女の子×ガメラはいいぞ。
アヤメは夢芽に支払いを任せ、カフェから飛び出す。そして、人のいない空き地に入ると、勾玉に向かって呼びかける。
「ガメラ!」
呼び声に応えるように勾玉が光り、その光からガメラが現れる。
事態は聞いていたのだろう。ガメラはすぐにアヤメに手を差し出す。アヤメがそれに乗ると、そのまま手を持ち上げ、自身の背中にアヤメを乗せる。
アヤメが甲羅にしっかり掴まったことを確認したガメラは、飛行形態へと素早く変形し、空を超音速で飛び始める。
「蓬くんは房総半島近海だって言ってた! 多分、そこにいる船のどれかだと思う! 急いで!」
その言葉にガメラは頷き、蓬の反応を探りながら更に加速した。
房総半島近海。そこを遊覧する一隻の船。
観光遊覧船に揺られながら、蓬は水平線に消えていく夕日を見ていた。
結論から言えば、思っていたより悪くなかった、というのが今回の旅の印象だった。
離婚した父親との関係が悪くなかった蓬としては、この再婚にはあまり乗り気ではなかったのだが、今までの色々で自分も成長したのかもしれない。今は母親が嬉しそうにしているのを素直に応援したい気持ちが湧いてくるくらいには、この再婚に前向きになっていた。夢芽や怪獣のことで最近考えることが少なくなっていたが、こうやって改めて向き合う時間を取れて良かったかもしれない。
そんなことを考えていたときだった。頭に鈍い痛みが走る。
(何だ? 酔っちゃったかな)
そう思っていると、背筋がゾクッとするような感覚に見舞われる。
それは今までに感じたことのない感覚だったが、同時に、以前感じたある感覚にも似ていた。
(なんでドミネーションやったときみたいな感覚が……!?)
ドミネーションは怪獣の心に無理やり干渉する術だ。そのため、人とは違う怪獣の心を覗くときはいつも若干の不快感を感じるのだが、今の状態はそれに近い。違う点といえば、ドミネーションが無理やり心を覗いている感覚だとしたら、今回は無理やり覗かれているような、誰かから見られているような、そんな感覚だった。
その不快感に少し慣れてきたころ、蓬は、自分のいるデッキとは反対側のデッキが騒がしいのに気づいた。
何故か嫌な予感がした蓬は、反対側に向かうために走り出した。
その時だった。
ドゴォン!!!
「うわっ!?」
大きな衝撃音と共に、船体が大きく揺れる。それと同時に、船の後方では巨大な水柱が上がる。
蓬は近くの手すりに掴まりながら反対側にたどり着く。
そして、眼前に広がる海を見ると、何かが遠くから来ていた。紫の光を放つそれは、船の前方スレスレを通り過ぎる。その速度はゆうに魚雷を超え、通り過ぎた後には衝撃波による白波が道を作っていた。
何者かがこの船を攻撃しているのは、誰の目にも明らかだった。
唯一の救いは、船がすぐに退避行動に移れたことだろう。
もちろん、それには理由がある。領海を哨戒中だった自衛隊の駆逐艦が怪獣と交戦したとの報告を、この船の船長は受けていたのだ。そのため、予定より早く陸に戻ろうとしていた。
それは船長として、確かに優秀で迅速な判断だった。もし、ミスがあるとしたら、自衛隊を過信しすぎたことだろう。報告を受けたときには、自衛隊の駆逐艦艦隊はとっくに鉄くずに変えられていた。エイ型の怪獣、『ジグラ』に対し自衛隊は勇敢に立ち向かった。しかし、ジグラは強すぎた。結果は、ものの数分で駆逐艦艦隊を退けられる、という散々たるものだった。かすり傷一つ付けられないというオマケ付きで。
そのため、退避行動を選択した時点で、船はすでにジグラの射程に入ってしまっていた。
ジグラは獲物を追い立てるように、胸部から紫の光を放つ、『液状弾』と呼ばれる質量弾を連続で放っていた。すでに獲物との距離は20kmを切った。接触まであと少しだ。
狙いの巫候補はもちろん、あわよくばあの鉄の浮島に乗っている人間も出来るだけ捕食したい。そして、いずれはヤツに……。
ジグラはニヤリと笑いながら、海中を進む。
船内はパニックに陥っていた。このようなことが出来る存在など怪獣しかいない。誰もがそれを分かってしまったからこそ、全員が焦る。
その状況でまともに動ける訳もなく、蓬は人の波に飲まれないよう必死だった。
「おい! あれ!」
乗客の一人が声を上げる。その乗客が指した方向を見れば、何かが白波を立てながらこちらに向かってきている。
それが怪獣だと分かれば、乗客たちは無駄だと知りながらも反対側へ逃げようとする。
ただ一人、蓬だけは逃げなかった。蓬の脳裏によぎるのは、この状況を何とかできるかもしれない術。
(でも、ドミネーションを使うのは夢芽に止められてる……。いや、今はそんなことを言ってる場合じゃない!)
蓬は右手をジグラに向ける。
(ごめん! 夢芽!)
心の中で夢芽に謝りながら、蓬は口を開く。
「インスタンス……!」
そうして右手を構えたところで、自身の周りが唐突に暗くなる。そして、その原因を確認する前に、何かが船の前に水柱を上げながら着水した。それは突っ込んできていたジグラを掴み、その進撃を押しとどめる。
そのシルエットを、蓬は知っていた。
「ガメラ!」
ガメラは船をほうを向いて蓬の無事を確認すると、ジグラを掴んだまま、海中へと潜っていく。
「よーもーぎーくーん!!」
「へ?」
蓬がガメラの姿を追おうとすると、上から聞こえた自分を呼ぶ声に思わず振り向く。すると、空から降ってきたのはアヤメ。かなりの高さから落ちてきたはずだったが、アヤメは甲板で前転をし、蓬の横に呆気なく着地する。
「助けに来たよ!」
蓬を庇うように前に立ち、左手をガメラに向ける。
「インスタンス・サブジェクション!」
獲物まであと少し。数百メートルにも満たない距離まで近づいたジグラは、確実に仕留めきれると確信した。
しかし、突如空から飛び込んできた乱入者によって、海中が泡に包まれる。それに怯んだ隙を見逃すガメラではない。怯んだジグラに噛みつき、それと同時に足のプラズマジェットを発動させ、一気に船から引き離す。遠ざけた推力そのままに、ガメラはジグラを海底に叩き付ける。
ジグラはうめき声を上げながら、ガメラを睨む。予想外の会敵だったが、ジグラもすぐさま反撃に移る。
自身の尻尾をガメラに気づかれないように伸ばし、後ろからガメラの首を絞める。自身の6倍もの長さに伸ばせる尻尾で幾重にも首を絞められたガメラは、尚もジグラに噛みついていたが、先に限界のきたガメラがジグラから牙を離す。
離れた瞬間を見逃さず、ジグラは尻尾を鞭のように振るい、逆にガメラを海底に叩き付ける。叩き付けられたガメラは、うめき声と泡を口から零す。
ジグラはすぐさま尻尾を縮め、スーパーキャビテーションを発動させながら船へと向かう。ガメラにより確実に勝つためには、あの人間が必要だ。
しかし、それを許すガメラでもない。ガメラはすぐさま態勢を立て直し、プラズマジェットでジグラを追いかける。
スーパーキャビテーションで速度に乗られる前に、プラズマジェットの推力で一気にジグラへと追いつくと、そのまま横からタックルを仕掛け、ジグラの進行方向をずらす。
ジグラも、倒しきらない限り追いつかれると察したのか、船への追撃を諦め、別方向へと速度を増していく。それを追うガメラ。二体の怪獣による、海中でのドッグファイトが始まった。
一方、海上の船では、アヤメが瞳を緑に輝かせながら、視線をあちこちに動かしていた。
「アヤメさんは見えてるの? ガメラと怪獣の戦い」
「うん。サブジェクションでガメラと視界を共有してるから」
「そうなんだ」
そんな使い方も出来るものなんだな、と感心していたが、助けてくれたお礼がまだだったことを思い出す。
「そうだ、さっきは助けてくれてありがとう。危ないとこだったよ」
「お礼はここを切り抜けてからガメラに言って。それに、蓬くんは怪獣に狙われる可能性が高いって分かったから、絶対死守しないと」
「え? 狙われる? 俺が? 何で……」
蓬は首を傾げる。自分が怪獣に狙われる検討が皆目つかない。
「才能、あるんでしょ? 怪獣使いの」
アヤメは蓬に確認するように尋ねてくる。
「あ、まあ、才能かどうか分かんないけど、ドミネーションは使えるよ」
それがどうしたんだ、と言いたげな蓬に、アヤメは狙われる理由を話す。
「なら、狙われる。ヤツらは君が次のガメラの巫になることを阻止したいんだ」
「巫?」
「ようは私がやってる役割のこと。この役はね、怪獣使いの中でもかなりの才能がある人しか出来ないんだって。だから、巫候補を潰せばガメラ側の戦力を大きく低下させられるんだよ。巫になっちゃうと、ガメラの力で探知することも殺すことも難しくなるから、そうなる前にに消しちゃうんだよ」
「そんな……」
「それに、理由は他にもあってね。ヤツらは怪獣使いの人間を食べると、通常より大幅にパワーアップできるんだ。怪獣使いは怪獣と深く繋がれる。だから、力の波長が合うんだよ。それで、ヤツらは怪獣使いの才能がある人間を片っ端から喰ってる。特に、蓬くんみたいにその力を使いこなせるような人間は、ヤツらにとって極上の餌みたいなものなんだ」
そこまで言って、アヤメは蓬の目を真っ直ぐに見る。
「でも、大丈夫。私たちが絶対守り切るから。安心して!」
ガメラと同じ色の虹彩をほんのりと光らせた目は、人を安心させるような自信に満ちていた。
次の瞬間、数キロ離れたところで海面が僅かに盛り上がる。それと同時に、アヤメが顔を歪ませた。
「大丈夫!?」
「う、うん。けど、状況はあんまり良くないかな…。ガメラ、苦戦してるみたい」
「ガメラって亀の怪獣だよね? 海のほうが得意なんじゃ……」
「むしろ逆。陸、海、空、どこでも戦えるけど、ガメラが一番得意なのは陸戦だよ」
「リクガメのほうだったかー……」
「ガメラの攻撃手段が熱や炎の関係上、海中だと攻撃手段がかなり限定されるの。何とか敵を陸に上げたいけど、あんな水中戦特化みたいな怪獣がそんな隙、晒してくれるとは思えないし……」
「……俺も手伝おうか? ドミネーションで怪獣の気を逸らすぐらいは出来ると思うけど……」
「それはダメ」
蓬の提案を即座に拒否するアヤメ。
「ザノンの怪獣たちはドミネーションじゃ操れないの。もし操ろうと干渉したら、逆に精神汚染で返されて、一発で廃人確定だよ。だから」
何とかガメラに頑張ってもらうしかないね。そう呟くアヤメの目は、ガメラたちが戦っている海中に向けられていた。
日が沈み、暗くなった夜の海を、二体の怪獣が切り裂いていく。水の抵抗など微塵も感じさせない、まるで空中で戦闘機が追いかけ合っているような戦闘が繰り広げられていた。
しかし、戦況はジグラに傾いていた。
ガメラが追撃している状況だが、ガメラに飛び道具がない以上、爪か牙で攻撃するしかない。そのため、ガメラは最大速力でジグラに追いつこうとした。
そしてそれをジグラは待っていた。ガメラが仕掛けてきたタイミングで、ジグラは海中でバレルロールを行う。それにより、ガメラの攻撃を回避しつつ、互いの位置が入れ替わる。先ほどまで追われる立場だったジグラは、ついに追う側のポジションに着いた。
ガメラは何とかジグラを振り切ろうとするが、スーパーキャビテーションを使ったジグラの速度は尋常ではなく、全く距離を引き離せない。
一方、有利なポジションになったジグラは、胸にエネルギーを集め、紫紺の光を放つ液状弾を発射する。それに気づいたガメラは即座に回避行動を取り、初弾を回避する。だが、その程度で追撃は終わらない。ジグラは二発、三発と液状弾をガメラへと放つ。
ガメラは液状弾を回避、出来なければダメージを受けないよう、甲羅で液状弾を受ける。ただ、何度か旋回をしてジグラの後ろを取ろうとしても、ジグラの方が機動力が高く、すぐ後ろにつかれてしまう。そして、その一瞬をジグラは見逃さなかった。
何度目かの旋回行動を取ったガメラ目掛けて、液状弾を発射する。その液状弾は真っ直ぐに進み、旋回したときに露わになったガメラの腹部を確実に捉えた。
「ゴアッ!?」
液状弾が直撃し、大きく態勢を崩すガメラ。すぐさま持ち直すも、動きのキレは先ほどより悪くなる。
それもそのはず。液状弾を食らった箇所からは出血が続いている。人間で例えれば、脇腹を刺された状態で、100mダッシュするようなものだ。
ジグラはガメラへ次々と液状弾を発射する。今が攻め時なのは間違いない。
ここで決める。
その確固たる決意で、ジグラは加速。同時に深度を下げ、ガメラの下に潜り込むと、上を向いて液状弾を発射。
回避行動を取ったガメラ。その行動の最中、僅かにジグラが視界から消えた瞬間を狙って、ジグラは伸ばしていた尻尾をガメラに巻き付ける。
首こそ外したが、腕にしっかりと尻尾が巻き付く。
そして、自身とガメラの加速を利用して、海中で急ブレーキ。ドリフトをするようなジグラの動きに続くようにして、尻尾も大きく円を描くように動く。その先端にいるガメラは、凄まじい圧力で振り回される。
ジグラはその勢いで、ガメラを海底の岩礁に叩き付ける。海底に溜まった砂と泥が轟音と共に巻き上がり、まるで海底火山の噴火のようになる。
そこへ何発も液状弾を撃ち込むジグラ。例え泥で見えなくとも、ジグラの超感覚ならガメラのいる位置など、十分に割り出せる。液状弾の乱れ撃ちで今度こそ、殺しきろうとするジグラだった。
一方、海上の蓬サイド。アヤメは荒い息を繰り返しながら、状況の打開を模索していた。
(マズい。このままじゃ勝ち目がない。何とか陸上に上げれば勝機はあるけど、そんな隙なんて……)
そう考えていると、ガメラから一つの提案が流れてくる。
(……えっ? ガメラ、そんなこと出来たの? いや、でもそれなら、何とかなるかも。私は何をすればいい?)
ガメラの思考を受け取る。提案された作戦は、アヤメにとって簡単なものだった。
(うん。それなら行けそう。……私は大丈夫だって。むしろ、それを一人でやらせてガメラが力尽きちゃうほうがヤバいって。そのための私でしょ?)
ガメラには心配されたが、問題はない。むしろ、自分の存在価値がようやく発揮されるのだ。この作戦、やるしかないだろう。
アヤメは、心配そうな顔で背中をさする蓬に言う。
「心配させてごめんね。今から反撃するから、ちょっと待ってて。あと、これから私に何が起きても心配しないでね。私は大丈夫だから」
「え? どういう」
蓬の言葉を聞き終える前に、アヤメは作戦を始める。
ガメラと息を合わせて、一瞬のタイミングを窺う。
液状弾の弾幕が止む。どうやら、ジグラも少し疲れたようだ。
(よし、今だ!)
この好機を逃さず、ガメラたちは作戦を実行する。
アヤメは意識を集中させ、サブジェクションのリンクの同調を強めていく。
「くぅ……!」
ガメラと同調するほど、ガメラの傷がフィードバックされていく。特に傷が深い、腹部の傷はアヤメにもフィードバックされ、腹部から出血が始まる。
「アヤメさん!?」
「大丈夫! 私を、信じて!」
心配する蓬を声で制し、ガメラに動くよう伝える。予定していたラインまで同調は強めた。あとはガメラに託すしかない。とにかく、決着まで耐え抜こうと、心に決めたアヤメだった。
ジグラが液状弾を撃ち止めた隙をついて、ガメラは一直線に泥の雲から飛び出す。
あまりにも愚直な体当たりに、ジグラは勝ちを確信する。
これを避けて液状弾を撃ち込めば、それで決着だ。そう思い、ジグラはガメラの体当たりを余裕で避けた。
はずだった。
ジグラとすれ違うまさにその時、ガメラから波動が放たれる。
それを食らった瞬間、ジグラの世界は崩壊した。あらゆる感覚器が異常をきたす。まるでパソコンがバグったように、コンパスが正しい方角を指さなくなるように、ジグラは自分の居場所さえ分からなくなってしまった。
ガメラが放った波動。それは超高出力の電磁パルスだった。都会で放てば、一撃で生活網は完全崩壊するほどの、EMP攻撃だった。
知覚をエコーロケーションによる感覚器に頼っていたジグラは、完全に目を回したような状態になってしまい、もはやガメラを捉えることは不可能だった。
ガメラは今度こそジグラに体当たりすると、もがくジグラに噛みつき、そのままプラズマジェットで海上へ急速浮上する。
徐々に感覚を取り戻してきたジグラが暴れるが、ガメラはそれも想定済み。口から光と沸騰した気泡が溢れる。
そして次の瞬間、ガメラはゼロ距離で火焔弾を発射する。海中では、水に邪魔されてすぐに消えてしまう火焔弾だが、ゼロ距離ならば問題はない。火焔弾で蒸発した海水もろとも、水蒸気爆発でジグラを空中まで吹き飛ばす。
空へ打ち上げられたジグラは為す術なく宙を舞い、そのまま房総半島、東条海岸へと落下する。
砂を振り払い、何とか立ち上がったジグラが見たのは、海岸にそびえ立つ巨大な岩塊のようなガメラだった。
すでにガメラのチャージは終わっている。急いで液状弾の準備をしたジグラだったが、時すでに遅し。
ガメラの放った火焔弾は少しのズレもなく、ジグラに直撃。ジグラは頭部を粉砕され、断末魔を上げることもなく、静かに砂浜へ倒れ込んだ。
そこに残ったのは、燃える頭部のない怪獣の遺骸だけだった。
「……勝った~~~!!!」
そう言いながら、アヤメは甲板に仰向けに倒れる。
「アヤメさん!」
蓬が駆け寄ってくる。アヤメは咳とともに血を吐きながら、できるだけ笑顔で対応する。
「やったよ! 何とか勝った~! いやぁ、さすがに今回はヤバかったね。でも、何とかなったでしょ」
そう言って安心させようとするが、蓬の顔は晴れない。本当は蓬の不安も取り除いてあがたいが、今はそうは言っていられない。
「じゃあ、私行くね。このまま船に乗ってると、無賃乗船で捕まっちゃうから。またフジヨキ台でね~」
「あ、ちょ」
アヤメはガメラの背中に乗せてもらい、フジヨキ台へと空を飛ぶ。
「さすがだね、ガメラ。まさか電磁パルスまで使えるとは。それに、ジグラがそれに弱いのも、あの短い時間でよく看破したね」
アヤメはガメラの甲羅を撫でる。ふと、見上げてみれば、夜空には星がいくつも輝いていた。
「わあ……!」
その星を見ている時だけは、腹部の痛みも気にならなかった。
リバース本編だとEMP攻撃をした後力尽きてしまったガメラですが、この世界ではアヤメの援護があったので、そのまま勝てました。
それと私情にはなりますが、来週は忙しくなりそうなので投稿頻度が落ちると思います。ごめんなさい。