弾幕は、パワーだぜっ!?   作:霧雨、お前……やれるのか?

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タイトルにも引用してる『弾幕はパワーだぜ!』、実は造語らしいっての知ってました? 作者はこの小説を書く直前まで知らなかった()。

めちゃくちゃ有名だし原作にもあるもんだと思ってたんですけどねぇ……というか決めゼリフとして大いに採用する予定だったんですけど、どうしようかしら……。


第1話

「ふむふむ……(かえで)たちはこのゲームをやるのか?」

 

 する予定なんだっけ、まあどっちでも良い。面白そうなら全て良し!

 

「しっかしこのゲーム、どこまで出来るんだ? 説明見た限りじゃ相当自由に出来るみたいだけどさ」

 

 流石に盗賊紛いな行為は出来なさそう。

 

「大泥棒魔理沙(まりさ)様の盗みのテクニック……じゃなかった、一生借りられるコツはお見せ出来ないかー、残念残念」

 

 VRMMOでありながら盗みの一つも出来ないとは、初期評価じゃ魔理沙さんポイントには期待出来ませんな。それが当たり前? 亜阿相界(ああそうかい)

 

「ま、理沙(りさ)が楓を説得したり手に入れたりするまでの間に、この私がどれだけ差をつけられるか、だな!」

 

 ふっふっふ、あいつとのゲーム勝負はいっつも負けばかりだったからな、今のうちにブーストかけるんだぜ! 卑怯? 勝負は勝った奴が正義だよ。

 

「とりあえず、初期設定とかを済ませないとか」

 

 ハードをセットし、そのままの勢いで電脳世界へとダイブする。

 

「お、着いた着いた……まずは名前からだな」

 

 マ、リ、サ……っと、ん? 本名のままで良いのかって? 珍しいし大丈夫だいじょーぶ、今までもバレたことないし。

 

「バレなきゃ犯罪じゃないんだぜ……っと、キャラメイクもー……うーん、しなくていっか」

 

 そんな細かい部分の設定が面倒だからとか、そんな理由じゃないからな? 本当だぜ。

 

「お次はステータスポイントかー、そんなの……」

 

 当然火力(INTとAGI)一択、弾幕(こうげき)は火力だぜ。やられる前にやる、ヒットアンドアウェイ、当然だろ?

 

「どうせ理沙は何やってもそつなくなんでも出来るんだし、楓は……何するんだ?」

 

 なんだろう、楓のプレイスタイルが予想出来ない。うーん、痛いのは嫌いだって言ってたし、この中なら大楯とか……。

 

「案外、防御力に極振りしたりして……流石にないよな!」

 

 その辺は理沙がちゃんと教える筈だしな、私? うーんそれも良いんだけど、教えるならちゃんと色んな可能性を示唆出来る理沙が適任だろ。

 

「という事で、ステ振りはこんな感じでいいか」

 

 

マリサ

Lv1

HP 35/35

MP 16/16

 

【STR 0】

【VIT 0 〈+2〉】

【AGI 30】

【DEX 0】

【INT 70〈+13〉】

 

装備

頭 【空欄】

体 【初心者のローブ】

右手 【初心者の杖】

左手 【初心者の杖】

足 【空欄】

靴 【空欄】

装飾品 【空欄】

【空欄】

【空欄】

 

スキル

なし

 

 

 うーん並ぶ空欄が寂しいな、まあ初心者だし仕方ないよな。

 

「うし、とりあえず森の方に行ってみるか!」

 

 前情報によると、その辺りが初心者の狩場であるらしい。うさぎとか出てくるんだっけな。まあマップを見れば……。

 

「あ、違う違う忘れてた」

 

 先に魔法覚えなきゃだな、私としたことがうっかりしてたぜ。

 

「えっと……こっちか?」

 

 マップによると、魔法が買えるスキルショップとやらの場所はそう遠くない、初心者に優しい設計で助かった。

 

「にしても……」

 

 綺麗だなー街並み、他のゲームでもここまでグラフィックに力入れてるところは少ないし、人によるだろうけど、見てるだけで時間を潰せそうなくらいだ。

 

「……ん?」

 

 件のスキルショップの前に、私と似た様な姿をしてる奴がいる。奇遇だな、同期か? そんなことを考えながら見ていたら……あ、目が合った。

 

「「あ」」

 

「えっと……」

 

「同じ初心者、でいいのか?」

 

「うん、そうなるかな? 私はフレデリカ、見ての通りの魔法職志望だよ」

 

「おお、奇遇だな! 私はマリサ、同じ魔法職志望だぜ!」

 

「よろしくね」

 

「こちらこそよろしくな!」

 

 フレデリカというらしい、魔法職志望で初心者とは、これも何かの縁かもしれないな。

 

「マリサも魔法系のスキルを取りに来たの?」

 

「そうなるな、流石のマリサさんも魔法無しで魔法職はやりたくないし」

 

「もうステータスも振っちゃったからねー、やり直しは嫌かも」

 

 お、フレデリカとは気が合うかも知れない。髪の色も一緒だし同じことだらけだな。

 

「とりあえず、お互いお目当てのものの為に中に入らない?」

 

「そうするか、目の前に立ってるだけじゃ何も出来ないし」

 

 そう言ってから、スキルショップの中に入る。中には色んな……スクロールか、巻き物か……まあどっちでも良いんだけどさ、魔法が使えれば。

 

「お、この辺りが魔法系みたいだな」

 

「だね〜、マリサはどれから買う、とか決めてたりする?」

 

「私か? そうだなぁ……火と水と光、かな、とりあえずは」

 

「へー、即決なんだ」

 

「まぁな、本当は全部買っておきたいけど、流石にお金が足りないし」

 

「確かに、そこら辺は魔法職が不遇だよねぇ」

 

 まぁ、前衛職は前衛職でステータス配分がもうちょっと複雑だしなぁ、案外バランスは取れてるのかもな。

 

「フレデリカはどうするんだ?」

 

「うーん……じゃあ風と土と結界にしようかな、マリサと被らないところ」

 

「そんな選び方で良いのか? なんか申し訳なくなるんだが」

 

「いーのいーの、最初はどの魔法も似たり寄ったりだろうし、どうせ後から必要なら集めるつもりだからね」

 

 ううむ、本人が良いなら言うことはないんだけどな。

 

「……納得がいかない、って思ってたり?」

 

「そりゃな、わざわざ私に合わせる必要はないんだからな?」

 

「別に無理して合わせようとはしてないよ? 折角初めて同士の仲間に出会えたんだし、そのついでだからさ」

 

「ふむむ……」

 

「お人好しだねぇ……じゃあさ、今日だけで良いから一緒に行動しよ?」

 

「へ? それで良いのか?」

 

「うん」

 

 ふむむ……私よりフレデリカの方がよっぽどお人好しじゃないか? 私が勝手に申し訳なくなってるだけなのにな。

 

「じゃあ、そうさせてもらってもいいか?」

 

「こちらこそ、よろしくね」

 

 こうして、私とフレデリカの関係は始まったのだ……なんてな?




他の東方キャラは未定です、ついでにGLタグも。話の展開の仕方によりけりです。

と言ってもまあ、うちのマリサが仲間相手にかっこいいムーブ決めまくるか否か、とかそんな風に考えてもらって大丈夫です。他の東方キャラはゲームの能力にすると極端に強くなったり弱くなったりで難しいキャラ多いのがネック。
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