伊吹廻戦   作:软糖哭泣

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なんで五条そんなに強いんだよ…
少しだけ香萃の人間性が見えてきました、



二話

 

「…」

香萃は、無言で夜蛾見ていた。

「なんだ?」

夜蛾は居心地の悪そうに香萃に聞く。

「いやサングラスかけないんだなーって」

「いつもはかけていない。あの時はたまたまだ。」

夜蛾はそう言いながら教室の扉を開ける。

 

「此処か?」

香萃は、教室の中にいる人数に驚く。

 

「あぁ二年は伊吹を含めて4人だ。」

夜蛾は、不遜な態度のサングラの白髪男を見てため息を吐き香萃を見る。

 

「紹介しよう。新しく二年に編入してきた伊吹香萃だ。」

夜蛾が紹介している最中に白い髪の男が退屈そうに椅子をガタガタさせている。

 

「伊吹香萃だ。よろしく。」

 

「てか、自己紹介とかいらなくねー強いか弱いかなんて一回戦えばわかるっしょ」

白髪の男はヘラヘラと笑いながら香萃を品定めする様に見る。

 

「えー私は女の子の同級生だから親睦深めたいんですけどー」

とやる気のない声で、香萃を見て手をひらひらとしている。

 

「悟ダメだよまだ術式を理解しただけのヒヨッコなんだいじめるのは良くない。」

前髪男の発言にイラッとした香萃。

 

「お前。強いんだろ。なら私の戦え。その綺麗な顔二度と使えないようにしてやる。」

香萃が悟と呼ばれた人間を指を指し勝負を申し込む。

 

夜蛾見て頭を抱え

「香萃もそっち側かー」

と遠い目をしていた。

 

編入少し前

 

「伊吹、君が持つ術式を解析する。どうやら君には術式がしっかりとあるようだ。殴る蹴る以外に何か特殊な事は出来るか?」

夜蛾の言葉に伊吹は、こくりと頷き。

 

「こうか?」

香萃は自分を霧状に分解する。

 

「霧状になるのがお前の力か?」

そう聞くと香萃は、霧から元に戻り首をふるふる横に振る。

 

「私は密度を上げたり下げたりしてるだけ。」

そう言うと香萃は、自分の体を夜蛾と同じぐらいまで伸ばした。

 

「なるほどそれは他人にもできるのか?」

夜蛾は、香萃をまじまじと見る。

 

「多分できる。だけど今の私にはできない。」

もどかしいといった感じで香萃は、石を砕く。

 

「そうだなその術式は、なんと言えばいいのか…」

夜蛾は暴れん坊な香萃にはあまり似つかわない繊細な術式にどんな風に呼ぶべきか悩んでいる。

 

「疎密操作。」

香萃は、ボソっと呟く。

 

「母から聞いたことがある。伊吹の家には独特な技があると。それが疎密操作。密度を自在に操る能力。自分の密度を操って体積を上げて巨大化したり逆にさげて自分を粒子より細かくし霧になる。そんな芸当ができると。」

そう説明する香萃に夜蛾は少し考える。

 

(この疎密操作が他の物体にも使えればより強力な、術式になる。だがこの術式は、あまりにも解釈が複雑だ。)

夜蛾がふむーと考えている。

 

「その術式をもっと深く理解できれば強力な武器になるだろう。」

夜蛾はその後香萃時何度か組み手を行い実力を図ろうとした。

したが、だんだん香萃が自分との戦闘に飽きてしまい。手を抜き始めた。まじめにやれといったら楽しくないと溢した。

夜蛾は、香萃を五条以上に子供だと評価した。

 

場面は戻りグラウンド

 

「お前俺と戦って勝てると思ってるの?」

五条は、ポッケに手を突っ込んだまま香萃を見下す。

 

「先生止めなくていいんですかー」

家入が夜蛾にそう聞く。

 

「止めても無駄だ。それにお互いの実力を知ると言うのは悪い話ではない。」

(それに五条と戦い何処まで戦いになるのかは判断材料としては十分だ。)

 

「へー。夏油は、どっちが勝つと思う?」

家入は、夏油に聞く。

 

「流石に悟だね。実力が違いすぎる。」

夏油は、考えるまでもないと一蹴する。

 

「それでははじめ!」

夜蛾の合図と共に香萃は、五条から距離をとる。

 

「何?ビビってんの?」

五条は、香萃を煽る。

 

「勝負は楽しまなくちゃ損だろ?」

そう言うと香萃は、地面を蹴り飛ばし空中に向かう。

 

「何がきても俺には関係ないけどね。いいよ。攻撃してみなよ。」

そういって五条は突っ立っている。

 

「鬼符・ミッシングパワー」

 

「は?」

五条は、空中から落下してくる物体が全く小さくならない状況に困惑する。

 

「うげーあれあり…」

家入は、香萃を見てそう呟く。

 

「でかいだけじゃない。相当な呪力も籠っている。」

夏油は、空中で巨大化した香萃を見て驚く。

 

ドーン

 

「なるほど。その力は確かに自信が出てくる訳だ。」

落ちた香萃は、そのままサイズを戻して五条のいた場所を見る。

 

「お前めちゃくちゃだな。」

五条は、砂煙をかき分けるように立つ。

五条の周りは地面が抉られ五条が立っている場所だけが無傷だった。

 

「それなら」

香萃は、ニヤリと笑い一気に五条との間を詰め五条のすぐそばで全力で殴る。

 

「だからお前じゃ俺に攻撃あたんないの。学習しろよバーカ」

そう余裕のある態度だったが五条のいた場所はさっきいた場所より少しずれていた。

 

「ふーん攻撃してこないなら多分負けるよ」

香萃はさっきとは比べ物にならないぐらいの力で五条をなぐる。香萃の殴った後は空気をが擦れたのか炎のような火が空中で燃えている。

 

「だか…うぉ!」

五条の体はそのまま吹っ飛ばされる。

 

「無限だろうがなんだろうがそれはお前とその周りに発生するもの空気を殴って振動を与えて無理やり無限の位置を変えてやればお前はその無限に引っ張られる。」

常識の範疇を超えた発言をする香萃に観客も口をあんぐりとさせている。

 

「お前それ、だいぶめちゃくちゃなこと言ってる自覚ある?」

五条は、いままで会ったことのないタイプの人間に笑みが溢れる。

 

「お前に呪力や術式を使う攻撃はあんまり意味がない。だからお前をどうにかするんじゃ無くてお前の周りをおかしくすればいい。ただそれだけのこと!」

香萃はそう言うと五条を頭上から殴る。

 

「しま!」

五条は、自分が地面に突き刺さるのを感じる。

 

「あっ」

五条に追撃を入れようとした時香萃の毛穴から血が溢れる。

 

「やりすぎた」

 

コフっと血反吐を吐いてその場に倒れ込む香萃。

 

「はぁ?」

五条は、いきなり倒れた香萃を見てため息を吐く。

 

「お前、体と力が見合ってねーんだろ」

五条は、地面に突き刺さった下半身を抜くようにして香萃をを見る。

 

「楽しかったよ」

バタン

香萃は五条に親指を立ててそのまま家入に直された。

 

香萃は、まだ寝ている。

 

「で?悟彼女は何をしたのさ。」

夏油は、五条に説明してみなと聞くと。

 

「あいつは俺にダメージを与えることをやめたんだ。俺に攻撃しても意味がないからその周りの空気をおかしくした。例え俺が宇宙空間に放り出されても生きていける自信はある。けど瞬発的な揺らぎにも直ぐに対応できるからそれを逆手にとって周りの変化をありえないほど早くし俺に強制的に適応させた。」

五条の言ってる意味がいまいちピンときていない2人は夜蛾に助けを求める。

 

「伊吹は純粋な怪力のみで周囲の常識を捻じ曲げた。空気の振動を恐ろしく早くすることで無限の対応する場所を五条の意識する前。無下限呪術で認識できないほど早く変化させた。その為無下限で対応していた所まで五条が引っ張られる形になった。言うなれば磁石だ。五条を無下限で引っ張ったと言うことだ。」

はぁーと夜蛾のが気持ちよさそうに寝ている香萃を横目に疲れたようにする。

 

「そんな事出来るんですか?」

夏油は、夜蛾に聞く。

 

「普通に考えて出来るわけがない。はちゃめちゃだ。天与呪縛の完成系でもできない芸当だ。香萃の術式とは違う恐ろしいほど卓越された怪力が香萃を香萃たらしめている。」

(しかもこれで本気に慣れていないのだから困ったものだ。)

夜蛾は怪力を見た後に香萃に全力か?と聞いたが香萃は首を横に振り。

「なんか足りない。こうガソリン的なものが」

と言っていた。彼女の言うガソリンを手に入れた時その怪力だけで特級になれるのではと思うほど香萃の怪力は異常だった。

 

「でもまぁそんな怪力があってもこうなっちゃうならあんまり全力出す意味ないと思うけどねー」

家入は、香萃の寝顔を見ながら言う。

 

(香萃の体は怪力に耐えれない。本人も何か外から強制的にそうさせられてるような感じがすると言っていた。つまり彼女に課せられた縛りはこの怪力を制御させる目的もあったのだろう。それだけにあの手紙が気になって仕方がない。)

そう考える夜蛾はふとグラウンドを見る。

 

「ガッデッム!」

それはさっきまで香萃と五条の暴れ回った跡。破壊され尽くした跡に夜蛾はようやく目を向けて胃が痛むのであった。

 

文字化けの一部の解答

わたしの娘の持つ術式は、この伊吹家相伝の術式「疎密操作」である。




できるだけ強さのバランスは取ります。頑張ります。

やるか未定ですがこの世界にもし萃香がいた時の本誌感想スレとかやったら面白いですか?

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