転生したと思ったらママになっていた件   作:大神降ろし

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第百二十話

 

 自称シリウスの夫を名乗るブルヌがポラリス達を捨てろというシリウスの地雷を踏む発言をした所為でボコボコにされ、それを容易く為したシリウスは一部始終を見ていたハンター達に揉みくちゃにされていた。

 

「や、やっと、解放された…」

「お疲れ様。ほーら、皆待ってたわよ」

「ま~」

「ままー!」

「かあさま…」

「(プルプル)」

「シャー」

「ワン!」

「あ~…癒される~…」

 

 背中を叩かれたり、頭をガシガシと撫でられたり、質問攻めに合ったりと疲労困憊だったシリウスだが、エルフィナからポラリス達を受け取り抱き締めるとみるみる回復していった。

 

「…よし、復活」

「はやっ!?」

「おいおい、もう大丈夫なのか!?」

「これが母親よ」

「そうそう。我が子がいれば疲れなんてあっという間に吹き飛ぶもんさ」

「…やれやれ、随分騒いでいたな」

「あ、ギルド長」

 

 二階から王都のギルド長のアセンドが降りてきて気絶して倒れているブルヌを一瞥した。

 

「ギルド長、実は…」

「ああ、いい。途中からだが聞こえていた。ノクティーのお咎めは無い。壊れたテーブルは此奴に弁償してもらおう」

 

 職員が事情を説明しようとしたが、大声で喚き散らすブルヌの声は二階の執務室まで届いていたので大体の事情は把握していた。ギルド長の言葉を聞いてブルヌの近くにいたハンター達はブルヌの身体を漁り始めた。

 

「財布はどこだ?」

「うわ見ろよ。この悪趣味な指輪。つうかこれ、ガラス玉じゃね?」

「こっちのペンダントは…何だ、ただ金色に塗ってるだけの鉄だ」

「財布の中も大して入ってなかったぞ」

「かー!しけてやがるな!」

 

 風貌も相成ってほとんどカツアゲをしているようにしか見えなかった。ブルヌが付けている装飾品は偽物やメッキだったり、財布の中には銀貨が数枚しか入っていなかった。

 

「こいつ、こんな見た目の癖して、本当に商人か?」

「…それは本当みたいだ。ほら、これ」

 

 懐から出てきたのはファデル商会の印が刻まれたカード状の物だった。商会に属している者や行商人は皆このようなカード状の許可証を持っており、これが無い者は商売をしてはならないという法が定められている。

 

「ではこの銀貨は貰うとして…どうだ?起きそうか?」

「いや、完全に伸びてるぜ」

「路地にでも転がしておこうぜ」

「それがいいな。ここにいても邪魔なだけだ」

 

 数人のハンターがブルヌを持ち上げてゴミでも捨てるように裏路地に雑に置いてきた。

 

「あー…まあ、今回は向こうが悪いからさっき言った通りお咎めは無しだ。だが、今回のような事はできるだけ避けてくれ。事が大きくなればこちらとしても庇いきれんのでな」

「はい、すいませんでした」

 

 騒ぎも終わったのでハンター達は解散していった。シリウス達も依頼完了の報告をしてガッソム達と報酬を分けた後解散した。今回の二頭のアングリーベアの討伐の報酬は40000リクルだったので一人当たり5000リクルの報酬だ。

 

「じゃあなシリウス!」

「頑張れよ!」

「またな!」

「ではの!」

「あはは…また」

 

 別れる時まで元気いっぱいなガッソム達に苦笑しながらシリウス達は一度宿屋へ戻る事にした。

 

「さっきのあいつ、また絡んでくるよなぁ…」

「そうねぇ…ああいうのは諦めが悪いから」

「全然、違う方に、力をいれる」

「それな。うーん…ファデル商会って手広くしてるのか?」

「確かトルプナートに本店があったはずよ。王都の支店はつい最近できたらしいわ」

「よりによってこれから行く所にあるのかよ…」

「トルプナートは、まあそれなりに大きい都市だけど特に目新しいものは無かったわね。一泊だけして補給した後すぐに出発するっていう手もあるけど?」

 

 トルプナートはオルティナ王国ができた時からある古都で王都の最終防衛でもあるので分厚い城壁と多数の兵士が駐屯している。長期の防衛も視野に入れているので都市内に畑や貯水池があり、各地域に避難所も設けられていて完成された都市の一つであり、今まで数多くの人や魔物の襲撃を退けてきた難攻不落の城塞都市だ。

 

「そっちの方向でいくか。シェネドもそれでいいか?見たいものとかがあれば寄るけど」

「トルプナートは、嫌な思い出、いっぱいだから、それでいい」

「そうか?じゃあ一泊してそのまま次の町に行くか。いつ頃出発しようか?」

「そうねぇ…あんまり悠長にしてたらまた絡んできそうだし…二日後とかかしら?」

「二日あれば挨拶と準備はできるか。それでいこう」

 

 今日はお世話になった人達の挨拶回りをして、明日は出発の準備をする事にした。まず向かったのは虚幻流の道場でちょうど鍛錬場にシーゼルと祖父がいた。

 

「そうか、もう行くのか…」

「まだ虚幻流を完全に会得しておらぬのに出ていくとは何事か!」

「爺さん、落ち着けって。彼女にも事情があるんだから仕方が無いだろ?それに基本技は大体教えたんだから後は応用だけだろ?」

「そういう問題ではない!」

「はいはい、興奮するとまた腰をやるぞ。すまんね、騒がしくて。魔戦技は使い続けていたら洗練されていく。うちの虚幻流もそうだ。そして試行錯誤していったら自分だけの技も作れるようになるから頑張ってくれ」

「はい。今までありがとうございました」

 

 二人に挨拶して道場を出て次に向かったのは蛇腹剣を貰った鍛冶屋だ。シリウス達が訪れた時ちょうど店主が飲み屋から戻ってきたところだった。

 

「そうか、行くのか。わしのロマンを理解してくれる者が現れて嬉しかったのだが…いや、すまんな。剣の方は完璧にしあげておるから安心せい」

「はい。ありがとうございます」

 

 挨拶を済ませて鍛冶屋を出るとそろそろ日が暮れてくる頃だったのでギルドには明日挨拶に行く事にして宿屋に戻る事にした。

 

「シリウス、ちゃんと、皆に挨拶する。すごい真面目」

「お世話になったんだからこれぐらい普通だろ?」

「そういう当たり前のことができない人が多いのよ。いや、本当に」

「こういう細かい事が大事って分からないんだな…今日は後一ヵ所だな」

「あ、お帰りなさい!」

「ハンターのお姉さんだ!」

「おかえり!」

「うん、ただいま。ちょっと話があるんだけど…」

 

 宿屋に戻ると受付にコルルとセイルとセネルがいたので王都を出る旨を伝えた。

 

「えっ!?出ていっちゃうんですか!?」

「えー!?やだー!」

「いっちゃやだー!」

 

 何となく渋られるんだろうなと思っていたシリウスだったが、コルルは想像以上に驚き、セイルとセネルはシリウスの足に縋りついて離れようとしなかった。身動きが取れなくなり助けを求めるようにエルフィナとシェネドの方を見るが、エルフィナは楽しそうにクスクスと笑うだけで何もしようとはせず、シェネドはシリウスと目が合うと何故か頬を赤くして恥ずかしそうに目を逸らした。

 

「(見捨てられた…何て酷い奴らだ。というかシェネドは何で赤くなってんだよ…)」

 

 取りあえず縋りついてくるセイルとセネルの頭を撫でているが、むしろ逆効果で抱き着く力が強くなった。

 

「コルル、何を騒いでるの?」

「あ、お母さん。シリウスさんが出てくって…」

「まあ、そうなの?」

「ええ、まあ…また面倒事に巻き込まれて…なのでほとぼりが冷めるまで王都を離れようかなと思いまして」

「そうなんですか…寂しくなりますね…」

 

 エハルの言葉にセイルとセネルは泣きそうな表情になってシリウスの足に抱き着いている。コルルとセイルとセネルだけでなくエハルの後ろにいた家族皆も寂しそうな表情をしている。いつの間にか一家皆に気に入られていたシリウスは本当にどうすればいいか分からず途方に暮れていた。

 

「二日後に出発する予定だから今すぐって訳じゃないわ。だからそんなに悲しまないで。それにもう会えなくなる訳じゃないわ」

 

 エルフィナはセイルとセネルの頭を撫でながらそう言うと一家の表情が少し和らいだ。

 

「…そうですね。あ、そうだわ。明日の夕食の時に壮行会を開くのはどう?」

「それはいいな。見送る時は笑顔でないとな」

「ほっほっほ。ならご馳走を用意せんとな。何を作ろうかの」

「一日あれば色々準備できますね」

「あ、あの別にいつもと一緒で構わないので…いや、あの、聞いてます?おーい」

 

 シリウスが声を掛けるが聞こえておらず、家族は明日の夕食について相談し合っていた。多分聞こえていても何だかんだで押し切ってくると悟り諦めたシリウスは、足にしがみついたままのセイルとセネルの方を何とかする事にした。

 

「セイルちゃん、セネルちゃん、お姉さんの部屋で一緒に遊ぶ?」

「「遊ぶー!」」

 

 別れる前にせめて二人に楽しい思い出を作ろうと部屋に誘うと二人共即答した。

 

「あの、いいんですか?」

「もちろん。これぐらい構いませんよ。じゃあ二人を預かりますね」

 

 シリウスの足にしがみついたセイルとセネルを連れて部屋に戻った。

 

「さーて、何をして遊ぶ?」

「えっとね!うんとね!」

「うんとね!えっとね!」

「ふふふ、そんなに焦らなくてもいいよ。全部付き合うから」

 

 それから夕食ができるまでシリウス達はセイルとセネルと遊んだ。おままごとをしたり、玩具で遊んだり、手遊びをしたりとたくさん遊び、夕食後も部屋にやってきてシリウス達がしてきた依頼の話を聞いたり、シリウスのぬいぐるみ作りを興味深そうに見ていた。シリウスがそろそろ寝ようかと思っていたら部屋のドアがノックされた。

 

「どちら様?」

「あの、コルルです。すいません、セイルとセネルは…あっ、いた!」

 

 どうやら二人は黙ってシリウスの所に来たらしくコルルはあちこち探していてシリウスの部屋まで来たようだった。コルルに怒鳴られてセイルとセネルはビクッとしてエルフィナの後ろに隠れた。

 

「もう!迷惑掛けちゃ駄目でしょ!ほら、戻るよ!」

「「やー!」」

「セイル!セネル!」

「あー、いいですよ。一緒に寝るぐらい構いませんよ」

「いや、それは流石に…」

「本当に大丈夫ですよ。それにうちの子供達も懐いちゃって」

 

 シリウスの視線の先にはセイルとセネルがベッドの上にいるポラリスとアトリアと一緒にカペラとハダルとリゲルを撫でていた。おままごとなど一緒に遊んでいるうちに二人と仲良くなり、スピカも当初ほど怖がる事は無くなったが、グイグイ来られると固まっていた。そのスピカもエルフィナの後ろに隠れながらセイルとセネルを見ている。

 

「見ての通りなんで今日ぐらい…いや、今日と明日ぐらい一緒に寝ても全然問題無いですよ」

 

 今日の感じだと明日もシリウスに引っ付いて離れなさそうと思ったシリウスがそう言うとセイルとセネルの目がキラキラと輝き出した。

 

「一緒に寝てもいいの!?」

「寝るー!寝るー!」

「こら、二人共!…その、本当にいいんですか?」

「ええ、もちろん」

「…じゃあ、すいません、お願いします」

 

 コルルのお許しも得たので嬉しそうにベッドに横になるセイルとセネル。左からエルフィナ、セイル、シリウス、セネル、シェネドと寝転び、ポラリス達はシリウスの上に寝転んでいる。

 

「えへへー」

「にへへー」

「狭い…落ちそう…」

「すまんな。今日と明日だけ我慢してくれ」

「ふふふ。ほら、二人共、寝ましょう」

「おやすみ」

 

 新しい友達とたくさん遊んで一緒に寝れて幸せいっぱいのセイルとセネルは笑顔のまま眠り、それを確認してからシリウスも眠った。

 翌朝、シリウスが目を覚めるとポラリスとアトリアとスピカだけでなく、セイルとセネルもシリウスに抱き着いて寝ていたので身体が動かなかった。

 

「動けん…」

「うーん…ふわぁ…シリウスちゃん、おはよー…」

「あー…カバンの中は寝にくいわね…」

 

 シリウスがどうしたものかと考えていたら隣で寝ていたエルフィナとカバンの中で寝ていたピーニが起きてきた。

 

「おはよう。早速だが助けてくれ」

「んー?あらあら、ふふふ」

「何がよ?いつもの事じゃない」

「それはそうなんだが…」

「ところで私はいつまでカバンの中にいなきゃいけないのよ?」

「いや、まあ、ずっとそこに居させてるのは悪いとは思ってるんだが…シェネドがな…」

「シェネドは喋らないとは思うけど」

「私も喋らないとは思うけど、そのうちポロっとピーニの事を口に出しそうで怖くてな…」

「あー…ありえそうね…でもシリウスちゃんが強く言えば言わないと思うけどね」

「何で?」

「…シリウスちゃん、本当に分かってないの?」

「え?何が?」

「無理無理。シリウスはそっちはからっきしよ」

「…安心できるような、できないような…」

「???」

 

シェネドがシリウスに対して淡い想いを持っているのはエルフィナもピーニも気づいているが、当の本人は全く分かっていなかった。その後起きたセイルとセネルをコルルに預けてポラリス達を着替えさせて食堂に向かい朝食を取った。洗濯を済ませた後、付いてきたそうにしていたセイルとセネルを誘ってギルドと市場に向かう事にした。

 

「お馬さん、たかーい!」

「すごーい!たかーい!」

「ブルル…」

「よしよし、ウェズン、ありがとね」

 

 一緒に歩いているウェズンに乗りたそうにしていたセイルとセネルをウェズンの背中に乗せると大興奮ではしゃいでいた。ギルドの前に着いたのでセイルとセネルはウェズンとシェネドと一緒に外で待たせておいてシリウスとエルフィナはギルドに入った。

 

「何ぃ!?」

「出ていくだとぉ!?」

「何でだよぉ!?」

「また共に行こうと思っとたのに!?」

「な、何か理由でも?」

「いやぁ、ほら、昨日の奴がまた絡んできそうだから。面倒臭い事になる前に離れようかなって…」

「よし、あいつをぶっ殺そう!」

「「「異議なし!」」」

「「「「「賛成!」」」」」

「え、えぇ…」

「異議ありだよ。賛成もすんな」

 

 ギルドにいたガッソム達に王都を出ていく事を伝えるとガッソム達だけでなく周囲のハンター達も驚いていた。事情を知ったガッソムが即答でブルヌの抹殺を提案し、ナゼル達も即答で賛成し、昨日の出来事を見ていたハンター達も満場一致で賛成したので思わずシリウスは突っ込んだ。

 

「今回の事が無くても元々アールレディアに行く予定だったんだ。その予定が少し早まっただけだ」

「何だ、そうだったのか…」

「アールレディアってこっからどんくらい掛かるんだっけか?」

「あー…寄り道せず馬を使えば二週間ってところか?歩きなら一ヵ月以上は掛かるかもな」

「うへー…」

「シリウスは馬車で行くのか?」

「いや、歩きだな」

「おいおい、大丈夫か?」

「そのチビ達も連れていくんだろ?」

「悪い事は言わんから馬車を使った方がよい」

「ウェズン、ポニーも連れてるんでな。その子も乗れるような馬車があれば使うが…」

「え?あれペットなのか?」

「違う。私の義娘だ」

「「「「「…ん?」」」」」

「シリウスちゃん、取りあえずその辺で。まあ聞いた通りよ、私とシリウスちゃんはアールレディアに行くから」

「えっと…その、エルフィナさんも行かれるのですか?」

「当たり前じゃない。私はシリウスちゃんから離れないわよ。もし私に用事があったらアールレディアに手紙を送ればいいじゃない。それにギルドはハンターの拠点移動に関しては関与しないはずよね?なら何も問題は無いでしょ?」

「それは、そうなんですが…」

 

 エルフィナが王都から離れる事に難色を示している職員だが、エルフィナが言った通りハンターの拠点移動には制約など無いので強く出れずにいる。

 

「エルフィナよ。王都から離れるのか?」

「ギルド長!」

「ええ。シリウスちゃんに付いていくわ」

「そうか…分かった」

「ギルド長!?」

 

 話を聞いていたギルド長が出てきて何とかしてくれると表情を明るくする職員だったが、あっさりとエルフィナが離れる事を容認したので叫んでいる。

 

「エルフィナが言った通り我々にハンター達を止める事はできん。確認だがアールレディアに行くのだな?」

「ええ。何かあったら手紙でも出して。受けるかどうかは分からないけど」

「分かっている。達者でな」

 

 エルフィナがギルド長との話を終えてシリウスの方を向くと、シリウスはフォレストビーの巣の攻略をした時のハンター達と昨日の出来事を見ていたハンター達に囲まれてもみくちゃにされていた。

 

「あらあら、ふふふ…あ、でもそろそろ…」

「ふえええぇぇぇ…」

「あああぁぁぁ!」

「ぅぅ…」

「あーあー、泣いちゃった」

 

 見知らぬ人がいっぱい寄ってきて怖がったポラリス達が泣き出してしまい、周りのハンター達はバツが悪そうな顔をしている。

 

「あー…」

「そらこんなに寄って集れば赤ん坊なら泣くわな」

「えっと…ご、ごめんね?」

「よーし、お前ら、散った散った」

 

 ポラリス達を泣かしてしまったハンター達はシリウスに頭を下げながら散っていった。

 

「よしよし、大丈夫。ママが傍にいるよ」

 

 その場で泣くポラリス達を慈愛の篭った優しい表情であやすシリウス。愛に満ち溢れたその表情を見て固まるハンター達が続出する中、その様子を微笑ましそうに見ながらエルフィナが近づいた。

 

「ふふふ…シリウスちゃん、そろそろ行きましょう」

「よしよし。そうだな」

 

 二人が出ていった後、再起動したハンター達。当然話題に上がるのは先ほど見たシリウスの慈愛に満ちた表情だった。

 

「すげー優しそうな顔だったな…」

「俺、見惚れちまった…」

「分かる。俺もそうだった」

「依頼をしていた時とは別人みたいだったな」

「依頼の時と昨日の時はカッコよかったけど、さっきのは凄く綺麗だったわ」

「…私、ちょっとドキドキしちゃった」

「実は私も」

「カッコよくて綺麗なんて、ズルいわホント」

 

 誰もがシリウスを噂し褒め称えているが、依頼と昨日の事を知らないハンター達は首を傾げていた。

 

「よう、一体誰の話だ?」

「あん?何だお前知らないのか?」

「新進気鋭の期待の星の話だよ」

 

 シリウスの話がドンドンと広がっていき、シリウスが気づいた時にはとんでもない噂が広がってしまい頭を抱える羽目になる未来が着々と近づいていた。

 

 

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