(※キャラ崩壊あります)
ここは地の獄底の底……!
消費者金融を中心にカジノやホテルなどの多彩な事業を展開する企業集団「愛帝グループ」の中核企業「愛帝ファイナンス株式会社」が抱える劣悪債務者達が借金帳消しの為に収容される強制労働施設……!
一度ここに入ると借金の額によって決められた年数を経過するまで外に出る事は不可能……!
債務者たちは今日も過酷な労働を強いられていた……!
「はぁ‥‥‥はぁ‥‥‥」
労働施設内にあるプロテインバー生産ライン。そこで働くave mujicaのキーボード担当でリーダー‥‥‥‥だった少女オブリビオニスこと豊川祥子が働いていた。
彼女が率いていたave mujicaは最初は上手く行っていたがメンバー同士のすれ違い、時間が経ち人気の低下などの原因でバンドは解散。
祥子に残ったのは多額の借金だけで返済が難しくなり愛帝が経営するこの労働施設送りにされ全額返済するまで働かされることとなってしまった。
<ビィーーーーーー!!>
「本日の作業終了!!」
「ふぅ‥‥…‥‥」
「作業終了!各班ごとに整列!さっさと並べ!A班B班行進!」
監視役の黒服にそう言われ整列し行進する祥子。
そして班ごとに分かれ自身の所属する班の場所で止まる。
「注目っー今日も作業ご苦労様でした。労働手帳に今日の分の判子を押しておきました、お返しします。それと、今日はお待ちかね給料日で~す!名前を呼ばれたら順番に取りに来てくださ~い!」
祥子が所属するE班の班長・大島良子(おおしまよしこ)が班員たちに手渡しで給料袋を渡していく。
「え~~~~次は‥‥‥あっ、みんな注目!祥子ちゃんは今日が初給料日です…!苦しい労働の末の初給料日…みんなも覚えがある通りこれは大変うれしい事です!拍手!」
<パチ…パチ…パチ…パチ…パチ…!>
部屋中に祥子に対しての拍手の音が鳴る。
その事に対し祥子は顔から火が出るような恥ずかしい気持ちになる。
「(何をしているのよ…!このわたくしをバカにしているの…!?ふざけないで………!)」
叫び声をあげたい祥子であったがここはグッと堪え続ける。
そして大島はニコニコと腹が立つ笑顔で祥子に給料袋を手渡した。
給料袋を手渡された祥子は再び自分のいた場所に戻ると、給料袋の中身を確認する。
祥子にとっては初となる、地下世界での給料。その額―――9万1千ペロカ。地下紙幣の表紙には、鉄仮面で素顔を覆い隠した老人の肖像が描かれていた。
ペロカとはこの地下世界だけで通用する貨幣単位のこと。その価値は日本円の10分の1以下だ。今月の祥子の給料を日本円で換算した場合、9万1千ペロカは9千100円ということになる。
一か月、筆舌に尽くしがたい重労働に耐え貰えたのが僅か9千100円。祥子の借金は億に行く額。貯金も無い祥子からして支払不可能の額。
一日働いて支払われる日当は、日本円で3500円。このうち2000円が、借金の返済にあてられ、更に1150円が食費や施設利用費などの名目で消える。手にするのは、3500円の10分の1・・・1日働いてたったの350円しか手に入らないのである。
「(こんなの馬鹿げてますわ…!けど………これに私の運命がかかっていますわ…!)」
祥子はペロカを手にしながら壁に貼ってある紙に目を向ける。
勤労奨励オプションと書かれている貼り紙には様々なサービスとその代価が載っていた。
その中で祥子が注目したのは一日外出券…一日だけだが、外に出る権利がもらえる特例措置である。
「(お金さえ出せばあれが手に入る。兎に角一日でも外にさえ行けば借金をどうにかできますわ!しかし…)」
問題は外出券と引き換えに支払う金額にあった。その額実に、50万ペロカ。
今の祥子には届かない金額であった。
「くっ…とてもじゃないですがあの金額は‥‥‥」
そうこう言っている間に部屋ではビールやポテチなどと言った地下世界にはない嗜好品の販売が行われ始めていた。
「ビールちょうだい!」
「はい、5000ペロカ!」
「私はコーラ!ああ!ポテトチップも!」
「はいはい!合計9000ペロカ!」
高額な嗜好品を買い漁り貯蓄もできない自堕落な他の班員たちの姿に祥子は秘かに蔑んだ。
「(バカですの!?欲に流れて夢も追えない…自堕落な連中ですわ!ビール350mmが5000ペロカ、500円ですわよ!?外の倍以上の値段ですわ…!あんな調子で使ったらあっという間にこんなはし金すぐに消し飛びますわよ!?なのにこの人達ときたら…救えねぇクズですわ!)」
そう思いながら祥子は何があってもこの地下世界を脱出することを胸に誓っていた。
「(私は違う…!貯める…!この一月9万のペロカを、6カ月貯めれば54万ペロカ。あの外出券に届く!となれば、誰が使うもんですか!誰が使ってなるもんですか!)」
だが、頑なになればなるほどその反動は大きかった。
「(でも良く考えてみたら・・・買える!買えますわ!入って一月はどうにもならなかったですが今の私ならコーラも紅茶もお菓子だって買えますわ!!)」
揺れ動く祥子の意志。そこへ悪魔の誘いの如く足音が聞こえてきた。
「ふふふ…わかるわよ、祥子ちゃん」
「は、班長・・・?」
声をかけて来たのは、E班の班長・大島だった。
「外出券でしょ?考えることは一緒ね」
「え?」
「私も最初そうだった。となりゃあ、こんなところで使っちゃいられないわよね?けど、ムリはいけないわ…ムリは続かない…自分を適度に許すことが長続きのコツよ」
そう言うと大島は一番サイズの小さいコーラ缶・135mmを祥子の前に置く。
「あの…これは?」
「私のおごりよ。祥子ちゃんの初給料のお祝いよ。お金はとらないわよ」
人の良さそうな笑みを浮かべながら、大島は去って行った。
彼女の行動に不信感を募らせる祥子だったがそれ以上に今目の前にあるのはこの1カ月口にしていなかった嗜好品…コーラ!これを目の前にして祥子の押さえつけられていたものが一気に解放されようとしていた。
「あ…ああ…!」
眼孔を大きく見開き、恐る恐る水滴の付着したコーラ缶を手にとる。
「(ふあああああ!ああああ…キンキンに冷えてやがりますわ…!あ、ありがたいですわ~~!)」
刹那、欲望を解き放つ!
蓋を開けると、昇流は極限まで冷えたビールを体の中に流し溶け込ませる!
「ゴクゴクゴク…(くう~~~~~~涙がでますわ~~~~~~///)」
ゴクゴクゴクと美味しそうにコーラを飲む祥子。
「(くっは!!犯罪的ですわ!美味しすぎますわ!!!労働のほてりと部屋の熱気で息苦しい体に1カ月ぶりの甘いジュース!!しみこんできやがりますわ!!体に!)」
そう思いつつ残り僅かとなったコーラを祥子は余すことなく自身の喉へと流し込んでいく。
「(と、溶けそうですわ~~~!!)」
そうしてあっという間にコーラを飲み終えた祥子は空となった缶の中を覗き込み僅かに出て来た水滴を癒しく手で舐める。
「(コーラ一本のためなら窃盗だって!!)」
ここまで来るともはや病的だった。
そんな中ふと隣に目を配ればフライドチキンを頬張りビールを飲む班員の姿が目に焼き付く。これを見てしまうと祥子の目に涙が浮かんだ。
「(あんなものでコーラが飲めたら…くそ~~~ですわ!!)」
フライドチキンが9000ペロカ、コーラが4000ペロカ二つも買えば計13000ペロカになる。
買おうと思えば買えなくもない。今、エリザベスが持っているのは91000ペリカ…買えば多額のペリカを失う事になってしまう。
「くっ…‥‥!」
真面目に6カ月の勤労で得られる収入は54万ペリカ。一日外出券を手に入れても、4万ペリカが純益として残る。
「(いいやダメですわ!1カ月でたったの4万ですのよ!使うのはよっぽどのとき、特別な日・・・耐えろ!耐えるんですわ!)」
優秀で堅実な彼女だがここでの過酷な生活で体も心もすでに限界…‥そんな状態で耐えれる筈も無く・・・
「(13000ペリカ……13000ペロカくらいなら大丈夫でしょう……それに、これは今まで地下で頑張ってきた自分への御褒美ですわ…)」
結局欲に負けてしまい物販ワゴンへと向かってしまう祥子。
「すみません、コーラを‥‥‥1本だけ…もらっても?」
「はい、どうぞ!冷えてるよ~。で、お菓子は?」
「え?」
「せっかく飲むんだでしょ?コーラだけじゃ味気ないって。食べようよ、お菓子でも何でもいいからさ」
販売員の言葉を聞き、祥子は9000ペロカもするフライドチキンと100ペロカのうんめぇ棒を見比べ悩んだ末にうんめぇ棒を選択。
「では…そこのうんめぇ棒を‥‥」
「ふふふ・・・ヘタね、祥子ちゃん」
すると班長・大島が横槍を入れてきた。
「ヘタっぴね。欲望の解法のさせ方がヘタ。祥子ちゃんが本当に欲しいのは…これ!」
大島はフライドチキンを手に取り祥子に見せる。
「これをチンしてほっかほかにしてさ、冷えたコーラでやりたい、でしょ?」
「…っ!」
「ふふふ。だけどそれは余りに値が張るからこっちのしょぼいうんめぇ棒で誤魔化そうって言うのね。祥子ちゃん、ダメなのよそれじゃ。せっかく冷えたコーラでスカーッとしようと言うのにそんなんじゃ却ってストレスが溜まる。食えなかったフライドチキンがちらついてさ…全然スッキリしない、心の毒は残ったままよ。贅沢って奴はさ~小出しじゃダメなのよ。やる時はキッチリとやった方がいい、それでこそ次の節制の励みになるってものよ。自分へのご褒美ね!」
「(言われてみれば…そうかもしれませんわね)」
言葉巧みに祥子を堕落させる方向へ誘導する大島。こんな言われ方をされれば祥子の考えも変わらないはずはなく。
「よ、よし!フライドチキンもひとついただきますわ!」
「はい、フライドチキンお買い上げ!一分お待ちください」
電子レンジでフライドチキンを温める販売員。祥子はここでさらに買い物を続ける。
「実はポテトチップスも…!」
「はい、ポテチもお買い上げ!となると、コーラ一本じゃ全然足りないよ~?」
「は、はい…///追加で買いますわ」
祥子は初給料のほとんどを無駄遣いしてしまい楽しい一人だけの宴を始めてしまった。
「ん~~~おいしいですわ~~~く~~~最高~~~!!」
フライドチキンを頬張りその油分をコーラで飲み流すという最高の組み合わせをして顔が幸せモードに入る祥子。
「(いつも貧しい食事ばっかりでしたけどフライドチキンやハンバーガーがが染みる…染みますわ!く~~~っで、コーラが~~~かぁ~~~!)」
食べては飲み食べては飲みの繰り返しをしていく祥子。もう無駄遣いのことなんて気にしてなどいなかった。
「(飲んだくれの糞親父の気持ち、今ならわかりますわ!これは最高に気持ちいいですわ!!)」
祥子、豪遊!!ジャンクフードとお菓子とコーラだけでここまで人は変わってしまうのだ。
そんな祥子の様子を遠くから見ている大島たちは鼻で笑っていた。
「マジでバカ丸出しですね」
「ふふふ・・・バカだからね。あんなもんよ、今の若い子なんて。食べ終わったら満足してこう考えるでしょう…『明日から頑張ろう。明日から節約だと』まぁ、その考え方がダメ。明日から頑張るんじゃない。今日、今日だけ頑張るんだ。今日を頑張った者‥‥今日を頑張り始めた者にのみ、明日が来るのよ~」
まんまと大島たちの罠に嵌められてしまった祥子。そして4万1000ペリカの散財!!果たして祥子はどうなってしまうのか!?
「………‥‥き」
「…………‥‥」
「……‥‥‥さき」
「‥‥‥‥えっ?」
「みんな来たよ」
祥子は幼なじみの睦の声でハッと我に返り周囲を見回すとそこにはムジカのメンバーたちがいた。
「さきちゃん大丈夫?」
「声かけても全然返事しなかったよ?」
「お疲れですか?」
「い、いえ、少し考え事をしていただけですわ。ご心配なく…‥‥」
祥子は昨夜見た夢の内容を話せるはずないと思い適当に誤魔化したのであった。
「では、始めましょうか」
「うん」
「はい」
「は~い」
「うん……」
始めるというのは月一で行われるミーティングのことでファミレスや喫茶店などの場所で集まりライブのこと練習メニューや楽曲作成などの話し合いをしているのだ。
「では次のライブのセトリはこれで決定‥‥でいいですわね?」
「うん、いいんじゃないかな?」
「私もそう思います」
「いいと思うよ~」
「私も…‥‥」
「ではセトリはこれで決まりですわね。では次は…‥‥‥」
次のライブのセトリも決め次の話に移ることにした。
「皆さん、以前に申し上げたユキ仮面さんの情報の方はどうなっていますか?」
「あーそれか~」
「サポートをしているバンドの方々に聞いてみたのですがそれらしい人の情報は見つかりませんでした」
「私も事務所の人やテレビ局の人とかに聞いてみたんだけど見つからなくて…‥‥」
「視聴者に聞いてみたけどそれっぽい人の情報はゼロだったよ~」
「‥‥‥‥そうですか」
収穫なしと知り落ち込む祥子。
「さー子~なんで彼にそんなに執着するの~?もしかしてうちのバンドに入れるの?」
「いえ、そうではなく…‥‥」
「あっ、もしかして一目惚れしたとか?」
「そ、そんなわけないでしょう!これ以上変な事言うとそのフライドチキンにレモン果汁ぶっかけますわよ!?」
「あっ、やめて!!私のフライドチキンにそんなもんかけないでよ!!」
「………‥‥」
祥子とにゃむのやり取りを見つめる睦。
「さき」
「ん、どうかしまして?」
「ユキ仮面の正体ってやっぱ…‥‥」
「睦、何度も言わせないでくださらない?彼が幸人さんなわけないでしょ?幸人さんは彼にひどい事をされてるのですよ?」
「えっ、なんでそんなことわかるの?」
「なにか証拠があるんですか?」
「いえ、私の勘ですわ」
「「「「(勘なんだ(ですか)……‥‥」」」」
最近の祥子はなんか様子が変だと思うメンバーたち。
「とにかく引き続き、彼についての情報集めお願いしますわ」
「わ、わかったよさきちゃん‥‥‥‥」
「では今回のミーティングはこれで終わりです。お疲れさまでした」
「あっ、待ってさきちゃん」
ミーティングを終え帰ろうとする祥子を引き止める初華。
「どうかしましたの?」
「この前事務所の人にプラネタリウムの無料券もらったんだけど、この後みんなで行かない?」
初華はカバンからプラネタリウムの無料券を五枚取り出し机の上に並べる。
「プラネタリウムですか」
「場所もここから近いじゃん」
「うん。みんなこのあと予定なかったら行かない?」
「今日はサポートの仕事もないので私は行けますね」
「今日はオフだから私もいいよ~」
「睦ちゃんは?」
「私も行く…‥‥」
「そっか、じゃあさきちゃんは?」
「私は結構ですわ」
付き合いが悪い祥子。そう言って店を出ようとするが
「どうしても…‥だめかな?」
「うっ!」
初華の上目遣い&お願いポーズでたぢろぐ祥子。
「…‥‥‥やっぱり、私も行きますわ」
「やった!じゃあこれ食べ終えたら行こう」
こうして五人全員でプラネタリウムに行くこととなった。
「はぁ~よかった~」
「星を見るのも久しぶりでした」
「きれいだった‥‥‥‥」
プラネタリウムを見終えて外に出る一同。
「そうだね。さきちゃんはどうだった?」
「えっ?ま、まぁ‥‥‥‥星々がきれいに見えてよかったですわ」
「そっか、みんなを誘ってよかった」
「ん?」
「どうしたのさきちゃん?」
「なにやらあそこにたくさんの人がいますわね。それに変わった格好をした方もいますし……」
「ああ~たしか今日はここでコスプレイベントがあるんだった」
「コスプレイベントですか」
「ねぇ、私たちも見に行ってみよう」
「いいね~賛成」
「私も少し見てみたいです」
「あっ、ちょ、みなさん!?」
コスイベを見に行ってしまった初華たちと残された祥子と睦。
「……さき」
「はぁ……私達も行きましょう」
「うん」
残りの二人もしぶしぶ向かうことにした。
「わぁ~いろんなコスプレした人がいるね」
「あっ、あれってあの人気ゲームのキャラじゃん!写真撮りに行こうっと!」
「まったくお二人とも……」
イベントにはしゃぐ初華とにゃむを見て呆れる祥子。
「まぁ、いいじゃないですか。こういうイベントなんて滅多に来ませんし」
「ですけど……」
「写真ありがとうございます!」
「どういたしまして」
「!?」
「さき?」
急に表情を変える祥子、そして急に走り出した。
「豊川さん!?」
「どうしたの?」
「豊川さんが急にあっちに走って行ってしまって……」
「私たちも行こう!」
祥子の後を追う初華たち。
「あっ、いた!」
祥子を見つけ足を止める一同。
「さきちゃん、どうしたの?急に走り出して……?」
「しっ!あそこにいる方を見なさい」
「?」
祥子の指刺す方を見る一同。そこにはカメラやスマホを持った数人の人たちがれ列を作り一人ずつに写真を撮られている一人のレイヤーがいた。
「あのレイヤーさんがどうかしたの?」
「あの方の声を聞いてみてください」
「??」
ますますわからなくなった一同。とりあえず耳を澄ませ声を聞いてみる。
「写真ありがとうございます!」
「どういたしまして!では次の方!」
「よろしくおねがいします!では撮りますね!」
「フン!」
ポーズを取るレイヤー。ムジカの面々はそんな彼の声を聞き何かを思い出そうとする。
「なんか聞いたことある個性的な声ですね」
「そうだね」
「ねぇ、さー子。あの人誰なの?」
「まだわからないんですの!?彼は私が探しているユキ仮面ですわよ!」
「「「「ええっ!?」」」」
祥子が探していたユキ仮面がこんなところで見つかるとは思わず驚く一同。
「衣装と髪の色があの時と違いますが声を聞いた瞬間にユキ仮面と判別できましたわ」
「声だけで判別できるとはすごいですね」
「なんという執念深さ」
「ここであったが百年目……皆さん、行きますわよ」
「ええっ!?私たちも!?」
「当然でしょ?彼は私の敵……それはつまりムジカの敵でもあるのですのよ」
「そんないい加減な……」
「とにかく彼に会いにいきますわよ」
そう言いながらライブでつける仮面をつけ祥子からオブリビオニスになる。
「その仮面いつも持ち歩いているの?」
「ええ、みなさんのもありますので早く付けてください」
「う、うん……」
何言っても多分聞いてくれないと感じた一同は仮面を付けることにした。
「さぁ、いざ出陣ですわよ」
「お、おー」
「………」
「ねぇ、今すぐここから逃げれない?」
「多分、無理でしょうね」
ムジカの面々はユキ仮面のもとへ向かっていく。
「ありがとうございました!」
「どうも!……ふぅ、これで最後だな」
ユキ仮面もとい幸人は写真撮影をひと段落終え休憩することにした。
「喉乾いたな。なんか飲み物買おうっと……」
「お待ちなさい!」
「んっ?」
幸人は振り返るとそこには変な仮面をつけた五人組の少女たちもといムジカの面々がいた。
「あんたたちは確かなんとかムジカの人たち」
「Ave Mujicaですわ!」
「ああ、そうだった。すまない。で、その君たちが何の用で?」
「用も何もあなたと勝負しに来たのですわ」
「勝負?なんで?」
「それはこの前のライブの時ですわ………………」
<ガシャン>
「よっと、んぐっ………」
幸人はオブリビオニスの話を聞かず自販機でスポドリを買いそれを飲んでいた。
「ちょっと!話聞いてますの!?」
「いや、話長いからちょっと休憩してただけだよ」
「まだ一言しか話してないですわよ!?」
「こっちは長時間撮影してたんだ。水分補給ぐらいさせてくれ」
「くっ…仕方ないですわね」
さすがに脱水症状で倒れられると困るので休憩させてあげることにした。
「ふぅ……待たせたな。では続きを話してくれ」
「わかりましたわ。あれはこの前のライブの時ですわ…あなたが歌った曲が私の知り合いの十八番の曲でしかも歌い方もその方とまったく同じだったのですわ」
「ほう、そうか。それで?」
「とぼけないでくださる?あなたがその方を脅迫して歌い方を知り私たちのライブで歌ったのが許せないのですわ!」
「……はっ?」
「私の大切な友人を傷つけ私たちのステージを汚したあなたを許せませんわ!だからあなたに決闘を申し込みますわ!」
「………」
幸人はなにがなんだかさっぱりわからない&こいつ頭大丈夫か?という顔をしている。
「う~ん、どうしよう……?」
「ユキ仮面さん、素直に受けたほうがいいですよ?」
「オブリビオニスはしつこいから断っても勝負してくれるまでついてくると思うよ~?」
「そうか……いいだろう、その決闘受けよう」
「決まりですわね」
仕方なく決闘を受けることにした幸人。
「では、いきますわよ」
「ああ、いざ尋常に」
「「デュエル!!」」
こうしてユキ仮面(幸人)VSオブリビオニス(祥子)の
「んっ?」
「なんだなんだ?」
通行人たちが人だかりを見てはそこに向かう。
「何だい、今からなにか始まるのかい?」
「通行人はさがったほうがいいぜ」
「今からここで決闘が始まるんだよ」
「俺の先行!五色ボールペンを発動!!」
「ならば私はプラスチックフォークを使いますわ!」
「なに!カウンターだと!?ならこのなめこは使えない!!」
ユキ仮面は五色ボールペンを発動するがオブリビオニスのプラスチックフォークのカウンターを受けなめこが使えなくなってしまった。
「そしてこのロイヤルミルクティーで私のコンボが完成しますわ!」
「しまった!一撃必殺コンボか!!!!仕方ない!俺はここでトランクスパンツを発動するぜ!」
「バカな!二枚も!?貴方、正気ですの!?」
「シャア・アズナブル!!」
「くっ!」
オブリビオニスはロイヤルミルクティーの一撃必殺コンボを仕掛けるがユキ仮面はトランクスパンツ二枚発動しぶつかり合う。
「私の四目半負けですわね……」
「ビン底メガネだったら俺がヤバかった」
「デメリット効果で私はミルクティーをかぶりますわ。次は貴方がステージを決める番ですわよ。早くデッキを切りなさい」
オブリビオニスはデメリット効果でミルクティーを頭からかぶり、ユキ仮面にヴァイスシュヴァルツのデッキを投げ渡す。
「ヴァイスのカードは使わん。ルールがわからんからな」
「馬鹿な!自殺行為でしてよ!?」
「伊達メガネを使うから問題ない」
「なるほど、HPの回復にあてるというわけですのね。ならば私はグランドコートをいただきますわ」
「くっ、卑怯な!」
ヴァイスシュヴァルツカードを使わず自殺行為をすると思えたが伊達メガネを使うことにHPの回復にあてるユキ仮面、そこにオブリビオニスはグランドコートをもらう。
「……‥‥」
「‥‥‥‥」
「…‥‥‥」
「……‥‥」
「「「「(ぜんぜんわからない))))」」」」
二人の意味不明な行為に理解ができない他のメンバー。
「あの仮面の男がトランクスを使ってなかったら見ている俺たちは今頃あの世行きだったぜ」
「そうだったんですか!?」
「てか、誰!?」
近くにいたアメリカ国旗のバンダナを頭に巻きサングラスをかけたどこぞのバンデット・キースみたいな男の解説を聞きそんなツッコミをする一同。
「お前らもこいつをつけろ!次は死ぬぞ!」
「これって……‥‥」
男に渡されたのはなぜかパーティ用の鼻メガネだった。
「これ、本当に付けるの?」
「ど、どうしよう?」
「周りの方々もつけていますね」
周囲にいる野次馬たちもみんな鼻メガネをつけていて異様な光景だった。
「モーティス、あんたは‥‥‥‥ええっ!?」
「付けてるね…‥‥」
モーティスだけなぜか鼻メガネをつけていた。
「もう何が何だかわからなくなってきた…‥‥」
「右に同じく」
「‥‥‥‥(全然わからないけどこれもプライドをかけた勝負の一つ‥‥‥必ずルールが存在するはず、考えろ‥‥‥‥考えろ‥‥‥‥)」
ルールを理解しようとするドロリス。しかし……‥‥
「ウノ!!」
「ポン!!」
炊飯器の中にミッシェルのぬいぐるみを入れ謎の掛け声を出す二人。
「ちっ、今度は引き分けか」
「そうみたいですわね」
「(ああああああ!!全然分かんないよーーーーー!!さきちゃん!!教えてーーーーー!!)」
結局ルールがわからず混乱する内なるドロリス。大丈夫、他のみんなもわかってないから。
「三回戦スタートだ!!」
ものすごい勢いで三回戦が始まりバトルはさらに加速していった。
「では私の先行!!フィールドにいる二体のレベル8モンスターでエクシーズ召喚!!現れなさい!現れろ、No.15!ギミック・パペット-ジャイアントキラー!」
オブリビオニスはフィールドにいる二体のモンスターを素材とし巨人型の人形モンスター『No.15 ギミック・パペット-ジャイアントキラー』をエクシーズ召喚した。
「これで終わりですわ!!」
「あぶなーい!!!」
ユキ仮面が運転するトラックに轢かれるオブリビオニスとジャイアント・キラー。
「大丈夫かぁ?でも急に飛び出してきちゃあ危ないよぉ?」
「10-0であなたが悪いですわ…‥‥‥」
ジャイアントキラーは粉々になりオブリビオニスは頭から血を流し倒れながらユキ仮面に文句を言う。
「だってあなた飲んでますわね?」
「ドキッ‥‥‥‥」
いつの間にか警察官の服に着替えたオブリビオニスと他メンバー
「なんで私たちまで…‥‥‥」
「はいアルコール測定しますわね。この袋にはーってしてくださいな」
「はいはい‥‥…‥‥はーっ」
言われた通り袋に息を入れるユキ仮面。すると‥‥…‥‥
「中のめだかが死んだら検挙だから」
「おい既に瀕死じゃないか!!」
袋の中にいためだかが既に瀕死状態で検挙もクソもなかった。
「緊急カート!!持ってきて!!」
「めだかさん聞こえますかー?病院ですわよー」
瀕死のめだかを救おうと手術室に搬送するユキ仮面ドクターたち。
「意識レベルFFX-Ⅱ!!」
「除細動!!君に決めましたわ!!離れて!!」
「やなかんじ!!?」
感電するユキ仮面ドクター。そしてめだかは……‥‥
<ピーーーーーーーー>
「間に合わなかった・・・・・・・・・・・・」
「現代医療の限界ッ!!」
必死の処置も虚しくめだかは死んでしまい悔しがるユキ仮面ドクター。
「めっちゃ凹んだから俺のことが好きでたまらないナースを大勢集めてきてくれ」
「嫌ですわ」
「凹んでるって言ってんだろ!!」
「嫌ですわ~」
「なんだぁてめぇ!!それが凹んでる人間に対する態度かぁ!?あぁあん!?」
「元気じゃないですの」
ユキ仮面ドクターとオブリビオニスナースはわちゃわちゃと揉める。
「よし分かった。ここはフェアにジャンケンで決めよう」
「いいですわよ。私が買ったらチェ〇シー生産再開してくださいな」
お互いの望むものを賭けて野球拳する二人。
「(これは本人のイメージの具現化と強制どころじゃない!!わたくしのイメージすら取り込み反応させる!!言うなれば魂の共鳴!!)」
そんな考えをしていると場面は変わって野外のクイズ大会の会場となった。
「クイズ番組でわざと間違えるような寒いマネはしないぜ」
「同感ですわ。私も嫌いなんですの。バカのフリしたバカは」
「問題!スロバキアの首都は…‥‥‥」
<ピンポーン!>
「ブラチスラバですわ!!」
「でぇすぅがっ!ブラチスラバですが、スロベニアの首都はどこでしょう?」
「えっ!?引っ掛けですの!?」
引っ掛け問題にまんまと引っ掛かるオブリビオニス。
「バカが!!お約束だろう!!」
<ピンポーン!>
「普通にわからん!!」
「ユキ仮面さん不正解!!」
わからないのに回答するおバカのユキ仮面。
「わからないのに答えるなんてとんだおバカさんですわね」
「なにを!?もういっぺん言ってみろ!!」
「馬鹿と言ったのですわ!そしてあなたのお母さん[ピィーーーーー]!!」
「何が悪ぃんだよ!![ピィーーーーー]」
「酷い逆恨みです!!」
悪口を言いながら次のパネルクイズに移動する二人。
「第二問、パンダのしっぽの色は白色である?〇か×か?」
「楽勝!!」
そう言って全力ダッシュでパネルに向かって行くユキ仮面。
「おーっと!?答えが分かっても楽勝とか言わない方がいい問題だということは分からないようです!!」
「誰かー!!」
「!!」
叫びに声に反応し声のした方を見ると猫が車道に出て車に轢かれそうになる場面に遭遇したユキ仮面。
「間に合えーーーーーー!!」
猫を助けようとするユキ仮面。だが‥‥‥‥
「私ですわよ!!」
猫ではなく猫の顔をしたオブリビオニスだった。
「あ、それ」
「ごふっ!!」
オブリビオニスに蹴られて車に轢かれる幸人。そして場面はなぜか海に変わった。
「!!にゃんこが溺れていますわ!!」
なぜか猫の顔をした幸人が海で溺れている。
「待っててください!今助けに行きますわ!!」
「お返し!!」
「あがっ!!」
サーフィンで助けに行こうとするがユキ仮面が運転する水上バイクにぶつかるオブリビオニス。
「やりましたわね!それ!!」
「うおっ!?」
海で水をかけあう二人。
「(あぁ、楽しいですわ………いつぶりなんですのこんなに心躍るのは……)」
「(やってよかったですわ、この決闘……‥‥)」
笑顔で水浸しになるオブリビオニス。だが
「ぼがががががががが!!」
さっきまで仲良く水の掛け合いしていたのになぜかユキ仮面の顔を海につけさせるオブリビオニス。
「!!おい待て、この海ちょっと飲んでみろよ!!」
「!!これは・・・・・・・・・・・」
「「スプ〇イトだー!!」」
海水がスプ〇イトで喜ぶ二人。しかしオブリビオニスだけは同時に不安を抱いていた。
「(このままでは私は負けますわ…………彼にとっては
最終奥義でユキ仮面を倒そうとするオブリビオニス。
すると急に場面が変わりどこかのライブ会場の舞台袖。
「え?」
急な出来事にハテナマークを浮かべるオブリビオニス。
「おい、祥子」
「なっ!?」
後ろから声をかけられ振り返るとそこにはかつて自分が結成し終わらせたバンド『CRYCHIC』のメンバーと友人である幸人がいた。
「ど、どうしてみなさんが…‥‥?幸人さんが‥‥‥‥?」
「どうしてって‥‥‥‥」
「私たちバンド組んだんでしょ?」
「は、はぁ!?」
急にわけが分からなくなり困惑するオブリビオニス…‥‥‥祥子。
「さきちゃん大丈夫?」
「どこか調子悪いの?」
「い、いえ、とくにどこか悪いというのではなく…‥‥‥」
「緊張してんのか?」
「幸人さん!?」
ギターを持った幸人が祥子の隣に立ち祥子の肩を優しく叩く。
「そう力入れんなよ。気楽に行こうぜ」
「えっ、あっ、は、はい…‥‥‥」
「よし、じゃあ行こうぜみんな」
「う、うん、ゆーくん」
「うん」
「勝手に仕切んないでよ」
「行こう、さき…‥‥‥」
「あっ、え、ええっ…‥‥‥」
ステージに向かうCRYCHICメンバー。
「こ、これは‥‥‥‥」
ステージから見る観客席には大勢のファンが集まっていてサイリウムやうちわを持っていてメンバーが出てきた同時に歓声が沸き上がった。
「す、すごい…‥‥‥!」
「お客さんいっぱいだ……‥‥」
「みんな、持ち場着いて」
「う、うん」
各自ポジションに向かう。祥子だけは動かず観客席を見つめている。
「すごいな。。これ全員俺たちのファンなんだな」
「そうみたいですわね…‥‥‥」
「祥子、もう十分温まったか?」
「ええ、いきますわよ」
「おう!」
幸人と祥子もそれぞれのポジションに立ち演奏の準備を始める。
それぞれの準備が完了したのを確認し燈はマイクを持ち喋り始めた。
「それでは聞いてください、『春日影』」
曲名を言うとギター、ベース、ドラム、キーボードの音色とボーカルの燈の声が会場に響き渡った。
「(ああ…‥‥最高ですわ…‥‥)」
燈、そよ、立希ともう一度バンドを組めて幸人と一緒に演奏できることに最高の喜びを得た祥子。
「(こんな時間がいつまでも続いてほしいですわ……‥‥‥)」
そう思い演奏を続けていく祥子であった…………‥‥
「……‥‥…‥‥‥‥‥」
「おい、オブリビオニス?」
項垂れているオブリビオニスに声をかけるユキ仮面。
「負けましたわ……‥‥‥」
「えっ?」
「今回はあなたの勝ちにしてあげますわ。でも次は私が勝ちます。それではごきげんよう」
「あっ、おい、待て」
オブリビオニスはそう告げどこへ行ってしまった。
「彼女は一体…‥‥‥」
寂しそうなオブリビオニスの背中を見つめるユキ仮面。
「アモーリス」
「なに?」
「いつからムジカはお笑い仮面集団になったんですか?」
「知らな~い」
「今日はもう帰ろうか」
「うん……‥」
リーダーに置いて行かれたので解散することにしたムジカの面々であった。
「いけいけいけいけ!!」
「上がれ!上がれ!」
河川敷にあるサッカーグラウンド。俺はそこで小学生たちに混じりサッカーの試合をしていた。
「幸人兄ちゃん!お願い!!」
「承知つかまつった!」
チームメイトからボールをパスしてもらいそれを受け取り相手チームのゴールに切り込んでいく。
「止めろー!!」
「!!」
俺の前にDFたちが立ち塞がる。だがそんなもんで俺を止めれるかよ!!
「ふっ、ふっ、ふっ!」
「んなぁ!?」
「超速シザース!?」
素早い足の動きで相手を翻弄し突破していきゴールに突き進む。
「く、来る!」
「いくぞ!俺の
俺は思いっきり力をこめたシュートを放ちボールはまっすぐにゴールへと突き刺さった。
「うおおおおおおお!!」
「よっしゃああああああ!!」
点が入り同点だった得点が俺がシュートを決めたことで一点追加されたことにより俺のチームが勝ち越した。
「このまま行くぞ!!」
「おおーーーーーっ!」
俺たちのチームの勢いは増していきその後も追加点を入れ俺たちのチームは勝利した。
「お疲れー!」
「いい試合だったぜ!」
試合が終わりお互いのチームで握手し合う。
勝っても負けても楽しめればそれでOK!それがスポーツっしょー!
「ふぅ~疲れた疲れた」
「おーい、幸人兄ちゃん」
「んっ、どうした?」
「さっきから幸人兄ちゃんのこと見ているお姉ちゃんを連れてきたんだけど」
「俺のことを?」
どちらさんかな?
「この人だよ」
「あっ、お前…‥‥‥」
俺のこと見ていた人物、それは祥子だった。
「ごきげんよう、幸人さん」
「おう」
「ちょっとよろしいでしょうか?」
「ああ、いいぞ」
「あーっ!幸人兄ちゃんが知らないお姉ちゃんとなにかしようとしている!!」
「燈姉ちゃんにチクってやろう!!」
「だぁぁぁぁ!!うるさいぞ!お前らは練習しておけ!!」
周囲に群がる小学生の小僧共を追っ払い近くにあるベンチに座る俺と祥子。
「わりぃな、騒がしくて」
「いえ、大丈夫です」
「それで、どうしたんだ今日は?」
「え、えっと…‥‥‥幸人さんが元気にしているかどうか見に来たのですわ」
「えっ?まぁ、元気だけど‥‥…‥‥」
「それならよかったですわ…‥‥‥(どうやら何もされてないみたいですわね)」
「?」
どうしたんだ祥子のやつ?なんか様子が変だぞ?
「最近はどうですの?何かありましたか?」
「最近?うーん……‥あっ、この前変なのに絡まれたかな?」
「絡まれた?」
「ああ。激しい戦いだったよ‥‥…‥‥」
オブリビオニスっていうやつがいきなり決闘を申し込んできてかなり白熱した勝負だったよ。
「まぁ、なんとか勝てたけどね」
「そうなんですの…‥‥‥(ユキ仮面と戦ったのですわね)」
「祥子の方はどうなんだよ?」
「私ですか?私は……‥‥‥倒すべき敵、ライバルができましたの」
「倒すべき敵?ライバル?」
「ええ、数日前に勝負を挑んだのですが負けてしまいましたわ。でも次こそは必ず勝ってみせますわ」
「そうか、頑張れよ。そいつ倒せれるといいな(ストリートファイター6とかのオンライン格ゲーの相手かな?)」
「ありがとうございます幸人さん」
「俺もまたあいつと戦いたくなったなー」
「あいつとは幸人さんに絡んできたという変な方ですか?」
「ああ、強かったしいつでも勝負受けてやるよ」
「そうですの…‥‥‥(幸人さんはユキ仮面より強いということは脅されてる可能性はない……‥‥一体どういうことですの?)」
「今度は俺の得意なジャンル以外のことで勝負したいなー」
「(得意なジャンル以外?では数日前に戦った時は幸人さんの得意ジャンルで勝負してあげてわざと勝たせたというハンデ有りの勝負をさせたということですの!?なんという舐めプをしたのですの彼は!)彼の力は底知れないですわね…‥‥‥」
「んっ、なんか言った?」
「い、いえ、それでは私はこれで」
祥子はそそくさと足早で行ってしまった。なんだったんだあいつ?
「(ユキ仮面、想像以上の方ですわね…‥‥‥けど私は負けませんわ!!次の勝負に備えて特訓ですわよ!まずはトランプでショットガンシャッフルの練習ですわよ!!)」
「(今日の晩ご飯なにかな~唐揚げとか食べたいな~)」
それぞれの思いが交錯し物語は進んでいくのであった。
今までで一番長い&カオスな回でした。
アニメやゲーム本編ではドシリアスな祥子ちゃんやムジカメンバーですけどこの作品だとこんな感じになっています(笑)だってアニメPVがあまりにもホラーでシリアスなんだもん!!怖い!!みんな笑おうよ!!ワーッハハハハハハ!!
アニメ本編では家も運命を共にしようとしたバンドも失ってしまった祥子ちゃんですがこの作品では幸人という大切な友人やユキ仮面という倒すべきライバル(同一人物だけど)がいるのでまだ全て失ったわけじゃないです(けどシリアスムーブですけど)。
来年のアニメが楽しみ過ぎるよ!早く見せてーーーーー!!
あと祥子ちゃん救済&CRYCHIC解散しないルートの番外編とか書きたいなーなんて思ってます。