夫と息子と家族同然だった村人達を殺されて復讐鬼と化したエルフィナは、王国各地に散らばっている仇のブラッド盗賊団を殺すために探し回っている。
ブラッド盗賊団は拠点を四つ持っており、略奪する度に拠点を移動するため王国側も所在を掴めずにいる。その数も数百以上はおり頭領が率いる本隊の他に拠点防衛用に別働隊を設けており、エルフィナの村を襲ったのは本隊ではなく拠点防衛の別働隊だ。
今エルフィナは別働隊が拠点としている山の中の洞窟の近くまで来ており、エルフィナの傍には持ってきた大量の油壷と見張りの死体が転がっていた。既に他の洞窟の出入り口は塞いでいて出入りができるのは正面のみとなっている。エルフィナは油を出入り口に撒き火を付けた。火は勢いよく燃えだし、油を伝って洞窟の中へと入っていき物資にも引火して洞窟内は炎と黒煙で満たされ始めた。
「か、火事だあああぁぁぁ!?」
「何だと!?くそ!逃げるぞ!」
「裏口が崩れてるぞ!?」
「何ぃ!?抜け道の方は!?」
「駄目だ!こっちもやられてる!」
「嘘だろ!?」
「通風孔は…駄目だ!塞がれてる!」
「ふざけんな!どこのどいつの仕業だ!」
「ぎゃあああぁぁぁ!?」
「あ、熱い!?熱いいいいぃぃぃ!?」
「ゲホッゲホッ!?い、息が…!?」
「嫌だ!死にたくねえ!死にたくねえよおおおぉぉぉ!?」
盗賊達の断末魔が洞窟の奥から聞こえてくるが、エルフィナの表情はピクリとも動かなかった。持ってきた油を全て使い切るまで洞窟を燃やし続けていたら、朝日が昇っていた。エルフィナは通風孔を塞いでいた木を退かして空気の通り道を確保してから洞窟に入っていった。洞窟の中は一酸化炭素中毒を起こして死んだり、焼け死んだりした盗賊の死体で溢れかえっていた。エルフィナは鼻と口を布で覆いながら漏れが無いか盗賊の死体を数え、ついでに燃え残った物資を持ち出している。
「これで残りは本隊のみ…後少し…」
ブラッド盗賊団の四つの拠点のうち二つはエルフィナが情報をリークして領主を動かして既に潰させている。辛くも逃れた盗賊達は監視していたエルフィナに全て惨殺され、残る本拠地も既にハンターと領主に情報をリークしてある。
復讐成就が目前にまで迫りエルフィナは黒い笑みを浮かべている。
それから数日後、ハンターと王国軍の共同でブラッド盗賊団の本拠地制圧作戦が決行された。地の利を生かして応戦するブラッド盗賊団だが、魔法による飽和爆撃と圧倒的な物量に押されて戦線は崩壊し本拠地内にまで攻め込まれた。退路も失い部下が決死で戦っているのを尻目に頭領のブラッドは持てるだけの金目の物を持って、自分だけが知っている抜け道から脱出しようとしていた。
「ちくしょう!こんな事になるならさっさとずらかれば良かったぜ!」
悪態を付きながら抜け道を走るブラッドだが、その行く手にエルフィナが立ち塞がった。出口は巧妙に隠してあったが、その道のプロであるエルフィナから見れば隠し方がお粗末だったのですぐに発見できた。
「どこに行くつもり?もう逃げ場なんて無いわよ」
「クソが!どけぇ!」
ブラッドは剣を抜いてエルフィナに襲い掛かるがその太刀筋はあまりにも遅かった。あっさりと回避したエルフィナは短剣を抜いてボスの腕を斬り飛ばした。
「ぎゃああああぁぁぁ!?俺の腕えええぇぇぇ!?」
痛みで悶え苦しむブラッドを見ていい気味だとほくそ笑むエルフィナは残りの手足も斬り落とそうと近づくが、足元に落ちていた書類に気がついた。拾って読んでみるとそれはとある貴族からの手紙で内容は他の貴族領で略奪行為を行えと書かれていた。
「ふんっ。貴族の使いっ走りになってたのね。通りで今まで捕まらなかった訳ね。何時、何処を調べるのか貴族の権限で簡単に知れるものね…え?」
他の手紙も流し読んでいたらとある手紙に目を奪われた。その内容はエルフィナが住んでいた村を襲えとの指示が書いてあり、特にエルフィナの家族は必ず殺せとも書いてあった。
「どういう事!?この手紙は何なのよ!?」
エルフィナはブラッドに掴み掛り激しく問い質した。
「ひぃ!?き、貴族からの命令で襲っただけだ!奇妙だったから聞いてみたらその家族の女が好みだから手に入れるためって言ってた!ほ、本当だ!」
「何よそれ…そんな、事のために…」
エルフィナを手に入れるため。
たったそれだけのために自分の愛する夫と息子は無残に殺されたと知り愕然とするエルフィナ。
そして…。
「ふざけるなあああぁぁぁ!!」
「ぐがぁ!?」
怒りが爆発したエルフィナはブラッドの頭を掴んで壁に叩きつけた。
「ふざけるな!そんな!事の!ために!私の!家族は!ふざけるな!ふざけるなあああぁぁぁ!!」
激昂したエルフィナは何度も何度もブラッドを壁に叩きつけ、ブラッドは始めの方は何とか抵抗しようとしたがやがて力尽きた。既に息絶えた事も知らずにエルフィナは怒りのままにブラッドを壁に叩き続けている。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
ようやく落ち着いた時には辺りは血と脳髄が撒き散らされて凄惨な現場となっている。
「殺す…!誰であろうと…!絶対に…!」
「それは少しだけ待ってくれないか、エルフィナ」
エルフィナに声を掛けてきたのはかつての仲間、マスタング・スロスティだった。
「うっ…!?これは、強烈だな…」
「うっぷ!?は、吐きそう…」
ケティアとロア・ヴァルデも共に来ており凄惨な現場を見て吐き気に耐えていた。
彼らはケティアからエルフィナを見つけた事を聞きすぐさまエルフィナの目撃情報を集め始めた。その結果ブラッド盗賊団に辿り着き、エルフィナがブラッド盗賊団に復讐しようとしていると結論付けた。ちょうどブラッド盗賊団の討伐が依頼として大々的に募集されていたので、ギルド長に直談判して依頼を受けたのだ。復讐するのなら頭領か幹部だと睨み、脱出口があるはずと周囲を探索していたら出口を発見しここまでやってきたのだ。
「…何の用?私は忙しいのよ」
「分かってる。だが何も無しに貴族の館に向かっても逆賊として捕まるぞ。良くて相打ち。悪ければ死刑、もしくは無理矢理手籠めにされるぞ」
「だから何なのよ。殺すって決めたの。何があろうと必ず殺すわ」
「…決意は変わらなそうだな。なら俺に少し考えがある。数日でいい。時間をくれ」
「…何をする気?」
「君にとって決して悪い話じゃない」
エルフィナはマスタングを睨みつけるが、マスタングは目を逸らさずエルフィナをジッと見ている。
「…三日待つわ。それを過ぎたら私は好きに動く」
「分かった。それまでは何処に?」
「その辺の宿にいるわ」
エルフィナは皆に背を向けて立ち去っていった。マスタングは地面に散らばった書類を集めて中身を精査している。
「マスタング、三日でどうする気だ?」
「なあに、俺に秘策アリってな。任せとけ」
それからマスタングはあちこちに動き回り何やら画策し始めた。エルフィナは適当な宿に泊まり、部屋で貴族の館に忍び込み暗殺する計画を入念に練っている。
そして三日後。
エルフィナ達は何故かオルティナ王国の王城エルセネスの謁見の間にいた。エルフィナ達の他にも貴族が数十人ほどおり、その中にはエルフィナの家族の殺害を命令した貴族の姿もあった。
「あいつが…!あいつがぁ…!」
「え、エルフィナちゃん、おち、落ち着いて…!」
「待て待て。もう少し待て」
今にも掴み掛らんとするエルフィナをケティアとロアは必死に落ち着かせている。
「陛下のご入場です!」
玉座の傍に立っている大臣の言葉に貴族達は皆姿勢を正した。
オルティナ王国国王、モーゼス・アクア・シェレイヴァールが王冠をかぶり赤いマントを着て王杖を持って粛々と謁見の間に入ってきた。モーゼスは名君ではないが、かといって暗君というわけではない普通の王である。優れた業績を成した訳では無いが、先代から受け継いだ治世を何とか保たそうとしている。だが力を付けてきた貴族や他国からのやっかみで毎日頭を悩ませている。何とかしようと手を尽くしているが結果は目に見えて出ず、貴族からは舐められ始めていてそのストレスで毛髪が段々と後退してきている苦労人である。
「マスタング君は何で陛下と面識があるんだろう?」
「知らなかったのか?あいつ、今は王子様の剣術指南役をしてるぞ。多分そこから話すようになったんじゃないのか?」
エルフィナを抑えているケティアとロアがひそひそと話している間に王は玉座に座った。
「皆の者、よく集まってくれた。今日皆を呼んだのは耳に入れておいてもらいたい事があるからだ」
「ほう。それはどのような事ですかな?」
「左様。我らを呼ぶほどの事なのです。余程の事なのでしょうな」
爵位が高い者が馬鹿にしているような声質で王に声を掛けている。
「良かろう。スロスティよ、話すがよい」
「はっ!」
壁際に待機していたマスタングは王に呼ばれたので、中央までやってきて王に一礼してから並ぶ貴族達と対面した。
「では私から説明させていただきます」
「何故貴族でもない貴様がここにいるのだ」
「いくら一級ハンターだからといって無礼ではないか!身を弁えよ!」
「失礼いたしました。ですが既に陛下よりご許可をいただいております。何卒ご容赦を」
「な…!?くっ…!」
「…であるなら構わん。申してみよ」
「はっ。数日前、私はとある盗賊団の討伐に参加しておりました。討伐は無事終了し拠点内を捜索しておりましたところ、ある手紙を発見いたしました」
マスタングが手紙の事を言及すると多くの貴族が首を傾げる中、一人だけ顔色を変えた者がいた。
「手紙?それと我らを集めた事に何の関係がある?」
「その手紙には中々衝撃的な事がいくつも書かれておりました。とある領地で略奪せよと書かれていたり、貴族の馬車を襲えと書かれていたのもございました。これら全てにとある貴族様の名が記されておりました」
「何だと!?」
「そんな馬鹿な!?」
「貴様!我らを愚弄するか!」
「皆様、落ち着いてください。その手紙は私と陛下も確認済みです。確かにある貴族の名前が書かれていました」
貴族達は口々にマスタングを責め立てたが、大臣の言葉に口を噤むしかなかった。
「その手紙に書かれていた名前は…」
マスタングはすぐには発言せず貴族達を一人一人を見て溜めに溜めている。貴族達はゴクリと唾を飲み込み、ある貴族は青褪め始めている。
「…ルネニス子爵。あなたでございます」
貴族達は一斉にルネニス子爵を見た。
ルネニス子爵は傲慢で浪費癖と女癖が悪い典型的な貴族だ。領民に重税を化して毎日遊び惚けていたり、気に入った女がいれば誰であろうと無理矢理奪い取ったりと絵に描いたような悪徳領主である。貴族相手でも見下すような言動をしているので貴族達からも敬遠されている。
「ふ、ふざけるな!私がそのような事をするはずが無かろう!これは誰かの陰謀だ!その手紙は誰かが私を陥れるために書いたに違いない!」
「その盗賊団の頭領からの証言も得ております。命令をしてきたのはルネニス子爵だと」
「私よりそんな下賤な者の言う事を信じるというのか!そんなの嘘に決まっている!」
「子爵家の使用人達や出入りしている商人からも証言を得ております。もう言い逃れはできませんぞ」
「ふ、ふざけるな!下賤な者や下々の者の言う事を信じるなんて貴様らどうかしてる!」
「…それは余に対しても言っておるのか?」
王の言葉でルネニス子爵は己の失言に気がついたが時すでに遅し。
「ち、ちがっ…!」
「決まりだな。他貴族に対する数多の侵略行為と余に対する不敬によりルネニス子爵、貴様の爵位を剥奪、領地と私財も全て没収とする」
「なっ!?」
「さて、これで貴様は貴族でも何でもないただの罪人となった。王族に対する不敬は死罪。故に刑を執行する」
「お、お待ちください陛下!わ、私は不敬を働くつもりでは…!?」
「決は覆らん」
王はマスタングに視線を向けるとマスタングは一礼して殺意を抑えるのが限界に近づいているエルフィナの元へ向かった。
「エルフィナ。王のご許可をいただいた。好きにしていいぞ」
「あいつが…!あいつがぁ…!」
マスタングの言葉すら耳に届かないエルフィナはケティアとロアの制止を振り切った。他の貴族達は周りから離れていき、一人喚き散らすルネニス元子爵に一歩ずつ近づいていく。
「お前が…!」
「お、お前は…!?な、何でだ!?何故私ばかり責められなければならない!私は悪くない!そもそもお前が私の寵愛を拒むからこんな事になったんだ!悪いのはお前と私の物であるお前に手を出したあの男が悪いんだ!お前達の所為だ!」
ルネニス元子爵のあまりの身勝手な言葉にエルフィナの怒りは爆発した。
「あああぁぁぁ!!」
「ごはぁ!?」
怒りのままにルネニス元子爵の顔を思いっ切り殴りルネニス元子爵は地面に倒れた。エルフィナは馬乗りになってひたすら顔面を殴り続けた。
「お前が!お前が!お前が!お前が!お前が!お前が!お前が!お前が!お前が!お前があああぁぁぁ!」
「がっ!?ぎっ!?やめっ!?ぐはぁ!?」
ルネニス元子爵が何を言おうとエルフィナは何度も何度も殴っている。その鬼気迫る勢いに周りの貴族や王は圧倒されて言葉を失っている。始めは抵抗しようとしていたルネニス元子爵だが、やがてその力も無くなり遂には息絶えたが、それでもエルフィナは殴り続けている。ルネニス元子爵の顔面はグチャグチャに潰れ殴る度に肉が潰れる嫌な音が響き渡っている。エルフィナの右手は殴り過ぎて指の骨は折れて手首も変な方向に曲がっており、ルネニス元子爵の血と傷ついて流れた自分の血で真っ赤になっている。
「エルフィナちゃん!もういい!もういいよぉ…!」
「もう死んでる!これ以上は…!」
これ以上は見ていられずケティアとロアはひたすら死体を殴り続けるエルフィナを止めた。ルネニス元子爵の頭部は完全に潰れ、謁見の間は惨殺死体と血の海で凄惨な事になっている。
「ひ、ひひひ…」
「え、エルフィナちゃん…?」
「やった…!遂にやったよ…!二人とも、仇は討ったよ…ひひ、あははははは…」
壊れたように笑うエルフィナにケティアは泣きながら抱き締め、マスタングとロアは沈痛な表情で俯いている。貴族達はあまりの状況に言葉を出せず、王は思うところがあるのか目を瞑っている。
その後エルフィナ達はお咎めなく王城を後にし死体は片づけられ罪人として共同墓地に埋葬された。貴族達は帰り謁見の間には王と大臣のみとなった。
「…大臣よ」
「はっ」
「秘密裏に各領地を調べよ。今回のような事が他にもあるやもしれん」
「かしこまりました。強制捜査の手筈も進めます」
「うむ」
この会話から少し後にいくつかの貴族の領地で抜き打ちで強制捜査が行われ、国が定めた税の倍以上の重税を化して私腹を肥やしていたり、国が認めていない違法な物品の取引などが明らかになった。いずれも摘発されて、該当貴族は降爵させられ領地は減らされて私財もいくらか没収された。当然反発する貴族達だが王はたった一言で片づけた。
「違法する方が悪い」
ぐうの音も出ない正論だった。この一件から王の評価は少しずつ上がっていき、王を舐めていた貴族も多少大人しくなった。
エルフィナは復讐を果たしたが、その心は全く満たされなかった。復讐だけに全てを注いできたのでそれが終わった今生きる目的を失ってしまい、抜け殻のようになってしまった。廃村となった住んでいた村に戻り、焼け落ちた自分の家の中で燃え残っていた夫が彫った自分達を模った木彫りの人形を抱き締めて動かなかった。心配になり様子を見にきたケティアが来るまで数日飲まず食わずでいた所為ですっかりやせ細ってしまい、エルフィナを見たケティアが悲鳴を上げるほど酷い状況だった。ケティアはエルフィナを自分の家に連れていき付きっ切りで介護した。ケティアの献身的な介護のお陰でエルフィナは見た目は元に戻ったが、未だに抜け殻状態のままだった。様子を見にきたマスタングとロアに対しても大した反応を見せず、時間が解決してくれるのを待つしかなかった。
一週間ほどベッドの上で寝たきりだったエルフィナは、徐々にだが自分から動くようになりいつまでもケティアの世話になる訳にはいかないので近くに家を借りてそこに住むようになった。だが一人になると夫と息子を失った悲しみに襲われ出し心が軋みだしたので、酒を浴びるように飲んで現実逃避をするようになった。心配するケティアがやんわりと止めるがエルフィナは耳を貸さなかった。毎日酒を浴びるように飲む生活を数ヵ月以上繰り返した。
だがある日、いつものように酒を飲んでそのままテーブルに突っ伏して眠った時夢を見た。
「駄目じゃないかエルフィナ。こんなになるまで酒を飲むなんて」
「もうお母さん!飲み過ぎ!」
いつも優しい夫と息子が厳しい表情でエルフィナを叱っている。
「で、でも…二人がいないと寂しくて…心が張り裂けそうで…それを少しでも忘れたくて…」
「…僕達の所為でこんなになったんだね。すまない…」
「ち、違う!あなたは悪くないの!全部私が弱い所為で…!」
「いいんだ。でもエルフィナ。こんなに酒を飲んではいけないよ」
「あなた…」
「寂しいのは分かる。僕だって君達がいなくなると思うと同じになると思うからね。でもこんな事を続けていたら君の身体は壊れてしまう。僕はそんな君を見ていたくない」
「でも…でも…」
「お母さん…僕、お母さんがボロボロになるの見たくないよ…」
「ほら、この子もこう言ってる。僕達はずっと君の心の中にいるよ。だからまた歩き出そう。ね?」
「…うん」
夫と息子に励まされて少し頑張ろうという気持ちになったエルフィナを見て二人は満足そうな顔で消えていった。
夢から覚めたエルフィナはその日から酒をキッパリと止めた。迷惑ばかり掛けたケティア達に謝罪しちょっとずつ歩き出したが、それでも虚しさは消えず日々を何となく過ごしていた。金はまだあるものの日々を生きていくためにハンターに復帰して適当に選んだ依頼をこなしてただ惰性で生きていく日々だった。時々ケティア達が訪ねてくる以外は数年ほど灰色の日々を過ごしていた。
そんな時シリウスと出会ってエルフィナの世界が再び色づき始めた。