まいごびより!   作:ムツヒロ

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アニメがすごいことに…‥‥‥
こちらもすごい展開になります。


幸人とMyGO!!!!!と不思議な球(その4)

「もしもし!燈、球が見つかったぞ!!」

 

 

『えっ、本当…‥‥!?』

 

 

俺は今睦に教えてもらった住所にあるビルに向かいながら燈に球が見つかったことを電話で伝えている。

 

 

「祥子が持っていたみたいでよ…‥‥‥俺、今から祥子がいるビルに行くから!」

 

 

『ゆーくん!?私も行くから場所を教えて‥‥‥‥!』

 

 

「えっと、ビルの住所は…‥‥‥」

 

 

ビルのある住所を燈に教える。

 

 

「じゃあ、俺は先に向かうからな!」

 

 

『う、うん…‥‥!私もすぐ行くから!』

 

 

通話を終え俺はさらに走る速度を上げる。

待ってろよ!祥子!睦!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「はぁ…‥‥はぁ…‥‥ここか…‥‥」

 

 

目的地のビルに着いた。ここに祥子と睦がいるんだな。

 

 

「中に入ろう」

 

 

ビルの中に入ってみると電気は付いているが人が誰もいなかった。

 

 

「どうなってんだ‥‥‥‥?」

 

 

疑問が浮かぶがいまそんなことよりも球と祥子だ!

 

 

「睦の言ってた場所は‥‥‥‥ここか!」

 

 

睦に教えてもらった階に向かう。

エレベーターより階段で行った方が早いぜ!!

 

 

「うおおおおおおおお!!」

 

 

急げ急げ!!早く早く!!

 

 

「はぁはぁ‥‥‥‥ここだな」

 

 

この階も誰もいない。本当にどうなってんだこのビルは?

 

 

「祥子ーーー!!睦ーーー!!どこだーーーー!!」

 

 

祥子と睦を探し回る。すると

 

 

「あっ!」

 

 

倒れている睦を見つけた。

 

 

「おい睦!しっかりしろ!」

 

 

「う、ううん…‥‥‥‥」

 

 

よかった。眠ってるだけか。

 

 

「一体どうして……‥‥」

 

 

「私がやりましたのよ」

 

 

「!?」

 

 

その声は…‥‥‥!

 

 

「祥子!!」

 

 

「ごきげんよう、幸人さん」

 

 

祥子があの球を持って立っていた。

睦の言っていたとおりだったか。

 

 

「祥子、その球‥‥‥‥‥」

 

 

「ああ、これですの?これはどんな望みも叶えてくれる魔法の球ですわ」

 

 

「ああ、知ってるよ。元々、燈が拾った物だからよ」

 

 

「まぁ、そうでしたの。けど、今の持ち主は私ですわよ?」

 

 

球を返してもらおうとしたけどダメだった。

 

 

「それにこの球は私のような者を求めていたようですわ」

 

 

「どういうことだよ?」

 

 

「この球はどうやら心に闇を抱えた者には特に反応するみたいですわ。だから私の元に来たみたいですわ」

 

 

「なっ…‥‥‥」

 

 

だからあの時どこかへいって祥子のところへ行ったのか‥‥‥というか祥子が闇を抱えているってどういうことだ?

 

 

「なんでそんなこと知ってんだよ?」

 

 

「この球自身がそう言っているのですわ。ほら、今も言っていますわ。『この世界を滅ぼせ』って‥‥…‥‥」

 

 

球自身が…‥‥?それにこの世界を滅ぼせって‥‥…‥‥

 

 

「この球は鏡みたいに人の心を映してるみたいですの。この球の声は恐らく私自身の声なんですわ」

 

 

「は、はぁ?」

 

 

 

祥子のやつ、本当にどうしちまったんだよ?

 

 

「祥子、お前どうしたんだよ?世界を壊すだのなんだの言って‥‥‥‥」

 

 

「‥‥…‥‥幸人さんは今幸せですの?」

 

 

「はぁ?」

 

 

いきなりなんだ?

 

 

「私は今はちっとも幸せじゃありませんわ‥‥‥‥母は死に父親は詐欺にあい家を追い出せれ酒に溺れ生活費などは私がバイトして稼いでましたわ。バンドを…‥‥‥Ave Mujica結成して上手くいったと思ったのにまた壊れそうになって‥‥‥‥もう、私は限界なんですわ…‥‥‥だから全部壊れればいいと思ったんですの。この世界の全て何もかも‥‥…‥‥!」

 

 

 

「祥子……‥‥」

 

 

あいつにそんなことが‥‥‥‥それにAve Mujicaのメンバーだったのか‥‥‥‥

 

 

「けど、私にとって大切な人だけは助けてあげますわ。睦、それと幸人さん」

 

 

「俺も?」

 

 

「ええ、幸人さんは私にとって大切な友人なんですもの。世界を滅ぼした後も私たちはずっといましょう?」

 

 

 

「‥‥…‥‥」

 

 

 

「あとは初華も連れて行けば‥‥…‥‥」

 

 

「悪いが断る」

 

 

「えっ‥‥‥?」

 

 

「お前の事情はよくわかった。けど、そんな理由で世界や人の幸せを壊すのは間違ってる」

 

 

「………‥‥‥」

 

 

「祥子、そんなことはやめろ。そしてその球を返してくれ」

 

 

祥子の計画を止め球を返してもらおうとする。だが

 

 

「………‥‥‥幸人さんなら分かってるくれると思っていましたのに‥‥‥‥」

 

 

「えっ?」

 

 

「幸人さん、あなたみたいな物分かりの悪いキモオタ思考のバカはもう私には必要のない方ですわ」

 

 

「なっ‥‥‥‥!?」

 

 

くそっ、ダメか!あと地味に傷つくぞ!?

 

 

「……‥‥ううん…‥‥あれ、幸人?」

 

 

「睦!」

 

 

そんなことしていると睦が目を覚ました。

 

 

「大丈夫か!?」

 

 

「う、うん……‥あっ、祥‥‥‥‥!」

 

 

「睦、目を覚ましたのですわね。さぁ、こちらに来なさい」

 

 

「どういうこと‥‥‥‥?」

 

 

「幸人さんは私の素晴らしい計画の邪魔をする愚か者なんですの。だから早くこっちに来なさい」

 

 

「計画って…‥‥‥?」

 

 

「祥子はあの球の力を使ってこの世界を壊すつもりなんだ」

 

 

「えっ……‥‥?」

 

 

「今のあいつは正気じゃない。なんとか説得して止めないと」

 

 

「そんなの無意味ですわ。睦、早くこっちに来なさい」

 

 

「‥‥……‥‥」

 

 

睦は何かを考え黙り込んでいる。

 

 

「睦?」

 

 

「‥‥…‥‥行かない」

 

 

「どうしてですの?」

 

 

「今の祥はおかしい‥‥…‥‥それに間違っている…‥‥‥」

 

 

睦はポツポツと祥子にそういう返した。

 

 

「睦、あなたまで…‥‥‥!」

 

 

「祥子、目を覚ませ!世界を滅ぼすなんてやめろ!」

 

 

「祥、もうやめて‥‥‥‥!」

 

 

「‥‥……‥‥」

 

 

「祥子?」

 

 

「祥…‥‥?」

 

 

 

「…‥‥‥黙ってなさい、クズども」

 

 

「「!?」」

 

 

「あなたたちはもう必要ありませんわ…‥‥‥全部‥‥‥‥全部、壊してあげますわ!!」

 

 

「うわっ!!」

 

 

「きゃっ‥‥‥‥!」

 

 

祥子の叫びと共に球が輝きを放ち出し光が祥子の体を包み込んだ。

 

 

「祥子!?」

 

 

そして祥子の姿がなくなり球だけが転がっていた。

 

 

「どこにいったんだ!?」

 

 

「‥‥…‥‥あっ、幸人…‥‥!あれ…‥‥‥!」

 

 

「どうした‥‥…‥‥!!」

 

 

 

睦が窓の外を指差してそっちの方を見るとそこには巨大な繭のようなものが出現していた。

 

 

「な、何あれ‥‥‥‥?」

 

 

「繭、なのか‥‥‥‥?」

 

 

いつの間にあんなでかいものが?

 

 

「とりあえず外に出よう!」

 

 

「う、うん……‥!」

 

 

俺と睦は外に出て繭の近づいてみた。

 

 

「でけぇ……‥‥」

 

 

「‥‥…‥‥ねぇ、幸人」

 

 

「どうした?」

 

 

「あの繭の中に祥がいるんじゃないかな‥‥‥‥?」

 

 

「えっ?」

 

 

あのばかでかい繭の中に祥子が?

 

 

「まさか……‥‥」

 

 

<ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!>

 

 

 

「うわっ!」

 

 

「きゃっ!」

 

 

な、なんだ!?地震か!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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さぁ、始めましょう……‥‥‥この世界の終焉劇を‥‥…‥‥暴れなさい、破壊の化身‥‥‥‥!

 

 

 

 

 

 

 

 

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「一体何が…‥‥‥?」

 

 

地震が起こりこれから何が起ころうとしているのか少し不安になる。

 

 

「幸人、あれ…‥‥‥!」

 

 

「!?」

 

 

再び繭の方を見ると繭から大きな一つの光がでてきてゆっくりと地面に降りてきてそれが少しずつ形を変えていった。

 

 

「なにあれ‥‥‥‥?」

 

 

「形が変わっていく…‥‥‥?」

 

 

なんか手や足みたいなのができてきてさらに尻尾や翼のようなものもできてきてまるで生物のようになっていく。

 

 

「生き物みたいになってく…‥‥」

 

 

「ありゃあ‥‥‥‥」

 

 

そして形が整うと光が徐々に取れていきその姿を現した。

紺色の身体、稲妻のような模様が長い尻尾と背中には穴の開いた金色の骨の両翼、二つの赤い瞳と、その真ん中にある真っ赤なコアのようなもの。腹には赤と紺の境目に剣のような棘が生えていて細く鋭いツメの生えた両腕と太くて頑丈な足で怪獣と呼ぶに相応しい姿をしている。

俺はあの怪獣に見覚えがある。小学生の時に見ていたウルトラマンの映画に出てきた怪獣……‥‥その名前は確か‥‥‥…

 

 

「キングオブモンス‥‥‥‥!!」

 

 

『グオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!』

 

 

キングオブモンスは生まれたばかりの赤ん坊が産声を上げるようのと同じように誕生した瞬間に咆哮を上げる。

 

 

「か、怪獣……‥‥」

 

 

「マジかよ…‥‥‥」

 

 

空想の存在である怪獣が今俺たちの目の前にいる。

夢ではたまに見るけどまさか現実で遭遇するとは……‥‥‥

 

 

<キィィィィィィィィィィンンンンンン!!>

 

 

「戦闘機!」

 

 

自衛隊の戦闘機が数機が俺たちの頭上を通り過ぎていきキングオブモンスと繭の方に向かって行く。

 

 

<バシュウウウウンン!!>

 

 

戦闘機からミサイルが放たれキングオブモンスと繭に命中する。だが…‥‥‥

 

 

「効いてない‥‥‥‥」

 

 

「そんな…‥‥‥」

 

 

キングオブモンスも繭もノーダメージでどっちもピンピンしていた。

 

 

『グオオオオッッッッ!!』

 

 

キングオブモンスは口から破壊光線を放ち戦闘機を撃ち落としていく。

 

 

「……‥‥」

 

 

「‥‥‥‥」

 

 

戦闘機が次々と撃墜されていくところを俺たちはただ見ていることしかできなかった。

 

 

「‥‥‥‥はっ!睦、逃げるぞ!!」

 

 

「あっ……‥‥」

 

 

俺は我に返り睦の手を引いて逃げることにする。

 

 

「はぁはぁはぁ……‥‥!」

 

 

少しでも距離を取って離れないと!!

 

 

「街が‥‥‥‥!」

 

 

街は人々が逃げ惑い建物が壊され車も捨てられ放置されていた。キングオブモンスが破壊したり撃墜された戦闘機の残骸が当たって壊れたんだと思われる。

 

 

「とりあえず駅前まで行って…‥‥‥!」

 

 

「うえーーーん!!ママーーーーー!!」

 

 

「!?」

 

 

小さい女の子が泣きながらお母さんを呼んでいた。

逃げ遅れたのかあの子!!

 

 

「あっ!」

 

 

女の子の頭上にビルの瓦礫が落ちてくるのが見えた。

 

 

「ま、まずい!!」

 

 

「あっ、幸人…‥‥‥!」

 

 

睦の手を離し女の子の方まで全速力で走る。

 

 

「間に合えーーーーーーーーーー!!!」

 

 

俺は女の子を突き飛ばす。

 

 

「間に合った!!あっ……‥‥」

 

 

女の子を助けれて安心したのもつかの間。瓦礫がすぐそこまで落ちてくるのが見えそして

 

 

<ガラガラガラガラドシャーーンン!!>

 

 

瓦礫に埋もれてしまった‥‥‥…‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「っ……‥‥‥!」

 

 

幸人が瓦礫に埋もれてしまったのが見えた。

 

 

「幸人……‥‥!!」

 

 

私は一目散に幸人がいたところへ駆け寄った。

 

 

「幸人…‥‥どこ…‥‥!?」

 

 

「ううっ……‥‥」

 

 

「幸人‥‥‥‥!?」

 

 

幸人を見つけた。

頭から少し血を流し傷だらけで頭と片腕だけ出ている状態で瓦礫に埋もれていた。

 

 

「幸人‥‥‥‥大丈夫‥‥‥‥!?」

 

 

「なんとか‥‥‥‥それよりあの子は‥‥‥‥?」

 

 

「えっと…‥‥‥あっ…‥‥」

 

 

幸人が助けようとした女の子は近くにいた。

 

 

「無事だよ……‥‥」

 

 

「そうか、よかった……‥‥睦、あの子と一緒に逃げてくれ‥‥‥‥」

 

 

「えっ…‥‥‥?」

 

 

「俺は見ての通り動けない‥‥…‥‥それに早く逃げないと怪獣がここに来るぞ…‥‥‥」

 

 

「で、でも……‥‥」

 

 

「あとこれを燈に渡してやってくれ‥‥‥‥」

 

 

幸人はあの球を私に渡した。

 

 

「さぁ、早くいけ…‥‥‥」

 

 

「で、でも、そんな…‥‥‥」

 

 

「頼む……‥‥!!」

 

 

「!!」

 

 

幸人の必死な願いを聞き私は女の子の元に近づいて手を握り走りだした。

 

 

「お、お姉ちゃん、お兄ちゃんが……‥‥」

 

 

「行こう……‥‥!」

 

 

幸人、ごめん…‥‥‥‥ごめんね‥‥…‥‥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「行ったか…‥‥‥‥」

 

 

睦、ありがとうな。俺の最後のお願い聞いてくれて‥‥‥‥燈、みんな、無事でいてくれ…‥‥‥




祥ちゃん暴走しだしました‥‥…‥‥繭は世界へ拒絶し閉じ込もるイメージでキングオブモンスは世界を破壊することをイメージにして出しました。
幸人、絶対絶命のピンチ。果たしてどうなる!?



次回、『幸人死す』 デュエルスタンバイ!!
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