劇場版公開しているから観に行かなきゃ
「お前ら急げ!」
「わ、わかってるって!」
立希、愛音、そよ、楽奈の四人は急いで幸人の家に向かっていた。
なぜかというと先ほど燈からあるメッセージが届いたからだ。
『みんな!今すぐゆーくん家に来て!』
というものでこれはなにか緊急事態と感じた四人は急いで幸人の家に向かっているのだ。
「着いた!」
「入るぞ!」
幸人の家に辿りつき家に入り幸人の自室に入る。
「燈!」
「ともりん!」
「燈ちゃん!」
「燈」
「あっ、みんな…‥‥!」
「よぉ、いらっしゃい‥‥‥‥‥」
四人の目に映った光景は机で夏休みの課題をしている幸人とそれを手伝っている燈の姿だった。
「なにしてるのゆっきー?」
「見てわかるだろ、夏休みの課題してるの」
「うん、それはわかるけど……‥‥」
「燈、急いで来てほしいって言ってたけどもしかして…‥‥‥」
「う、うん…‥‥ゆーくんの夏休みの宿題手伝って欲しくて…‥‥‥」
「ううっ…‥‥‥終わらねぇ…‥‥」
夏休みがあと少しで終わるというのに夏休みの課題が全然終わってないというとんでもない事態に陥った俺。
「ゆーくん、頑張ろう‥‥‥‥!私も手伝うから」
「燈…‥‥‥!」
やっぱいい子やわ……‥‥‥でもこの量を二人で明後日までに終わらせるのは………‥‥
「‥‥……‥‥あっ、そうだ‥‥‥‥!」
「燈?」
燈はどこへ連絡しようとしていている。いったいどこへ‥‥…‥‥?
「どこに連絡したんだ?」
「メンバーのみんな…‥‥‥みんなにも手伝ってもらおうと思って…‥‥」
「あいつらに?」
まぁ、四人加われば早くて今日中にも終われるかもしれないな。
「手伝ってくれるかわからんけど……‥‥‥」
立希とそよは特にね……‥‥
「大丈夫…‥‥‥!みんなも協力してくれるよ…‥‥‥!」
「だと良いんだけどね…‥‥‥」
それから数分後
「燈!」
「ともりん!」
「燈ちゃん!」
「燈」
立希、愛音、そよ、楽奈が俺の部屋に入ってきた。
「あっ、みんな…‥‥!」
「よぉ、いらっしゃい‥‥‥‥‥」
「なにしてるのゆっきー?」
「見てわかるだろ、夏休みの課題してるの」
「うん、それはわかるけど……‥‥」
「燈、急いで来てほしいって言ってたけどもしかして…‥‥‥」
「う、うん…‥‥ゆーくんの夏休みの宿題手伝って欲しくて…‥‥‥」
「えっ?」
想像通りの反応する立希。
「もしかして幸人君夏休みの課題終わってないの?」
「う、うん……‥‥‥」
「ええっ!?ど、どのくらい残ってるの?」
「えっと…‥‥これくらい」
「結構残ってるわね……‥‥」
「お前、なんでやってないんだよ?」
「夏休み色々予定あってやる暇があんまなくて…‥‥‥あっ、読書感想文と自由研究は終わってる」
「なんでそれだけ終わってるのよ」
「ちなみにどんなの?」
「読書感想文は好きなラノベを一通り読んで書いたし自由研究はこれ作ったぞ」
俺は夏休みの自由研究で作ったものをみんなに見せた。
「こ、これは………‥‥‥」
「よくできてるだろ?」
俺が作ったものは切った牛乳パックにクリップを通しそこにそよの全身写真を貼りクリップのはみ出た部分ハンドルみたいにしてそれを回して遊ぶものでSDGsを推進しつつ楽しく遊べるおもちゃを作ったのだ!
今日は特別に作り方を説明するぞ!まず空の牛乳パックに側面から見て二等辺三角形になるように裏側は三角形の頂点を直線で結ぶように墨入れをして三角形の部分の中間くらいには突部分を作る。
墨入れに沿ってハサミで切っていきさらに切り終わった牛乳パックを半分に切り突部分に穴を開けて切った牛乳パック重ね合わせセロテープで固定する。
次にクリップを開いてくねくね曲がるようにして曲げたクリップを牛乳パックの突部分に開けた穴に通す。
貼る用に印刷したそよの全体写真を切り取り縦長に小さく切った紙と両面テープを用いてそよの足部分に固定する。
細く切った紙を輪のようにして輪の中にクリップを通す感じにして最後に大きめに縦長に切った紙でそよの腰を固定し出来上がり!
「ハンドル部分を回すと無限に歩くように見えるから俺はこれを『歩く永久機関∞(インフィニット)そよ』と名付けた!」
「あははは!!ほんとに歩いてるように見える!」
「おもしれー」
「ゆーくん、すごい…‥‥‥!」
どうやら好評のようだな!作って良かったぜ!
「幸人君」
「んっ?どうしたそ……‥‥うごごごごごごっ!?」
「肖像権侵害って知ってるかな?」
そう言って笑顔でヘッドロックかけるそよ。
こ、こいつ力強くね!?ベースをダンベル代わりにして鍛えてるのか!?
「そ、そよちゃん!」
「そよりん!それ以上やったらゆっきーが落ちちゃう!!」
「…‥‥‥またやったらこんなんじゃすまないからね?」
ヘッドロックを解いてもらった。
し、死ぬかと思った………‥‥‥
「ほら、アホやってないで課題やる」
「えっ?」
まさかの手伝ってくれる展開?
「手伝ってくれるの?」
「燈だけに手伝わせるわけにはいかないから」
うん、そうだと思った。あいかわらず燈肯定女子だなお前。
「私もやる!みんなでやれば早く終われそうだし!」
「私もやる。お礼は抹茶パフェ」
「また変なの作られたら困るし監視ついでに手伝うわ」
「愛音、楽奈、そよ‥‥…‥‥」
ありがとう、みんな!
「それで、だれがどれやるの?」
「とりあえず幸人はできそうな教科からやって。残りは相談」
「うい、じゃあ歴史やっとくわ」
「じゃあ私は英語やるね!」
「私は理科‥‥…‥‥」
「私は数学やるわね」
「私は国語か」
「私は?」
「楽奈か……‥‥じゃあ自由研究やって」
「わかった」
∞そよが没になったので新しくやり直すことにした。あれよくできてたのにな~
「さぁ、始めるよ」
こうして夏休みの宿題を終わらせる戦いが始まったのだ。
「お前ら、答えは正解・不正解いい感じで書いといてくれよ!全問正解だとやってもらったってバレるからな!」
「う、うん…‥‥」
「了解~」
「はいはい」
「めんどくさい注文しやがって」
ぶつくさ言いながら課題をやってくれるみんな。そしてさらに一時間後、ついに
「くぅ~~やっと終わった~!!」
自分の担当している分が終わった。
「ゆーくん、こっちも終わったよ」
「こっちも終わったわ」
「私も!」
「私も終わった」
「自由研究終わった」
みんなも終わったようだ。
自由研究は野良猫の観察日記になってるな。
「これで夏休みの課題全部終わりね」
「ああそうだ‥‥‥‥あっ」
「どうしたの?」
「まだ一つ残ってた‥‥‥‥」
「はぁ?」
「どれ!?」
「えっと‥‥‥‥これだ」
残りの宿題、それは‥‥‥‥
「絵日記?」
「はい」
「高校生でも絵日記書くの?」
「さ、さぁ?」
「とにかくこれ書かないといけないんだけどよぉ‥‥‥‥」
日記帳を開くと………‥‥
「何にも書いてないじゃん!」
「真っ白」
「存在を今思い出して全く書いてなかった」
「マヌケだな」
「とりあえずそれ書いて終わらせましょう」
「ゆーくん、いつなにをしたか覚えてる?」
「えっと初日は……‥‥」
7/26(金)
『終業式を終えて今日から夏休み!!やること行くとこいっぱいだぁぁぁぁぁ!!教室で騒いでたら担任の明日嵐先生に『藤田!教室で騒ぐんじゃない!この馬鹿野郎!!』と怒られ鉄拳制裁をくらった。とほほ~』
「はしゃぎすぎだな」
「自業自得ね」
「次だ」
7/27(土)
『今日はバイト。休憩中に凛々子さんからおいしそうな高級クッキーもらった!あまりにも美味かったから立希の分まで食っちまった!えへへ~』
「はぁ?お前が食ったのか!?私の分のクッキー!」
「わりぃ、今度コンビニで売ってるやつ買ってやるから」
「お前な~!」
「はいはい、幸人君続き書きなさい」
「ほーい」
7/30(火)
『‥‥‥‥……‥‥』
「どうしたの?」
「いや~この日何したか思い出せなくて………‥‥」
「適当に書けばいいでしょ?」
「いや、そういうわけにはいかんのよ~」
「じゃあどうするの?」
「うーん…‥‥‥お前らこの日何したか覚えてる?」
「えっ?この日は確か‥‥‥‥あっ、先輩たちとサイクリングした!帰りに見た夕焼けがきれいだったな~」
「ほうほう、他は?」
「セミ採り。でも採ってる途中で一匹死んじゃったからお墓建てた」
「セミ採りね…‥‥よし!」
愛音のサイクリングと楽奈のセミ採りを合体させて……‥‥
「これでよし」
「これって‥‥‥‥」
7/30(火)
『先輩たちとサイクリングしに行った。途中で一人死んじゃってお墓を建てた。帰りに見た夕焼けがきれいだった』
「愛音と楽奈の思い出足しただけじゃねぇか!?」
「てか一人死んでるじゃない!?」
「+して=したらこうなったんだ」
「ならないわよ!?」
「どんどん書こうっと」
思い出せない日はこうしてみんなの思い出を足して書いていくか。
8/3(土)
『MyGOのみんなと海水浴に行った。みんなの水着拝められたり遊んだり海の家の飯美味くて最高だった』
8/4(日)
『ロッキンフェスへ行った。名前忘れたけど結束なんとかっていうバンドがめちゃよかった』
8/7(水)
『友達とタコパした。健一がカナブン入りのやつ食って悶絶。世界全部くせぇ』
8/9(金)
『かき氷食べに行った。めちゃおいしかった。ひまわりもでかかった』
8/11(日)
『倉雄とコミケへ。レイヤーゾーンで胸でかいレイヤーさん見つけて倉雄が鼻血を噴水のように出して倒れる。鉄分サプリメント大量に食わせて復活し買い物を続行』
8/15(木)
『演劇を見に行く。ドラムの演奏痺れた』
8/16(金)
『そよママとお買い物~ママはどの服着ても似合うな~』
8/19(月)
『おばあちゃんの家で蕎麦食った。抹茶饅頭も食べた』
8/21(水)
『燈とキャンプと天体観測。カレーは失敗したけど星空はきれいだった。でも燈の方が何倍もかわいい』
8/24(土)
『燈と池袋でやってるウルサマに行った。ショー見てウルトラマンめちゃかっこよかった。燈とウルトラマンアークと3ショット写真撮っていい記念になった』
「よーし、あと少しだ」
「変なのもあるけど」
このまま今日まで‥‥‥いや全部書くぜ
8/30(金)
『みんなと金ローのラピュタを見た。みんなでバルスした』
8/31(土)
『マイゴのみんなとお台場に遊びに行った。やはりガンダムは至高だ』
9/1(日)
『夏休み最終日。アイスとかき氷食いまくってカラオケ行ってトランプタワー作って楽しかった。夏休み終わるの寂しい~』
「よし!これで終わり」
「これほんとにやるの?」
「もちろん」
有言実行‥‥‥俺の好きな言葉だからな。
「はぁ~ようやく終わった~」
「無駄な時間を過ごしてしまった‥‥‥‥」
「でもこれもいい思い出になったじゃん」
「それはお前だけだろ?」
「みんな、ありがとう。お礼に夕飯食っていけ」
「わーい!ごちそうになるね!」
「ゆーくんの料理、楽しみ……‥‥!」
「じゃあ作ってくるからちょっと待ってろ」
俺は部屋を出て台所に向かい調理を始めた。
「おっ」
窓から見えるきれいな夕焼けがめちゃきれいに見えた。
「きれいだな~」
来年もこの夏の夕焼け見れるといいな~
「なぁ、楽奈」
「なに?」
「お前のばあちゃんってさぁ、ジオン軍突撃機動軍の司令官やザフトの戦艦ミネルバの艦長とかしてなかった?」
「やってない」
「そうか~気のせいか」
「気のせい、ガノタの幸人」