わしはもちろん両日参加!!楽しみ過ぎて夜しか寝れないぜ!!
今回はにゃむメイン回でお送りいたしまーす!
「久しぶりに来たな」
俺が今いるのはにゃむちさんが住むマンションの部屋の前にいる。
「急に呼び出してなんだろうか‥‥‥‥?」
今日は駅前の百貨店で開催されている九州物産展で買い物していたんだけど帰る途中でにゃむちさんからメッセが来て今すぐ家に来いと言われて進路変更してここに来たのだ。
「さっさと用事済ませて帰ろうっと」
インターホンを鳴らし少し待つと
<ガチャ>
「あっ…‥‥‥ゆきお~」
「うわっ!」
体をフラフラと揺らしながら髪はボサボサで頬も少しやつれていて目の下にクマを作り半開きの目で俺を見るにゃむちさんが出てきた。
「バ、バケモンだー!!」
「誰が化け物だー!」
なんだ、怒るくらい元気じゃんかよ。
「すんません」
「まぁいいよ。入って」
「お邪魔します」
にゃむちさんの住んでいる部屋に入りリビングに向かうと
「これは…‥‥‥」
室内は脱いだ衣服や靴下やゴミが入って縛ってあるビニール袋が床に散乱して散らかっていて台所のシンクにはまだ洗ってない食器が入っていた
「きったねぇ」
「ストレートに言わないでよ」
「なんでこんな汚いんですか?美容系から汚部屋配信者になったんですか?」
「そんなわけないでしょ?ほら、最近テレビやラジオやに出て忙しくて家事とかやってる暇ないからこうなったのよ」
「あ~そういやなんかテレビでよく見かけますね」
この前バラエティ番組に出てるの見たな~けど番組は特に面白くなくてすぐチャンネル変えたけど。
「俺を呼んだのって掃除しろと?」
「うん。私今から動画編集作業しなきゃいけないから」
「そういや最近動画上げてませんでしたね」
「うん。そろそろ上げなきゃいけないからね~」
「わかりました。じゃあやっとくんで編集頑張ってください」
「ありがと~じゃあまかせた」
にゃむちさんはパソコンの置いてあるデスクの前に座り編集作業を始めた。
「じゃあこっちも始めるか」
俺は床に落ちているビニール袋や衣服を拾っていった。
本当にきったねぇな。
「これとこれはゴミ…‥‥これは洗濯っと」
下着とかは無くてよかった‥‥‥‥
「これで最後っと」
服を洗濯機にぶち込みゴミを全て拾い集め袋に詰めて口を縛った。
「はぁ~終わった終わった~」
「おっ、きれいになってるじゃん」
編集作業を中断したにゃむちさんが部屋の様子を見に来た。
「今終わりましたよ」
「ありがとね~じゃあもう帰ってい<ぐぅ~~>あっ…‥‥」
にゃむちさんが腹の虫を鳴かせた。
「腹減ってるんですか?」
「そういえば朝から何にも食べてないや…‥‥ていうか起きたの一時間前だし‥‥‥」
「マジすっか……‥‥」
「だ、だって久しぶりに一日ゆっくりできるから睡眠しっかりとろうと思ったんだもん!」
「まぁ、気持ちはわかりますけど‥‥‥‥」
だからって朝ご飯抜きはいかんですよ。
「じゃあ今からご飯にしましょう。さっき物産展で買った物でいいですか?」
「えっ、私もいいの?」
「いいですよ」
色々買ったからたくさんあるからね。
「台所借りますね」
「どうぞ~」
盛り付けるため台所に行き皿を出す。
「これ試食したら美味かったんだよな~」
俺が買ったのは「からし蓮根」という熊本を代表する郷土料理で、れんこんの穴に辛子味噌を詰めて揚げた料理だ。
今回はすでに作ったものだけど販売員のおばさんに作り方を教えてもらったので紹介するぜ。
材料は蓮根、辛子味噌、薄力粉、水、揚げ油だ。
蓮根を茹でて冷ます。その後薄力粉と水を混ぜて衣を作り、冷ましたれんこんの穴に辛子味噌を詰めさっきの衣の元を付け揚げ油で揚げて完成だ。
「熊本の人はこんな美味いもん食ってんのか~」
辛味噌をカレー粉に変えてカレーれんこんみたいなのも作ってみようかな~
「汁物も欲しいな‥‥‥あっ、そうだ」
この前テレビで紹介してたあれ作ってみるか。同じ熊本料理だし。
「材料もちょうどあるし調味料は借りるか」
俺が今から作るのはだご汁という熊本の名物料理で小麦粉を練って伸ばした団子を野菜と一緒に煮込んだ汁物で、栄養価が高く腹持ちが良いので昔から農作業の合間に食べられてきたものだ。
材料は大根、にんじん、しいたけ、ごぼう、鶏もも肉、粉末出汁の素、味噌。だごの材料は薄力粉、塩、ぬるま湯以上だ。
「まずはだごから作るか」
ボウルに薄力粉と塩を入れ混ぜ、湯を少しずつ加えてこねてそのまま30分以上寝かせる。
「生地を寝かせてる間に汁の準備だ」
大根はいちょう切りにしいたけは薄切りにしにんじんは半月切りにごぼうはささがきに鶏もも肉は一口大に切る。
鍋に水を入れて湯を沸かし粉末出汁の素を入れて具材を投入し弱火で10分ほど煮る。
その後ぬらしたスプーンでだごの素を一口大に掬って落とし入れていき3分ほど煮て味噌を溶き入れひと煮して完成だ。
「よーし、持っていこう」
だご汁の入った鍋とからし蓮根が盛り付けられた皿を持って向かう。
「はーい、お待たせしました」
「はぁ~やっときた…‥‥‥って、これって!!」
「熊本名物のからし蓮根とだご汁です」
「わぁ~まさか東京でこれ食べれるなんて思わんだった!(わぁ~まさか東京でこれ食べれるなんて思わなかった!)」
「?」
なんか急にどっかの方言で喋り始めるにゃむちさん。
「にゃむちさん、もしかして熊本出身ですか?」
「えっ?そうばってん言うとらんかったっけ?(えっ?そうだけど言ってなかったっけ?)」
「あっ、もうわかったんで標準語で喋ってください」
かろうじてわかるけどこれ以上方言で喋られたら俺わからなくなるから。
「じゃあ、食べましょう。いただきます」
「いただきます」
さて、まずはだご汁から‥‥…‥‥
「う~ん、だごのもちもちとした食感がいい~」
「うんうん、だごはこん食感がたまらんよ~うまか~(うんうん、だごはこの食感がたまんないよ~美味しい~)」
「野菜も肉も味噌と合うし美味ですな~」
だご汁を一通り食べて次はからし蓮根をいただこう。
「はむ…‥‥‥おおっ!」
辛子味噌のピリリとした辛さが効いて蓮根のしゃきしゃき感があって美味い!!
「わぁ~辛か~!けどこっがうまかたいね~(わぁ~辛い~!けどこれがおいしいんだよね~)」
にゃむちさんさっきから熊本弁喋りながら食べてる。故郷の味を思い出してるんだな。
「‥‥……‥‥」
「にゃむちさん?」
どうしたんだ?急に黙り込んで?実家が恋しくなったか?
「ねぇ、ゆきお…‥‥‥」
「はい?」
「その…‥‥‥ツアーのことなんだけどさぁ…‥‥」
「はい」
「ごめん……‥‥こっちの都合で中止にさせてライブ見せてあげられなくて‥‥‥‥」
「あっ…‥‥」
ムジカのツアーの福岡公演のことか。そういやツアー前にメッセで『ライブ楽しみにしてて!最高の花火見せてあげる!』とか送ってたな。
「気にしてないですよ。仕方がないですよあんなことになっちゃったんですし」
モーティスの件などを後から聞いたしにゃむちさんや他のメンバーを責めるつもりは微塵もない。
まぁ、タダで福岡旅行行けたし。
「…‥‥‥祥子とはあれから会ってる?」
「いえ、会えてませんね。メッセ送っても反応ないですし」
「そっか……‥‥」
「……‥‥‥」
なんかしんみりしちゃったよ。楽しく食事してたのに~
「‥‥‥‥あ~もう!こんなしんみりするのはやめましょう!ほら、だご汁のおかわりまだありますよ!」
「えっ、あ、う、うん…‥‥‥」
「にゃむちさんも頑張ってるんですしまだまだこれからですよ!なんかあったら俺も手伝いますから!」
にゃむちさんからお茶碗を受け取りだご汁を入れながらそう言った。
「ゆきお‥‥‥‥あんがと」
「いえいえ」
「‥‥…‥‥前から気になってたんだけどなんで敬語で話してるの?」
「えっ?だってそっちの方が年上ですから」
「私まだ高一なんだけど?」
「ええっ!?(マスオさん風)」
意外!まさかの同い年!!この人はそよと同じタイプの人か!?
「そうだったんですか‥‥‥‥」
「だからタメ口でいいよ」
「わかりまし‥‥‥‥いや、わかったよ」
「あと本名で呼んでほしい。私の本名は祐天寺にゃむね」
「にゃむ‥‥‥‥どう書くんだ?」
「若い麦って書いて若麦ね」
「変わった名前だな。よし、わかったよ」
本名も教えてもらいこれからはタメで喋りにゃむと呼ぶことにした。
「あっ、そうだ。食後のデザートにいきなり団子もあるからな」
「いきなり団子もあっと!?うちあれたいぎゃ好きなんばいね~!(いきなり団子もあるの!?私あれすごく好きなんだよね~!)」
また熊本弁で喋り出すにゃむ。ちょっと何言ってるかわかんないけど喜んでるからいいか。
「なぁ、にゃむ。お前ってVTuberとコラボとかしないの?」
「今のところないかな~なんで?」
「いや、配信者同士コラボとかすることあるじゃん?もしあるならやってほしいしそれに俺も会ってみたい!一応俺ってにゃむのマネみたいなもんだしワンチャンあるかと思ってね」
「マネージャーにした覚えないんだけど?」
「はぁ~すいせいちゃんとかみこちとかフブキングとか船長とかに会ってみたいな~」
「聞けよおい」