でやああああああああっっっ!!』
二本のビームサーベルを振り、残りの小型円盤たちを破壊した。
「やった!」
「これで全ての小型の円盤たちは全滅しました」
「じゃあ、あとは・・・・・・・・」
「あの大きいの」
残すは皇帝が乗っている大型円盤のみとなった。
『あのでかいの落とせば地球の平和は守られるんだな』
「はい。増援が出る気配も無いのであの母船を破壊すれば大丈夫でしょう」
『了解!速攻で行く!!』
ミッシェルRCは大型円盤をロックオンして小型円盤群を全滅させた方法で全装備をフルバーストさせて大型円盤目掛けて放ちそれが直撃した。
「おおっ!!」
「やったか!?」
煙が上がり少しづつ晴れていき様子が見えてくる。
「えっ?」
「そんな・・・・・・・・・」
『マジかよ・・・・・・・・・・』
MyGOの面々と幸人は驚愕していた。大型円盤は全くの無傷でそのまま空中で静止したままだった。
「攻撃全然効いてないよ!?」
「あの火力で全くの無傷だなんて・・・・・・・・・・」
『くっ・・・・・・・・・・!』
『フフフフ、驚いたか地球人よ』
「あっ、この声さっきの!」
先ほどのレギュラン星人の王が今度は映像は出ず音声だけを流してきた。
『我が星の最新技術で開発したバリアはいかなる攻撃も防ぐことができるのだ!!』
『マジかよ・・・・・・・・・・・』
『次はこちらの番だ!』
皇帝がそう言うと大型円盤は巨大なレーザー砲台を出し狙いをミッシェルRCに定めた。
「まずい!藤田様!早くその場から離れてください!」
『了解!!』
ミッシェルRCは退避しようとするが
『遅いわ!!』
円盤からレーザーが放たれミッシェルRCに直撃した。
『うわああああああああっ!!』
「ゆーくん!!」
タブレットに映し出された映像は激しく乱れ真っ暗になった。
「えっ!?なに!?」
「機体のメインカメラが壊れたようです!」
「幸人!返事しろ!!」
「ゆっきー!!大丈夫なの!?」
メンバーの呼びかけに応答はなくタブレットは真っ暗のままだった。
「ゆーくん・・・・・・・・・・・」
「生きてる・・・・・・・・・・よね?」
「あいつがそう簡単に倒れるやつじゃない・・・・・・・・」
「私もそう思う」
「確かにしぶとさは人一倍なはずよ」
「そ、そうだよね!ともりん!ゆっきーはきっと大丈夫だよ!」
「う、うん・・・・・・・・・・・・・」
『さぁて、うるさいハエがいなくなったことだし侵略を再開するか』
「!?」
王が再び侵略活動をしようと宣言した。
「燈!逃げよ!」
「弦巻家の避難用シェルターに案内します」
『無駄だ!今すぐこの辺りを焼野原にしてくれるわ!!』
大型円盤からレーザー砲台が出てきて燈たちのいる場所を消し飛ばそうとした。
『吹き飛べーーーー!!』
レーザー砲台からエネルギーがチャージされ発射しようとしたその時
『待てーーーーーーーーー!!』
「「「「「「!!?」」」」」」
『なにっ!!?』
声がする方を見る一同。そこには右腕と左の翼が無く腰のレール砲台も破損し至る所がボロボロになったミッシェルRCがものすごいスピードで巨大円盤に向かっている姿がいた。
「ゆーくん!!」
「無事だったんだ!」
『まだだ!まだ終わらんよ!!』
『くっ!!バリアを張れ!!』
王の指示でバリアを張り攻撃を防ごうとする。
『させるか!!!』
ミッシェルRCは残った装備のシールドを投げバリアにぶつける。
『今だ!!』
シールドが当たったことでバリアを張るのが一瞬止まりその隙に巨大円盤内部に侵入するミッシェルRC。
『しまった!中に入られてしまった!!』
「一体どうする気なの!?」
「もしかして内部を破壊するじゃ!」
「それならバリアも通用しないね!」
『みんな、聞こえるか?』
「ゆーくん!?」
「ゆっきー!これからどうするの!?」
「中をビームライフルやサーベルで破壊してその円盤沈めるんだろ!?」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
「幸人?」
『いや、攻撃できる装備はもうない・・・・・・・・・・・・・・・・・』
「ええっ!?」
「どうなさるつもりですか!?」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・円盤内部でミッシェルRCを自爆させる・・・・・・!』
「ええっ!?」
「自爆って・・・・・・・・・!」
幸人の衝撃発言に驚く一同。
「本気かお前!?」
『こっちの装備がこいつらに通用しない以上もうこの手しかない・・・・・・・・・』
「で、でも!!」
『地球と人類を救う方法はこれしかないんだ!!』
そう言って会話を一時中断しどこへ向かおうとしているのかブースターを動かす音が聞こえてくる。
『円盤の動力部に到着した』
「動力部って!?」
『ここで爆発させれば確実に落とせる!』
「ゆーくんやめて!!」
『燈・・・・・・・・・・・・・・・・・悪い、人類を救うためだ!』
「ゆーくん!!」
『人類とお前たちの行くべき未来への水先案内人は、この藤田幸人が引き受けた!!』
幸人はそう言い放つと同時に何かを操作する音が聞こえてくる。
『これは死ではない!!人類やお前たちが生きるための!!』
会話が途中で途切れたその瞬間
<ズドォォォォォォォォォォォォォンンンン!!>
「円盤が!!」
巨大円盤の一部分が爆発を起こし炎を上げながら地上へゆっくりと落ちていくのが見えた。
「ゆーくん!!」
「あっ、燈!!」
「危ないよ!!」
「離して!ゆーくんが!!」
円盤の方へ向かおうとする燈を止める愛音と立希。
<ドォォォォォォォォォォォンンン!!!>
「今の音は!?」
「あっ!円盤が!!」
ものすごい音がし一同はその方向を見た。
そこには巨大円盤の全体が爆発を起こしバラバラに崩れ落ちていくのが見えた。
「バラバラに・・・・・・・・・・・・」
「これでは藤田様は・・・・・・・・・・」
「嘘でしょ・・・・・・・・・・・・・・」
「幸人・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ゆっきー・・・・・・・・・・・・・・」
「ゆーくん・・・・・・・・・・・・・・」
幸人の死は確定したと知り呆然と立ち尽くす一同。
「ゆーーーーーくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅんんんんんんんん!!!!!!!!!!」
燈の絶叫が街に響いた。
幸人は自身の命を犠牲にし人類を救ったのであった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ!」
私は目が覚め勢いよく起き上がった。
「・・・・・・・・・・・・夢だったんだ・・・・・・・・・」
ライブ中に宇宙人が侵略しに来てゆーくんがロボットに乗って助けにきてくれたけど最後は自身を犠牲にして自爆し円盤を沈めて人類を救ってくれた、そんな夢を見ていた。
「ゆーくん・・・・・・・・・・・・・・・」
夢と分かっていても安心ができていない。どうしてなんだろう?
「・・・・・・・・・・・眠れない・・・・・・」
眠れない私はベランダに出た。星でも見て気分転換しよう。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
星を見てもモヤモヤが晴れない・・・・・・・・・・どうしたらいいんだろう?
「はぁ・・・・・・・・・・・・・・」
<カラカラ・・・・・・>
「?」
「おっ、燈」
「ゆーくん・・・・・・・・・・・」
隣の部屋に住んでいるゆーくんがベランダに出てきた。青い色の生地で『運命』と赤い字で書かれたTシャツを着ていて頭に白のタオルを巻いてまるでラーメン屋さんみたいだった。
「まだ起きてたのか?」
「ううん、さっき目が覚めて眠れなくて・・・・・・・・・・・」
「そうか」
「ゆーくんこそまだ起きてたの?」
「おう、デスティニーの分身を再現するために昼間から組立て&塗装をしていて気づいたら夜中になってた」
「そうなんだ・・・・・・・・・・」
相変わらずガンダムが好きなゆーくんはずっとプラモデル作っていた。夢中になって時間忘れちゃうのはちょっと分かる。
「燈、俺の部屋来るか?」
「えっ、いいの?」
「いいぜ。眠れないなら俺とお喋りでもしようや」
「う、うん・・・・・・・今行くね」
私はリビングの机の上に書置きを置いてゆーくんの家へ向かった。
「おう、上がれよ」
「お、お邪魔します・・・・・・・・・・」
ゆーくんの家に上がり部屋に入った。
机の上に赤と黒の翼が生えたガンダム・・・・・・・・・・・デスティニーガンダムだったかな?この前ゆーくんと一緒に観に行った映画に出てきてなんかいっぱい増えたのを覚えてる。
でっかい剣持ったのやでっかい銃持ったのや同じポーズしたのが三つ並んでいるのや手をパーみたいに広げているのとか出来上がったいるのだけで十数体いる。
「今片付けるよ」
「あっ、うん・・・・・・・」
組立て中のやつを片付けて机をきれいにするゆーくん。
「お待たせ。座りな」
「うん・・・・・・・・・・」
クッションを置いてくれて私はそこに座った。
「さて、何しようか」
「あっ、ゆーくんはプラモデル組むの続けていいよ」
「えっ、じゃあ燈は何するの?」
「私は作ってるとこ見てるから・・・・・・・・」
「そうか、じゃあなんかあったら声かけてくれ」
ゆーくんはプラモ作りを再開することにして学習机の椅子に座った。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ふんふんふ~ん♪」
楽しそうに部品を切り取り組立てるゆーくんを見る。
「分身はこうやるんだ!」
「ふふ・・・・・・・・・・・」
楽しそうなゆーくんを見て少し安心する私。
「喉乾いたな~なんか飲み物持ってくるよ」
「!?」
ゆーくんが部屋を出ようとしたその時私は咄嗟にゆーくんの手を握った。
「燈!?」
「やだ・・・・・・・・・・・行っちゃ・・・・・・・・!」
「燈、どうしたんだ?なんか変だぞ?」
「実は・・・・・・・・・・・・・・」
私は夢のことをゆーくんに話した。
「そうか・・・・・・・・そんな夢を・・・・・・・・・」
「うん・・・・・・・・・・・・・・」
ゆーくんは何も言わず最後まで私の話を聞いてくれた。
「怖い夢だなそりゃあ」
「ゆーくんが死んじゃって・・・・・・・それで悲しくなって・・・・・・・・・」
「安心しろ、俺はちゃんと生きてるよ」
ゆーくんは私の頭の上にぽんと手を置いた。
「それにしても夢の中の俺は最低だな」
「えっ?」
「燈やみんなの事考えずに死んじまうなんて・・・・・・・・・・・それに燈を悲しませるなんてよ」
「ゆーくん・・・・・・・・・・・・」
「他になんか方法があっただろうに、夢の俺って最低の馬鹿野郎だ」
ゆーくんは夢の中の自分を非難するようなことを呟いた。
「安心しろ、現実の俺はどこも行かないし死なないよ」
「う、うん・・・・・・・・・・・・・・・」
「一緒に飲み物取りに行くか」
「うん・・・・・・・・・・」
一緒に台所へ行き飲み物を取りに行った。
「俺はいちごミルクにしよ。燈は?」
「えっと、ゆーくんと同じので・・・・・・・・・・」
「あいよ」
ゆーくんから紙パックのいちごミルクを受け取る。
「部屋戻るか」
「あっ、ゆーくん」
「んっ、どうした?」
「一生・・・・・・・・・私の傍に居てくれる?」
「一生?」
いきなりそんなことを聞かされてきょとんとするゆーくん。
こんな事言っちゃまずかったかな・・・・・・・・・・・?
「ああ、もちろん。ずっと傍にいてやるよ」
「えっ・・・・・・・・・ほんとに?」
「ああ、男の誓いに訂正はない」
「ゆーくん・・・・・・・・・ありがとう!」
「部屋戻るぞ」
「う、うん・・・・・・・!」
なんだか安心してきてモヤモヤも晴れた気がする。
「さぁて、デスティニーを分身させるか」
「ゆーくん、紙と書くものある・・・・・・・・?」
「えっ、あるけど」
「新しい曲の歌詞書きたくて・・・・・・・・・」
「そうか、ほら」
「ありがとう」
ゆーくんから紙とシャーペンを借り私は新曲の歌詞を書いていくことにした。
「朝までぶっ通しで作業するぜ!」
「う、うん・・・・・・・!」
ゆーくんが朝まで起きるつもりなので私も一緒に朝まで起きていることにした。
今いい気分だからなんかいい歌詞が書けそう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ゆーくん、ありがとうね。ずっと、ずっと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イ ッ ショ ニ イ ヨ ウ ネ ・・・・・・・・・・・・・
今回いつもより長くそして燈ちゃん視点で書いた。
最後の描写はヤンデレなのか寝落ち寸前なのかは読者の皆さんの想像にお任せします。
前半にでてきた用語を解説すると
〇ミッシェルRC(ライジング・カスタム)
体はライジングフリーダムガンダムで頭は青と白のミッシェルの機体。
〇レギュラン星人
『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』に出てきた宇宙人。夢落ちはダイナの方の話のパロ。
〇レギュラン星人の円盤、小型円盤
『地球防衛軍4.1』のキャリアー、飛行ドローンをイメージできれば
最後にライブ楽しんできます!