今年の夏は忙しくなるぞ!!
「おっ、これなんか面白い形してねぇか?」
「あっ、ほんとだ・・・・・・・・・・・」
俺は燈と学校終わりに河川敷で面白い形の石集めをしている。
燈は変わった形の石を集めるのが好きだから俺もよく付き合っているのだ。
「ゆーくん、これカニみたいな形してるよ」
「あっ、ほんとだ」
ハサミのところとかいい具合に整ってるな~
「なんかいい感じのないかな・・・・・・・・・・・おおっ!」
「ゆーくん、どうしたの?」
「これ、なんかビグ・ザムみたいな形してないか!?」
少し大きめのサイズの石がビグ・ザムみたいな形をしていて両手で持ち上げて燈に見せた。
「ほんとだ・・・・・・・大きいね」
「だろ!?持って帰りたいけどな~」
カバンに入らないから諦めることにした。さよならビグ・ザム石・・・・・・・・・・・・
「ゆーくん、これも見て」
「おお、どれどれ~?」
燈と石集めしていくうちに時間が過ぎていき夕焼けがだいぶ沈んできたのであった
「ふぅ~おいしい~」
石集めしたあと河川敷に住んでいるおじさんの空き缶拾いを手伝ったらお礼にジュースをもらいそれを飲みながら歩く俺と燈。
「石、良いのいっぱいあったな」
「う、うん・・・・・・・・・」
面白い形をした石がいっぱい見つかって機嫌のいい燈。
石で喜ぶのがまるでクレしんのぼーちゃんみたいだ。
「燈」
「な、なに?」
「川の中にある石は取りに行くなよ?」
「えっ?う、うん・・・・・・・わかった」
もし川の中に面白い形した石を燈が見つけてしまったら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『川の中に面白い形の石がある・・・・・・!拾いに行ってゆーくんに見せよ!』
『あっ、この川深いッ!ゴボボボボボ!!ブハァッ!!!ゴホッ!ゴホッ!助けて・・・・・・・!流されちゃゥゴボボボボボ!!助けて・・・・・・・・!ゆーくん!助けゴボボボボォ!ボホォッ!あのちゃん!立希ちゃゴボボボボボ!!助けて!そよちゃん!楽奈ちゃん!
さきちゃん!
ゴボボボボォ!ボホォッ!ボォッ!助けて・・・・・・・!私・・・・・・まだ、死にたくないッ!死にたくないゴボボボボボォ!!ゴボボボボォ!!ボホッ!ボホッ!この川・・・・・・・深いから、深いゴボボボボボボボボォ!』
「うっ・・・・・ううっ・・・・・・」
「ゆ、ゆーくん!?どうしたの!?」
「燈~!!死ぬな~!!」
「え、ええっ!?」
燈が溺れ死ぬ妄想をしてしまい泣いてしまった俺。
ぜってーそんなことさせない!てか溺れても光の速さで助けに行くからな!!
「えっと次は・・・・・・・・・・・」
スーパーに寄り今日の晩ご飯に使う食材や切れている日用品を買いに来た俺たち。
「燈、ニンジン取って」
「うん」
「次は玉ねぎ」
「はい」
「じゃがいもも」
「はい」
「次はお肉売り場だな」
見てわかると思うが今日のメニューはカレーである。
みんな好きだろ?
「カレーの材料は買えたから次はトイレットペーパーと洗剤と・・・・・・・・・・」
「ゆーくん、はい」
「おおっ、ありがとう」
燈がトイレットペーパー持ってきてくれた。
ちゃんとダブルロールのやつでわかってるな。さすが燈だぜ。
「洗剤は・・・・・・・・・・」
「こっちのやつ特売で安いよ」
「おおっ、ほんとだ」
特売品のやつを見落としそうだったぜ。ありがとうな燈。
「じゃあレジ行くか」
「うん」
レジへ向かい会計を済ませ袋詰めスペースで持参したエコバックに買った物を入れていく。
「よし全部入れたな」
「あっ、私も持つ・・・・・・・・」
「いいのか?じゃあこっちで」
燈にはカレールーやお肉や軽くて小さいものしか入ってないバックを持ってもらい俺は野菜や洗剤やトイレットペーパーなどが入った方も持ってスーパーを出た。
「燈、今日の晩ご飯うちで食うか?」
「うん、今日お父さんもお母さんも帰るの遅いから・・・・・・・晩ご飯インスタント食品かレトルト食品にしようかと思ってた」
「なら丁度いいな」
手料理の方が美味いからな。
藤田家特製カレーを食わせてやるぜ!
「にゃー」
「あっ、ネコ」
「ほんとだ」
一匹の野良ネコが俺たちの前に現れ鳴いた。
「ちょっと撫でてみよう」
俺は撫でようと手を伸ばすが・・・・・・・・・・
<ベシッ!>
「あだっ!?」
拒否された!なんか前にもこんなことなかった?
「ゆーくん、大丈夫?」
「ああ、大丈夫」
くっ、なんでネコは俺を拒絶するんだ?撫でさせてくれよ~
「にゃー」
「あっ・・・・・・・・・・・・・」
すると野良ネコは燈に近寄り足元で頭をすりすりし始める。
「か、かわいい・・・・・・・・・・!」
「にゃー」
燈はしゃがんでネコの頭を撫でる。
燈には心許すのか貴様は・・・・・・・・・・・・・
「楽奈ちゃんもこうやってそう・・・・・・・・・・」
「そうだなー」
くっ、羨ましいぞネコ!そこ替われよおい!!
「燈、そろそろ行こうぜ」
「あっ、うん。ばいばい」
「にゃー」
ネコと別れ再び帰路につくことにした。
「ネコめ~・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・ゆーくん」
「んっ、なんだ?」
「んしょっと・・・・・・・・・・・・」
「!?」
燈に呼び止められ足を止めると燈が少し背伸びして俺の頭に手を置き撫で始めた。
「と、燈!?」
「ゆーくんも撫でてあげるね」
「な、なぜ・・・・・・・・?」
「ゆーくん、羨ましがってたから・・・・・・・・・」
「あう・・・・・・・・・・・」
気づかれてたか・・・・・・・・燈にはほんと敵わないな・・・・・・・
「よしよし」
「ううっ・・・・・・・・・ああ!もう終わり!早く帰って晩ご飯の準備するぞ!」
「うん!」
俺と燈は沈みゆく夕日に向かって走って行った。
俺の恥ずかしくなって赤くなった顔は夕日で誤魔化せられたのでなんとかなった。
「MyGO!!!!!の劇場版かー、謎の新バンドが出てきてそいつらが実は心が読めて燈たちを追い詰めるけどアメイジングミッシェルを着た俺が助けに来て最終決戦では俺が何人も分身して戦ったりアメイジングミッシェルの着ぐるみが壊れた時にその中からインフィニットミッシェル弐式が出てきて読心対策で燈の裸姿を妄想して戦ったり最後は燈とエンゲージしてマイティストライクミッシェルになってラスボスを倒してラストシーンは夕日の浜辺で燈と全裸で見つめ合いながらロマンティクスするんだな・・・・・・・・・・・」
「いや、楽奈メインの映画だよ」
「ちげーよ、変態幸人」