まいごびより!   作:ムツヒロ

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新年あけましておめでとうございます!今年度もこの作品をよろしくお願いします!
新年になった記念の番外編です。
本編とは少し変わった世界観をお送りいたします。



番外編
幸人とMyGO!!!!!と不思議な球(その1)


『燈、大丈夫か?』

 

 

『う、うん…‥‥‥ひくっ‥‥‥』

 

 

小学校1年生の時。学校の帰り道に通りかかった民家にいた犬に吠えられ怖がって泣いてしまった燈。

俺は怒った猫のまねをして追い払ってやった。

 

 

『怖かったな。もう大丈夫だから』

 

 

『ぐすん…‥‥‥うん……‥』

 

 

『早く俺の家行こう』

 

 

俺は燈の手を引いて自分の家に連れていった。

 

 

『ほい、シュークリームとジュース』

 

 

『ありがとう…‥‥‥』

 

 

お母さんが用意してくれたシュークリームを出してあげて俺はナイフとフォークで食べる。

えっ、なんで手で食べないかって?クリームが手に付いて汚れるの嫌だからさ!

 

 

『はむ…‥‥‥おいしい‥‥‥』

 

 

『だろ?父ちゃんの店のやつだからな』

 

 

『ゆーくんのパパが作ってくれたんだ…‥‥』

 

 

あんな怖い顔してるけど実はめちゃくちゃ優しくてケーキ屋さんの父ちゃん。

燈も最初は怖がってたけど今は慣れたようだ。

 

 

『うんめぇ~』

 

 

『ゆーくん、ほっぺにクリーム付いてるよ…‥‥?』

 

 

燈がほっぺに付いているクリームをティッシュで拭き取ってくれた。

 

 

『サンキュー燈』

 

 

『う、うん・・・・・・・・』

 

 

『ん?どうした燈?もしかしてシュークリーム美味しくなかったか?』

 

 

『うんうん、違う………』

 

 

『じゃあ、なんだ?言ってみろよ。相談にのってやるよ』

 

 

何か悩んでいるかもしれないから俺が相談にのってやるとするか。

 

 

『…………あのね、私いつもゆーくんに助けてもらってばっかりで………なんか、悪いなって思って……』

 

 

『なるほど…………』

 

 

俺にいつも助けてもらってばっかりで申し訳なさを感じてたのか………

 

 

『…………燈』

 

 

『な、何……?』

 

 

『もし、俺がピンチの時は助けてくれるか?』

 

 

『ゆーくんがピンチの時……?』

 

 

『ああ、俺でもどうしようもできない時は燈が俺を助けてくれ。頼む』

 

 

『………わかった。私、ゆーくんのこと助けるね』

 

 

『おう、頼むぜ。よーし、シュークリーム食ったしウルトラマンの映画見ようぜ』

 

 

おやつを食べ終えウルトラマンの映画を見ることにした。今日見るのは…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「いけいけ!」

 

 

「上がれ上がれ!」

 

 

河川敷のグラウンド。私は趣味の変わった形の石を集めながら小学生の男の子たちがサッカーをしているのが見る。そんな中に彼も混じっていた。

 

 

「うおおおおおおおおおおお!!」

 

 

「うわっ!幸人兄ちゃんベロ出しながらドリブルしてる!」

 

 

「糸師凛みたい!」

 

 

「きもっ!?」

 

 

「舌噛むから危ないよ!?」

 

 

ゆーくんがすごい顔してボールを蹴って相手チームの陣地に突き進んでいく。なんかすごい………

 

 

「燈姉ちゃんみてみて~うんこの形をしたヘビの形の石見つけた~」

 

 

「俺はこまねちした人の形の石!!」

 

 

「すごいね………」

 

 

一緒に石集めている男の子たちがそれぞれが見つけた石を見せてくれる。

私もいいやつ見つけよっと…………

 

 

「あっち探してみよう………」

 

 

少し離れた草村の方を探す。

 

 

「んしょ………んしょ……」

 

 

すごい草が生い茂ってる……石見つかるかな?

 

 

「んしょ………あれ?」

 

 

何か落ちてる……?なんだろう……?

 

 

「これは……………」

 

 

拾ったもの、それは真っ黒な球体のようなものだった。

 

 

「石……じゃない………」

 

 

ボールでもないし鉄でも紙でもコンクリートでもない素材でできているっぽい………

 

 

「……とりあえず持っていこ」

 

 

これが何かはゆーくんに見てもらおうっと…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「じゃあね!!幸人兄ちゃん!燈姉ちゃん!」

 

 

「また遊ぼうぜ!!」

 

 

「おう!気をつけて帰れよ!!」

 

 

「ま、またね………」

 

 

時刻は夕暮れ。一緒に遊んでいた小学生男子たちと別れ、俺は燈と一緒に家に帰ることにした。

 

 

「俺たちも帰ろうか」

 

 

「うん」

 

 

「あ~腹減ったな~今日の晩飯は母さんが作ってくれるから楽しみ~」

 

 

「………ゆ、ゆーくん」

 

 

「んっ?どうした?」

 

 

「石集めしてた時にこんなの拾ったんだけど………」

 

 

「?なんだこれ?」

 

 

燈が見せてくれたのは黒い球体のようなものだった。

 

 

「ちょっと見せてもらっていい?」

 

 

「いいよ、はい」

 

 

「ふむふむ…………」

 

 

軽いけど固い……素材はなにでできてるんだ?

 

 

「うーん………」

 

 

「どう……?」

 

 

「ダメだ。俺にもこれが何かわかんないや」

 

 

「そっか…………」

 

 

専門家じゃないからこれがなにかはわからん……ネットで調べたらわかるかもしれないけど。

 

 

「そういえばなんか喉乾いたな~コーラとか飲みたいな~」

 

 

そう呟いたその時

 

 

<カァァァァァァッ!>

 

 

「うわっ!?」

 

 

「えっ……!?」

 

 

 

突如、球が輝きを放ち出した!な、何事!?

 

 

「あっ、ゆーくん……!」

 

 

「えっ?おおっ!?」

 

 

いつの間にか俺の手には缶のコーラが握られていた。

 

 

「い、いつの間に……?」

 

 

「もしかして……その球が出したんじゃ……?」

 

 

「ええっ!?」

 

 

そんなファンタジーみたいなことある!?信じられないよ!!

 

 

「燈!お前もなんか欲しいもの言ってみろよ!」

 

 

「え、ええっ!?」

 

 

「いいからいいから!」

 

 

「え、えっと………新しいペンギンの絆創膏」

 

 

燈が欲しいものを願った。そして

 

 

<カァァァァァァッ!>

 

 

「あっ………!」

 

 

「お、おおおっ!?」

 

 

球がまた輝きそして終えると燈の手には絆創膏の箱が握られていた。

 

 

「すごい……!絆創膏出てきた……!」

 

 

「やっぱり………この球は願ったものを出してくれるすごい球なんだ!」

 

 

今のではっきりとわかったぞ!信じられないが今目の前で缶コーラや絆創膏出てきたんだぞ!?

 

 

「燈!これはすごい発見だ!」

 

 

「う、うん………!」

 

 

「これは俺たちだけの秘密……いや、あいつらにも見せてやるか!」

 

 

「そ、そうだね。あのちゃんたちにもこれ見せてあげて驚かせよう………!」

 

 

「よーし!明日練習前に見せてやろう!!」

 

 

こうしてこれが不思議な球との出会いだった。

しかし、この時は思っていなかった。まさかこの後あんな大変なことが起こるなんて…………




今日はムジカのアニメの放送日!!
みんな!!画面の前で待機しろ!!
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