冷たいもん食い続けないと生き残れない!!(龍騎感)
「はぁ~暑い~」
この小説を読んでいる皆々様。いかがお過ごしでしょうか?
俺は涼しいお部屋で快適に過ごして………‥‥‥いたんだ昨日までは
「クーラーが故障するとは……‥‥‥」
クーラーが突然壊れ今は扇風機でなんとか暑さを凌いでいるが今年の暑さは異常で限界があった。
「くそ~もっと涼しくなれよ扇風機よ~」
今は風の強さは強にしているけどそんなに涼しくならない…………‥‥
「あっ、そうだ…‥‥‥‥」
俺は台所へ向かい冷蔵庫の冷凍スペースから保冷剤を一つ取り出しそれを扇風機の裏側にテープで貼りつける。
「おおっ…‥‥‥」
少しだけど涼しくなったぞ~我ながらいいアイデアだぞこれ~
<ピンポーン>
「おん?」
誰か来たぞ?
「誰だ、こんな暑い時に」
玄関に向かいドアを開けるとそこには
「やっほ~ゆっき~」
「愛音………‥‥」
汗流しながら髪を結んだ愛音が立っていた。
「なんか用?」
「う~ん、ほんとはともりんと遊ぼうかなと思って家行ったんだけど誰もいなくてね、ユッキーならいると思って来たんだ」
「なるほどね~、残念だけど燈は昨日から田舎のおばあちゃんとこ行って週末まで帰ってこないぞ」
「ええ~!?そうなの!?」
「ああ」
少し寂しいがお土産持ってきてくれるって言ってたしまぁ許そう。
「まぁ、立ち話もなんだし家入れよ」
「じゃあ、お邪魔しま~す」
愛音を中に入れ俺はリビングへ案内する。
「はぁ~涼し………‥‥くない!?」
「あ~実は今クーラー壊れてるんだ~」
「ええ~!?」
「扇風機はあるから安心しろ」
「いやいや!アウトでしょ!?今37℃もあるんだよ!?」
「そうは言うがこれが案外いけるんだぜ?」
俺は扇風機の電源をつけ愛音に風を当てる。
「あっ、確かにちょっと涼しいかも……‥‥‥」
「だろ?さらにここで俺の厳選の夏向けソングをかければ……‥‥‥‥」
俺はスマホのミュージックのプレイリストに入っている夏っぽい曲を流していく。
「ね…………‥‥?」
「…………‥‥‥‥」
「……………‥‥‥」
「…………‥‥‥‥」
「……………ゆっきー、どこか涼しいところ行こうか」
「そうだな…………‥‥」
やはりこんなじゃ涼しくならなかったYO!
「うわ~あちぃ~」
俺と愛音は駅前の喫茶店に行くことになりこのくそ暑い中駅まで歩いている。
「日差しがやばいね~」
「日傘貸してやろうか?」
「いいの?ありがとう~」
愛音に日傘を貸して愛音は傘を広げる。
「って、なにこれ!?」
「えっ、なにが?」
「傘の内側に顔貼られているよ!?」
「ああ、それ盗難防止用に貼ったアスラン」
以前盗まれた傘にも貼った作画崩壊のアスランの顔をプリントしたやつ(※七夕回参照)を日傘にも貼って盗難防止用にしてある。
「前に盗まれた傘にも貼ってあったよね!?」
「うん」
「い、いいよ!これ差すくらいならこのまま歩くよ!」
「ええっ~?」
なぜ差さないんだ?アスランがそんなに嫌なのか?
「ちぇ~・・・・・・・・・・・・んっ?」
「どうしたの?」
「あそこにいるの楽奈じゃね?」
「えっ?あっ、本当だ」
俺と愛音は楽奈を見つけた。
あいつなんでこんな暑いのに外いるんだ?
「おーい楽奈ちゃーん」
「愛音、幸人………‥‥」
「お前なんでこんな暑い中外いるんだよ?」
「猫と遊びたかったけどみんな日陰から出てこない……‥‥‥‥」
「そうなのか」
猫も暑さに参っているようだ。
「楽奈ちゃん、私たち今から駅前の喫茶店行くけど一緒に行く?」
「行く」
「即答だな」
「宇治抹茶かき氷、食べたい」
「そうか」
こうして楽奈が仲間になり俺たちは再び喫茶店に向かった。
「楽奈ちゃん、暑そうだから髪結んであげるよ」
「やって」
愛音に髪を結んでもらう楽奈。
女子は髪長いから余計に暑そうだな~
<プシュー!>
「うわっ!バスの排気熱っ…‥‥‥‥!」
灼熱地獄の道のりを歩いていく俺たち。
「もし…‥‥タクシー‥(※もしもタクシー来たら拾っちゃおうよ三人だし)」
「おう‥‥‥でも‥‥‥滅多…‥‥(※おう、でもこの辺滅多にタクシー通らないぞ)」
気づけば会話も文字数少なめにやり取りするようになった…‥‥‥楽奈なんて一言も喋らなくなったし……‥‥あっ、ちゃんと生きてるからな?
「…‥‥‥‥あれ?」
やっと駅前に到着したが…‥‥‥
「かき氷‥‥‥‥あれ?(※かき氷の店、この辺だったはずだけど‥‥‥‥あれ?)」
「ちょっゆ……‥‥!(※ちょっと、ゆっきー!)」
お目当ての喫茶店がなかった。そ、そんな馬鹿な!いつの間に閉店したのか!?
「ちょっゆ~~~(※ちょっとゆっき~!)」
「めんご…‥‥‥‥(※ごめん)」
「いや、それ……‥‥(※いや、それ省略になってない)」
喫茶店という希望を失い意気消沈する俺たち。すると
「喫茶店…‥‥‥?」
「?」
通りすがりの若いお姉さんが俺たちに話しかけてきた。
「先月…‥‥‥‥東口‥‥‥‥(※喫茶店なら先月、東口に移転したわよ)」
「えっ!?」
お姉さんから喫茶店が駅の東口の方に移転したことを教えられる。
「誰知ら……‥‥マジ感…‥‥‥‥(※どなたか存じませんがありがとうございます)」
「どういた……‥‥‥(※どういたしまして)」
去って行くお姉さんにお礼を言って東口に向かう俺たち。そして………‥‥
「「「はああああ~~~!!」」」
オアシスの喫茶店に到着した!冷房が涼しい~~~~~!!
「とりあえず水!水飲もう!」
「飲みたい」
「ここセルフか、俺ついでくる」
俺は全員分の水をついできて机の上に並べる。
「んぐんぐ…‥‥‥ぷはぁーー!!生き返る~~!」
「おっさんみたいだよゆっきー」
「だってうめぇんだもん」
干乾びた体が復活するぜ!
「さて、小回復したし完全回復するために頼むか、メインディッシュを!!」
「うん!」
「早く食べたい」
俺たちは目的のかき氷を注文し待つこと数分後
「お待たせしました~!」
「おっ!」
「いちごミルク、マンゴー、宇治抹茶かき氷です!」
「「「おおおっ!!」」」
頼んだそれぞれのかき氷が届き机の上に並べられた。
「うわうわうわうわ!えっ、ちょっと待って!」
「平皿!?しかも器まで冷えてるよ!」
かき氷に使われている皿が平皿でしかもキンキンに冷えてやがるぞ!?
「さっそくいただくとするか!」
「うん!」
「食べる」
スプーンを持ちひと口分氷を掬い口に入れる。
「「「くぅ~~~~~~~~!!」」」
うま~~~~い!!氷の冷たさとフルーツの甘さがベストマッチ!!最高で全回復したぜ!!
「これ、いちごをそのまますりおろしてるんだ!」
「マンゴーも完熟でうめぇ~!」
「抹茶もうまい」
俺たちはかき氷を頬張り幸せ気分に浸っていると
<ピロン!>
「おっ」
燈からメッセージがなんだろう?
「どれ…‥‥‥‥ほぉ~」
「どうしたのゆっきー?」
「これ見ろよ」
「どれどれ~?わぁ~!」
愛音と楽奈にスマホの画面を見せる。
画面には燈と大きなひまわりが映っている写真がアップされていた。
「『おばあちゃん家の庭に咲いているひまわり。大きいね!』だってさ」
「こんな大きなひまわり見るの初めて見た!」
「でけぇ」
「燈も向こうで楽しんでるな」
夏は暑いけど楽しいこともいっぱいあるから嫌いになれないぜ!
「うおおおおお!待ってろよ!生きてろよ!今すぐ駆けつけるぜ!」
「どうしたのゆっきー!?」
「友達が倒れたらしくて救護しに行くんだ!」
「ええっ!?大丈夫なの!?」
「なんで倒れたの?」
「熱中症かなにか!?」
「それが推しのVtuberが卒業発表してショックのあまり倒れたんだよ!」
「そっちかい!」
推しの卒業は唐突に訪れるものである………‥‥‥‥