てかメインイベント来年までないの!?
「はぁ~」
「どうした愛音。ソフトクリーム作ろうとしたら形がウ〇コみたいな形になった時みたいな顔して」
「それどんな例え?あと汚いよ~」
練習終わりでカフェスペースにいる愛音に声をかける。
「あのさぁ~夏休みに入ったんだけど毎日練習やバイトしたりしてるんだ」
「おう」
「せっかくなんだしみんなでどこか遊びに行きたいな~って思ってるんだ」
「ほうほう」
まぁ、長い休みだしどこか遊びに行くはありだと思うな。
「でもりっきーやそよりんは来てくれなさそうだよね~」
「確かにな」
あの二人を遊びに誘うのは中々難しいしな。
燈は大抵OKしてくれるし楽奈は抹茶を餌にすれば釣れるから簡単だ。
「ちなみにゆっきーはどっか行ったりするの?」
「俺か?まずコミケ行くだろ?アニサマ行くだろ?ウルサマ行くだろ?プール行くだろ?ロッキン行くだろ?バーベキューするだろ?じいちゃん家行くだろ?コスイべ出るだろ?まぁ、色々あるな」
「多いね」
「そうだな」
予定ぎっちりで忙しいんだよな~バイトと課題もあるからほんと多忙だぜ。
「なに話してるの?」
「あっ、みんな来た」
片付けや精算を終えた他のメンバーが来た。
「ねぇねぇ、夏休みなんだしみんなでどこか行こうよ~」
「はぁ?」
「何いきなり?」
「せっかくの長い休みなんだし練習ばっかりじゃなくてどこか遊びに行きたいな~って思ってさぁ」
「練習サボりたいってわけ?」
「いや、そういうことじゃなくて」
「私、みんなとどこか行きたい…‥‥‥‥」
「燈?」
「みんなと夏の思い出作りたい………‥‥立希ちゃん、だめかな……‥‥?」
「いや、全然!作ろう!夏の思い出!!」
「りっきー………‥‥」
「さすが燈肯定ガールですな」
「なんか言った?」
「なにも~」
立希は燈の言う事はなんでも肯定してくれるから攻略は楽だぜ。
あとは………‥‥
「なに?じっと見て」
この腹黒ガールのそよだけか。
こいつは骨が折れそうだぜ。
「そよりんは「いいよ」ええっ!?」
「なに?急に驚いた声出して?」
「いや、お前こういう誘いって大抵断りそうだと思ったんだけど」
「こうもあっさり乗ってくれるとは…‥‥‥‥」
「私をなんだと思ってるの?別に、私だってたまには息抜きして遊びに行きたい時もあるわよ」
そよのやつだいぶ丸くなったな…‥‥‥‥前だったら絶対断ったり理由付けて来ないからな。
「楽奈は…‥‥‥ってあれ?」
「いないね」
あーマジか。まぁ、あとで誘うか。
「で、どこ行くか決まってるの?」
「う~ん、まだ決まってないけど…‥‥‥」
「あんまり遠いとこは無理だな」
俺たちまだ車の免許持ってないから移動手段が電車とバスくらいしかないからな。
「できれば日帰りで行けるところがいいわね」
「そうだよね。う~ん、どうしよう……‥‥‥」
「お困りのようね!!」
「わっ!?」
「の、乃亜さん!?」
「うわっ、出た!」
いつの間にか現れた姉ちゃん、その隣に楽奈が抹茶オーレ飲んでいる。
「みんなどこかに遊びに行きたいんだって?」
「えっ?ま、まぁ………‥‥」
「じゃあ海に行きましょう!」
「う、海?」
「ええ!私の友達が海の家でバイトしてるから遊びに行こうと思ってね、ついでにみんなも連れていこうかなって!」
「連れて行くって乃亜さんが?」
「もちろん!私が車で乗せてってあげる!」
そういや姉ちゃん免許持ってたな。
これで移動手段の問題は解決した。
「楽奈ちゃんは既に行くことが決まってるわ!」
「抹茶アイス食べれる」
楽奈も行くの決まってるのか…‥‥‥‥これでMyGO!!!!!のメンバー全員遊びに行くことが決まったな。
「海か‥‥‥‥みんなはどうする?」
「もちろん行く!」
「わ、私も……‥‥」
「燈が行くなら…‥‥‥‥」
「私も別にいいわよ」
「だそうだ。姉ちゃんいいか?」
「もちろん!じゃあ今週の土曜で朝9時に私の実家のマンションの前で集合でいいかな?」
「はい、大丈夫です」
「OK!みんな、当日は私のことどんどん頼ってね!なんならお姉ちゃんって呼んでもいいよ!」
「うるさいんで少し静かにしててくださいお姉ちゃん」
「お姉ちゃん、地獄に落ちて」
「辛辣過ぎるよ!?でもそういうとこも嫌いじゃないわ!!」
なんやかんやで海に行くことになった俺たち。
その後水着買いにいくことになり姉ちゃんがMyGO!!!!!のみんなを連れて行き俺はバイトを終え家に帰って押し入れから海パン探すことにした。
「あち~」
「暑い……‥‥」
あっという間に海水浴当日になり俺と燈はマンションの前で他のみんなや姉ちゃんが来るの待っていた。
「燈、忘れ物とか無いよな?」
「うん、大丈夫」
「それにしてもみんなどんな水着なんだろうか……‥‥燈も新しいの買ったんだよな?」
「う、うん……‥‥あのちゃんに選ぶの手伝ってもらった」
ほぉ、これは楽しみですな~水着はスク水しか見たことないから楽しみだぜ。
「おーい!二人とも!!」
「あっ、あのちゃんたちだ」
愛音と立希とそよがこちらに向かってくるのが見えた。
「あれ、楽奈は?」
「乃亜さんが迎えに行くみたいだってさ」
「そうか」
「えへへ、海水浴楽しみだな~スイカ割りとかビーチバレーとか砂のお城とか作りたいな~」
「愛音、すごい荷物だな」
浮き輪やシャチのやつとかビーチパラソルとか水中ゴーグルとか色々持ってきてるな。
「持ってき過ぎでしょ」
「これぐらい持ってかなきゃ海は楽しめないでしょ?」
「片付けは大変そうだけどね」
<プップー!!>
「あっ、来た」
クラクションの音が聞こえそっちの方を向くと姉ちゃんが運転するアルファードが見えた。
「アルファードだ!」
「乃亜さん、あんないい車持ってるのね」
「あれ、じいちゃんが誕生日プレゼントでくれたんだってさ」
「誕生日プレゼントが車ってすご!」
まぁ、じいちゃん孫バカだからなー今度遊びに行く時おこづかいめっちゃもらおうっと。
「みんなおまたせー!さぁ、乗った乗った!」
「お、お邪魔します」
俺たちは乗り適当に空いてる席に座った。
楽奈は既に乗っていて抹茶クリームコロネを食べている。
「じゃあ出発進行!!」
こうして姉ちゃんの運転する車は海へと向けて走り出した。
「海楽しみだね~」
「う、うん」
「みんな、そこに飲み物やパンやお菓子あるから好きなの食べていいからね」
「ありがとうございます」
「ごちそうになります」
コンビニの袋から飲み物やお菓子やパンを取りそれぞれ好きに飲み食いする。
「ありがとうございます、乃亜さん」
「良いって良いって!今日の私は全力でお姉ちゃんを遂行するよ!」
いつからあんたはみんなの姉になったんだ?
「あっ、なんか音楽かけてもいい?」
「ど、どうぞ」
「じゃあ、夏っぽいアイドルソングいっぱい流すね!てか私も歌おう!」
姉ちゃんは音楽を流し自分も一緒に歌い始めた。
みんなの姉を名乗る不審者の姉による歌を聴きながらぼーっと窓を見つめ続けていくうちになんだか眠くなってきた。
「ゆーくん、眠いの?」
「ふぇ?」
隣に座っている燈が俺の様子を見てそう訊ねる。
「なんか眠たそうな顔してたから…‥‥‥」
「あー、楽しみで昨日の夜眠れなかった」
「そうなんだ……‥‥じゃあ、寝てていいよ。近くなったら起こしてあげるね」
「おう、じゃあお願いするわ」
俺は目を閉じて眠ることにした。
「寝ちゃった………‥‥」
ゆーくんはすぐに眠ってしまい寝息をたてている。
「海楽しみだな………‥‥」
最後に行ったのは小学三年生の時だったかな?ゆーくんとおじさんおばさんに連れて行ってもらって水掛け合って砂浜でお城作って海の家でかき氷食べたっけ……‥‥‥
「水着……‥‥‥どんな反応してくれるかな?」
あのちゃんたちと一緒に選んだあの水着、喜んでくれるいいな………‥‥‥
夏といえば海っしょー!!
後編へ続く!!