ホワイトルームを否定?めんどくさいのでやりません。 作:ルフホワハ
あと今回無人島試験の内容結構詰め込んじゃってます!!
今の現状は初日とさほど変わらない。
変わったことと言えば高円寺くんのリタイア、Cクラスの伊吹さんを保護していること……ぐらい。
清隆が取った9箇所のスポット更新も須藤くんや私、三宅くんなどと集団になって行くことでリーダーバレも防げている。
現状の懸念点と言えば、Cクラスの動きが少し不穏。
初日にポイントを全て使い、全員でリタイアしたらしい。
「きよぽんはどう思う?Cクラスのこと。」
「なんとも言えんが、きな臭い動きなのは間違いないな。」
「だよねー。」
今は普通に彼と会話をしてるけど、私も内心穏やかじゃない。
なぜかといえば……
「綾小路くーん、食料調達に行くのついてきてくれない?」
「構わないが、ちょっと待っててくれ。」
そう、彼の怒涛のスポット占拠の速さに惚れたのか…同じクラスの佐藤さんがきよぽんに近づこうとしていることだ。
それに佐藤さんに限らずクラス全体の清隆に対する目が変わっていってるような気もする。
「すまん、呼ばれたからあっちを手伝いに行ってくる。」
「全然大丈夫だよ。行ってきな〜。」
もちろん、清隆が評価されるのは嬉しい。嬉しいんだけど、私しか知らなかった事をみんなに知られてしまうようで悔しくもある。
「どうすればいいかなあー…。」
「波留加ちゃん浮かない顔だけどどうしたの?」
「……愛里ちゃんか。ごめんごめん、声出ちゃってた。」
聞かれたのが愛里ちゃんで良かったと思いつつ、思わず苦笑してしまう。
「悩み聞くぐらいしか出来ないけど…悩んでるなら言ってね?」
「優しいな〜愛里ちゃんは。まあ単なる色恋沙汰の悩みだから、そんなに気にしなくていいよ?」
「……私も時々悩んじゃうんで分かります。相談しづらい事だし溜め込んじゃいますよね。」
愛里ちゃんもこういうことに興味あるんだ。ちょっと意外。
「えぇ〜?このクラスに好きな人でもいるのかなー?なんちゃって笑」
「……。」
「ど、どうしたの?急に黙っちゃって。もしかして本当に…?」
愛里ちゃんは黙って頷いた。
ま、まじかあ。
あれ?でも愛里ちゃんが絡みある男子って……
「愛里ちゃんごめん。でもこれは戦争なんだ。」
「突然何言ってるの波留加ちゃん!?」
……覚悟は決まった、あとは実行に移すだけ。
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「…ックション」
「綾小路くん風邪?」
「大丈夫だ。気にしないでくれ。」
誰か俺の話でもしてるんだろうか。
「にしてもすごいよね〜
「誰が聞いてるのか分からない、そういう話はよした方がいいぞ。」
「そうだよね…ごめん。」
ガサッ
物音か。動物…なわけがないよな。
佐藤は気づいてないようだが、十中八九誰かいる。
「なあ佐藤、収穫物を持って先に帰ってくれないか。どうしてもやりたい事がある。」
「ええ〜。…いいけど、気をつけてね?」
そう言い残して佐藤は立ち去った。
ならばやることはひとつだ。
「誰かいるのは分かってる。さっさと出て来い。」
「リーダーは三宅だな?それだけ確かめられればお前に用はない。」
そう言って茂みから出てきたのはCクラスの石崎。
何かとこいつとは縁があるな。
「そうかもな。だが、今お前がここにいるのを見る限りCクラスのリーダーもお前だろう。状況は変わらないはずだ。」
「……だったらどうする気だよ。」
「契約を交わそうじゃないか。お互いに俺らの名前を書くのは禁止とする。破った場合は25クラスポイントを譲渡…どうだ?」
「ま、まて。少し考える時間をくれ。」
「龍園もリタイアしてるんだ。確認をとる必要もないだろうしさっさと決めてくれ。」
「……わかったよ。この契約結んでやる。」
「そうか、なら一応書面にでも残しとくぞ。」
持っていたメモ帳に石崎のサインを書いてもらい正式に契約を成立することができた。
「そうだ石崎、うちのクラスにいる伊吹というやつを引き取ってくれ。邪魔だ。」
「随分と薄情者じゃねえか。俺は引き取らねえぜ?」
「引き取らなかったら放り出すだけだ。」
「はっ、勝手にしとけ!!」
石崎は文句を言いながら茂みへと消えていく。
「……行ったか。」
この一連の話を恐らく島に残ってるであろう龍園が聞いたらどう思うだろうか?
・リーダー名が刻まれているカードの所在も確認せずに契約。
・他のCクラスの生徒が残っている可能性を考えず石崎をリーダーと決めつける。
……馬鹿だと思うに違いない。
だが『綾小路清隆は馬鹿だ』と一時的にでも思わせれば俺の勝ち。
最終日が楽しみだ。
次の日、伊吹澪はベースキャンプから姿を消した。
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無人島試験終了。
その試験結果が真島先生により伝えられる。
結果としてはDクラスが1位。Cクラスは最下位という結果に終わった。
「……ねえきよぽん。1枚噛んでるでしょ、この試験に。」
長谷部がコソッと俺に耳打ちしてきた、こそばいなこれ。
「噛んでないと言えば嘘になるな。」
「だよねー。表向きでは平田くんが色々動いたことになってるけどなんか違う気がしたもん。」
長谷部も勘が鋭くなってきたみたいだ。
いい成長だな、うん。
「わざわざ聞いてきたということは、俺が何をしたかも知りたいんだろ。」
「よくわかってるねー。教えて教えて!」
そこから話した内容は以下の通り。
・Cクラスが大勢リタイアしたという事を聞いた俺は龍園+誰かor龍園が島に潜んでいる可能性を考慮し、食料調達に行く際偽のリーダーの名前を話してもらうよう予め佐藤に伝えた。
・その後の石崎との遭遇は想定外だったが、俺があえて何も考えてないような発言ばかりすることで『あいつはカモだ。』と石崎に思い込ませる。龍園からある程度入れ知恵されてただろうからそれも石崎の悪手に拍車をかけただろう。
・そして最終日に俺は島にいるであろう龍園と初日に確認できた戸塚の名前を記入する。
「他に、龍園単身で残ればいいものを石崎も島に残した事については多分、Dクラスの撹乱が目的だろうな。伊吹がDクラスにいたのもスパイ目的で間違いない、俺が追い出すと発言した次の日に伊吹をリタイアさせたのが何よりの証拠だ。」
「石崎くんが本当のリーダーの可能性は考えなかったの?」
「ありえないな。最初に契約をもちかけた時、明らか誰かに確認したいような素振りを見せていた。」
「……んー。情報量が多くていまいち整理出来てないけど、龍園くんがある程度Dクラスを舐めてたから成功できた作戦って感じなのかな…?」
「悔しいがそうだな。俺たちが不良品のレッテルを貼られてたからこそ生まれた隙ともいえる。」
声には出さなかったが、石崎があまり頭の回らないやつで良かったと今になって思う。
嬉しいんだか悲しいんだか、よく分からない感情を抱えたまま俺たちはそのまま船へと戻って行くのであった。
補足
Q.なんで龍園はDクラスをそんなに舐めてたのか。
A.原作と違って堀北が龍園に目をつけられてないので、Dクラスはかなり雑魚だと思われてるからです。
Q.Cクラス以外の動向は?
A.概ね原作通りです。
Q.堀北のリタイアは?
A.伊吹との戦闘がないため何とか耐えました。
他に色々辻褄合わない所がありましたらコメントとかで聞いて貰えると嬉しいです……。