初詣回にしようか考えてたんですけど燈ちゃんは人多いところ苦手そうなので保留にしました(来年かけたらいいな)。
「うう~寒いな~」
「うん…‥‥‥」
俺と燈は一緒に歩いている。
俺はバイトで燈は練習でRinGにいて終わったのがちょうどいいタイミングだったので一緒に帰ることにしたのだ。
「なんか温かい物食べたいな‥‥‥‥そうだ、ぜんざい食べに行くか」
「うん……‥いいね」
少し歩いたところに和風喫茶があってそこのぜんざいが美味しいって評判だからそこに行くとしよう!
「お餅のもちっとした食感と小豆と温かい甘い汁が美味いんだよな~」
「あっ…‥‥‥ゆーくん、あれ見て…‥‥」
「んっ?」
燈の指差す方を見るとそこに毛が真っ白で耳と足先だけ赤いキツネが一匹いた。
「あれはキツネ‥‥‥‥?」
「白いキツネ‥‥‥‥?」
白いキツネなんて見たことないぞ?アルビノ種か?
「コン!」
「あっ、鳴いた‥‥‥‥」
キツネってコンなんて鳴くのか?知らんけど‥‥‥
「コンコン!」
キツネは何か訴えているかのように見える。
「ゆーくん、あのキツネ何か言っているみたいに見えるよ…‥‥?」
「ああ、俺もそう思う‥‥‥‥」
「コン!」
キツネはついてこいと言っているかのように近くの雑木林に入って行った。
俺たちのいるところは都内じゃ珍しい緑の多いスポットなのでこういうところもあるのだ。
「とりあえずついて行ってみるか」
「うん…‥‥‥‥」
俺と燈はキツネの後を追いかけ雑木林の中に入って行く。
「コン!コン!」
「あのキツネ早いな~」
「ま、待ってゆーくん」
キツネの後を追いかけて少しするとキツネは歩くのやめて止まった。
「コン!」
「これは……‥‥‥」
俺が見たのは枯れ葉まみれでコケも生えてボロボロになった祠のようなものだった。
「祠じゃねぇか‥‥…‥‥」
「結構古いね…‥‥‥」
「コン!コン!」
「もしかしてこれをきれいにしろと?」
「コン!」
キツネはそうだと言っているように鳴く。
「ええ~寒いし今からぜんざい食べに行こうとしてるんだけどな~」
「コーン…‥‥‥」
「うっ‥‥‥…」
そういう顔されると断りづらいな‥‥…‥‥
「ゆーくん、掃除してあげようよ?私も一緒にやるから‥‥‥‥」
「うーん…‥‥‥わかったよ」
「コン!」
燈もやると言っているのでとりあえず祠のお掃除をすることにした。
「じゃあ、俺近くの100均で掃除道具とか買ってくるよ。燈は落ち葉とか集めといて」
「うん、わかった」
俺は近くにあるみんな大好き100円ショップでタワシとバケツと雑巾と箒とちり取りとゴミ袋を購入、スーパーでお供え用の花とお寿司屋さんでいなり寿司も買い祠のあるところへ戻った。
「あっ、ゆーくん。落ち葉集めておいたよ…‥‥」
「コン!」
燈とキツネが落ち葉を集めておいてくれたようだ。
「よし、じゃあ燈は箒とちり取りで落ち葉を掃いてゴミ袋に入れてくれ。俺はコケ採るから」
「うん、任せて‥‥‥‥!」
落ち葉掃除は燈に任せて俺は祠に付いているコケ採り作業をする。
「よいしょ、よいしょ」
水が入ったバケツにタワシをつけて濡らし祠についているコケを採っていく。
わぁ~ボロボロ採れていく~
「うんしょっと‥‥‥‥ふぅ~こんなもんかな?」
祠に付いていたコケがほとんど無くなりきれいになった。
「ゆーくん、落ち葉掃除も終わったよ?」
「よし、じゃあ次は花とお供え物をお供えしよう」
花瓶に水を少量入れて花を入れて祠の石檀部分にお寿司屋さんで買ったいなり寿司が入った包みを置く。
「これでよし」
「きれいになったね…‥‥‥」
「そうだな」
なんということでしょう、さっきまで汚ったなかった祠があっという間にきれいな祠になりました(ビフォー〇フター風)。
「お参りするか」
なんの神様が祀ってるのかわからないけどなんかご利益あるかもしれない。
「えっと‥‥‥どうやはるんだっけ‥‥‥?」
「二拝二拍手一拝だ」
俺と燈は二回拝み二回手をパンパン叩き一回拝んだ。
「‥‥…‥‥」
「……‥‥‥」
「‥‥…‥‥よし、お参り完了っと」
初詣で参拝したけど念のためもう一回お願いしたぜ。
「燈、どんなお願いしたんだ?」
「え、えっと‥‥‥‥秘密」
「そうか」
俺の予想だと「今年もみんなとバンドできますように」かな?
燈らしいお願いだろうな~
「おお~きれいになってんじゃん」
「「?」」
後ろの方から声が聞こえ振り返るとそこには白髪の長身の謎のイケメンの男の人がいて隣にあのキツネもいる。
「あなたは‥‥‥‥?」
「俺か?俺はこの祠を管理してる者‥‥‥かな?」
男の人はこの祠の管理者らしい。もっと年配の方かと思ったけど若いな。
「そのキツネは…‥‥‥?」
「こいつは俺のペット。コンちゃんだ」
「コン!」
キツネ、コンちゃんはどうやらこの人の飼い犬ならぬ飼いキツネだった。
「お前らはコンちゃんに導かれてここに来たのか?」
「ええ、その子にここまで連れてこられて祠の掃除してました」
「そうか……‥‥まぁ、綺麗にしてくれてありがとうな。お礼にこれやるよ」
男の人はポケットから何かを取り出し俺と燈に渡した。
「これは‥‥‥‥?」
男の人が渡したのは男の人の横顔が描かれた古い金貨だった。
「お守りみたいなもんだ。持っていればいいことがあるかもしれないぞ?」
「お守り…‥‥‥」
「へぇ~」
二本っぽくないけど縁起良さそうだしまぁいいでしょう。
「よし、掃除も終わったしお前らはぜんざいでも食ってこい」
「あっ、そうだ。燈、ぜんざい食いに行こう!」
「あっ、う、うん…‥‥‥」
「それじゃあ!お守りありがとうございました!」
「あ、ありがとうございました‥‥‥‥!」
「おう、じゃあな」
俺は男の人と別れ燈と一緒にぜんざいを食べに行くことにした。
「(あれ?なんであの人、俺たちがぜんざい食べに行くこと知ってたんだ?)」
まぁ、別にいいか。待ってろよぜんざいちゃん!!
「はむ…‥‥うん、美味いな」
男は供え物のいなり寿司を食べている。
「あいつら、あんな仲いいのに付き合ってないとかピュア過ぎるだろ」
「コン!」
「あっ、コンちゃんもそう思う?」
「コン!」
「まぁ、時間はまだ全然あるんだしゆっくり関係築けたらいいよ」
男はそう言うと体が徐々に透けていきこんちゃんも同じようになっていく。
「幸せになれよ、藤田幸人」
男はそう言い残すとコンちゃんと共に消えてどこかへ行ってしまった。
今日成人の日か~
MyGOとムジカメンバーが成人してお酒飲み始めたら強
燈→普通
愛音→強い
立希→普通
そよ→弱い
楽奈→普通
初華→普通
睦→普通
にゃむ→強い
海鈴→強い
祥子→弱い
だと個人的に思います。