そこ!タイトル詐欺って言わない!!
あの子が出てきます。ゲームイベントでメンバーたちがそよさんの家で雨宿りしてる時の裏側の話です。
「うわ!急に降ってきたな!」
スーパーで買い物し店を出た時外を見るとさっきまで曇っていただけの天候が雨が降ってきて辺り一面を濡らしていた。
「傘持ってきてよかった」
家出るときなんか天気怪しいと思って傘持ってきて正解だったぜ。
「さっさと帰って食品を冷蔵庫に入れなきゃな」
俺は傘を開いてさっさと家に帰ることにした。
「燈たちは今頃ライブに行ってるのか~いいな~」
練習終わりに凛々子さんからライブのチケットをもらいそのまま行ったらしい。
俺も行きたかったけどチケット5枚しかなかったみたいだし残念だ。
「まぁ、知らないバンドだし曲もわかんないからいいか・・・・・・・・・・・・・・・んっ?」
ふと、定休日で閉まっているうどん屋の方を見るとそこに一人の女の子が全身濡れていて髪や服をハンカチで拭きながら雨宿りしているのが見えた。
「あいつは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺はその女の子に見覚えがあり近づいていった。
「よう、祥子」
「!!・・・・・・・・幸人さん・・・・・・・・」
彼女はかつて燈たちと一緒にバンド『CRYCHIC』のメンバーだった豊川祥子。
お嬢様でピアノが得意でキーボードを担当していて俺の家にもよく来て遊んだりしていた。
CRYCHIC解散後は全然会えてなかったまさかこんなところで出会えるとはな。
「久しぶりだな」
「お久しぶりです・・・・・・・」
「濡れているけどもしかして傘持ってないのか?」
「ええ、急に降ってきたもので・・・・・・・・」
「しばらく止みそうにないしそのままだと風邪引くから家来て風呂入って雨止むまで居ていいぞ」
「いえ、結構です・・・・・・・くしゅ!」
「な?家来いよ」
「・・・・・・・ではお言葉に甘えて」
「ほら、傘に入れよ」
「では失礼します」
祥子は傘に入り俺と一緒に家に向かった。
あれ、これ相合傘だ!燈以外の女の子とやるの初めてだな~
「ふんふんふ~ん」
家に着き祥子を風呂に入れてあげて俺は今日の晩御飯や作り置きのおかずなどを作っている。
<ガチャ>
「幸人さん、お風呂ありがとうございます」
「おう、どういたしまして」
風呂に上がりリビングに戻ってきた祥子。
結んでいる髪を降ろしてるの初めて見た。ほんとお人形さんみたいだ。
「あの、幸人さん」
「どうした?」
「着替えを貸していただけるのはありがたいのですがこれは・・・・・・・・・・・・・・・」
俺が祥子に貸した服は黒のハーフパンツとピンク色生地で紫色の文字で『正義』と書かれたTシャツだった。
「ああ、女物でサイズ合うの今ないから俺のやつで勘弁してね」
「いえ、そういうのではなくて・・・・・・・・・・・・・・・」
「ああ、それじゃなくて他のやつがいい?じゃあ、これとこれは?」
俺は『無限正義』と書かれたTシャツと『不滅正義』と書かれたTシャツの二着を出して見せた。
「もうこれでいいですわ・・・・・・・・・・・」
「そうか」
普通のジャスティスを選んだか。
ちなみに俺が今着ているTシャツは白の生地で青の文字で『自由』と書かれたフリーダムな感じのやつだ。
「もうすぐで飯できるか食ってけよ」
「いえ、さすがにご飯までは<きゅるるるるる~>・・・・・・・・・いただきますわ」
「あいよ」
お腹の虫鳴らして腹減ってんじゃねぇか~今美味いご飯出すからな!
「はい、どうぞ」
机の上に料理を並べていく。
今日のメニューは鮭の炊き込みご飯、鶏と大根の煮物、豚肉の黒酢炒め、えびきんぴら、三色ナムルである。
「さぁ、冷めないうちに」
「いただきますわ・・・・・・・・」
お嬢様に庶民の料理が合うかわかんないけどどうかな?
「どう?」
「・・・・・・・・美味しいですわ」
「そうか」
どうやら口に合ったようだ。よかった~
「幸人さん、お料理上手なんですのね」
「まぁね。両親共働きで帰りが遅い日は俺がこうやって作ってるからね」
「そうなんですのね・・・・・・・・・・・・」
祥子はそう呟き黙々とご飯やおかずを食べていく。
そんなにお腹空いてたのか?
「おかわりあるから遠慮なく言えよ」
「はい、ありがとうございますわ」
「祥子、あれからどうだ?元気に過ごしてるか?」
「ええ、なんとか・・・・・・・・・・・・・」
「そうか」
なんか思春期の娘と父親みたいな会話してるな俺たち。
「・・・・・・・・・・幸人さん」
「んっ?なんだ」
「燈たちは・・・・・・・・・・・・どうですの?」
「燈たちか?あいつらは絶賛バンド活動に励んでいるよ。この前のライブも大盛況だったぜ」
「そうですの・・・・・・・・・・・・・」
「祥子はもうバンド・・・・・・・・・・音楽とかの活動してないのか?」
「・・・・・・・・・してませんわ。やらなければいけないことがあるので・・・・・・・・・・・」
祥子はもうピアノを弾いたりバンド組んだりしていないのか・・・・・・・・なんか寂しいな。
「・・・・・・・・・幸人さんは相変わらずですわね」
「えっ?そう?」
「自由奔放なところや奇行奇言の多いところ・・・・・・・・・あの頃と変わりませんわね」
「いや~それほどでもね」
「何も変わらないのが羨ましいですわ・・・・・・・・・・・」
「んっ、なんか言った?」
「いえ、おかわりもらってもよろしくて?」
「あいよ」
茶碗を受け取り炊飯器から炊き込みご飯を茶碗によそった。
こうして夕飯を食べていくうちに雨は止んでいった。
「お夕飯とお風呂ありがとうございましたわ」
着ていた服も乾いてそっちに着替え自分の家に帰ることにした祥子。
「またこいよ」
「ええ、機会があれば・・・・・・・・・今日ここに来たことは燈たちには・・・・・・・」
「言わないでおくよ」
「ありがとうございます。では、失礼いたしますわ」
祥子はドアを開けて俺の家を後にした。
「ふぅ・・・・・・・・・・・」
俺は自分の部屋に行きガンプラが飾ってある棚の一か所を見つめた。
小型のケースに入ったMGのフリーダムガンダム。一番好きな機体だからケースに入れてるのもそうだがこれは燈、祥子と一緒に組立てたやつなのである。
『え、えっと、これは・・・・・・・・・』
『燈、このパーツはこれでしてよ?』
『幸人さん見てください!頭が完成しましたわ!』
『ははは、頭だけ完成しても喜んじゃだめだぞ?他にも作る箇所いっぱいあるからな!』
『できた・・・・・・・・!』
『ついにできましたわね!』
『ああ、舞い降りた剣・・・・・・・・・俺たちの翼だ!』
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あの頃思い出していた。三人で一緒に組立てて完成させたまでの瞬間が今でも脳裏に焼きついている。
「祥子、お前どうして・・・・・・・・・・・・・・・」
あいつに何があったのか俺にはわからない。
けど、またいつかあの頃みたいに笑い合える日が来るのを俺は信じてる。そしたら今度はストライクフリーダム組もうな。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
私は幸人さんが住んでいるマンションを見つめていた。
「まだ飾ってらしたのね・・・・・・・・・・・・」
幸人さんに内緒でこっそり部屋の方に入って棚に一つだけケースに入って飾ってあったフリーダムガンダムのプラモデル。
私と燈と幸人さんで組み立てた友情の証、私たちの翼だったもの。
今になっては忘れたい過去の事・・・・・・・・・・・・けどなぜか忘れられない。
「なぜですの・・・・・・・・・・・・・・・・・」
もうあの頃には戻れない・・・・・・・・・・・なのになんで残ってしまうんですの?
「・・・・・・・・・・・・・・・・幸人さん」
私はもう過去を振り返りませんしあの頃のように戻る気もありません。
だからあの翼は忘却の彼方に捨ててください。
「ごめんなさい・・・・・・・・・・・・・・・」
私はそう呟き自宅へ帰ることにした。
さきちゃん出ました。ちょいシリアスになってしまいましたが次回からまたいつもの感じに戻ります。
最後にムジカメンバーの幸人に対する反応
ドロリス/初華→燈ちゃんの幼なじみで面白い子だね。
モーティス/睦→幸人は優しすぎる
ティモリス/海鈴→変わった方ですね
アモーリス/にゃむ→ゆきおって変人で面白いよね~動画のネタになりそう!
オブリビオニス/祥子→幸人さん・・・・・・・・・・・・・